転載元:女戦士「あ〜マジめんどくさい。」
オークの群れ「グォアアアア…」
勇者「女戦士!前線でオークの足止め頼む!」
女戦士「あ〜めんどくさいなぁ…勇者やっといてよ」
勇者「は!?ちょ…何言ってんだよ!俺はこっちの敵に手こずってるんだよ!」
女戦士「ちっ…うっさいわね〜。あんたが無能なのが悪いんでしょ。」
勇者「おまっ…何言い出すんだよ!前線は戦士の仕事だろ!」
女戦士「私は今装備の手入れで忙しいから。自分の無能さ棚に上げて仕事こっちに回さないでくれる?あ〜勇者が無能だと本当大変。」
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勇者「クッ……!おい僧侶!回復!」
僧侶「………」
勇者「僧侶!おい!回復!回復してくれ!」
僧侶「……自分でやってください。」
勇者「は!!?いや、ちょ、回復しろよ!」
僧侶「無理やり回復を押し付けるなんてパワハラですよ。今は男女平等なので回復くらい自分でやってください。訴えますよ。」
勇者「グッ……!ま、マズイ…このままじゃ…や、やられ…」
魔法使い「も〜皆、あんまり勇者虐めたら可哀想でしょ〜」
勇者「魔法使い……!すまない…!」
魔法使い「どういたしまして〜。あ、そういえば言い忘れてましたけど私次の街から産休頂きますので〜。」
勇者「は!!!?なんで!?そんな事急に言われても…!」
魔法使い「えへへ〜ごめんなさ〜い。実は前の街で知り合った領主さんといい感じになっちゃって〜。デキちゃったんですぅ〜。」
女戦士「えっ嘘!おめでとう〜!いいなぁ〜私も寿退職したいなぁ〜。」
僧侶「おめでとう御座います魔法使いさん。挙式の際はウチの教会でお手伝いしますよ。」
勇者「おいお前ら…!今はそんな事どうでもいいだろ!そんなふざけた事言ってる場合じゃないだろっ……!」
魔法使い「は?」
女戦士「うわ〜出た女性差別発言。ブラックPTとかマジ最悪。私も今日でやめるわ〜。」
勇者「いやっ、そんなつもりじゃ……」
僧侶「考えられませんね。あ、私も今日は美容室の予約入ってるので定時なので上がらせて貰います。」
オークの群れ「グォアアアア…」
勇者「おい、嘘だろ……?ちくしょう…」
オークA「グオォ…オ、オンナガ、ニクイカ」
勇者「え…?今オークが何か喋ったような……」
オークA「女が憎いか。」
勇者「!!!オークが人の言葉を話した…!?」
オークB「お前もこっち側に来たって事だよ。」
勇者「こっち側って一体どういう……はっ!嘘だろ…?さっきまでオークだったのに……!」
村人A「そうだ。俺達は元々普通の人間の男だった。」
商人B「我々が普通の人間に見えるって事はつまり貴方も我々と同じ側に来てしまったということですよ。」
勇者「一体どういう事だ……オークだと思っていたのは実は普通の人間だったのか……?」
狩人C「そうさ。そして今も"普通の"人間だ。だが俺達が女への不満を漏らすと、どういう訳か女達にはオークに見られて言葉が通じなくなっちまうんだ。」
勇者「で、でも俺もさっきまでお前らがオークに見えて……」
盗賊D「それはテメェが女達の"常識"っつーヤツに染まっちまったからだ。そうなると男も女達と一緒に俺達がオークに見えちまうんだ。」
勇者「で、でも俺もさっきまでお前らがオークに見えて……」
盗賊D「それはテメェが女達の"常識"っつーヤツに染まっちまったからだ。そうなると男も女達と一緒に俺達がオークに見えちまうんだ。」
勇者「そうだったのか……で、でも普通の人間なら何で人間を襲うんだよ…!」
村人A「俺達は自分達から人を襲おうとした事はない。ただ、対話を求めていただけなんだ。」
商人B「ですが我々を見るなり女性と貴方達は我々を『オークが来た!』と叫んで襲いかかってくるのですよ。」
狩人C「俺達も何とか敵意がない事を伝えようとしたさ。
だが女達は全く聞く耳を持たず、『気持ち悪い』だの『不潔』だの『悪魔』だの呼んで俺達を追い出そうとしてきたんだ。」
盗賊D「でもよぉ、言葉が分からなくなるっつーのは俺達もなんだよ。女の言葉がピーチクパーチク鳴き騒ぐ鳥かなんかの声にしか聞こえなくなっちまった。
その騒がしい声に理性を失ったヤツがたまに女に襲いかかったりするようになっちまった。」
勇者「そ、そんな…じゃあ俺達はこのままオークとして生きていくしか無いのか…?」
商人B「そこで貴方にお手伝い頂きたいのですよ。」
村人A「あんたはまだ俺達の言葉が通じるようになって浅い。だからまだ何とか女達とも会話が可能な筈だ。」
商人B「ですから、貴方に女性を説得して頂き、我々に敵意がない事を伝え、何とか元の人間として見てもらえるよう説得して欲しいのですよ。」
勇者「で、でも俺ももうオークの姿になってしまったんだろ…?」
盗賊D「だろうな。俺達と会話が出来るッツー事は他のヤツらには今までのお前とは違う姿に見えてるだろうな。」
