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手持ちの服がウェアラブルデバイスに。薄いコーティングで手触りそのまま|ギズモード・ジャパン

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手持ちの服がウェアラブルデバイスに。薄いコーティングで手触りそのまま 1
image: printalot/Shutterstock

ガジェットのあり方を変えるかもしれない技術。

ウェアラブルデバイスって、それが生まれた瞬間からずっと、「ダサい」、「変に目立つ」ってことが課題でした。Google Glassなんて最たるものでしたし、Apple Watchは他のスマートウォッチ類に比べればかなり健闘していますが、どちらかというと「極力目立たないようにする」方向のように見えます。

でももっと極端なことを言えば、ウェアラブルデバイスに求められることは「好みのデザイン」とか「目立たないデザイン」とかじゃなく、そもそも新たに身に着ける必要がないってことじゃないでしょうか。つまり、自分がいつも着てるものにフィットネストラッカーなり通知なりの機能が搭載されるなら、「デザインが…」と悩むこともありません。今回、そんなわがままを可能にしてくれそうな技術が発表されました。

マサチューセッツ大学アマースト校のTrisha Andrew准教授らは新たな論文で、普通の布や衣服に特殊な素材を蒸着(蒸発させてくっつける)させることでそれらを伝導体に変え、ガジェットとして使えるようにする技術を発表しました。その手法を使えば、ただの糸が電気を通すケーブルになったり、布の摩擦やそこに当たる太陽光を元に電力を作り出したり、その電力を他のガジェットに供給したりといったことが可能になるんです。

その特殊な素材はポリ(3,4-エチレンジオキシチオフェン)、またの名をPEDOTと言われるものです。Andrew准教授の研究室のLushuai Zhangさんらは、このPEDOTを蒸着する手法によって市販の綿や麻、絹、パイナップル繊維などの布あわせて14種類をコーティングし、それらの電気伝導性や丈夫さを検証しました。

その結果、14種類の布すべてにPEDOTがしっかりくっつき、しかも手触りは元の布と同じでした。コーティングの厚さは最大でも約500nmと人間の髪の毛に比べると10分の1程度。重さの面でも最大2%しか変わりません。

布のコーティングというと、洗濯や伸縮で落ちてきそうな気がしますが、その点も実験済みです。実験では100nmのコーティングをした絹のシート

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