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今回は日本がお買い得。ソニー最上位一眼α9は実売50万円、5月26日発売 - Engadget 日本版

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今回は日本がお買い得。ソニー最上位一眼α9は実売50万円、5月26日発売

α7R IIの時はなんだったのか、と呼べそうなドル円レートの優遇っぷり

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ヤケクソ感さえある全部入り仕様と、最高20コマ/秒をはじめとする高速撮影(ハイスピードシューター)仕様で話題となっているソニーのミラーレス一眼『α9』。先日のワールドワイド発表に続き(今回は)早くも国内での発表がありました。



いろいろな意味で注目されていた予想実売価格は50万円前後(税別)。発売日は5月26日です。公式Web直販などでの予約販売は、4月27日午前10時より開始となります。

Gallery: ソニー 35mmフルサイズミラーレス一眼 α9 | 34 Photos






α9は、DRAM積層タイプの2420万画素の35mmフルサイズ・裏面照射型CMOSセンサーを搭載するミラーレス一眼カメラ。

この新型センサーによるデータ転送の高速化を活かし、連写速度はAF有効時で最高20コマ/秒、オートフォーカス(AF)と自動露出(AE)は秒間60回動作という高速レスポンスを実現します。



またAF測距点に関しては画面面積比93%、測距点は693という、ヤケクソのような仕様。左右端を除き、ほぼ全面にAF測距点がまんべんなく敷き詰められた概念図からは、一種の迫力さえ感じるところです。

こうしたハイスピード撮影重視設計により、キヤノンやニコンといったライバルの最上位機種に対抗できるだけの高速連写性能を備えているのが特徴です。



また本体サイズは126.9×95.6×63.0mm(幅×高さ×奥行)、重量は673gと、現行の35mmフルサイズセンサーのαシリーズ最上位となる『α7R II』(126.9×95.7×60.3mm、約625g)と比べてもほぼ同じ。
他社のライバル的モデルと比べると非常に小型・軽量です。

詳細に関しては、米国での発表記事を参照ください。

秒速20連写と693点AFで被写体を逃がさない、ソニーが最上位ミラーレス一眼『α9』を米国発表



さて、今回の国内発表における注目点は、これまでの流れからはいい意味で予想を裏切る、内外価格差の小ささ。というのも50万円前後という価格は、昨今のソニー製デジタルカメラの中にあって珍しいほど、国内価格が有利(安価)となる設定だからです(当然ながらそもそもが高価ではありますが)。

例えば上述のα7R II(2015年6月発表)の場合では、米国での価格が約3200ドル(下記記事を参照ください)に対して、国内での実勢価格は税別44万円前後。内外価格差が非常にと言っていいほど大きなものでした。

4240万画素の35mmフルサイズ一眼α7R II発表。フルサイズでは世界初の裏面照射型CMOS、単独4K動画撮影も


対して今回は米国の想定価格が約4600ドルに対して、日本での予想価格が50万円前後。これは単純計算しても原稿執筆時のドル円レートほぼそのままで、送料や保証などを考慮すると国内購入が有利な水準です。




なお、今回の発表に合わせて、日本語による同機の詳細スペックシート(PDFファイル)や、プロモーション動画の日本語版も公開されています。



ヘビーユーザーの間で注目されていた有線LAN(RJ-45端子)の転送速度が残念ながら100Mbpsに留まるなど、米国発表時ではわかりにくかった情報も公開されていますので、気になっている方はぜひチェックしてみてください。



上述したα7R II当時の内外価格差から、米国発表時から「米国でこの価格だったら国内価格はいくらになるんだ......」と、悪い意味で気になってきた方が多かったα9ですが、蓋を開ければむしろ日本の方が安価で、しかも発売日も実質同時という、かなりの優遇っぷりとなりました。
これは間違いなく、購入を検討していた方にとっては朗報でしょう。

発表後の評価からα9は、ワールドワイドではかなりのヒットとなりそうな雰囲気がありますが、このように手厚い国内販売体制を敷いてくれるのであれば、国内でもほぼ間違いなく人気モデルとなりそうです。
願わくば、既存モデルや今後のモデルでも、こうしたドル円レートを維持してくれることを祈りたいところです。

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