転載元:【ポケモン】アセロラ「アセロラちゃん、勇者として世界を救いにいくよ!」

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609: ◆REaanJQDzE 2017/05/05(金) 23:33:20.47 ID:buRClpc/O

イエロー「あ、あの……その……酷い事しないで下さいね?しょ、処刑するとか…拷問するとか…」アワアワ

マオ「イエローさん…」

カスミ「………………」

ハンサム「安心してくれ、そんな事をするつもりは無い」

ハンサム「私達は魔王軍とは違うからね」

ハンサム「ただし、彼女は重要参考人だ。

ハンサム「イベルタル共々、解放軍のカロス本部で厳重な拘束はさせてもらう」

カスミ「……はっ、ざまあ無いわね……」

イエロー「…………カスミさん…」

カスミ「……相変わらず甘いのねイエローは……」

カスミ「村を消して……アンタをコロそうとした相手を心配するなんて……」

イエロー「だ、だって……」

マオ「………私はまだアンタを許したつもりはないからね?」

カスミ「…………わかってるわよ。ゾンビ女…」

カスミ「アタシだって許してもらうつもりなんかない…」

マオ「…………」

ハンサム「……勇者の仲間達…君達には本当に感謝している、ありがとう」

マオ「い、いや…私達はそんな……」

ハンサム「勇者や…君の仲間達にも伝えておいてくれ」

ハンサム「解放軍のハンサムが感謝していたと」

マオ「は、はぁ………」

ハンサム「それではまた合おう。勇者の仲間よ」

マオ「あ、はい……」

ハンサム「さあ、来るんだ」ヨッ

カスミ「ウザいわね…自分で歩けるわよ!」ヨロッ

イエロー「…………………」

イエロー「カスミさん!」

カスミ「!」

イエロー「次会う時は……」

イエロー「ボクと……いや、ボク達と仲良くしましょう!」

カスミ「………………」

マオ「イエローさん…」

カスミ「あーあ、相変わらず甘ったるいのよアンタ!」ヨロッ

イエロー「カスミさん…」

カスミ「………考えておいてやるわ」ボソッ

イエロー「!」パアア

マオ「ふふっ」

ハンサム「さぁ、来なさい」グイッ

カスミ「ちっ、わかってるわよ」ヨロッ

イエロー「カスミさん…」

マオ「……きっと大丈夫だよイエローさん」ポンッ

マオ「さ、みんなの所に戻ろ?」

イエロー「はい!」





610: ◆REaanJQDzE 2017/05/05(金) 23:34:36.31 ID:buRClpc/O

解放軍のカロス本部
前回今回未登場の街
安価下




611: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/05(金) 23:37:06.04 ID:KDQmbMa40

