言葉を頭で念ずれば、その文字を自動で入力してくれるようになるらしい。
Facebookのデベロッパーカンファレンス「F8」が、アメリカのカリフォルニア州サンノゼで開催されました。初日はCEOのマーク・ザッカーバーグ氏が、AR(拡張現実)プラットフォームを発表しましたが、それを超えるような野心的なアイデアが続いて登場。Facebookは、頭で考えたことをコンピューターに直接送ることができる「脳に直結するコンピューターインターフェース(brain-to-computer interface)」を構築しようとしています。
Facebookの特別組織でハードウェアR&D部門「Building 8」の責任者であるレジーナ・ダガン(Regina Dugan)氏は、F8カンファレンスのステージ上で、1分間に8単語を脳から入力する女性のビデオデモンストレーションを披露。そしてこのように述べました。
あと数年以内に、1分間に100単語を入力できるリアルタイムのサイレントスピーチシステムを実証できるようにしたい。脳から直接送ることで、スマートフォンを使うよりも5倍の速さで文字入力できるようにする。脳の活動には、その「単語」の響きと、それがどんな綴りなのかという情報だけでなく、それらの単語の「意味情報」も含まれてる。F8のキーノートより要約
上述のデモンストレーションは6:15より。
脳に直結するコンピューターインターフェース自体は、新しい研究領域ではありません。レジーナ氏が過去に責任者を務めていたDARPA(国防高等研究計画局)では、戦争で負傷した兵士達の心のケアし、記憶を回復させるための脳とコンピューターのインターフェース技術に多額の投資を行なってきました。
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