予想価格は4,500ドル(約50万円)です。参考までにニコン「D5」は発表時6,499ドル(日本では75万円前後)、キヤノン「EOS-1D X Mark II」は5,999ドル(日本では73万円前後)でした。
ソニーがEマウントデジカメの最上位機種「α9」を発表しました。α7、α7 IIシリーズは広角風景写真、ストリートスナップ、そしてポートレートに向いたカメラでしたが、「α9」はスポーツや飛びモノにフォーカスをバシッと合わせるプロ仕様のカメラになっていますよ。
トピックスだけでもスゴさがわかります。見やすいように箇条書きでいってみますね。
・2420万画素フルサイズ積層CMOSセンサー「Exmor RS」(世界初)
・設定感度ISO100〜51,200(拡張ISO50〜204,800相当)
・連続撮影速度20コマ/秒(ブラックアウトフリー)
・241コマ(RAW)、362コマ(JPEG)連続撮影(UHS-IIカード使用時)
・オートフォーカス測距点693点
・Wi-Fi、NFC、Bluetooth、有線LAN
画素数は他のフルサイズ機と比べるとスタンダード。しかし読み込み速度を大幅に向上させました。ミラーレスとはいえフルサイズで連続撮影速度20コマ/秒というのはスゴい。またAFポイントの数も多い。693点って何事ですか。しかも秒間60回もスキャンして画面全体の93%をカバーするという。絶対にどこかにフォーカス合わせてやるという意気込みを感じます。
お、AFポイント動かせるマルチセレクター(ジョイスティック)あるじゃないのさ。
ハウジングデザインはα7 II系を踏襲。フレームもマグネシウム合金です。上部左側に連写速度、AFモードを切り替えるダイヤルを装備。プロの現場で求められる設定項目をフィジカルなスイッチで切り替えられるUIにまとまっています。