【VIP】プロジェクトX風に当たり屋に絡まれた話する
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/17(日) 23:39:40.79 ID:Qkd2bAP20
エーックス……
2011年7月15日
額に汗をかきながら仕事を終え、ただ黙々と帰り道を歩く一人の男がいた。
その男が歩いてる途中、ある男と肩をぶつけた。
わざと自動車などに近付き、交通事故を起こさせ、法外な損害金・賠償金などを要求してくる者。
当たり屋。
多くの当たり屋が自動車や自転車などにぶつかる中、この当たり屋は、徒歩で近づき肩をぶつけ骨が折れたと叫んだ。
賠償しろと言われた男。
迫真の演技の当たり屋。
これはある男と当たり屋の道のど真ん中で起きたトラブルである。
デデンデデン♩ツッターン♩デデンデデン♩ツッターン♩
2011年7月15日
額に汗をかきながら仕事を終え、ただ黙々と帰り道を歩く一人の男がいた。
その男が歩いてる途中、ある男と肩をぶつけた。
わざと自動車などに近付き、交通事故を起こさせ、法外な損害金・賠償金などを要求してくる者。
当たり屋。
多くの当たり屋が自動車や自転車などにぶつかる中、この当たり屋は、徒歩で近づき肩をぶつけ骨が折れたと叫んだ。
賠償しろと言われた男。
迫真の演技の当たり屋。
これはある男と当たり屋の道のど真ん中で起きたトラブルである。
デデンデデン♩ツッターン♩デデンデデン♩ツッターン♩
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/17(日) 23:40:42.69
きたい
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/17(日) 23:43:30.92
風の中のSUBARU~
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/17(日) 23:44:48.59 ID:Qkd2bAP20
風の中のす~ばる~♩
骨が折れた
砂の中の銀河~♩
バックにヤクザという
脅
し
みんなどこへ行った~♩
警察に行きましょう
見守~られる事も~なく~♩
必死に拒む
地上にある星を♩
泣きだす当たり屋
プロジェクトエックスエックスエッ……
骨が折れた
砂の中の銀河~♩
バックにヤクザという
脅
し
みんなどこへ行った~♩
警察に行きましょう
見守~られる事も~なく~♩
必死に拒む
地上にある星を♩
泣きだす当たり屋
プロジェクトエックスエックスエッ……
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/17(日) 23:48:19.47 ID:Qkd2bAP20
2011年7月15日
金曜日の夜。
男は会社で働いていた。
妻と二人の娘を養う為に一生懸命働いていた。
定時であがる筈だった男。
そこに課長の服部が男の元に来て言った。
「ちょっと残業頼みたいのよ!」
衝撃の一言だった。
金曜日の夜。
男は会社で働いていた。
妻と二人の娘を養う為に一生懸命働いていた。
定時であがる筈だった男。
そこに課長の服部が男の元に来て言った。
「ちょっと残業頼みたいのよ!」
衝撃の一言だった。
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/17(日) 23:51:33.82 ID:Qkd2bAP20
男「えっ…ちょいっ…」
「ごーめんねー?今日はカミさんとの結婚記念日でねー?アーダラコータラ」
男は驚いた。
この前の残業を引き受けた時も課長は結婚記念日だった。
男「あれ?課長結婚記念日って前(ry」
「ごめんね!!資料おいといたから!!」
課長は去って行った。
「ごーめんねー?今日はカミさんとの結婚記念日でねー?アーダラコータラ」
男は驚いた。
この前の残業を引き受けた時も課長は結婚記念日だった。
男「あれ?課長結婚記念日って前(ry」
「ごめんね!!資料おいといたから!!」
課長は去って行った。
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/17(日) 23:53:20.96
二度あった結
婚
記
念
日
婚
記
念
日
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/17(日) 23:55:55.05 ID:Qkd2bAP20
男は押し付けられた企画の資料の整理などを泣く泣く仕上げた。
その時間約3時間。
時計の針は8:37を刺していた。
男は残業を終えた達成感と金曜日の夜という安心感に浸りながら帰る準備をした。
8:42
電気を消した。
その時間約3時間。
時計の針は8:37を刺していた。
男は残業を終えた達成感と金曜日の夜という安心感に浸りながら帰る準備をした。
8:42
電気を消した。
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/17(日) 23:59:00.55 ID:Qkd2bAP20
金曜日の夜。
暑い中働き、この日に飲むファンタは美味い。
男は酒が飲めなかった。
くたびれたサラリーマン達と電車に揺られながら男は帰えった。
家で待っている愛する家族を楽しみにしながら。
暑い中働き、この日に飲むファンタは美味い。
男は酒が飲めなかった。
くたびれたサラリーマン達と電車に揺られながら男は帰えった。
家で待っている愛する家族を楽しみにしながら。
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/18(月) 00:01:22.23 ID:H28kDyDW0
しかし男に猛烈な渇きが襲った。
一刻も早く家に帰り、飲みたい。
ファンタ。
家族なんてどうでいいと感じた。今は。
ファンタ。
ファンタしか目に映らなかった。
そして、電車が駅に着いた。
一刻も早く家に帰り、飲みたい。
ファンタ。
家族なんてどうでいいと感じた。今は。
ファンタ。
ファンタしか目に映らなかった。
そして、電車が駅に着いた。
