9568173議論のきっかけとなったのは、朝日新聞に掲載された、70代男性からの投稿だ。男性は、親族の告別式に参列するため郷里を訪れた。式は正午前に終わったため、喪服姿のまま、近くの寿司屋さんに立ち寄ることに。ところが店長は、なぜか「異様な視線」でこちらを見てくる・・



「喪服」客に寿司店長が塩まく 「葬儀後の飲食店」で大議論


不審に思いながらも食事を終え、外に出た途端、店内から、「塩をまいておけ!」と店長が怒鳴る声が聞こえた――というのだ。

それ以来、葬儀後などに店に入るときは、ネクタイだけ外すようにしているものの、どうにも腑に落ちないらしく、「喪服は、そこまで忌むべきものだろうか」と投稿を結んでいる。


問題の投稿


この話題を紹介したまとめサイト「トゥギャッター」のコメント欄には、賛否含め様々な声が寄せられている。

「私の意見としては喪服で大声で食事してる姿はあまり、いい感じは受けないです」
「怒鳴ったり嫌な態度取る店主さんはちょっと頂けませんが、お商売って縁起を担ぐ方が圧倒的に多いのでピリピリされるのは無理もないと感じます」
「理由は特に聞かなかったけれど、お葬式の後は何処にも寄らず真っ直ぐ家に帰っておいでと親に言われましたよ。だからそんなものかと」

「マナー違反」との見方を採る人が一定数いる一方で、

「お清め代わりにどこかの店に寄るのは普通でしょう。そんなすし屋に二度と行かなければ良い」
「それは初耳です。私なんか、通夜の帰り、喪服のまま寿司屋に行ったり、焼き鳥屋に行ったものですよ」
「行きつけの複数の居酒屋(個人営業、チェーン店含む)とレストラン、中華料理店、そば屋、すし屋に訊いてみた。『喪服はご遠慮』を言ったお店は無かった。『喪服であろうと全くかまわない』とのこと。

など「別に構わない」派も多い。数で言うと、こちらがやや優勢のようだ。


スーツと喪服との違い。黒のスーツで代用するのはマナー違反です



「小さなお葬式」ブランドで葬儀ビジネスを展開する、ユニクエスト・オンラインに尋ねてみると、「特に問題ありません」との答えが返ってきた。

「冠婚葬祭でしか会えない方もいますし、(葬儀の後に飲食店に立ち寄ることは)そうした方とお話する良い機会になるのではないでしょうか。

最近では、葬儀を縮小、簡略化することも多く、『通夜ぶるまい』などの代替としての役割も果たしています」・・


喪服とブラックスーツの違い