コガネシティ




612: ◆REaanJQDzE 2017/05/06(土) 00:26:08.51 ID:03gHOzQ6O

翌日

マーシュの会社

ウエーン

アセロラ「うえ〜ん!よかったよぉー!マオー!」ビエーン

スイレン「ほ、本当に…生きてて良かった……」グスッ

マオ「あはは…心配かけてごめんね?」ナデナデ

マオ「(まぁ、実際一回しんだんだけどね…)」

リーリエ「わ、私…心配で……」ムギュ

マオ「あははリーリエ…」

マオ「どさくさに紛れておっぱいに顔埋めるのやめてくれない?」

リーリエ「うっかリーリエ」テヘペロ

サトシ「にしても、本当に心配したんだぜ?マオ」

マオ「……うん、ごめんね…」

カキ「…それにしても…ゼルネアスの超再生か…」

カキ「……昨日まではあんなにメチャクチャだった町並みが全て元通りなんてな…」

カキ「奇跡としかいいようがないな…」ウーム

マオ「ははっ、惚れた?」

カキ「ん?」

マオ「何でもない…」

マーマネ「確かサトシのホウオウも覚醒したんでしょ?ハートゴールドだっけ?」

バリヤード「バリリィ!」

サトシ「ああ、まぁな!」

アセロラ「サトシ!すっごくカッコ良かったんだよぉ!」

スイレン「(流石は私の未来の旦那だよサトシ)」グフフ

マノン「スイレンは何でニヤついてんの?」

アセロラ「いつもの病気(妄想)だよ」

サトシ「ラジュルネ…また会いたいな…」ボソッ

スイレン、アセロラ「!?」

リーリエ「ところでマーマネ、ずっと気になっていたんですが、そのバリヤードはなんなのですか?」

マーマネ「えーっと……」

バリヤード「バリリィ♪」スリスリ

マーマネ「なんか懐かれた」

リーリエ「そうですか」

カキ「それで、四天王のカスミは解放軍に拘束か……」

マオ「うん…解放軍のハンサムさんって人の話によると、コガネって街で厳重拘束らしいよ」

スイレン「まぁ、何にせよ四天王で一番危ない奴が捕まって良かったよ!」

マーマネ「マオ!凄いよ!」

マオ「そ、そっかな?////」テレッ

アセロラ「解放軍かぁ……」

リーリエ「あまりいい思い出がないですね…」ハァ

イエロー「カスミさん……」




613: ◆REaanJQDzE 2017/05/06(土) 00:43:28.22 ID:03gHOzQ6O

マーシュ「勇者はん達、ちょっとよろしいどすか?」

アセロラ「ふぁ?マーシュさん?」


マーシュブランド 直営店

アセロラ「ふぁー!」キラキラ

スイレン「ほ、本当に好きなだけ持っていってもいいんですか!?」キラキラ

マーシュ「ええ、ご自由に」ニコッ

マノン「や、やったー!」

マオ「マーシュブランドの服が選び放題なんて夢みたい……」

リーリエ「あ、アセロラ!あっちにいい服が!」フンスフンス

アセロラ「あっちのはえっちぃから嫌」

イエロー「あ、あの…すみません」

マーシュ「ふふっ、ええんどすよ?」

キリカ「むしろ…これくらいじゃ足りないくらいだよ?」

アサミ「ごめんね?私達にはこれくらいしかできなくて…」

シオネ「……私…勇者さん達に助けて貰ったご恩…一生忘れません…」グスッ

サトシ「へへっ」

マーマネ「充分だよ!みんな喜んでるしね?」

カキ「ああ、そうだな!さてと俺も…」

カキ「ホシとマノンに服を選んでやるかなっ!」キャホーイ

サトシ「カキ……」

マーシュ「ふふふ」


スイレン「(あ!あの服はラジュルネと取り合いになった奴だ!)」

キリカ「あの服がお気に入り?」

スイレン「え、えと……」モジモジ

スイレン「で、でも私…チビだし…子供体型だし……あの服は…」モジモジ

キリカ「………」チラッ

サトシ「?」

キリカ「ふふっ、成る程ね?」

スイレン「?」

キリカ「この服…気に入ったんなら、特注で作ってあげようか?」

スイレン「ほ、本当ですか!?」キラキラ


アセロラ「ふぁー、それにしても驚いたよぉ」イソイソ

カレン「?」

アセロラ「カレンちゃんが元、解放軍だったなんてさ?」

カレン「ああ……」

リーリエ「……元、という事は何かあったのですか?」

カレン「……うん、ちょっとね?」




614: ◆REaanJQDzE 2017/05/06(土) 00:56:57.23 ID:03gHOzQ6O

カレン「私さ…解放軍にはリーダーのシロナさんって人に憧れて入ったんだ」

アセロラ「ふぁ?シロナ?」

リーリエ「……何処かで聞いた覚えが…」ウーム

カレン「で、実際入ってみれば上司がマツブサって人で……」

リーリエ「マツブサ!?」

アセロラ「アセロラ!あのおじさん嫌い!」

カレン「マツブサさんを知ってるの?」

リーリエ「まぁ」

アセロラ「色々……」

カレン「……それで…マツブサさんのやり方について行けなくて、解放軍を抜けた所をマーシュさんに拾って貰ったって訳」

リーリエ「マーシュさん…やはり素晴らしい人です…」キラキラ

カレン「……マツブサさんを知ってるなら勘違いしないで欲しいんだ……」

アセロラ、リーリエ「?」

カレン「確かにマツブサさんはあんな人だけどさ、解放軍やリーダーのシロナさんは本当にいい人達だから……」

アセロラ「………………」

リーリエ「……アセロラ、私、先程から気になっていたのですが…」

アセロラ「うん、アセロラもだよリーリエ」

カレン「?」

アセロラ、リーリエ「(シロナさんってどっかで聞いた事ある名前だ…)」


ライモンの街

ホムラ「さぁ!君達!休んでる暇は無いぞ!街の復興の為にキリキリ働きなさい!」

解放軍「へ〜い」

イズミ「あんたも働きなさいな。マクノシタ」

ホムラ「だ、誰がマクノシタだ!」

ウシオ「はっはっは!」

フウロ「ふふっ、まさかちょっと前まで紛争をしてた解放軍と魔王軍が仲良く街の復興作業とはね?」

カミツレ「これも勇者ちゃん達のお陰ね♪」

カガリ「……元気でやってるかな…マオ…」




615: ◆REaanJQDzE 2017/05/06(土) 01:22:01.74 ID:03gHOzQ6O

「はーっくしょん!」

アオギリ「おいおい、汚ぇなあ…」

マツブサ「う、うるさい!」ズズ

アオギリ「お前…悪い事ばっかやってたから、きっと誰かがお前の悪口言ってんだよ」ニヤニヤ

マツブサ「だ、黙れ!」

マツブサ「(くそっ!何故この私が街の復旧作業なんぞを……)」

マツブサ「(あの忌々しい勇者め……次会ったら……いや、もう二度と会いたくないな…)」

アオギリ「そういや聞いたぜマツブサ?お前、夜中一人で便所に行けねぇんだって?」

マツブサ「!?」

マツブサ「だ、黙れ!貴様も一度あの暗闇に誘われてみろ!トラウマじゃ済まんぞ!」

アオギリ「?」

「あ、マツブサさんだ!」

マツブサ「あ?」

リラ「久しぶり!」ニコニコ

マツブサ「リラ!?」

アオギリ「?」

マツブサ「リラ…貴様何故ここに…!?」

リラ「えーとですねー…」

マツブサ「ちっ、何の用かは知らんが、私は今機嫌が悪いのだ…消えろ!」

リラ「えー」

「そりゃ悪かったねぇマツブサ」

マツブサ「ああ?」

ライチ「やっほー」

マツブサ「げっ!?ライチ……」

ライチ「あ?」

マツブサ「………サマ…」ボソッ

ライチ「よろしい」

アオギリ「おいマツブサァ。誰だこのおば…」

ライチ「あ?」

マツブサ「や、やめろアオギリ!コロされるぞ!」アセアセ

アオギリ「え?」

マツブサ「(ま、待てよ……ここにリラとライチが居ると言う事は、まさか…あのロリコンババアも……)」チラッ

シロナ「お!マツブサ!久しぶりね!」

マツブサ「(や、やはりか!)」アセアセ

マツブサ「そ、その…お久しぶりでございますシロナ様…」ビクビク

マツブサ「し、して…今日はいったい何用で?」ビクビク

シロナ「ああ、実はね?リラが噂の勇者ちゃんに会ったって言うのよ」

マツブサ「勇者!?」

シロナ「それでさ、恐らくリラが会ったカイナからのルートから行くと、勇者ちゃんはここに寄ったハズなのよ」

シロナ「勇者ちゃんいる?」

マツブサ「え、えっとですね……何故勇者に用が……」




616: ◆REaanJQDzE 2017/05/06(土) 01:23:58.30 ID:03gHOzQ6O

シロナ「それはね?勇者ちゃんが美少女って聞いた…………」

ライチ「……………」ジトー

シロナ「……同じ世界平和を志す者として、一度会っておきたいからです」キリッ

マツブサ「そ、そうでございますか〜、流石はシロナ様。素晴らしい(このロリコンババアめ!捕まれ!)」ニコニコ

アオギリ「勇者ならこの街にはもういないぜ?」

シロナ「嘘!?」ガーン

ライチ「(誰だこのおっさん)」

シロナ「マツブサァ!ちゃんと勇者ちゃんを丁重にもてなした!?私や解放軍の印象を良くしておいたんでしょうね!」

マツブサ「え!?」ギクッ

シロナ「どうなのよ!」

マツブサ「え、えーとですね…」ビクビク

マツブサ「>>安価」



安価 近いレスの中




617: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/06(土) 01:39:13.96 ID:pKjX79Bq0

ごめんなさい





618: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/06(土) 02:28:36.29 ID:3Q/KLgZn0

何でもするのでどうかご慈悲を…!




620: ◆REaanJQDzE 2017/05/06(土) 12:45:28.48 ID:03gHOzQ6O

マツブサ「あの…その……ごめんなさい」ボソッ

シロナ「は?」

マツブサ「ひぃぃ………」ガタガタガタ

マツブサ「で、でもですね!シロナ様!勇者が美少女(?)とか、アレ嘘ですよ!」

シロナ「え?そうなの?」

マツブサ「は、はい〜!だってあのガキ、口をあんぐり空けたマヌケ面で…」

マツブサ「お、思い出しただけで腹立ってきたぞあの糞ガキ!」ワナワナ

ライチ「いや、本当に何があったの?」

カガリ「……これ…写真です……勇者の…」ピラッ

シロナ「!」

シロナ「こ、これは……!」ワナワナ

マツブサ「ね?なんかムカつく阿保面してるでしょ?そのガキ」

シロナ「美少女じゃないの!ブチコロすわよ!マツブサァ!!」

マツブサ「ご、ごめんなさいぃぃ!」

アオギリ「(何かスゲーなこの女…)」

マツブサ「(畜生……変態ババアの趣味なんて理解できねぇよ!)」シクシク

シロナ「あぁ…早く会いたいな勇者ちゃん…」ポッ

ライチ「それはどういう意味で?」プルルル

ライチ「ん?電話?もしもし…」ピッ

ライチ「!?」

シロナ「マツブサァ!私が勇者ちゃんに嫌われたらお前のせいだからな!覚悟しとけよ!」

マツブサ「な、何でもしますんでどうかご慈悲を!」ガタガタガタ

ライチ「シロナ!大変よ!」

シロナ「何?勇者ちゃんの消息がつかめたの?」

ライチ「それどころじゃないよ!今、ハンサムから連絡があって……」

ライチ「クノエであの四天王のカスミを捕まえたって!」

全員「!?」

ライチ「しかも……カスミを倒したのは噂の勇者一行らしいよ…」

シロナ「勇者ちゃん一行が四天王を…」

リラ「(ふふっ、流石だね。アセロラ、リーリエ!)」

アオギリ「(あの悪魔女を倒したか…)」

アオギリ「へっ、やっぱあいつらには敵わねえな…」ニッ

ライチ「それで、今カスミを拘束する為にコガネの本部に向かってるらしいわ…」

シロナ「そう…そういう事ならば…」

ライチ「コガネに向かうんだね!」

シロナ「クノエに向かいましょう」

ライチ「なんで!?」

シロナ「だって勇者ちゃんクノエに居るんでしょ?」

シロナ「誰かさんのお陰で落ちた、私の印象を良くしておかないと」ギロッ

マツブサ「ひぃぃぃ!」ガタガタガタ

ライチ「それどころじゃないでしょ!ロリコンもいい加減にしてよ!」

シロナ「>>安価」

安価 近いレスの中




621: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/06(土) 12:52:16.76 ID:ZHwrx/sW0

美少女に会いたくてこっちはストレス溜まってるのよ!