狩人C「でも、まだ会話が少しでも通じるなら望みはある。」
勇者「俺にそんな事が出来るだろうか…正直、俺も女達には散々バカにされて不満が溜まって今こうなってしまった訳だし……」
商人B「どうかお願いします。我々も女性には酷い目に遭わされ続けてきました。
男女平等を盾に不当な権利を主張され、我々は蔑ろにされ、地獄のような日々でした。
ですがこのままではオーク扱いされ、今までよりもっと過酷な状況に追いやられてしまいます。」
村人A「あんただけが頼りなんだ。今はもう男達も女達に飼い慣らされて、性欲を餌に女の言いなりになっている。」
勇者「わ、わかった……俺もオークのままじゃ魔王討伐の使命を果たせなくなる。
何とか女達との対話を試みてみるよ……」
盗賊D「よろしく頼んだぜ。」
〜教会〜
カラーンカラーン
女戦士「魔法使いおめでとう〜!」
僧侶「おめでとうございます。魔法使いさん。」
魔法使い「皆ありがとう〜!私幸せになるよ〜!」
女戦士「はぁ〜羨ましい。それにしても僧侶、勇者は放っといていいのか?」
僧侶「冠婚葬祭による休暇は労働者の立派な権利です。」
女戦士「確かにね。ま、あんな差別主義者どうでもいいか。」
〜教会付近の村〜
勇者「ここが僧侶の教会がある村か……あいつら確か魔法使いの結婚式できっとここにいるはずだ。」
村人E「キャアアアアアア!!オークよ!!オークが村に現れたわーー!!!」
村人F「うわああああ!な、なんでオークが村に!!」
村人G「誰かあいつをやっつけてーーー!!」
勇者「ち、ちがいます!俺はオークじゃなくて……!ああっ…クソ!やっぱりオークに見られるってのは本当だったのか!早く教会に行かないと……!」
〜教会〜
キャアアアアア〜
ウワアアアアァ〜
女戦士「なんだ?なんか村が騒がしいな〜」
僧侶「何かあったのかもしれません。見に行きましょう。」
魔法使い「え、ちょっと〜!私の結婚式はぁ〜?!んもぅ〜〜!」
勇者「教会はこの辺の筈……あっ!あそこに女戦士達が!」
女戦士「……おい、あれ!オークじゃないか!?なんでこんな所にオークなんかいるんだよ!」
僧侶「神聖な場所にオークが現れるなんて不快極まりないですね。さっさと殺しましょう。」
魔法使い「え〜!もうなんで私の結婚式にこんなのが〜……も〜〜許さない!」
勇者「おーーい!女戦士ーー!!」
女戦士「うげっ!オークが雄叫び上げてる!」
僧侶「マズイですね…仲間を呼んでいるのかもしれません。早く仕留めましょう。」
魔法使い「う〜〜。オーク気持ち悪い〜。」
勇者「おい!女戦士!俺だ!勇者だよ!」グォオオオオ
女戦士「クソッ!死ね!」ブゥン
勇者「あぶなっ!おい!俺だって!クソ…やっぱりもう言葉が通じないのか!?
おい!お・ん・な・せ・ん・し!」オォオンナァゼンジィィ…
僧侶「ちょっと、今このオーク女戦士さんの事呼びませんでした?」
女戦士「はぁあ!?ちょっとやめてよ気持ちわるい!オークに名前呼ばれるとか最悪だから!」
勇者「クソ!まだ完璧に話せてないのか…
おい!俺だ!勇者だ!ゆ・う・しゃ!お・ん・な・せ・ん・し!」ユゥシャアアァ〜オンナアァセンシィィィ
魔法使い「ちょっと待ってください!今勇者って言いませんでした?」
女戦士「はぁ〜?魔法使いまで何言ってんの〜?」
勇者「おれ!ゆ・う・しゃ!お・ん・な・せ・ん・し!」オォユウシャアァァ〜オンナァセンシィィ〜
魔法使い「ほら!やっぱり!」
僧侶「どうしてこのオークは勇者と女戦士さんの名前を知っているのでしょうか…?」
勇者「ゆ・う・しゃ!お・ん・な・せ・ん・し!そ・う・りょ!ま・ほ・う・つ・か・い!」ユシャアオォンナセンシィソウリョオマボツガイィィ
僧侶「わ、私達の名前まで呼んでいるように聞こえますが…」
女戦士「うげぇ〜気持ちわる〜。こいつストーカーオークかよ。さっさと殺そうよ〜。」
魔法使い「あ、貴方は一体誰なんですかぁ?」
勇者「ゆ・う・しゃ!おれ!ゆ・う・しゃ!」ユゥシャァ オデユゥシャァ
魔法使い「勇者!勇者ですって!」
女戦士「はぁ〜?なんで勇者がオークの格好してこんな所にいるのよ。」
僧侶「まさか私達が帰ったあの後、オーク達にやられてオークにされたのでは…」
魔法使い「ど、どうしましょう〜」
女戦士「マジかよ〜。勇者本当無能だな〜。どうすりゃいいんだよ〜。ほっとくか〜?」
僧侶「ですがこのまま放置しておくとどんどんオーク化が進んで暴れだすかもしれませんよ。」
女戦士「それもそうだな。よし!じゃあ殺すか!」
魔法使い「ええ〜〜!勇者殺しちゃうの〜〜!?」
女戦士「だって仕方ないじゃん。このまま放っておいたら襲ってくるかもしれないし。」
僧侶「私もそれが懸命な判断だと思います。」
勇者「お……?何やらこいつら話し合い始めたぞ?ひょっとして俺の言葉が通じたのか?