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/18(月) 00:04:52.31 ID:H28kDyDW0
渇きを潤すため、男はいつもより早く歩いた。
失策だった。
駅を離れ、数分たった頃。
道の向こう側から男が歩いてきた。
50代前半の男。
野球帽をかぶったどこにでもいるような男だった。
失策だった。
駅を離れ、数分たった頃。
道の向こう側から男が歩いてきた。
50代前半の男。
野球帽をかぶったどこにでもいるような男だった。
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/18(月) 00:08:05.80 ID:H28kDyDW0
ドン
「イッテエエエエエエ!!!!!」
衝撃だった。
一瞬何が起こったのか男はわからなかった。
「イタイタイタイタイタイ!!!!」
男が倒れていた。
「イッテエエエエエエ!!!!!」
衝撃だった。
一瞬何が起こったのか男はわからなかった。
「イタイタイタイタイタイ!!!!」
男が倒れていた。
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/18(月) 00:10:51.46 ID:H28kDyDW0
男は心配そうに倒れていた男に近づいた。
男「大丈夫ですか?」
当たり屋「イタイタイタイタイタイ…骨オレタヨコレゼターイ…」
男はすぐに確信した。
「骨が折れた?」
当たり屋だった。
男「大丈夫ですか?」
当たり屋「イタイタイタイタイタイ…骨オレタヨコレゼターイ…」
男はすぐに確信した。
「骨が折れた?」
当たり屋だった。
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/18(月) 00:14:51.66 ID:H28kDyDW0
男「立てますか?」
当たり屋「アー!!イタイタイタイタイタイ!!ダメダメ!!」
男「救急車呼びますか?」
当然の処置だった。
しかし男はある一言に驚愕した。
当たり屋「ダメ!!ジブンデビョイーンイクカラ!!オカネヒツヨウ!!」
肩をぶつけられ骨が折れる。
ありえない。
当たり屋「アー!!イタイタイタイタイタイ!!ダメダメ!!」
男「救急車呼びますか?」
当然の処置だった。
しかし男はある一言に驚愕した。
当たり屋「ダメ!!ジブンデビョイーンイクカラ!!オカネヒツヨウ!!」
肩をぶつけられ骨が折れる。
ありえない。
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/18(月) 00:15:32.33
千原ジュニアですか?
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/18(月) 00:18:35.42
警察と救急車呼んじゃえば良かったのに
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/18(月) 00:18:47.54 ID:H28kDyDW0
唐突な賠償金請求に男は戸惑った。
いつのまにか当たり屋は立ち上がっていた。
当たり屋「アーイッターイ…カタアガンナイヨ…オレタネコレ」
男は言った。
「救急車呼ぶんで病院いきましょう」
当たり屋「ソレハーヒツヨウナイ!ジブンデイクカラ!オカネヒツヨウダネ!」
困惑した。
いつのまにか当たり屋は立ち上がっていた。
当たり屋「アーイッターイ…カタアガンナイヨ…オレタネコレ」
男は言った。
「救急車呼ぶんで病院いきましょう」
当たり屋「ソレハーヒツヨウナイ!ジブンデイクカラ!オカネヒツヨウダネ!」
困惑した。
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/18(月) 00:23:12.23 ID:H28kDyDW0
「折れたなら尚更でしょう」
当たり屋「イヤネ?カタアガンナイダケヨ。ビョイーンイクカラ。ジブンデネ?」
「オカネ」
男はおもむろに携帯を取り出した。
当たり屋は驚いた顔で言った。
「オイテメーフザケンナヨ!!!!!」
そういいながら上がらない筈の肩を振り回しながら携帯を取ろうとした。
衝撃だった。
当たり屋「イヤネ?カタアガンナイダケヨ。ビョイーンイクカラ。ジブンデネ?」
「オカネ」
男はおもむろに携帯を取り出した。
当たり屋は驚いた顔で言った。
「オイテメーフザケンナヨ!!!!!」
そういいながら上がらない筈の肩を振り回しながら携帯を取ろうとした。
衝撃だった。
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/18(月) 00:25:49.34 ID:H28kDyDW0
当たり屋「おいおめーな!!人の肩を負傷させておいて謝罪もねーのか!!」
男「えっ」
当たり屋「おめー見てみろよ!!これ!!あがんねーじゃねえかよー!!おい!!」
男「えっ」
当たり屋「えっじゃねえんだよ!!」
男「今僕の携帯取ろうとしたじゃないですか。両手で。」
当たり屋「今のは奇跡だったんだよ!!」
奇跡だった。
男「えっ」
当たり屋「おめー見てみろよ!!これ!!あがんねーじゃねえかよー!!おい!!」
男「えっ」
当たり屋「えっじゃねえんだよ!!」
男「今僕の携帯取ろうとしたじゃないですか。両手で。」
当たり屋「今のは奇跡だったんだよ!!」
奇跡だった。
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/18(月) 00:26:18.51
すごく良い
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/18(月) 00:27:15.67
なにこれ楽しい
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/18(月) 00:28:18.73
奇跡吹いたwwwwwww
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/18(月) 00:30:44.15
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