623: ◆REaanJQDzE 2017/05/06(土) 18:19:59.74 ID:03gHOzQ6O

シロナ「う、うるさいわよ!私は美少女に会いたくて溜まってんのよ!」

ライチ「なにが?」

シロナ「す、ストレスが……!」

シロナ「だ、だいたい!私はただの子供好き!ロリコンじゃない!」

ライチ「ロリコンはみんなそう言うんだよ」

シロナ「なによ!行き遅れ!」

ライチ「あんたに言われたくないわよ!」

シロナ「やる気?」

ライチ「上等!」

マツブサ「や、やめて下さい!街が消し飛びます!」

リラ「ははは、相変わらずシロナさんは大好きな子供の事になると熱いなぁ!」

カガリ「……ね?」

アオギリ「君達純粋だね」

ライチ「だいたいリーダーのあんたがコガネに行かなきゃ意味無いでしょ!」

ライチ「世界とロリ、どっちが大事なの!?」

シロナ「ロ……」

ライチ「あ?」

シロナ「わ、わかったわよ!じゃあ、こうしましょう!」

シロナ「私はコガネへ向かいます」

シロナ「代わりにリラ。貴女がクノエに行って勇者ちゃんに挨拶してきなさい」

リラ「え?ボクがですか?」

シロナ「リラ、貴女勇者ちゃんと会った事あるんでしょ?お願いね?」

リラ「は、はぁ…シロナさんの頼みなら…」

シロナ「ちゃんと私の事ageておくのよ?」

リラ「は、はい…」

シロナ「これでいいでしょ?」

ライチ「ハァ…ま、いいか…」

シロナ「よし、それでは……」スクッ

マツブサ「し、シロナ様!もうお帰りですか!?ザンネンダナー」

シロナ「何言ってんのよ、貴方も私達と一緒にコガネに行くのよ?」

マツブサ「…………え?」

マツブサ「で、でも……私には街の復興という仕事が……」アセアセ

カガリ「リーダー……街は……ボク…達に……任せて…」グッ

マツブサ「!?」

シロナ「問題無いわね?」

マツブサ「………………ハイ……」ガクッ

ライチ「ついでに髭のおっさん、あんたも来な」

アオギリ「え?俺も?」

ライチ「あんたカスミの事知ってる風だったしさ、ついでに」

アオギリ「いや俺はい……」

マツブサ「や、やめろアオギリ!逆らうな!しぬぞ!」ウルウル

アオギリ「………わ、わかったよ!」




624: ◆REaanJQDzE 2017/05/06(土) 18:33:57.44 ID:03gHOzQ6O

シロナ「よし、それでは各々!解放軍としての誇りを持って、責務を果たしなさい!」

全員「おー!」

マツブサ「オー………」

アオギリ「(俺、解放軍じゃないんだけど…)」

シロナ「あ、それとリラ」チョイチョイ

リラ「なんですか?」

シロナ「これ、勇者ちゃんに会ったら渡しておいて」コソコソ

リラ「何ですかこれ?」ピラッ

シロナ「私のLINEのID!何時でもLINE待ってるからって勇者ちゃんに言っておいて♪」パチッ

リラ「………………」


クノエの村

アセロラ「ふぁー!可愛いふりふり袖いっぱいもらっちゃった♪」

リーリエ「後でお着替えショーしましょう♪」ウキウキ

スイレン「キリカさん!特注のふりふり袖ありがとうごさいます!」

キリカ「ふふっ、それ着て頑張ってねスイレンちゃん?応援してるから!」

サトシ「?」

スイレン「//////」

マオ「マーシュさん!ありがとうございました!」ペコリ

マーシュ「なんのなんの?それに礼を言うんは、ウチらの方どす」ニコッ

カキ「なぁ、マノ……」

マノン「(この服着たところ……アランにも見せたいな……)」

マノン「ん?どうしたの?カキ?」

カキ「………いや……」

サトシ「よし、じゃあそろそろ次の街へ行こうぜ!」

アセロラ「だね!」

マーマネ「ここから行くと次の街は…」

マーシュ「あんさんら……ミアレに向かっとるんやろ?」

マーマネ「はい」

マーシュ「なら、次の街はあそこどすな」

イエロー「あそこ?」

マーシュ「クノエからミアレへ行くとなるとあん街を通る事になる」

マーシュ「かつてアルセウスが訪れたとの言い伝えのある"神が訪れた街"」



次に行く街 前回今回未登場でポケモンゲームに登場した街
安価 下





625: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/06(土) 18:37:34.73 ID:pKjX79Bq0

デセルシティ




627: ◆REaanJQDzE 2017/05/06(土) 18:44:48.55 ID:03gHOzQ6O

デセルってフーパの映画の街でしたっけ?





628: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/06(土) 19:51:52.86 ID:pKjX79Bq0