こいつらの言葉はピーチクパーチク雑音が煩くてうまく聞き取れないけど…」
女戦士「それに殺されたってちゃんと働かなかったこいつの自業自得だし。
元々差別主義者のブラック勇者なんだから誰も困らないよ。」
僧侶「それもそうですね。女性に暴言を吐くような男は死んだ方が世の中の為かも知れません。
あ、死んだ後の埋葬は私はお断りしますが。」
魔法使い「それもそっかぁ〜〜。じゃあ可哀想だけど、勇者殺しちゃおっか!」
勇者「お、どうやら話がまとまったようだな。やっぱりあの人達が言ってた通り、言葉さえ通じれば分かり合えるんだ!」
勇者「ん…なんか様子が…」
女戦士「ハァアアアアアアア!!」ズゥゥゥゥウウウン
僧侶「神よ…我が的に鉄鎚を与え給へ…」キイィィィィィン
魔法使い「勇者ゴメンねーーー!」ゴゴゴゴゴゴゴ
勇者「おいおいおいちょっと待てちょっと待てちょっと待て!!言葉は通じてたよな!!?な!?俺勇者だって!おい!
チクショーーー!!!」
魔法使い「あ、逃げた。」
女戦士「おい待てこら勇者アアアああ!逃げんなーーー!!」
僧侶「往生際が悪いですね。」
勇者「聞こえた!今あいつ絶対勇者って言った!勇者って言ったあああああああ!!!チクショおおおおおお!!!」オオォォォオン
勇者「ハァッ…!ハァッ…!な、なんとか逃げられた……
クソ…あいつら俺が勇者だって分かってても襲ってきやがった…
なんでだよ…俺が何をしたって言うんだよ…
俺はただ魔王討伐の為に皆で力を合わせて頑張ろうとしてただけじゃないか……
畜生…女達め……女が、、、憎いっ……!!!」オオオオオォォォ
村人A「あ。あれは勇者さんかな?」
商人B「どうやら無事戻って来られたようですね。この様子だと対話は無事成功したのかも知れませんよ。」
狩人C「でもちょっと待ってくれ。なんか様子がおかしくないか…?」
盗賊D「あれは……!マズイ!!」
勇者「ウォォオオオアアアアアアアア!!!!!」
盗賊D「勇者!おい!落ち着け!!勇者!!」
村人A「これはマズイ…!早く勇者さんを落ち着かせないと!」
商人B「勇者さん!落ち着いてください!気を確かに!!狂ってはダメです!!本当の魔物に堕ちてしまいます!!」
勇者「グウウゥゥゥ………」
狩人「ふう…落ち着いたか…勇者、一体村で何が…」
勇者「うぅ……グスッ…グスッ……ううぅ……仲間だったのに…仲間だった俺を……あいつら…あいつら…!殺そうと!
俺だって分かったのに!分かってたのに!気付いたのに!!
なのにあいつらは俺を殺そうとした!!うぅ……グスッ…」
商人B「勇者さん……」
盗賊D「チッ……」
狩人C「やはり女達との会話は難しかったか…」
盗賊D「これだから女っつー生き物は嫌いなんだよ。自分達はギャーギャー騒ぐだけ騒いで、他人には好き勝手レッテル貼り付けて排除しようとする…!
挙句の果てには自分達の欲求を満たす為にアレコレ……」
商人B「今はそんな愚痴をこぼしている場合ではありませんよ盗賊Dさん。
そんな事よりこれから私達はどうすべきか…」
勇者「……さない」
村人A「え?」
勇者「許さない…!俺は奴らを許さない……!!好き勝手言いまくった挙句俺を見捨て、更には殺そうとした!あんな自分勝手な人間、いやあんなクズみたいな生き物達を俺は許さない!!」
盗賊D「へっ。こいつ解るじゃねぇか。
そうだよ。最初からあいつらと分かり合うなんて土台無理な話だったんだよ。
こっちがちょっとでも不満垂れたらそれで会話不可能だぜ?
その上化け物扱いだ。一体どっちが化け物だって言うんだよ。」
狩人C「だがこのままでは我々は虐げられ影に隠れてコソコソと生きねばならんぞ。
どうするつもりなんだ?」
盗賊D「別に隠れる事なんかありゃしねぇ。堂々と生きれば良いじゃねえか。
もし襲いかかってくるなら応戦するまでよ。」
商人B「それでは魔物と同じですよ!?醜い魔物に成り下がるつもりですか盗賊Dさん!?」
勇者「いや違う…」
商人B「違う…とは?」
勇者「違う…これは戦争だ…魔物の襲撃でも討伐でもない…!
これは俺達の戦争だ…!!
醜いオークの俺達と、正義と平等を掲げる奴ら女達との
戦争だ!!!!」
盗賊D「ひゅ〜!言うじゃねえか勇者!よし!乗ったぜ!
