ナチュラリストの定義が変わってきそう。
少し前に、行方不明になっていた男性が体長7mのアミメニシキヘビの体内から遺体となって発見されたニュースが世界を震撼させました。男性はたったひとりで農作業に出かけ、大蛇に背後から襲われたと考えられています。
巨大な体、持久力を誇る筋肉、高性能オイルでコーティングされ滑らかな鱗、ターゲットになってしまった男性がどれほどの苦しみを経験したのか、私たちは想像することもできません。だって、万が一体験してしまったら、その体験談を語るチャンスは永遠にやってこないのですからーー、と思ったらいました!
しかも、世界最長だけど体重は比較的軽いアミメニシキヘビではなく、100kgを超えることも珍しくないアマゾンのオオアナコンダ(グリーンアナコンダ)に生きたまま食べられてみた、というのです。
では、命知らずなナチュラリストが体を張って挑んだドキュメンタリー映像『Eaten Alive』の一部をご覧ください。
『Eaten Alive』はディスカバリー・チャンネルで特集されたドキュメンタリーで、実際に「食べられてみた」のは27歳のナチュラリスト、ポール・ロゾリーさん。これまでにも幾度となくオオアナコンダと触れ合ってきた彼は、特注の防蛇スーツに身を包み、自らオオアナコンダの威力を知るべく獲物になってみることにしたのです。
このサイズのアナコンダの場合、シカやジャガー、ブタといった哺乳類でも難なく捕食します。もちろん、人間なんて朝飯前でしょう。
とはいえ、いくらアナコンダでも食べる相手を選びます。豚の血液を塗った怪しげなスーツを身にまとった人間を食べてやろうと思うはずもありません。ロゾリーさんが近寄ると逃げの姿勢を見せました。しかしナチュラリストとしての意地なのか