この度、『スーパーマリオ』の失われたアニメ作品が発掘されたというニュースが飛び込んできた。
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A Lost Super Mario Anime Has Been Found and Shown Off in Japan 海外メディア「NintendoLife」によると、そのアニメ作品の名前は
「スーパーマリオの交通安全」と呼ばれる日本の視覚教育だという。16㎜フィルムであり、市販されてもいなかったため、長い間、“失われたアニメ”となっているとのこと。
※キャプチャ画面 しかし、2017年5月27日――
さいたま市の大宮ソニックシティにて、それは子どもを含む観客500人に披露されたようで、記事ではその様子を伝えています。
※スクリーンショット この作品は厳密に“失われたアニメ作品”ではないが、まだオンラインにアップされていないという意味では失われているも同然だと記者は主張する。そして今回、隠し撮りした映像をアップしたとのこと。
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いやいや、ちょっと待てと。
見たことあるぞ。というひとも多いのではないでしょうか?
じつは「スーパーマリオの交通安全」は、日本で検索するとふつうにいっぱい出てくるんですよね。そのほとんどは所有している自治体が、しかるべき団体に
「教材としてレンタルするよ」というページです。
※Google検索結果 富山、横浜、千葉、さいたま、愛知など数える気になれないくらい出てきますので、そうとうな数の自治体が今でも所有してるんじゃないでしょうか。ただしレンタルはしかるべき団体に限り、また、16㎜フィルムということなので、条件は厳しそうです。
以下、内容について引用します。
[内容] 母との約束時間がせまっているのでファミコンに夢中な兄を残し,サヤカは先に出かけ,無理な横断をしたり,クッパに誘拐されそうになる。兄は妹を自転車で追いかけ,あわやトラックに。でも運転手のスーパーマリオはルールを教え一緒に妹を捜しに行く。
※Planetかながわ公式サイトより なんとか入手して上映会してみたいですね(笑)
ちなみに1989年に東映アニメーションがリリースした
『スーパーマリオの消防団』という作品もあり、こちらはYoutubeにも映像が残っているようだ。
内容はアニヲタwikiによると、かなりカオスなことになっているらしい。以下引用。
舞台は現代の街
↓
兄弟(大抵は姉と弟)が花火をこっそり公園に持ち出す(中略)
公園で花火をする姉と弟。だが次の瞬間、 唐突にマリルイ兄弟が登場する
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「楽しかったねえ~」「それじゃ帰ろうか」→花火がゴミに引火→「わー!」→事態を知ったマリルイ兄弟が水を持ってきて火を消す
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マリルイ兄弟が2人に説教する。それも やたら詳しい
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何故詳しいというと、 実は消防士だった わかるかこんなもん
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家に戻った子供は親が火についてミスをすると受け売りの説教をする
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地震発生。近くのマンションで火事が起こり、中に子供が取り残されている(猫の場合もある)
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「おじさん、早く来て・・・!」
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消防車と共にキャラクター登場。無事に救出し姉と弟とキャラクターが再会して終わり
※スーパーマリオの消防隊(アニヲタwiki) まあ、なんだ……
マリオさんたちの下積み時代って感じで、微笑ましいです(笑)
しかし、今でもふつうに上映してる自治体があるなんてびっくりしました。そしてそこまで取材に来る海外記者も、いい意味でどうかしてます(笑) (たまたまいたのかな?)
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屈指のレア任天堂本「ファミコンゲームの主役たち」実は入手難度が低いって話(条件付)(2016/09/05)
こちらの記事もそうだけど、意外と教育機関って、お宝が眠ってるかも!?
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