早速戦争の準備だ!!」
商人B「ちょ、ちょっと待ってください!良いんですか!?そんな事して!!」
狩人C「元より我々は人間として扱われていない。ならば我々は我々という種を守る為に戦うのは、我々にとっての正義と言えるな。」
村人A「確かに…そもそも俺達が虐げられている理由だって不当なものだ。
奴らに思い知らせるべきだ。」
盗賊D「おい商人B!どうすんだ!お前だって嫁さんに酷い目にあったんだろ?
散々嫁と娘に粗大ゴミ扱いされた挙句、財産も親権も全部ぶん取られて間男の所に逃げられちまったんだろ?
ったくこの世界の司法っつーのはクソッタレだよ。テメェこのまんまでいいのかよ。」
商人B「グ、ググ…そうだ……私だって家族の為に頑張ったんだ……なのにあいつら俺を足蹴にして…
あんな男の所に……!
クソ!ちくしょう!」
勇者「そうだ。俺達にとってこの世界は地獄だ。奴ら女達は地獄で俺達を苦しめる鬼達だ。奴らこそが本当のオークだ。
それを俺達が知らしめるんだ…!奴らに……!!
復讐するんだ!!!!」
〜とある村〜
キャアアアアア!!
うわああああぁ!!
ドガーン!バキーン!
オークの群れ「グォオオアアァァ」
村人E「キャアアアアア!!オークよーー!!!」
村人F「ヒイイィィィ!たす、助けてくれー!」
村人G「ちょっとあんた!男でしょ!助けなさいよ!」
村人F「えぇぇ〜む、無理だ!私だってオークに勝てる力なんかない!」
村人E「ならあんたが犠牲になんなさいよ!男でしょ!男なら女の為に犠牲になるのが当然でしょ!!」ドンッ
村人F「うわわわわわわ!ひ、ひぃぃ〜〜!
なんで私がこんな目にぃぃ〜!チクショウ…チクショォオオオオオ!!!」
オーク「オオォォォオ…オ、オンナガ、ニクイカ」
オークA「ヒヒヒ…オンナだ…オンナを捕まえたぜ…」グオオォォォ
オークB「イキのいいオンナじゃねぇか…」グルルル
オークC「タップリ可愛がってやるぜ…ヒッヒッヒ」グオオォォ
女戦士「くっ…殺せ!」
魔法使い「オークに負けたりなんかしない!」
僧侶「神よ我を救いたまへ」
勇者「………」
女戦士「あ!あれ勇者じゃねぇか!!?」
僧侶「え…?一体どこに…」
魔法使い「あ!ほんとだ!この前私の結婚式に来た勇者のオークだ!」
女戦士「ちょ、おい!勇者!おい!私だ!女戦士だよ!」
勇者「………」
魔法使い「勇者ー!この前はゴメンねー!私達も本気で殺すつもりはなかったんだよー?
今度からは勇者の言うことちゃんと聞くから助けてー!ね?」
僧侶「勇者。今までの無礼を詫びます。ですがここは我々を助けた方が貴方にとっても良いと思いますよ。
もし助けてくだされれば教会を通して貴方を生かすように私達がお願いする事も出来ますので。」
女戦士「おい!勇者!私だって!女戦士!お・ん・な・せ・ん・し!」
オークA「なんだこいつらピーチクパーチクうるせえな」
オークB「おいさっさと犯しちまおうぜ。」
オークC「どうした?勇者。こいつらお前の昔馴染みかなんかか?」
女戦士「なぁ!勇者!助けてくれよ!ゆ・う・しゃ!私!お・ん・な・せ・ん・し!!」
オークD「なんかこいつ勇者の名前呼んでねえかぁ?」
オークB「ぁあ?んなわけねーだろ。オンナはピーチクパーチクしか言わねえんだよ。さっさとヤラせろよ!」
女戦士「おい!ゆ・う・しゃ!!!」
僧侶「ゆうしゃさん!!」
魔法使い「ゆうしゃさまぁ〜!」
勇者「………
犯 せ」
的なエロ同人が読みたいです
終わり
・ニュース速報(VIP)@2ちゃんねるに投稿されたスレッドの紹介でした
女戦士「あ〜マジめんどくさい。」
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・【画像あり】今年の新人No.1候補!桁違いに可愛いチアリーダーがS1からAVデビュー!
