9570065長崎市の式見漁港から北西約2キロの沖合に浮かぶ無人島の「神楽島」で、直径18・8センチ、重さ26キロの鉄球が見つかった。丸い形から大砲の砲弾のようにも見えるが、砲弾にしては大きいことなどから、市文化財課は用途などの検証作業に時間を要している・・



鉄球は、同市梁川町の黒川慎一さん(66)が1月上旬、乗合船で魚釣りに出掛けた際に島内の浜辺で発見。「鉄球の背後に表面が削れた山があったので、土砂崩れで浜へ転がってきたのではないかと思った」と話す。


問題の「謎の鉄球」
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市文化財課の学芸員、田中学さんは「砲弾の可能性は小さい」と分析する。

日本製の砲弾は大きいものでも重さ11~12キロ程度。また江戸時代からは外国製に倣って火薬を詰めるための空洞部を作るのが主流で、幕末以降になると円形からライフル砲の椎(しい)の実形へ移っていったという。

神楽島の鉄球は規格があまりに大きく、火薬を詰める空洞部もない。田中さんは「劣化の状態から漂流物とは考えにくく、船の重りにしても鎖を掛ける穴が見当たらない。考えられるのは神楽島にあった神社にまつわるもの」と推測する・・












(source: 長崎新聞 - 砲弾かお供え物か?無人島「神楽島」で謎の鉄球発見 長崎市文化財課 用途を検証中

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