マガジン新連載『ランウェイで笑って』がとんでもなく素敵なファッション&モデルストーリーで興奮した件について
5月31日発売の週刊少年マガジン26号にて、ファッションデザイナー&トップモデルを目指す少年少女を描く「ランウェイで笑って」がスタートしました。漫画を描くのは、猪ノ谷言葉さん。
あれ!?なんかはじまるみたいですよ!!!!!
— 猪ノ谷 言葉 (@kotoba_inoya) 2017年5月24日
というわけで来週5月31日発売の週刊少年マガジン第26号から念願の連載が始まります!
「ランウェイで笑って」猪ノ谷言葉
ファッションの世界を真摯に描いていこうと思いますのでどうぞよろしくお願いします!!!! pic.twitter.com/5Vp3ft4lKG
以下、第1話の感想につきネタバレ注意です。
ファッション業界、そしてモデル業界の両面から描く「ランウェイで笑って」
「ランウェイで笑って」第1話
「マガジンよくぞやってくれた!」と吠えてしまいました。いや第1話から結構引き込まれています。いい、とてもいい漫画です。
目指せパリコレ!と、少女がパリコレを目指していくストーリー。主人公となる藤戸千雪は、小学4年生にして身長158センチ、さらに親はモデル事務所運営&元モデルというすでに将来を約束されたような存在。そして本人もモデルとしてデビューしたい、パリコレに出たいと思うようになり、高校生になるまでその気持ちを諦めていない。…が、小学4年生から身長が全く伸びなかった。パリコレには最低175センチは必要だというのに…。
しかし、それでも諦めない千雪。158センチなので、別に小さくはないむしろ普通くらい。個人的にもこれくらいの身長ってとっても素敵やん、って思っちゃったりなんかしちゃったりして。…で、学校の進路にも「スーパーモデル」「ハイパーモデル」と書くほど本気な千雪だけど、そんな彼女と出会ったのは、同じ学校の都村育人。
学校では、体育祭のときに白米ともやしだけの弁当を持ってきていじられた人。ちょっとした有名人らしいです。そして彼は就職を希望しているとのこと。普通の進学校っぽい感じのあるところだけど、一方でハイパーモデル、一方で就職…
しかし、進路票の消したあとに専門学校が書かれていたのを見逃さなかった千雪は、ファションに興味あるんじゃないかと予想。実際その通りで、ファッションにすごく興味があったそうだ。しかし家が貧乏のため、自分が就職すれば妹3人の夢が叶う。だから就職するんだって。
そしてそのとき、自分と同じ境遇だと気づく。身長が足りなくて親からモデルは無理だと言われた千雪と、お金がなくて就職するしか手がなくてファッションデザイナーを諦めるしかないという育人。そしてここで、2人の物語が動き出す…。
ここから感動しました
ここからの行動は早かった。千雪が自分の服を作ってほしい、千雪自身が魅力的に着れる服を作って欲しいと育人に依頼。そして親に見てもらったところ…一瞬ではあるけどもステージを歩く姿が見えてしまった。そして…契約の話に。千雪の夢がこれから進むことになった。
一方で、親の事務所に所属する前に撮影されたファッション誌に、育人のつくった衣装とともに掲載されたが、それが一気にSNSで拡散。5万RTなるとんでもない数字も叩き出して…その結果、千雪のお父さんから声がかかり、千雪に作った服のデザインを買い取らせてほしいという話に。さらにデザイナーをしてみないかと声もかけられました。そして、千雪のトップモデルへの道だけでなく、育人のトップデザイナーへの道も、ここで生まれたのだった。第2話へ続く…。
もしかして読切作品だった?
うおおおおおおおおおおおおおおおお!とガチで興奮した、いい話でした。とくに育人がスカウトされたシーン、その様子を見ていた千雪のこのうれしそうで今にも泣きそうな感じのする表情は、こっちも胸打たれるものを感じました。ええ、ヤバイ。
もうこれ読切作品なんじゃないのか!?自分が知らないだけで実はどこかで掲載されていたんじゃないのか!?…と思う内容でした。いや、それくらい第1話の完成度が高い。ただ、第2話でどんな内容になるのか…というのが意外と想像できないのが楽しみであり不安であり…。読切としては申し分ないというかメチャクチャ最高な作品と思ったら続きがあって「ええっ!?」と驚いた自分としては、とりあえず早く第2話を…第2話を読ませて…!
>>千雪のこのうれしそうで今にも泣きそうな感じのする表情
ここは個人的には、昔は父親から自分に向けられていた目(今は向けられていない)が
別の人に向けられていた事に対する切なさの表情に見えました。
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