そうだよ
本当はアルセウスの映画の舞台になった都市にしたかったけど名前忘れた




630: ◆REaanJQDzE 2017/05/07(日) 03:00:27.53 ID:TIMHQJDVO

マーシュ「クノエから出た森の先に広がる広大な砂漠。そしてその砂漠の中に佇む都市」

マーシュ「かつてアルセウスが立ち寄り、そしてカロスの邪神"フーパ"が住んでいたとされる都市"デセル"」

サトシ「アルセウスだって!?」

アセロラ、リーリエ、マオ「邪神フーパ!?」

スイレン「え?」

マーマネ「邪神?」

カキ「お前ら、何か知ってるのか?」

アセロラ「うーん、知ってるっていうか……」

リーリエ「知らないといいますか…」

マノン「?」

マオ「…………」

マオ「みんなに話さなきゃならない事が
あるんだ…」

全員「?」

・・・・

・・



※詳しくは>>572

リーリエ「私達の伝説のポケモンにはそんな秘密が……」

スイレン「何か話が壮大すぎて…」

イエロー「……そういえば…カントーにも神と呼ばれるポケモン"ミュウ"の伝説がありました…」

イエロー「その話からすると…ミュウもかつて、アルセウスに仕えていたという事でしょうか…」

カキ「……邪神フーパ…もう1つの目的であるアルセウスや天界の笛の糸口になるかもしれないな」

マーマネ「だね!」

マオ「まぁ、敵(カスミ)の言う事だから何処までが本当かはわからないけどね…」

マーシュ「でも、デセルはフーパがかつて居たとされる地…今もまだ居るとは限らんどす…」

マーシュ「何せカロスには、フーパの噂が所々に立ってるどす」

リーリエ「ですが…論理的結論から言いますと、どの道デセルはミアレに行くために通る街です!」

リーリエ「少しでもフーパについての情報を収集しましょう!」

リーリエ「ね?アセロラ!」

アセロラ「ふぁ?お話終わった?」ムニャムニャ

サトシ「ふ、フーパすっげーなぁ?ピカチュウ?」アセアセ

ピカチュウ「ピカ…」ハァ

マノン「だ、だよねー!フーパもアルセウスも凄い凄い!」アセアセ

マオ「君らには少し難しい話だったね?」

リーリエ「(難しい話を聞くとおねむなアセロラ可愛い)」ポッ

スイレン「(ふふっ、やっぱサトシには私がついていてあげなきゃ////)」

カキ「(少しお馬鹿なマノン萌え)」デレー

マーマネ「ダメだこいつら」

イエロー「あ、あの!」ガタッ

全員「!」




631: ◆REaanJQDzE 2017/05/07(日) 03:16:12.37 ID:TIMHQJDVO

アセロラ「ふぁ?どうしたのイエローちゃん?」

イエロー「じ、実はボク…ずっと考えてたんですが?」

アセロラ「?」

イエロー「じ、実はボク!コガネに向かおうと思うんです!」

マオ「え!?」

サトシ「どういう事だよイエロー!」

マーシュ「コガネいうと、デセルからはま逆の方向どすよ?」

イエロー「……ボク…コガネに行ってもう一度ちゃんとカスミさんと話をしたいんです…」

イエロー「……ボクからみんなについていくと言っておきながら勝手でごめんなさい…」

マーマネ「イエローさんそれって…」

スイレン「まさか、パーティから抜けるって事?」

マノン「え!?」

アセロラ「……………」

リーリエ「そんな!?」

イエロー「ボクもコガネから経由してミアレに向かい、皆さんと必ず合流します!」

イエロー「これ以上ボクのワガママで皆さんに迷惑をかける訳にはいきません…だから…」

イエロー「皆さんはボクに構わずデセルに向かって下さい!」

リーリエ「そ、そんな迷惑だなんて…」

マオ「そ、そうだよイエローさん!」

マーマネ「な、なんなら僕達もコガネを経由してデセルでそれから……」

カキ「待て!」

全員「!」

カキ「俺達のパーティのリーダーはアセロラだ」

カキ「この件に関してはアセロラが決める事だ」

カキ「そうだろ?勇者アセロラ?」

マノン「カキ……アセロラ……」

アセロラ「……………」

イエロー「勝手でごめんね?アセロラちゃん……」

イエロー「……でも…ボクのワガママを聞いて欲しいんだ…」

アセロラ「>>安価」


安価 近いレスの中




632: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/07(日) 03:37:20.35 ID:bpBRJWVI0

オッケー(ローラ風)




633: ◆REaanJQDzE 2017/05/07(日) 12:18:42.11 ID:TIMHQJDVO

アセロラ「オッケー☆」キャピーン

イエロー「アセローラちゃん!」

リーリエ「アセローラちゃん可愛い!」

スイレン「ねぇ、サトシ。アセロラのやつ、あんな事やって恥ずかしくないのかな?」

サトシ「そっか?可愛いだろ?」

スイレン「!?」

マーマネ「で、でもいいの?アセロラちゃん?」

アセロラ「……イエローちゃんが決めた道だ、アセロラはそれを尊重するよ」

アセロラ「だから、アセロラ達はアセロラ達の道に進もう」

アセロラ「一刻も早く世界を救う為に!」グッ

マオ「アセロラ……」

カキ「ふっ」

イエロー「アセロラちゃん…」

イエロー「ありがとう!」

アセロラ「えへへ!」

アセロラ「でもね?イエローちゃん、約束して!」

アセロラ「必ずまた後でミアレで合流するって!」

イエロー「………はい!」



マーシュ「勇者はん達、今回は本当にありがとな」

マーシュ「感謝しても感謝しきれんどす!」

アセロラ「ううん、いいんだよ!勇者として当然の事をしたまでですから!」

カレン「必ずまた遊びに来てね!」

アサミ「可愛い服をたくさん用意して待ってるよ〜!」

マオ「ありがとうございます!」

マノン「必ずまたくるね!」

キリカ「スイレンちゃん〜!頑張ってね?」コノコノー

スイレン「お、オッケー☆////」モジモジ

サトシ「?」

アセロラ「何やってんのスイレン」




634: ◆REaanJQDzE 2017/05/07(日) 12:32:35.42 ID:TIMHQJDVO

シオネ「リーリエちゃん、マオちゃん、君達は私の命の恩人みたいなものだよ」

シオネ「私は……この恩を一生忘れません」グスッ

マオ「そ、そんな大袈裟な…」アセアセ

リーリエ「シオネさん」スッ

シオネ「?」

リーリエ「シオネさんなら必ずマーシュさんのような素敵なデザイナーになれます!私が保証します!」

リーリエ「私、応援してますから!がんばリーリエです!」グッ

シオネ「…………うん!」グスッ

イエロー「皆さん!」ザッ

全員「!」

イエロー「今までお世話になりました!」

イエロー「そして、必ずミアレで合流しましょう!」

マーマネ「うぅ、イエローさん…」グスッ

カキ「泣くなマーマネ…」

マオ「でも、やっぱ寂しいね」

スイレン「うん…」

リーリエ「イエローさん!」ダキッ

イエロー「リーリエちゃん」グスッ

リーリエ「さ、最後にお別れのちゅーを……」ンー

イエロー「やめて」グイッ

サトシ「イエロー!絶対にまた会おうぜ!」

イエロー「うん!」

アセロラ「イエローちゃん。次はミアレで」

アセロラ「約束だよ?」ニコッ

イエロー「アセロラちゃん……」

イエロー「………………」

イエロー「はい!オッケー☆」キャピーン

アセロラ「えへへ!」ニコッ



アセロラ「さぁ!みんな、次の目的地は神の訪れた街"デセル"だ!」

アセロラ「また新しい冒険にしゅっぱつしんこー!」

全員「おー!」


こうして四天王カスミからクノエの村を救ったアセロラ達は
イエローとミアレで合流する事を約束し
次なる街、デセルへ向かうのであった…




635: ◆REaanJQDzE 2017/05/07(日) 19:49:15.24 ID:TIMHQJDVO

アセロラ達勇者一行はかつて神が訪れたとされる街、デセルへ向かう為に広大な砂漠を渡っていた


カンカン


パカラ パカラ

アセロラ「ふぁ〜あっついよぉ」ダラダラ

リーリエ「ぬ、脱ぎますかアセロラ?」フンス

アセロラ「いや」

スイクン「く、クーン……」ヨタッ

マノン「スーさんもグロッキーだね」

スイレン「この灼熱の中、お荷物を3人も乗せてずっと歩きっぱなしだからねぇ」

アセロラ「な」

リーリエ「ん」

マノン「だと?」

スイレン「ふんっ」

マオ「ちょっと、この熱いのにケンカはやめてよ!」

スイレン「だ、だって!スーさんの親は私なのに!」

スイレン「何で私は徒歩であいつらはずっとスーさんの上で楽してるの!?」

アセロラ「だって勇者だし」パカラ

リーリエ「姫ですから」パカラ

マノン「いいじゃん別に」パカラ

スイレン「そこ代われ!」

サトシ「まぁまぁ、いいじゃんスイレン」アヂー

スイレン「……ま、まぁ…サトシが言うなら…」

アセロラ「さっすがサトシ!やっさしいー!」

マーマネ「てゆーか、デセルはまだなの?」

マーマネ「このままじゃミイラになっちゃうよ……」

リーリエ「ダイエットに丁度いいじゃないですか」

マーマネ「え」

カキ「しかし…もうそろそろのデセルが見えて来てもいいハズなんだが…」

カキ「ん?」

マオ「ん?どうしたのカキ?」

カキ「>>安価」



安価 近いレスの中




636: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/07(日) 19:52:42.69 ID:g2wYrovw0

誰か倒れてるぞ!




