100年後のゴールを目指して…。
Al Jazeeraなどによれば、アラブ首長国連邦(UAE)のムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム首相が2117年までに火星にコロニーを建設する計画を2月に発表しました。計画の詳細について関係者たちは口をつぐんでいましたが、先日開催された「Humans to Mars summit」で同計画の内容が少し明らかになりました。
ドバイの政府宇宙機関であるMBRSC(The Mohammed bin Rashid Space Centre)で「火星2117年プロジェクト」プログラムディレクターをつとめるSaeed Al Gergawi氏は、先日、ワシントンD.C.で開催されたHumans to Mars summitで聴衆や報道陣を前に「アラブ首長国連邦は、宇宙開発における新時代の最前線にいると信じています」「文字どおり、地球上の全人類に影響を与える、新たな宇宙開発競争があるのです」と語りました。
「次の100年間のうちに、科学とテクノロジー、そして若者の知識への情熱を発展させることを目指す。そのビジョンによって、このプロジェクトは突き動かされています」
欧州宇宙機関(ESA)やNASAなどの代表者との討論会の中で、Al Gergawi氏は「他の民間団体と協力してコロニーを建設する計画」などUAEの展望を説明しました。これらの協力関係が具体的にはどのような形で進むかは不明ですが、NASAがある程度関わる可能性がありそうです。2016年5月には、互いに火星への