2017年発売のサムスン端末、Google Play Musicを標準音楽アプリに採用。試用期間延長特典も
使わないサービスやアプリが増えるよりメリットがありそう
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サムスンとGoogleが、2017年に発売するサムスン端末標準の音楽プレーヤーおよび音楽サービスにGoogle Play Musicを採用すると発表しました。
発表に伴い、韓国で4月21日に発売されたGalaxy S8 / S8+の購入者には専用の特別プランが用意され、手持ち楽曲5万曲のアップロードが行えるGoogle Play Musicのサービスを2倍の10万曲に引き上げるとのこと。さらに、通常なら30日間のGoogle Play Music試用期間は3か月間にまで延長されます。試用期間の延長は、Galaxy Tab S3も対象に含まれます。
また、Google Play Musicアプリはサムスンの新しい音声AIアシスタント Bixbyとも連携、スマートフォンに向かって音楽を再生するよう声で指示すれば、Google Play Musicで再生が開始されるとのことです。ただし、Bixbyの音声操作機能「Bixby Voice」はリリースが遅れており、提供開始は晩春の予定。残念ながら今のところはおあずけ状態です。 サムスンは以前、Milk Musicという独自の音楽ストリーミングサービスを提供していましたが、これは昨年9月に終了。音楽ストリーミングはSpotifyやAmazon Prime Music、そしてApple Musicなど競合が多い分野だけに、サムスンとしては新たなサービスを立ち上げるよりもGoogleと提携したほうがメリットが多いと判断したと考えられます。Googleにとっても世界最大規模のAndroidスマートフォンメーカーと提携することで、あまり話題のないGoogle Play Musicの利用者拡大を狙えそうです。
ちなみに、Bixby機能はSDKが公開予定で、将来的にはサードパーティでも対応することができます。たとえばSpotifyがBixby対応をしてきた場合、設定変更でデフォルトのプレーヤーアプリを変更できるようになるのかも、今後の展開が気になるところです。