・関東近郊のNo.1キャバ嬢が酔った勢いでAVデビュー
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1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/05(月) 19:36:10.725 ID:R9TRrnz80.net
オークの群れ「グォアアアア…」
勇者「女戦士!前線でオークの足止め頼む!」
女戦士「あ〜めんどくさいなぁ…勇者やっといてよ」
勇者「は!?ちょ…何言ってんだよ!俺はこっちの敵に手こずってるんだよ!」
女戦士「ちっ…うっさいわね〜。あんたが無能なのが悪いんでしょ。」
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3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/05(月) 19:36:40.483 ID:R9TRrnz80.net
勇者「クッ……!おい僧侶!回復!」
僧侶「………」
勇者「僧侶!おい!回復!回復してくれ!」
僧侶「……自分でやってください。」
勇者「は!!?いや、ちょ、回復しろよ!」
僧侶「無理やり回復を押し付けるなんてパワハラですよ。今は男女平等なので回復くらい自分でやってください。訴えますよ。」
勇者「グッ……!ま、マズイ…このままじゃ…や、やられ…」
5: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/05(月) 19:37:12.724 ID:R9TRrnz80.net
魔法使い「も〜皆、あんまり勇者虐めたら可哀想でしょ〜」
勇者「魔法使い……!すまない…!」
魔法使い「どういたしまして〜。あ、そういえば言い忘れてましたけど私次の街から産休頂きますので〜。」
勇者「は!!!?なんで!?そんな事急に言われても…!」
魔法使い「えへへ〜ごめんなさ〜い。実は前の街で知り合った領主さんといい感じになっちゃって〜。デキちゃったんですぅ〜。」
女戦士「えっ嘘!おめでとう〜!いいなぁ〜私も寿退職したいなぁ〜。」
僧侶「おめでとう御座います魔法使いさん。挙式の際はウチの教会でお手伝いしますよ。」
勇者「おいお前ら…!今はそんな事どうでもいいだろ!そんなふざけた事言ってる場合じゃないだろっ……!」
6: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/05(月) 19:38:42.918 ID:R9TRrnz80.net
魔法使い「は?」
女戦士「うわ〜出た女性差別発言。ブラックPTとかマジ最悪。私も今日でやめるわ〜。」
勇者「いやっ、そんなつもりじゃ……」
僧侶「考えられませんね。あ、私も今日は美容室の予約入ってるので定時なので上がらせて貰います。」
オークの群れ「グォアアアア…」
勇者「おい、嘘だろ……?ちくしょう…」
7: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/05(月) 19:40:13.075 ID:R9TRrnz80.net
オークA「グオォ…オ、オンナガ、ニクイカ」
勇者「え…?今オークが何か喋ったような……」
オークA「女が憎いか。」
勇者「!!!オークが人の言葉を話した…!?」
オークB「お前もこっち側に来たって事だよ。」
勇者「こっち側って一体どういう……はっ!嘘だろ…?さっきまでオークだったのに……!」
村人A「そうだ。俺達は元々普通の人間の男だった。」
8: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/05(月) 19:41:45.230 ID:R9TRrnz80.net
商人B「我々が普通の人間に見えるって事はつまり貴方も我々と同じ側に来てしまったということですよ。」
勇者「一体どういう事だ……オークだと思っていたのは実は普通の人間だったのか……?」
狩人C「そうさ。そして今も"普通の"人間だ。だが俺達が女への不満を漏らすと、どういう訳か女達にはオークに見られて言葉が通じなくなっちまうんだ。」
勇者「で、でも俺もさっきまでお前らがオークに見えて……」
盗賊D「それはテメェが女達の"常識"っつーヤツに染まっちまったからだ。そうなると男も女達と一緒に俺達がオークに見えちまうんだ。」
9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/05(月) 19:43:01.142 ID:R9TRrnz80.net
勇者「で、でも俺もさっきまでお前らがオークに見えて……」
盗賊D「それはテメェが女達の"常識"っつーヤツに染まっちまったからだ。そうなると男も女達と一緒に俺達がオークに見えちまうんだ。」
勇者「そうだったのか……で、でも普通の人間なら何で人間を襲うんだよ…!」
村人A「俺達は自分達から人を襲おうとした事はない。ただ、対話を求めていただけなんだ。」
商人B「ですが我々を見るなり女性と貴方達は我々を『オークが来た!』と叫んで襲いかかってくるのですよ。」
12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/05(月) 19:44:16.262 ID:R9TRrnz80.net
狩人C「俺達も何とか敵意がない事を伝えようとしたさ。
だが女達は全く聞く耳を持たず、『気持ち悪い』だの『不潔』だの『悪魔』だの呼んで俺達を追い出そうとしてきたんだ。」
盗賊D「でもよぉ、言葉が分からなくなるっつーのは俺達もなんだよ。女の言葉がピーチクパーチク鳴き騒ぐ鳥かなんかの声にしか聞こえなくなっちまった。
その騒がしい声に理性を失ったヤツがたまに女に襲いかかったりするようになっちまった。」
勇者「そ、そんな…じゃあ俺達はこのままオークとして生きていくしか無いのか…?」
商人B「そこで貴方にお手伝い頂きたいのですよ。」
15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/05(月) 19:47:31.689 ID:R9TRrnz80.net
村人A「あんたはまだ俺達の言葉が通じるようになって浅い。だからまだ何とか女達とも会話が可能な筈だ。」
商人B「ですから、貴方に女性を説得して頂き、我々に敵意がない事を伝え、何とか元の人間として見てもらえるよう説得して欲しいのですよ。」
勇者「で、でも俺ももうオークの姿になってしまったんだろ…?」