637: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/07(日) 20:09:44.32 ID:PEHRweNoO

気のせいか...?この場所一度通ったような......




638: ◆REaanJQDzE 2017/05/07(日) 20:16:56.80 ID:TIMHQJDVO

カキ「……………」

マオ「ね、ねぇ…どうしたの?」

カキ「いや……」

カキ「(気のせいか?ここは一度通ったような……?)」

マーマネ「あー!」

アセロラ「ふぁ?」

サトシ「どうした!?マーマネ!」

マーマネ「あ、あそこに誰か倒れてるよ!」

全員「!」


誰か倒れてる人

ポケモンゲームに登場した未登場有名トレーナー(女性)
安価下





639: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/07(日) 20:20:38.77 ID:5ZwBTnkt0

エリカ




640: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/07(日) 20:31:52.94 ID:g2wYrovw0

エリカ出たね・・・
マツリカで




644: ◆REaanJQDzE 2017/05/07(日) 20:54:58.91 ID:TIMHQJDVO

アセロラ「ふぁー!大丈夫ー?」ダッ

「うぅっ……」

マツリカ「おー、人だー!助かったよ」

マツリカ「カミサマに感謝感謝」

アセロラ「ふぁ?」

リーリエ「まぁ、美人さん」

サトシ「なぁ、何でこんな所に倒れてたんだ?」

マツリカ「いやー、実は絵を描くために砂漠に出たら迷っちゃってね?」

マツリカ「ぐるぐるしてたら倒れてた」アハハ

スイレン「何か…危機感がないというか……」

マオ「ゆっるい人だね…」

カキ「なぁ、絵を描くために砂漠に出たって事はデセルの人間なのか?」

マツリカ「うん、そうだよ」

マツリカ「いやぁ、しぬかと思ったよ。君達が来てれて良かったぁ」

マノン「全然危機感が伝わってこない…」

マツリカ「やっぱりこれも普段の信心のお陰だね。カミサマに感謝感謝」

アセロラ「カミサマ?」

リーリエ「信心?」

マツリカ「あ、名乗るのが遅れちゃったね?」

マツリカ「あたしはマツリカ。デセルの人間で趣味で絵描きをやってるんだ」

マツリカ「よろしくね?」

マツリカ【デセル出身、アルセウス教信者】

アセロラ「ふぁ!私はアセロラ!よろしくね!マツリカちゃん!」

マツリカ「うん、よろしく!アセロラ!」

リーリエ「あ、あの…先程言っていたカミサマというのは……?」

マツリカ「ああ…」

マツリカ「デセルはあのアルセウスが訪れた街って噂は知ってるでしょ?」

リーリエ「はい、まぁ……」

マツリカ「アルセウスはあの街ではカミサマその者」

マツリカ「そして、あたしは、そのアルセウスを崇めるアルセウス教の信徒なんだよ」

カキ「アルセウス教だと?」

マツリカ「うん、デセルで一番ポピュラーな宗教だよ」

マツリカ「アルセウス教はカミサマ、アルセウスを崇め、神の声が聞けると言われている、ゲーチス様をトップに集まった集団なんだ」

サトシ「ゲーチス?」

アセロラ「神の声?」

スイレン、マオ、マーマネ、マノン「(うっさんくせぇ……)」

マツリカ「ほらっ、見て」ゴソゴソ

マツリカ「このアルセウス教のシンボルマークの形をしたブローチ」

マツリカ「これ、あたしの宝物なんだっ」ニコッ



アルセウス教のシンボルマーク
安価 近いレスの中




645: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/07(日) 21:55:51.81 ID:g2wYrovw0

アルセウスにまたがるゲーチスの絵




647: ◆REaanJQDzE 2017/05/07(日) 22:21:08.89 ID:TIMHQJDVO

マオ「あ、あのこれは……」

マツリカ「んー?アルセウス教のシンボルマークだよ?」

マオ「い、いや…その…このアルセウスに股がってる人は誰なのかなーなんて…」ハハハ

マツリカ「よくぞ聞いてくれました!」

全員「!?」ビクッ

マツリカ「アルセウスに股がるこのお方こそ、アルセウス教のトップであり、神の声が聞こえるお方、ゲーチスさまなのでーす!」エッヘン

マオ「はは…そうなんだ…」

スイレン「(ダサいにも程があるよ…)」

カキ「(絶対インチキだろ)」

リーリエ「(てゆーか…神様であるアルセウスに股がるとか……)」

マーマネ「(ありえない……でも……)」チラッ

マツリカ「このブローチ…あたしの宝物なの…!」スリスリ

スイレン、マーマネ、リーリエ、マオ、カキ「(指摘したら絶対怒るだろうなぁ……)」

アセロラ「ふぁー?これがシンボルマーク?カッコわるいよー」ブー

マノン「てゆーか、何でゲーチスって人は神様に股がってんの?」

サトシ「何かこのゲーチスってやつ偉そうだな。な?ピカチュウ?」

ピカチュウ「ピカピ……」

マオ「やめろ!3馬鹿トリオ!」

サトシ「だってなぁ?」

マノン「ねぇ?」

アセロラ「アセロラちゃんは、勇者として本音を言ったまでです!」エッヘン

マオ「威張るな!空気よめ!」

マーマネ「ひ、ひぇ〜…」チラッ

マツリカ「………………」プルプル

マーマネ「あわわ…絶対に怒ってらっしゃる……」ガクガク

リーリエ「あ、アセロラ。宗教家の人達に今のは少しマズいのでさ?」ヒソッ

スイレン「そ、そうだよサトシ…」アセアセ

カキ「マノン……今のは流石に……」

アセロラ「アセロラ、嘘つきは嫌いです」

リーリエ「マツリカさん。そのシンボルマーク、論理的結論から言いますと、ダサいです!」

サトシ「ゲーチスって奴怪しい顔してるぜ!スイレンもそう思うだろ?」

スイレン「ゲーチスって絶対悪人だよマツリカさん!」

マノン「お兄ちゃ〜ん」

カキ「神はアルセウスではない。マノンだ!」

マオ「もうやめろ馬鹿共!」

マーマネ「(終わった……)」ガクッ

マツリカ「………………」プルプル

マツリカ「>>安価」


安価 近いレスの中




648: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/07(日) 22:25:33.59 ID:lKMncxao0

君たちもそう思うのかい(ほっとしたような声で)




