9577390この試合の4回。田中は先頭ボガーツを四球で歩かせると、続くモアランドは右翼へ特大2ラン。さらにラミレスには左中間へのソロを浴び、2者連続弾で畳みかけられた。ここでマウンドの田中の元にロスチャイルド投手コーチが歩み寄る。すると・・



「通訳はマウンドに上がるな」―田中将大に“指摘”の米解説者が批判受け謝罪


すると、テレビ局「NESN」の解説者で、レッドソックスの球団殿堂入りを果たしている元内野手のジェリー・レミー氏はこう語った。

「トレーナーかと思いました。田中が通訳をつけていることを失念していました。私はこれ(通訳のマウンド帯同)を禁止すべきだと思います」

これを受け、実況が「本気ですか?」と驚きとともにレミー氏に聞き返す。
レッドソックスは日本人投手との縁が深く、投手コーチや監督が通訳を伴ってマウンドに向かい、会話するシーンは見慣れた光景だったはずだからだ。


6日の田中将大投手 5回を3被弾5安打2奪三振1四球5失点



しかし、レミー氏はここで「本当にそう思うよ」と即答。

実況が「どの辺りが気に入らないのでしょう?」と質問すると、「うーん、野球言語を覚えろ! すごくシンプルな話だ。長い時間経っているのだから、投手コーチと投手の会話はすごく簡単に理解できるだろう」と話していた。

実況は会話の細かいニュアンスで誤解を招かないような配慮とフォローしていたが、このレミー氏の発言を米誌「スポーツ・イラストレイテッド」など米メディアが取り上げ、ファンから「人種差別だ」などと批判が集まる事態となった。


問題のシーン


すると、レミー氏は一夜明けた現地時間7日(同8日)に自身のツイッターで「昨夜のテレビ放送での私の言葉で不快となった方々に心から謝罪します」と謝罪。

ニューヨークの地元紙「デイリー・ニューズ」は、試合を中継した「NESN」も「我々はジェリーの言葉で不快となった方々に心から謝罪いたします」と謝罪したことを伝えている。














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