名前:名無しんぼ@お腹いっぱい[sage] 投稿日:2007/07/24(火) 10:24:31 ID:MhHT1KUG0
つうかさ、爺さんが入院したんですよ。
で、病院は暇だから本屋で時代小説買って来いと。
池波正太郎や司馬遼太郎を買って、ついでに自分用のラノベも買って見舞いに行ったんですよ。

そうしたら、自分用のラノベをベットの脇に置き忘れてきてしまってwwww
「あぁ、またこんな軟弱な物読むとは何事か!!」と説教だな、と覚悟していたら

電話で 「これ面白いから、前の巻を買って持って来い」と。
但し、恥ずかしいから表紙は全てはずしてこいと。

翌日、自分の部屋のラノベを適当に見繕って表紙を外してお見舞いに行ったんですよ。
「じっちゃん、本当にこれでいいのか・?」
「おう、手間かけさせて悪いな。夜中に目が覚めたりして不安になった時
こういうのが一番良いんだよ。時代小説とかだと重くて余計に落ち込むからな
若くて明るくて馬鹿馬鹿しい小説が一番だ」と」
そんなものなのか????

ちなみに、先に逝ったバーチャンの若い頃は、鶴屋さんにそっくりらしい。


名前:名無しんぼ@お腹いっぱい[sage] 投稿日:2007/07/24(火) 22:03:16 ID:hgJJVa480
>>354
なんつうか、爺さん一時帰宅の折にたまたま留守だった自分の部屋からラノベを
全部持っていって・・・
「どこかに、魔法の金属バットでぴぴるぴぴぴぴ~~で病気を治してくれる
性悪な天使はいないかなwww」とか、わけ判らん事を言うようになってしまって・・・・・・
まぁ、病状が悪化する一方なので気持ちは良く判りますが・・・・・

爺さん兄弟が多かったそうで、見舞いに行く度に昔話をするんですよ。
戦死した一番上の兄が実は戦死ではなく、どこぞの魔法の国に時空がゆがんで紛れ込んで
故郷には帰れなかったけど、それなり幸せに暮らして「寄せ鍋」を広めたのならいいなとか
年の離れた妹がいたそうで、キョンの妹のように自分がどこかに出かけようとすると
いつも一緒に連れて行けとせがんで、困っていたとか
鶴屋さん似の婆さんとデートの時に、自分も連れて行けと駄々を捏ねたので思わず怒鳴って
妹が泣き出してしまったとか、
その妹がそれからまもなく病に臥せってしまい、結局幼くして他界してしまい
どうしてあの時、妹も一緒に連れて行ってあげなかったのか、
別に妹を連れてきても、嫌な顔をするようなバーさんでもなかったのに・・・・・・・
妹連れをかっこ悪いと思っていた自分が本当に情けない、あれだけは本当に後悔しているとか

なんつうか、ネタなのか本気なのか、よく判らない切ない話をされるの結構つらいっす。
まぁ、一応話はちゃんと聞くようにしていますが・・・・・・

お陰で、すっかりラノベが読めなくなってしまった今日この頃。


名前:名無しんぼ@お腹いっぱい[sage] 投稿日:2007/07/24(火) 22:45:09 ID:hgJJVa480
それと、「ツンデレ」という言葉を覚えてしまい・・・・・・・

「氏んだバーさんも素直じゃなくてな、本当はわしに惚れていたの
それを素直に認めようとせずに苦労したもんだよ。
その癖、他の女の事を視ているとすぐに機嫌が悪くなって不貞腐れてなwww
今考えると、『ツンデレ』という奴だったんだな」と病院の喫茶室で言ったときは
リアルに口の中のコーヒーを吹いてしまったと。

この前もバーさんが夢の中に出てきたそうで
爺さんが「そろそろ、そっちにいきそうだ」と言ったら
バーさんが 「別にあんたがこっちにいなくてもちっとも寂しくないんだから
まだまだ、こっちに来なくてもいいんだよ。
長い間毎日顔を会わせていたんだから、あんたがこっちにいないほうが清々するくらいさ。
だから、まだこっちに来るんじゃないよ」と怒られたそうで。

爺さん 「婆さん、ツンデレだからな。今、行くと怒りそうだからもう少し頑張って
      こっちにいるようにしないとな。」

ある意味 究極のツンデレ