盗賊D「だろうな。俺達と会話が出来るッツー事は他のヤツらには今までのお前とは違う姿に見えてるだろうな。」
狩人C「でも、まだ会話が少しでも通じるなら望みはある。」
16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/05(月) 19:54:36.698 ID:R9TRrnz80.net
勇者「俺にそんな事が出来るだろうか…正直、俺も女達には散々バカにされて不満が溜まって今こうなってしまった訳だし……」
商人B「どうかお願いします。我々も女性には酷い目に遭わされ続けてきました。
男女平等を盾に不当な権利を主張され、我々は蔑ろにされ、地獄のような日々でした。
ですがこのままではオーク扱いされ、今までよりもっと過酷な状況に追いやられてしまいます。」
村人A「あんただけが頼りなんだ。今はもう男達も女達に飼い慣らされて、性欲を餌に女の言いなりになっている。」
勇者「わ、わかった……俺もオークのままじゃ魔王討伐の使命を果たせなくなる。
何とか女達との対話を試みてみるよ……」
盗賊D「よろしく頼んだぜ。」
19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/05(月) 20:01:03.707 ID:R9TRrnz80.net
〜教会〜
カラーンカラーン
女戦士「魔法使いおめでとう〜!」
僧侶「おめでとうございます。魔法使いさん。」
魔法使い「皆ありがとう〜!私幸せになるよ〜!」
女戦士「はぁ〜羨ましい。それにしても僧侶、勇者は放っといていいのか?」
僧侶「冠婚葬祭による休暇は労働者の立派な権利です。」
女戦士「確かにね。ま、あんな差別主義者どうでもいいか。」
〜教会付近の村〜
勇者「ここが僧侶の教会がある村か……あいつら確か魔法使いの結婚式できっとここにいるはずだ。」
20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/05(月) 20:06:19.244 ID:R9TRrnz80.net
村人E「キャアアアアアア!!オークよ!!オークが村に現れたわーー!!!」
村人F「うわああああ!な、なんでオークが村に!!」
村人G「誰かあいつをやっつけてーーー!!」
勇者「ち、ちがいます!俺はオークじゃなくて……!ああっ…クソ!やっぱりオークに見られるってのは本当だったのか!早く教会に行かないと……!」
〜教会〜
キャアアアアア〜
ウワアアアアァ〜
女戦士「なんだ?なんか村が騒がしいな〜」
僧侶「何かあったのかもしれません。見に行きましょう。」
魔法使い「え、ちょっと〜!私の結婚式はぁ〜?!んもぅ〜〜!」
21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/05(月) 20:09:44.084 ID:R9TRrnz80.net
勇者「教会はこの辺の筈……あっ!あそこに女戦士達が!」
女戦士「……おい、あれ!オークじゃないか!?なんでこんな所にオークなんかいるんだよ!」
僧侶「神聖な場所にオークが現れるなんて不快極まりないですね。さっさと殺しましょう。」
魔法使い「え〜!もうなんで私の結婚式にこんなのが〜……も〜〜許さない!」
23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/05(月) 20:26:02.097 ID:R9TRrnz80.net
勇者「おーーい!女戦士ーー!!」
女戦士「うげっ!オークが雄叫び上げてる!」
僧侶「マズイですね…仲間を呼んでいるのかもしれません。早く仕留めましょう。」
魔法使い「う〜〜。オーク気持ち悪い〜。」
勇者「おい!女戦士!俺だ!勇者だよ!」グォオオオオ
女戦士「クソッ!死ね!」ブゥン
勇者「あぶなっ!おい!俺だって!クソ…やっぱりもう言葉が通じないのか!?
おい!お・ん・な・せ・ん・し!」オォオンナァゼンジィィ…
僧侶「ちょっと、今このオーク女戦士さんの事呼びませんでした?」
女戦士「はぁあ!?ちょっとやめてよ気持ちわるい!オークに名前呼ばれるとか最悪だから!」
勇者「クソ!まだ完璧に話せてないのか…
おい!俺だ!勇者だ!ゆ・う・しゃ!お・ん・な・せ・ん・し!」ユゥシャアアァ〜オンナアァセンシィィィ
24: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/05(月) 20:32:58.839 ID:R9TRrnz80.net
魔法使い「ちょっと待ってください!今勇者って言いませんでした?」
女戦士「はぁ〜?魔法使いまで何言ってんの〜?」
勇者「おれ!ゆ・う・しゃ!お・ん・な・せ・ん・し!」オォユウシャアァァ〜オンナァセンシィィ〜
魔法使い「ほら!やっぱり!」
僧侶「どうしてこのオークは勇者と女戦士さんの名前を知っているのでしょうか…?」
勇者「ゆ・う・しゃ!お・ん・な・せ・ん・し!そ・う・りょ!ま・ほ・う・つ・か・い!」ユシャアオォンナセンシィソウリョオマボツガイィィ
25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/05(月) 20:38:28.132 ID:R9TRrnz80.net
僧侶「わ、私達の名前まで呼んでいるように聞こえますが…」
女戦士「うげぇ〜気持ちわる〜。こいつストーカーオークかよ。さっさと殺そうよ〜。」
魔法使い「あ、貴方は一体誰なんですかぁ?」
勇者「ゆ・う・しゃ!おれ!ゆ・う・しゃ!」ユゥシャァ オデユゥシャァ
魔法使い「勇者!勇者ですって!」
女戦士「はぁ〜?なんで勇者がオークの格好してこんな所にいるのよ。」
僧侶「まさか私達が帰ったあの後、オーク達にやられてオークにされたのでは…」
26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/05(月) 20:45:51.094 ID:R9TRrnz80.net
魔法使い「ど、どうしましょう〜」
女戦士「マジかよ〜。勇者本当無能だな〜。どうすりゃいいんだよ〜。ほっとくか〜?」
僧侶「ですがこのまま放置しておくとどんどんオーク化が進んで暴れだすかもしれませんよ。」
女戦士「それもそうだな。よし!じゃあ殺すか!」
魔法使い「ええ〜〜!勇者殺しちゃうの〜〜!?」
女戦士「だって仕方ないじゃん。このまま放っておいたら襲ってくるかもしれないし。」
僧侶「私もそれが懸命な判断だと思います。」
勇者「お……?何やらこいつら話し合い始めたぞ?ひょっとして俺の言葉が通じたのか?
