週刊少年ジャンプ連載「腹ペコのマリー」第9回です。
呼びかけにマリーが応えず、仕方なく立ちションをしようとしたタイガ。
それに怒ったのか、祖母の力を借りてタイガと分離し、幽体のままマリーは勝手に街に飛び出してしまう。
ケーキを買っていた男と知り合い、彼が不良に囲まれてもタイガ無しでは何も出来ない事を思い知らされたマリー。
再び合体して不良を瞬殺し、何とか和解したタイガとマリーだったのだが…!?
アンナが通う聖アントワーヌ学院の制服に身を包んだタイガ。
まさかの制服姿となったタイガだが、どうやら着替えが出来ないというのはマリーが許可しなかった事が原因だったらしい。
TSを扱う作品としては一歩前進といった感じですけど、マリーにコントロールされるという事は余程の事がないとハプニングも起きないのかな?
そんなタイガが行く事になった聖アントワーヌ学院だが、共学化が予定されており、生徒たちは凡高や泥高の連中が来るのかと警戒しているらしい。
そんな学校へ颯爽と歩く姿を見せつけたタイガ。
「フフフどうじゃ?妾の教えた歩き方は美しいじゃろ」
「それならドレスなど着なくともエレガントに見える」
どうやらマリーの指導があった様ですけど、本物の姫様の教えなら間違いないですし、女性としての身の振り方に関してはこれからもマリーの指導が入るのかも知れません。
数日前、聖アントワーヌ学院に通う様に通告されたタイガ。
アンナの制服を着せられたタイガですけど、結局着るのにアンナが手を貸してくれたのかな?
そんなタイガに話しかけて来たマリーだが、何とまさかのぬいぐるみ姿だった様子。
タイガの祖母に頼んでおいたというアンナだが、姫ゆかりの品を器にすれば分離出来るらしい。
完全にとはいかないが意識の何割かは引き離す事が出来ると言うタイガの祖母。
トイレ・風呂・着替えには十分だと言うマリーですけど、それだとTS的にはちょっと夢が無いですね。
あるいは作者的に入れ替わり劇が思う様に展開出来なくてテコ入れして来たのかな?
と言うより、そろそろ何が出来て何が出来ないのかちょっと混乱して来たんだけど(笑)。
マリーを閉じ込めても着替える時は自分なんだから同じだと指摘したタイガ。
そんなタイガに閉じ込めたのはタイガの方の魂部分だという祖母だが、何と「腹ペコ」というキーワードで2人が入れ替わってしまった!?
タイガがぬいぐるみになり、一方で完全体となったマリー。
「オレの体が消えたって事ですよね?」
事態が悪化していると感じたタイガですけど、そもそも祖母とマリーは犬猿の仲じゃなかったのかな?
タイガを助けるという理由があるとはいえアンナともいつの間にか仲良くなってますし、結局気に入らないのはケツアゴ神父だけなのでしょうか?(笑)
再びマリーの姿に戻り、マモルに編入を報告したタイガ。
今までにないラフな姿のマリーですけど、着替えはマリーの意思で出来るという事になったから今後はウヤムヤのうちに着替えてしまうのかな?(笑)
そんな急展開の女子校編入だが、祖母の占いで東南東の方角に出会い人ありと出ており、聖アントワーヌ学院にタイガが元の姿に戻る為に会うべき人物・すべき事があると言われたらしい。
「いいかタイガ その男を探せ」
「ここからはお前が自分でなんとかするしかない」
よりによって女子校で男を探す様に言われたタイガ。
共学化の一環で設けられている編入枠を使ったタイガですけど、それで女子が編入して来るというのも何か変な話です。
タイガの話を聞き、自分も行きたいと言って笑ったマモル。
女子ばかりの世界に居場所が無く、マジで来てほしいと考えるタイガですけど、これは普通に入って来るんじゃないのかな?
まわり中女子だらけの光景に刺激でクラクラするタイガ。
そんな中、廊下に座っていた女子に視線が行ったタイガだが、女子校のせいか警戒心は緩い様子。
「いやんえっち」
女子同士のせいか、目が合っても軽く笑うだけで済まされたタイガ。
『変態言われるか思った…』
「…変態」
「変態じゃの」
当事者に言われなくてもアンナとぬいぐるみのマリーに言われてしまったタイガですけど、カバンの中にしまっておけばぬいぐるみの方には余計な事を言われないで済むんじゃないのかな?(笑)
「まったくお前は…妾のでもう見慣れとるじゃろ」
「腕組むフリして胸は触るし」
アンナの前でいきなりぶっちゃけたマリー。
慌てて全力で否定したタイガですけど、これは本当かどうかはちょっと分からないですね。
そんな2人の様子に目つきが怪しくなったアンナだが、マリーにはそんな反応は予想の範囲内だった様子。
「気づかんのか 嫉妬じゃよ」
アンナは自覚が無いまま自分とタイガが仲良く話をしているのが嫌がっていると言うマリー。
「いや案外自覚して妾を分離したのか 何にしてもよかったの…脈ありじゃ よっモテ期」
アンナがタイガに気があると教えたマリーですけど、分離出来て良かったと思っているのならこの先再び合体なんかしたら嫌な顔をしてくるはずです。
アンナの親戚・美女木マリーとしてアンナと同じクラスに編入したタイガ。
いきなり世話を焼いて来た及川と中村ですが、これにアンナを加えた4人で今後は行動する事になるのかも知れません。
その及川さんにプリンの話を聞き、再び完全体となったマリー。
ぬいぐるみになっても意思の疎通はあるのか、直接話さなくてもタイガとマリーは会話が出来るらしい。
「妾が真に味わいたいのは 恋の味かもしれんの」
何を食べたら成仏出来るのかと聞かれ、意味深なセリフを吐いたマリー。
恋愛が心残りになっていると言っている様に聞こえますけど、あるいはタイガと恋人になれたら消える事にでもなるのでしょうか…?
D組は泥高の不良が3人も入ったと、うちのクラスがマリーで良かったと言う及川たち。
リリス様がすすめており、これからもっと増えるとの事ですけど、だったらマモルが来るのは時間の問題なのかな?
そんな学食でいきなり見知った顔に出会ったマリー。
泥高の革命児と呼ばれた名堀ですけど、結局革命の場を女子校に求めたのでしょうか?(笑)
マリーの姿で暴れるタイガを目撃している名堀。
その事を言われるといきなり姫様のイメージダウンですけど、実はこの男こそが捜している男なのか?
そんな簡単な話ではないと思いますけど、マリーの成仏条件が恋愛であるなら完全体マリーの心が動く男こそが占いの男という事になります。
現状では名堀に悪いイメージは持っていないでしょうし、体を分かち合うタイガとしては何かと気が気でない女子校生活を送る事になったのかも知れません。
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