649: ◆REaanJQDzE 2017/05/07(日) 23:10:29.95 ID:TIMHQJDVO

マツリカ「…………………」プルプルプルプル

マーマネ「あわわわわ…ご、ごめんなさい!」

マオ「そ、そうなんだよ!この子達、ちょっとアホなだけで決して悪気は…」

サトシ「おいマオ!アホはないだろアホは!」ブー

マノン「ノンノンノン!マノンはアホじゃないよ!」ブー

アセロラ「あ、アホって言う方がアホなんだもん!」ブー

マオ「ややこしくなるから少し黙ってて!」

マツリカ「……ぷぷ…」

全員「?」

マツリカ「……あははは!正直だね君ら!」

マオ「へ?」

アセロラ「ふぁ?」

マツリカ「……ふふっ、やっぱり君達もそう思う?実はあたしもこのシンボルマークはちょっとないかなーって思ってたんだ…それに…」

マツリカ「……いくらゲーチス様でも、カミサマに股がってるのはちょっと違うかなーなんて……」

アセロラ「マツリカちゃん……」

マツリカ「んー、でも、あたしがアルセウス様をカミサマだと思って信仰してるのは譲れないけどねー」

マーマネ「ま、マツリカさんがいい人で良かった…」ホッ

マツリカ「ま、宗教の自由って言葉もあるしね?あたしは別に君らがアルセウス教をどう思おうが気にはしないよ」

マオ「ま、にしてもさ、マツリカさんの大事な物を笑ったんだし、少しは反省しないとね?」

アセロラ、サトシ、マノン「ごめんなさい…」ペコリ

マツリカ「いーって、いーって」

カキ「なぁ、マツリカ」

マツリカ「!」

カキ「マツリカはデセルの人間なんだろ?何故、付近の砂漠で迷っているんだ?」

マツリカ「んー、それはね?」

マツリカ「うっかり捕まっちゃったからだよ〜」

リーリエ「捕まった?」

マツリカ「君ら、実は同じ所をぐるぐる回ったりしてなかった?」

全員「!?」

カキ「(やはりか……)」

マツリカ「これはね?>>安価の仕業なんだよ」



アセロラ達やマツリカが同じ所をぐるぐる回っている理由

安価 近いレスの中




650: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/07(日) 23:15:03.76 ID:g2wYrovw0

砂漠に住んでるAZってオッサンが住処に近づけさせないためにシンボラーの催眠術で幻覚を見せてるからだよ




652: ◆REaanJQDzE 2017/05/07(日) 23:33:25.37 ID:TIMHQJDVO

マツリカ「噂じゃあ、この砂漠にはAZっていう人が住んでるらしくてね?」

マツリカ「そのAZがシンボラーを使って幻覚を見せてるらしいよ〜」

マツリカ「地元じゃ有名な話なんだ。でもほらっ!あたしってちょっとヌケてるとこあるから…」

スイレン「うっかりはまっちゃったんだ?」

マツリカ「テヘペロ」

サトシ「成る程な…ポケモンの仕業か」

リーリエ「あの……マツリカさん。そのAZさんは何の為に幻覚を……?」

マツリカ「さぁ?実在するかわからないし………あ!」

カキ「どうしたんだ!?」

マツリカ「ちなみにあたしはAZの事を親しみを込めて"AZにゃん"と呼んでるよ!」

マオ「今はその情報はいらないです」

スイレン「でも……ポケモンの見せてる幻覚だとしたら、どうやって抜け出す?」

カキ「実際全く幻覚だと気づかなかったしな…」

リーリエ「……これは…かなり高度な幻覚ですね…」

マツリカ「そうなんだよね?それであたしも困ってたとこなんだ…」ゴソゴソ

アセロラ「ふぁ?どうしたのマツリカちゃん」

マツリカ「ごめんね?ちょっとお祈りの時間」

マツリカ「これはかかせないからさ」

アセロラ「お祈り?」

マツリカ「…………………」ブツブツブツ

全員「…………………」

サトシ「………俺達はさ、とりあえずここにから抜け出す方法を考えないか?」

スイレン「そうだね……」

カキ「まずは、幻覚の主、シンボラーを見つけないとな」

リーリエ「!」ピキーン

マオ「どうしたのリーリエ?」

リーリエ「私、閃きました!」



リーリエが思い付いたシンボラーを見つける方法
安価 近いレスの中




653: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/08(月) 00:03:58.96 ID:ubJcMzAU0

料理を作って臭いでおびき出す




655: ◆REaanJQDzE 2017/05/08(月) 01:03:30.74 ID:IbY39EFOO

リーリエ「ふふふ!私、閃きました!」

マオ「本当!?」

スイレン「さすがリーリエ!」

リーリエ「名づけて!お料理を作って美味しそうな臭いでシンボラーを誘きだそう作戦です!」

アセロラ「ふぁー?」

マーマネ「何それ」

リーリエ「その名の通りです!」

カキ「そんなんで出てくる訳ないだろ」ハァ

サトシ「だいたいシンボラーの好物ってなんだ?」

リーリエ「文句を言うのならば、貴方達が何かいい案を出して下さいよ!この役立たずダグトリオ!」キーッ

カキ「だ、ダグ……」

マーマネ「役立たず……」

サトシ「………まぁ、やるだけやってみるか……」

マノン「そもそも料理する道具はあるの?」

マオ「鍋とクノエで調達した料理なら……」

カキ「………バクガメス」ボンッ

バクガメス「バクー」


……30分後……

グツグツ

バクガメス「バクー」メラメラ

マーマネ「(バクガメスコンロ便利だな…)」

マオ「よし!できた!マオちゃんシチュー!」

サトシ「うまそーな匂いだな…」ジュルリ

アセロラ「ふぁ〜美味しそー…」ジュルリ

リーリエ「はい…ハングリーなアセロラ、とっても美味しそうです…」ジュルリ

スイレン「で、どうするの?」

マノン「……出てくるまで待つ?」

リーリエ「えーと……」

マツリカ「あー!美味しそうな臭い!」

マオ「マツリカさん…」

アセロラ「お祈り終わったんだ」

マツリカ「いただきマンムー!」パクッ

スイレン「ちょっ……!」

バサッ バサッ

シンボラー「ボラー!」

全員「!」

カキ「あれは…シンボラーだ!」

アセロラ「ふぁ…本当に出てきた!」

マオ「マジかい」

リーリエ「ほらっ!ね?ね?」

シンボラー「ボラー!」ダッ

カキ「攻撃してくるぞ!」




656: ◆REaanJQDzE 2017/05/08(月) 01:14:50.26 ID:IbY39EFOO

マツリカ「シンボラーが出てきた…あたしのお祈りが通じたんだ…」

マツリカ「ありがとー!カミサマ!」キャホーイ

スイレン「違う!あと、それどころじゃないよ!」

シンボラー「ボラー!」

マーマネ「あわわ…」アセアセ

サトシ「ピカチュウ!10万ボルト!」

ピカチュウ「ピカー!」

ビリビリビリ

シンボラー「ボラー!!」ビリビリ

シンボラー「……………」ドサッ

マオ「やった!シンボラーを倒した!」

サトシ「へへっ!やったな!ピカチュウ!」

ピカチュウ「ピカー!」

アセロラ「ふぁー!サトシ!カッコいーい!」

スイレン「(濡れた…////)」

ぐにゃーん

リーリエ「!」

リーリエ「見て下さい!景色が!」

マツリカ「シンボラーを倒した事で幻覚が解けたんだ」

マノン「……嘘でしょ?」

カキ「……何てこった……」

マオ「街が……目の前にあったなんて……」


〜神の訪れた街 デセル〜

アセロラ「ふぁ!これがデセル……」

スイレン「何か…大都市ってカンジだね……」

マーマネ「なんかおっきいタワーもある!」

サトシ「すっげー!入ってみようぜ!」

アセロラ「うん!」

マツリカ「君達!」

全員「?」

マツリカ「色々ありがとー。お陰で助かったよ!」

マツリカ「君達との巡り合い、カミサマに感謝感謝」

リーリエ「マツリカさんはこれからどちらへ?」

マツリカ「>>安価」



安価 近いレスの中




658: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/08(月) 01:50:42.58 ID:Okqr8VN50

