週刊少年ジャンプ連載「腹ペコのマリー」第14回です。
菅沼から凛々須の近衛連隊の勲章を渡されるも自分はマリーと結婚するからとアッサリ拒絶した名堀。
怒った凛々須は名堀を持ちゴマにした「ワクワクリアル乙女ゲーム」の開催を宣言する。
彼女が提案した「野球拳闘」のルールでいきなりズボンを脱ぐ羽目になった名堀。
それでも本気になった名堀は強く、3人まとめて撃沈される事になった麦牙たちがったのだが…!?
名堀のまさかの圧勝劇に衝撃を受けた女生徒たち。
「あの人すごくない…?」
「う…うん…ちょっと…かっこいいかも…」
勝った事で評価が上がった名堀ですけど、こうやっていいところを見せて行けば不良である事は関係なくなるのかな?
約束した通り、ぬいぐるみの返却を要求した名堀。
タイガたちまで強く要求して来た事に、何故そこまでしつこく言って来るのかよく分からなかった凛々須だったのだが…。
「ふわぁ…よく寝たのー」
何と、今の今までマリーは寝ているだけだった!?
ヤバイ状況を認識して人形のフリをしていたのかと思いきや、普通に熟睡していたマリー。
何やら普通に動いている様にも見えますけど、捕まっていなかったらちょっと歩くくらいの事は出来そうな気がします。
「妾は腹ペコじゃ」
何も状況が分からないにも拘わらずタイガとの入れ替わりを強行したマリー。
すでに食欲は関係ない感じですけど、ただの入れ替わりの呪文として今後も使われる事になるのかも知れません。
勝手に動いてしゃべったぬいぐるみに目を輝かせる凛々須。
「す…素晴らしい 何ですかこれは…!?AI!?AIですか!?」
アイボ的なものを予想する凛々須ですけど、ただのぬいぐるみではないと知ったら簡単に手放せなくくなるのも道理です。
「ひかえんか小娘 汚らわしい 妾のピコリにベタベタと触りおって」
「返すがよい」
本来の姿になってぬいぐるみの返却を命令したマリー。
急に雰囲気が変わったと感じた凛々須ですけど、ガサツなタイガと本物の王女では天と地ほども違います。
「女王…?妾をさしおいて?」
凛々須が女王だと聞かされ、苦笑するマリー。
凛々須が何を言おうと全く動じないマリーですけど、部下の近藤やアンナたちがアタフタしているのはちょっと面白いですね(笑)。
まだ10カウント以内であり、自分はまだ負けていないと立ち上がって来た麦牙満天。
上着を脱ぎ戦闘続行を要求した麦牙だが、何と近藤に首を攻撃され倒されてしまった!?
「コマはね 回り続けるから美しいのです」
「グラついたコマに用はありません 消えなさい」
用済みを言い渡す凛々須ですけど、この先名堀らの前にみっともない姿を晒す様ならせっかく集めた男たちを片っ端から手放す事になってしまいます。
自分はまだやれると、立ち上がろうとする麦牙に対し、凛々須の命令でトドメを刺そうとした近藤。
「やめんか 忠義をつくす者にむごい仕打ちを…」
だが、そんな近藤の手を掴んでマリーが止めてしまった!?
「――…離しなさい」
「妾に命令するでない」
近藤の要求を表情を変えずに拒否したマリー。
その迫力に凛々須以上のものを感じたらしい近藤ですけど、麦牙を始末した経緯からして何か武術の様なものをやっている様ですし、武術者のカンの様なものが働いたのかも知れません。
「そなたは女王などではない」
「家臣の価値も知らぬ ただの子供じゃ」
みんなの前で凛々須にダメ出ししたマリー。
さすがにブチ切れる凛々須ですけど、同じ女子からこんな事を言われた事は今までなかったのかも知れません。
彼女が姫と呼ばれている新入生だと聞き、ぬいぐるみを投げ返した凛々須。
3日後にゲームの続きをやると宣言した凛々須だが、そこでどちらがこの学院の女王に相応しいか決着を付けるのだという。
そんな話を普通に了解したマリー。
ずっと寝ていた為、今までどんな勝負をしていたのか知らないハズのマリーですけど、側にいる名堀が何の為に戦っていたのか分かっているのかな?
3人倒れても相手はまだ4人のコマがありますし、名堀の実力が知れた今、一人だけ強くてもどうにもならないゲームを仕掛けて来るような気がします。
「元に戻る為目立たないって話はどうなったんですか!!」
タイガだけでなく、相手を焚き付ける様なマネをしたマリーに説教をしたアンナ。
あの様な暴君は見過ごす事が出来ないと反論したマリーだが、そもそも凛々須は理事長の娘である為誰も逆らえないらしい。
自分たちも彼女の気分次第で退学だと言うアンナ。
「妾は あの学院の女王になろう」
そんな話に大きな決断をするマリーですけど、最早目立たない様にするどころの話じゃないですね(笑)。
そんな決断がキッカケになったのか、日本に来た頃の事を思い出したマリー。
その記憶を共有する事になったタイガですけど、これはタイガの精神にも大きく影響が出るんじゃないのかな?
現状ではタイガに女王になる意思なんてないハズですが、マリーの生き様を知れば彼女の為に戦おうという気になるかも知れません。
その際はマリーの体で戦うしかないハズですけど、かといって凛々須とタイマン勝負をする訳にも行きませんし、名堀が倒された際に「女王の実力を見せてやる」とばかりにその相手と戦う事になるのかも知れませんね。
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