週刊少年ジャンプ連載「腹ペコのマリー」第13回です。
美女木マリーという名を聞き、勝手にタイガの妹だと解釈した名堀レオ。
妹が欲しくばタイガを倒さなくてはならないと勝手に理解した名堀だったが、かつてタイガには熊から助けてもらった事があるのだという。
その時タイガが落とした学生証も持っており、それを返すのは彼を超えた時だと言う名堀。
そんな中、学院の女王・凛々須が現れ、マリーのぬいぐるみを奪い、自分の8番目の男になる様に名堀に迫るのだが…!?
菅沼から凛々須の近衛連隊の勲章を渡されるも自分はマリーと結婚するからとアッサリ拒絶した名堀。
さすがに慌てる部下の菅沼だが、勲章を投げ捨てるのは凛々須へのこの上ない侮辱であり、ひいてはこの学院への反逆を意味するのだという。
そんな菅沼に対し、去りゆく男を追うのは三流の女のする事だと言う凛々須。
「女王は潰すのです ただただ男を誑かした毒婦を 顔も地位もプライドも全て」
何と、自分を蹴った名堀ではなく、マリーが狙われる事になってしまったらしい。
名堀を持ちゴマにして自分と勝負する様に命令する凛々須。
「始めますよ」
「『ワクワクリアル乙女ゲーム』をね」
いきなり勝負を申し込んで来た凛々須ですけど、要するにジャンプの黄金パターンにいよいよ乗っかるという意味なのかな?(笑)
前作でも色々な強敵とのバトルがありましたけど、そういう意味ではファンとしても待ち望んだ展開だと言えます。
気になるのは主人公が闘うポジションに立てるのか?という点ですけど、女の身で最強と呼ばれる様な男達を蹴散らしていくのは普通に痛快ですし、タイガの闘いには期待したいところですね。
タイガの意思そっちのけでルールの説明を始めた近藤。
互いの持ちゴマを使って決闘を行い、勝てば相手の持ちゴマを一人奪えるのだという。
種目はその都度話し合いで決定し、全てのコマを奪われた者は全校生徒から無視されるという近藤。
何やら陰湿なルールですけど、それ故に誰も彼女には逆らえないのか?
一方、話をややこしくした本人の名堀はやる気満々の様子。
「好きな女の為に戦うというのがいい!!」
テンションが上がる名堀ですけど、タイガと初めて会った時のケンカもタイガが「妾のために戦って欲しい」と口にしたら展開は変わっていたのでしょうか?(笑)
一度に使えるコマは3人までであり、最初から不利な状態で勝負する事になってしまったタイガたち。
勝ったらぬいぐるみを返してもらうと約束させたタイガですけど、その場合は学院の女王が全校生徒に無視されるというあり得ない結末になる事を意味します。
そんな運命の第一戦に「野球拳闘」を提案して来た凛々須。
何の事やら分からないタイガと名堀に対しテンションが上がる配下の女生徒たちですけど、それが分かるという事はこれまでもやった事があるのかな?
単に今までゲームを作っただけで妄想していただけの可能性もありますけど、だとすれば女子校で今まで男子がいなかった為、こうなった時の為に色々シミュレーションを行っていたのかも知れません。
何の事やら分からないままノリノリで勝負を受けたタイガたち。
互いに合意を得た事で自分のコマを召還した凛々須だが、何と相手は古武術に精通し17年間無敗の男・麦牙だった。
いきなり初戦から強力なカードを切って来た凛々須。
『で…何やればいいの?』
ノリだけで勝負を受けた2人ですけど、頭脳ゲームだったらここで終わりになるところだったんじゃないのかな?(笑)
野球拳闘は基本的に拳闘=ボクシングだと言う麦牙。
いきなりクリーンヒットされてしまたった名堀だが、そのたびに1枚ずつ服を脱がなくてはならないのだという。
脱ぐ物が無くなったら敗北であり、気絶しても敗けだという麦牙。
そんな様子を見てタイガも彼がかなりの手練れだと感じたらしい。
「おもしれぇ…ひんむいてやるよ女子達の面前で」
ルールを聞き、俄然やる気になった名堀。
いきなりズボンから脱いだ名堀ですけど、これって自分をあえて追い込む為にやったのかな?
まあ、素で何も考えてない可能性もありますが(笑)。
一撃で倒れなかった名堀のタフさを見て、新たに「旭戸」「木根」の2枚のカードを切って来た凛々須。
さらに不利になった名堀だが、本人は全く気にもしていない様子。
「オレの辞書に不可思議はねぇんだ オラかかってこいよ」
3人相手に余裕さえ見せる名堀。
おかしな日本語を使う名堀ですけど、それが泥高のレベルという事なのでしょうか?(笑)
2人の隙を突いていきなり前に出た名堀。
いきなり追加召還戦士を瞬殺した名堀ですけど、実は動きやすくする為にズボンを脱いだとしたらなかなかの策士ですね(笑)。
2人がやられたのを見て名堀が勝負勘の鋭い男だと感じた麦牙。
実戦を積み上げていると理解した麦牙だったが、背後からフェイク攻撃をしかける事に。
「オレもフェイクだ」
そんな相手に対し、上着を脱いで拳を封じた名堀。
何と、17年間無敗の男を撃沈してしまったのだ!!
『――こいつ…こんなに強かったのか――…』
思いもしなかった名堀の強さに衝撃を受けたタイガ。
早くも凛々須の7枚のコマのうち3枚を葬った名堀ですけど、勝ったという事はこの3人もタイガチームに加わる事になるのかな?
そうなると次の勝負は4対4で五分の立場で行われる事になります。
最も、3人共に気絶をしていたのでは使い物にならないのかも知れませんが。
泥高の革命児として名が通っていた名堀。
この先は羅川なども出て来るはずですけど、今回の勝負でまともな勝負では勝てないと凛々須が感じれば、次は頭を使うようなバトルを要求して来るかも知れません。
その上で最終的にはタイガ自身も戦って勝利し、強い彼女に凛々須のハートがわしづかみにされるというベタなオチをとりあえず予想しておきます(笑)。
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