コガネシティ




659: ◆REaanJQDzE 2017/05/08(月) 12:33:23.61 ID:IbY39EFOO

マツリカ「ん〜、あたしは一度家に帰ってシャワーを浴びてから、アルセウス教の集まりに出て、その後はコガネの方にでも、またふらふらっと絵を描きに行こうと思ってるよ?」

リーリエ「……シャワー… 」ゴクリ

アセロラ「リーリエ」

サトシ「アルセウス教の集まり?」

マツリカ「そ。ほらっ、あそこにおっきいタワーが見えるでしょ?」スッ

全員「!」

マツリカ「あれはデセルのシンボルデセルタワー」

マツリカ「かつてアルセウスが現れたと言われた場所に記念として建てられたタワーだよ」

カキ「アルセウスが……」

マツリカ「今日はあそこでゲーチス様が神の声をお聞きになるらしいんだ」

マツリカ「だから教団やデセル市民の人達がみんなで集まって神の声を聞きにいくんだよ」

サトシ「ゲーチス……」

アセロラ「神の声……か……」

マツリカ「…………キョーミある?」

アセロラ「…………………」

リーリエ「は、はい!恥ずかしながら私、マツリカさんのシャワーを浴びているお姿!キョーミあります!」フンス

マツリカ「え?」

マオ「本当に恥ずかしいよ」

アセロラ「………アルセウス教の集会…か……」



デセルタワー

ザワザワ

アセロラ「ふぁー、これが集会…」

リーリエ「人がたくさんいますね」キョロキョロ

マオ「デセル市民のほとんどが来てるんじゃない!?」

カキ「だが……ひょっとしたらアルセウスや天界の笛の手掛かりになる事があるがもしれない……」

マノン「……うぐ……狭……」

マーマネ「つ、潰される……」

スイレン「せ、狭い……」サワサワ

サトシ「!?」

サトシ「お、おいスイレン!変なとこ触るなよ!」

スイレン「せ、狭いんだし仕方ないでしょ?////」

リーリエ「ですよねー」サワサワ

アセロラ「殴るよリーリエ」ガシッ

マーマネ「!」

マーマネ「みんな見て!」

マーマネ「ゲーチスって奴が出てきたよ!」

全員「!」





660: ◆REaanJQDzE 2017/05/08(月) 12:50:03.24 ID:IbY39EFOO

「教団…市民の皆様……そして、他の街からいらっしゃった方もおられるでしょう…」

ゲーチス「本日はワザワザご足労申し訳ございません」コツコツ

ゲーチス「ワタクシがアルセウス教教主、ゲーチスです。お見知りおきを…」ニコッ

ゲーチス【アルセウス教、教主】

ウオー!ゲーチスサマ! コウゴウシイ… アリガタヤアリガタヤ

サトシ「あいつがゲーチスか…」

マノン「凄い人気だね…」

スイレン「胡散臭そう…」ジトー

アセロラ「…………………」

ゲーチス「………うっ……!」クラッ

ゲーチスサマ!? ドウシタンダ? マサカカミサマノコエガ…

ザワザワ

アセロラ「ふぁ?あのおじさん急にどうしたの?」

リーリエ「お腹でも痛いのでしょうか?」

マノン「違うんじゃない?」

ゲーチス「ぅ……うあぁ……!き、来た!来ました!アルセウスのお言葉が!」ハァハァ

サトシ「アルセウスの言葉だって!?」

リーリエ、スイレン、マオ、カキ、マーマネ「(胡散臭さ120%だな)」

ゲーチス「はぁはぁ……失礼……」

ゲーチス「たった今、我らが神…アルセウスのお言葉が私に降りてきました…」ハァハァ

ゲーチス「……このワタクシめが…及ばずながら、神のお言葉を代弁させて頂きます…」

ゴクリ



ゲーチスが代弁する神(アルセウス)のお言葉
安価 近いレスの中




661: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/08(月) 12:57:38.40 ID:CUAG92lJ0

この街に大きな混乱が近く訪れるであろう




662: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/08(月) 15:18:28.88 ID:mVfORgmq0

この街に災いが起きるといいますそしてこの街に勇者御一行様が訪れその災いから守って下さると




663: ◆REaanJQDzE 2017/05/08(月) 19:02:27.60 ID:IbY39EFOO

ゲーチス「……アルセウスはこう仰っております…」

ゲーチス「……近く…この街に大きな混乱が訪れるであろう……」

コンランダッテ? イヤー!タスケテアルセウスサマー

ドヨドヨ

マオ「どうなってんのこれ?」

カキ「混乱?」

ゲーチス「……しかし…皆さん。安心して頂きたい!」

民衆「!?」

ゲーチス「アルセウスはこうも仰っている!」

ゲーチス「この街に勇者一行が現れ街の混乱をおさめてくれる……と……」

ユウシャダッテ? アノシテンノーヲタオシタッテイウ… ビショウジョトウワサノ?

ドヨドヨ

サトシ「……なぁ、アセロラ。あいつとどっかで会った事あんのか?」

アセロラ「………ううん…会った事ないよ…」

アセロラ「でも……」

ゲーチス「神の声を聞いた事で力を使いすぎた…」

ゲーチス「皆さん…申し訳ないが、本日はこの辺で……」サッ

ウオー!イイゾゲーチスサマー! ステキー

ワー ワー ワー

アセロラ「……あのおじさんに会う必要はできたみたい……」



祭司「ゲーチス様。本日の神託もご苦労様でした」

ゲーチス「うむ」

コラートマレクソガキー! ファー!ハナセー!

ゲーチス「!」

ゲーチス「何事だ?」

祭司「はて?なにやら騒がしいようですが……」

警備「こらー!止まれ糞ガキ!」

アセロラ「べー!」ダッ

ゲーチス「何事です?」

警備「げ、ゲーチス様…すみません。このガキが……」

ゲーチス「ガキ?」

アセロラ「……初めまして。教主のおじさん!」

アセロラ「"勇者"のアセロラだよ!」

ゲーチス「>>安価」



安価 近いレスの中




664: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/08(月) 19:04:12.20 ID:5rRCBqL9O