こいつらの言葉はピーチクパーチク雑音が煩くてうまく聞き取れないけど…」
28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/05(月) 20:52:00.814 ID:R9TRrnz80.net
女戦士「それに殺されたってちゃんと働かなかったこいつの自業自得だし。
元々差別主義者のブラック勇者なんだから誰も困らないよ。」
僧侶「それもそうですね。女性に暴言を吐くような男は死んだ方が世の中の為かも知れません。
あ、死んだ後の埋葬は私はお断りしますが。」
魔法使い「それもそっかぁ〜〜。じゃあ可哀想だけど、勇者殺しちゃおっか!」
勇者「お、どうやら話がまとまったようだな。やっぱりあの人達が言ってた通り、言葉さえ通じれば分かり合えるんだ!」
29: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/05(月) 20:59:17.149 ID:R9TRrnz80.net
勇者「ん…なんか様子が…」
女戦士「ハァアアアアアアア!!」ズゥゥゥゥウウウン
僧侶「神よ…我が的に鉄鎚を与え給へ…」キイィィィィィン
魔法使い「勇者ゴメンねーーー!」ゴゴゴゴゴゴゴ
勇者「おいおいおいちょっと待てちょっと待てちょっと待て!!言葉は通じてたよな!!?な!?俺勇者だって!おい!
チクショーーー!!!」
魔法使い「あ、逃げた。」
女戦士「おい待てこら勇者アアアああ!逃げんなーーー!!」
僧侶「往生際が悪いですね。」
勇者「聞こえた!今あいつ絶対勇者って言った!勇者って言ったあああああああ!!!チクショおおおおおお!!!」オオォォォオン
30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/05(月) 21:03:15.685 ID:R9TRrnz80.net
勇者「ハァッ…!ハァッ…!な、なんとか逃げられた……
クソ…あいつら俺が勇者だって分かってても襲ってきやがった…
なんでだよ…俺が何をしたって言うんだよ…
俺はただ魔王討伐の為に皆で力を合わせて頑張ろうとしてただけじゃないか……
畜生…女達め……女が、、、憎いっ……!!!」オオオオオォォォ
32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/05(月) 21:11:09.859 ID:R9TRrnz80.net
村人A「あ。あれは勇者さんかな?」
商人B「どうやら無事戻って来られたようですね。この様子だと対話は無事成功したのかも知れませんよ。」
狩人C「でもちょっと待ってくれ。なんか様子がおかしくないか…?」
盗賊D「あれは……!マズイ!!」
勇者「ウォォオオオアアアアアアアア!!!!!」
盗賊D「勇者!おい!落ち着け!!勇者!!」
村人A「これはマズイ…!早く勇者さんを落ち着かせないと!」
商人B「勇者さん!落ち着いてください!気を確かに!!狂ってはダメです!!本当の魔物に堕ちてしまいます!!」
勇者「グウウゥゥゥ………」
狩人「ふう…落ち着いたか…勇者、一体村で何が…」
勇者「うぅ……グスッ…グスッ……ううぅ……仲間だったのに…仲間だった俺を……あいつら…あいつら…!殺そうと!
俺だって分かったのに!分かってたのに!気付いたのに!!
なのにあいつらは俺を殺そうとした!!うぅ……グスッ…」
商人B「勇者さん……」
盗賊D「チッ……」
34: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/05(月) 21:24:58.416 ID:R9TRrnz80.net
狩人C「やはり女達との会話は難しかったか…」
盗賊D「これだから女っつー生き物は嫌いなんだよ。自分達はギャーギャー騒ぐだけ騒いで、他人には好き勝手レッテル貼り付けて排除しようとする…!
挙句の果てには自分達の欲求を満たす為にアレコレ……」
商人B「今はそんな愚痴をこぼしている場合ではありませんよ盗賊Dさん。
そんな事よりこれから私達はどうすべきか…」
勇者「……さない」
村人A「え?」
勇者「許さない…!俺は奴らを許さない……!!好き勝手言いまくった挙句俺を見捨て、更には殺そうとした!あんな自分勝手な人間、いやあんなクズみたいな生き物達を俺は許さない!!」
盗賊D「へっ。こいつ解るじゃねぇか。
そうだよ。最初からあいつらと分かり合うなんて土台無理な話だったんだよ。
こっちがちょっとでも不満垂れたらそれで会話不可能だぜ?
