米グーグルは17日(現地時間)、ローエンド端末および発展途上市場を対象にした新プロジェクト「Android Go」を発表しました。
Android Goは、「RAM容量が1GB以下の端末」への導入が予定されている新プロジェクトであり、「メモリ使用量およびデータ通信量の削減」がその骨子となります。
Android Go端末には、非常に低スペックな端末上での快適な動作を実現させる軽量版「Android O」、データ通信量に配慮した専用アプリ、Android Go端末に最適化された専用Google Playストアがセットで提供されるとのこと。
また、Android Go端末上では、通知領域から直接、当月のデータ使用量を確認することが可能になり、そのデータ自体も、各ユーザーが契約している通信キャリアによって提供されることとなります。
そして今回、Android Go向けに最適化されたアプリの1つとして「YouTube Go」が紹介されました。
YouTube Goでは、視聴する前に動画のプレビューを確認したり、オフライン視聴用に動画をダウンロードしたりもできるほか、ダウンロードした動画をP2P通信を用いて、友人と共有することも可能とのことです。
そのほか、専用のGoogle Playストア上では、動作が軽量なアプリやデータ通信量の少ないアプリが優先して表示されることも明らかにされました。
なお、Android Goは、Android Oの正式リリースと同時に提供が開始され、RAM容量が1GB以下の ”すべての端末” に実装される予定とされています。
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