|
先週、ニンテンドークラシックミニの生産が一旦終了するというニュースが国内をかけめぐったわけですが、実は、それに先駆けて海外のミニファミコン(NES Classic Edition)も生産終了していました。
すると、海外ゲームメディアを中心に「任天堂はこの失敗から何を学ぶべきか」という論調が展開されています。
・Talking Point: Nintendo Needs to Learn Lessons From Its NES Mini Mistakes(nintendolife)
・OPINION: WHAT NINTENDO CAN LEARN FROM THE NES CLASSIC'S FAILURES(wired.com)
・Discontinuing the NES Classic Is a Classic Nintendo Mistake(au.ign.com)
要約すると以下のような感じです。・最終的に購入できなかった多くの人たちを苛立たせた
・潜在的なレトロゲーム需要の過小評価
・NESミニには多くの非ゲーマー層が関心を持った
・Nintendo SwitchのVC一本にしぼったという判断はありえない
・なぜなら多くの非ゲーマー層はNintendo Switchには興味がない
・非ゲーマー層にとって「シンプルで低価格」これ以上の強みはない
・ケーブルの短いコントローラ、ネット非対応など、まるで最初からB級品だった
・次はバージョン2か? SNESミニか?
・いずれにしても同じような失敗はしないでほしい
一方、日本のゲームメディアではこのような論調は見られませんね。日本の「ニンテンドークラシックミニ」は成功だったんでしょうか。何をもって成功とするのかは判断が難しいのですが、人々の不満の声がないなら、少なくとも失敗ではなかったかなとは、素人ながらに思います。
さすがに「どこにも売ってない」ってことは解消されましたね。でも私が個人的にモヤモヤするのは、あいかわらずどの店も定価以上で売っているところかな。「売れる値段で売るのが市場原理だ」みたいな主張もわかりますが、なんか転売屋の売り文句みたいで、あまり声に出したい日本語ではありません(笑)
それに結局、シンプルで低価格なところが非ゲーマー層にウケてたのに、本末転倒感がすごいっ。
そういえばファミコン時代は、あの悪名高い「抱き合わせ商法」ってのがありましたね。でも、あの時代、ファミコンを定価以上で売ってた店ってありましたっけ。
少なくともファミコンは最初だけ定価で売って、あとはずっとプレミア価格なんてことはありませんでした。もちろんファミコンとクラシックミニを同じ土俵で語ろうとは思ってませんけど、だったらクラシックミニなら定価以上で売ってもいいみたいな風潮の正体は何でしょうかね。昔は良くも悪くも任天堂が市場をしっかり管理していたってことなんでしょうか……
This hotel I'm staying in uses a GameCube controller for the remote from nintendo
・小学1年生の息子に「ボンバーマン」で負けました 小学1年生の息子に「ボンバーマン」で負けた夜、ファミコンバカ親父がつづった息子への手紙。 |
・なぜスマホゲームは「時間の無駄」なのか? スマホゲームとその他の趣味・娯楽の圧倒的違いとは何か。オロチ独自の視点から分析した記事。 |
・“懐かしい”という感情の正体について 再考 おそらく人間だけが持っているだろう“懐かしい”という感情の正体に迫る。完結編。 |
・かわいい子にはレトロゲームをさせたほうがいい理由 その5 かわレトシリーズ第5弾。ファミコンのメインターゲットはそもそも小学生だったという話。過去エントリー1~4もお勧めです! |
日本はゲーム雑誌の復刻とかあったし、
失敗とは言わないだろうなあー
海外ではそういう展開はあったんだろうか?
受注生産だと文句は出なさそうな気もするが、それはないか
抱き合わせ商法じゃないけど、
Switchとのセットとかもあってもいいかしらね?