その上化け物扱いだ。一体どっちが化け物だって言うんだよ。」
狩人C「だがこのままでは我々は虐げられ影に隠れてコソコソと生きねばならんぞ。
どうするつもりなんだ?」
盗賊D「別に隠れる事なんかありゃしねぇ。堂々と生きれば良いじゃねえか。
もし襲いかかってくるなら応戦するまでよ。」
商人B「それでは魔物と同じですよ!?醜い魔物に成り下がるつもりですか盗賊Dさん!?」
36: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/05(月) 21:31:47.849 ID:R9TRrnz80.net
勇者「いや違う…」
商人B「違う…とは?」
勇者「違う…これは戦争だ…魔物の襲撃でも討伐でもない…!
これは俺達の戦争だ…!!
醜いオークの俺達と、正義と平等を掲げる奴ら女達との
戦争だ!!!!」
盗賊D「ひゅ〜!言うじゃねえか勇者!よし!乗ったぜ!
早速戦争の準備だ!!」
商人B「ちょ、ちょっと待ってください!良いんですか!?そんな事して!!」
狩人C「元より我々は人間として扱われていない。ならば我々は我々という種を守る為に戦うのは、我々にとっての正義と言えるな。」
村人A「確かに…そもそも俺達が虐げられている理由だって不当なものだ。
奴らに思い知らせるべきだ。」
37: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/05(月) 21:37:18.931 ID:R9TRrnz80.net
盗賊D「おい商人B!どうすんだ!お前だって嫁さんに酷い目にあったんだろ?
散々嫁と娘に粗大ゴミ扱いされた挙句、財産も親権も全部ぶん取られて間男の所に逃げられちまったんだろ?
ったくこの世界の司法っつーのはクソッタレだよ。テメェこのまんまでいいのかよ。」
商人B「グ、ググ…そうだ……私だって家族の為に頑張ったんだ……なのにあいつら俺を足蹴にして…
あんな男の所に……!
クソ!ちくしょう!」
勇者「そうだ。俺達にとってこの世界は地獄だ。奴ら女達は地獄で俺達を苦しめる鬼達だ。奴らこそが本当のオークだ。
それを俺達が知らしめるんだ…!奴らに……!!
復讐するんだ!!!!」
40: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/05(月) 21:43:31.915 ID:R9TRrnz80.net
〜とある村〜
キャアアアアア!!
うわああああぁ!!
ドガーン!バキーン!
オークの群れ「グォオオアアァァ」
村人E「キャアアアアア!!オークよーー!!!」
村人F「ヒイイィィィ!たす、助けてくれー!」
村人G「ちょっとあんた!男でしょ!助けなさいよ!」
村人F「えぇぇ〜む、無理だ!私だってオークに勝てる力なんかない!」
村人E「ならあんたが犠牲になんなさいよ!男でしょ!男なら女の為に犠牲になるのが当然でしょ!!」ドンッ
村人F「うわわわわわわ!ひ、ひぃぃ〜〜!
なんで私がこんな目にぃぃ〜!チクショウ…チクショォオオオオオ!!!」
オーク「オオォォォオ…オ、オンナガ、ニクイカ」
42: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/05(月) 21:47:06.895 ID:R9TRrnz80.net
オークA「ヒヒヒ…オンナだ…オンナを捕まえたぜ…」グオオォォォ
オークB「イキのいいオンナじゃねぇか…」グルルル
オークC「タップリ可愛がってやるぜ…ヒッヒッヒ」グオオォォ
女戦士「くっ…殺せ!」
魔法使い「オークに負けたりなんかしない!」
僧侶「神よ我を救いたまへ」
勇者「………」
43: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/05(月) 21:53:08.445 ID:R9TRrnz80.net
女戦士「あ!あれ勇者じゃねぇか!!?」
僧侶「え…?一体どこに…」
魔法使い「あ!ほんとだ!この前私の結婚式に来た勇者のオークだ!」
女戦士「ちょ、おい!勇者!おい!私だ!女戦士だよ!」
勇者「………」
魔法使い「勇者ー!この前はゴメンねー!私達も本気で殺すつもりはなかったんだよー?
今度からは勇者の言うことちゃんと聞くから助けてー!ね?」
僧侶「勇者。今までの無礼を詫びます。ですがここは我々を助けた方が貴方にとっても良いと思いますよ。
もし助けてくだされれば教会を通して貴方を生かすように私達がお願いする事も出来ますので。」
女戦士「おい!勇者!私だって!女戦士!お・ん・な・せ・ん・し!」
46: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/05(月) 21:58:24.625 ID:R9TRrnz80.net
オークA「なんだこいつらピーチクパーチクうるせえな」
オークB「おいさっさと犯しちまおうぜ。」
オークC「どうした?勇者。こいつらお前の昔馴染みかなんかか?」
女戦士「なぁ!勇者!助けてくれよ!ゆ・う・しゃ!私!お・ん・な・せ・ん・し!!」
オークD「なんかこいつ勇者の名前呼んでねえかぁ?」
オークB「ぁあ?んなわけねーだろ。オンナはピーチクパーチクしか言わねえんだよ。さっさとヤラせろよ!」
女戦士「おい!ゆ・う・しゃ!!!」
僧侶「ゆうしゃさん!!」
魔法使い「ゆうしゃさまぁ〜!」
勇者「………
犯 せ」
47: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/05(月) 21:59:05.667 ID:R9TRrnz80.net
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