その額の紋章・・・
まさしく勇者様だ




665: ◆REaanJQDzE 2017/05/08(月) 19:22:22.11 ID:IbY39EFOO

祭司「な、なんだこの汚い子供は!すぐにつまみだ……」

ゲーチス「待ちなさい!」

祭司「!?」

ゲーチス「(この額のギラティナオリジンフォルムの紋章…)」

ゲーチス「(まさしく勇者の証…)」

アセロラ「………………」

ゲーチス「(やはりあの女の言った通りか……)」

ゲーチス「……これはこれは勇者様」ニコッ

ゲーチス「ワタクシはアルセウス教の教主を務めさせて頂いております。ゲーチスと申します」

ゲーチス「どうぞお見知りおきを」ニコッ

アセロラ「うん!よろしく〜」

祭司「げ、ゲーチス様!?」

ゲーチス「この少女はまさしく勇者様だ。貴様ら!無礼であるぞ!」

祭司、警備「も、申し訳ございません…」

ゲーチス「勇者様…どうかこの憐れな子羊達の不敬をお許しくだされ……」スッ

アセロラ「いいよー!別に」

ゲーチス「ありがたき幸せ…」

ゲーチス「勇者様のご活躍は存じております…」

ゲーチス「あの神に仇なす魔王軍の四天王や殺戮姉妹を薙ぎ倒したとの話は、ワタクシ達教団の間でも評判でございます」

アセロラ「勇者として当然の事をしたまでです!」エッヘン

ゲーチス「左様でございますか。流石は勇者様」

ゲーチス「……ところで…本日は何用でワタクシなどにワザワザ会いに?」

アセロラ「……おじさん……アルセウスの声を聞けるって本当?」

ゲーチス「!?」

祭司「げ、ゲーチス様に向かって無礼な!」

ゲーチス「やめろ」

祭司「ゲーチス様……」

ゲーチス「本当でございますが?何故そのような事を…?」

アセロラ「………ふーん…」

アセロラ「ううん、それだけ!」

ゲーチス「……そうでございますか」

ゲーチス「どうですか?勇者様。これから勇者様の歓迎を兼ねて食事でも……」

アセロラ「ううん、いいや!」

アセロラ「じゃーね!おじさん!」

タッタッタ

ゲーチス「……………」




666: ◆REaanJQDzE 2017/05/08(月) 19:34:20.98 ID:IbY39EFOO

祭司「あれが勇者か……ただの礼儀のなってない子供のようにしか……」

ゲーチス「………………」スッ

祭司「ゲーチス様?どちらへ……」

ゲーチス「……神託で少し疲れた。部屋に戻る」

ゲーチス「ついてくるな」

祭司「は、はぁ……」


ゲーチスの部屋

ゲーチス「………………」バタン

「お疲れ様。ゲーチス」

ゲーチス「!」

ゲーチス「……おやおや、来ていらっしゃったのですか…」

フードの女「相変わらず見事な演説だったよ」ニコッ

ゲーチス「……ふふふ、これはお褒めにお預り光栄……」

ゲーチス「……しかし…改めて驚きましたよ」

ゲーチス「先程勇者が現れました。何もかも貴女の言った通りだ……」

フードの女「……そっか…ようやくアセロラがこの街に来たんだ…」

ゲーチス「……貴女の預言は素晴らしいの一言です!」

フードの女「………預言じゃないよ」クスッ

ゲーチス「?」

フードの女「……全部…見てきたからね?」ニヤッ



マオ「アセロラ遅いなぁ…」

マーマネ「大丈夫かなアセロラちゃん…」

サトシ「!」

サトシ「お!戻ってきたぜ!」

アセロラ「ふぁー!待たせてごめんねー!サトシ!みんな!」

スイレン「私達はついでか」

サトシ「アセロラ!あのゲーチスって奴どうだった?」

サトシ「何かされたりしなかったか!?」

アセロラ「>>安価」



安価 近いレスの中




667: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/08(月) 19:39:18.18 ID:ubJcMzAU0

別に、それよりお腹すいたからどっかで食べてこうよ




670: ◆REaanJQDzE 2017/05/08(月) 23:17:19.58 ID:i+bRBz0qO

アセロラ「別に!大丈夫だったよ!」

アセロラ「ねぇ!それよりもアセロラお腹すいちゃった!」

アセロラ「ご飯でも食べにいかない?」

サトシ「え?」

スイレン「緊張感ないんだから…」

リーリエ「まぁまぁ、いいじゃないですか!」

マオ「そうだね!腹が減っては戦はできぬって言うしね!」

アセロラ「よっし!決まりー!」


デセル レストラン

アセロラ「ふぁー!ここのお料理美味しいねー!」

サトシ「……なぁ、アセロラ。本当に何もなかったのか?」

アセロラ「……心配してくれるの?」

サトシ「そりゃ当たり前だろ?」

アセロラ「サトシ……」

スイレン「けっ」

マオ「スイレン……」

リーリエ「!」

リーリエ「あそこにいるのは!」

マノン「え?」

マーマネ「マツリカさんだ!」

マツリカ「……………」カキカキ

アセロラ「なんか絵を描いてるよ〜」

マオ「レストランで絵を描くって…」

アセロラ「何描いてるのかな?見てこよっと!」

カキ「おい!アセロラ!」


マツリカ「………………」カキカキ

アセロラ「…………………」ソーツ


マツリカが描いてる絵
安価下




671: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/09(火) 00:00:33.93 ID:MV15gSNB0

AZの肖像画




672: ◆REaanJQDzE 2017/05/09(火) 00:36:50.89 ID:3fNZ8KrkO

マツリカ「………………」カキカキ

アセロラ「ふぁー…」

マツリカ「!」ビクッ

アセロラ「あ、ごめんね?」

マツリカ「い、いや、いいよ」

マツリカ「びっくりしたなぁ…いつからそこに?」

アセロラ「今だよ!」

アセロラ「みんなとご飯食べにきたの!」

マツリカ「そっかぁ…」

アセロラ「マツリカちゃんお絵描き上手だね!」

アセロラ「そのおじさんは誰なの?」

マツリカ「ん〜?あー、この人はね、AZにゃんだよ」

アセロラ「え、えー!?このおじさんがAZにゃんなの!?」

マツリカ「うん、そうだよ」

アセロラ「で、でもAZにゃんは実在するかわからないって…」

マツリカ「噂はいっぱいあるって言ったでしょ?」

マツリカ「噂の特徴を繋げて……後は想像かな?」

アセロラ「マツリカちゃんすっごーい!想像力が足りてるよ!」キラキラ

マツリカ「ありがと」ニコッ

マツリカ「それよりもさー、今日の集会に来てたね?」

アセロラ「ふぁ、ちょっと興味があって……」

マツリカ「……街が混乱に陥っているところを噂の勇者様が助けてくれるか……」

マツリカ「………勇者……」

マツリカ「んー?そういえば、会った時に、アセロラ、自分の事勇者とか言ってなかったっけ?」

アセロラ「>>安価」


安価 近いレスの中




673: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/09(火) 00:57:48.52 ID:2hUMRZ4C0

そうだとしたら?




674: ◆REaanJQDzE 2017/05/09(火) 01:22:01.33 ID:3fNZ8KrkO

アセロラ「そうだとしたら?」

マツリカ「え!?そうなの!?」ガタッ

ザワザワ

オイオイナンダ? イマユーシャトカ…

アセロラ「ま、マツリカちゃん、シーっ」

マツリカ「あ、ごめん……」

アセロラ「ふぁー、本当は内緒にしてなくちゃいけないんだけどね?」

アセロラ「やっぱりアセロラの溢れだす勇者オーラ(カリスマ性)がそうさせてくれないか……」ハァ

マツリカ「いや、自分で言ってたじゃん」

アセロラ「ほらっ」ピラッ

マツリカ「え?それって……」

アセロラ「ギラティナオリジンフォルムの紋章。勇者の証だよ!」

マツリカ「へー…これが噂の……」

マツリカ「凄い…スケッチさせてもらお」カキカキ

アセロラ「えへへ/////」

「おい!アセロラ!」

アセロラ、マツリカ「!?」ビクッ

カキ「遅いから様子を見に来てみれば……」ワナワナ

カキ「まったく!あれ程勇者の事は内緒にしろと!」ガミガミ

アセロラ「ふぁーん!ごめんなさーい!」ビエーン

カキ「いや、今日という今日はお説教だ!」ガーッ

アセロラ「うわぁーん!」ビエーン

マツリカ「(これが勇者?)」

サトシ「もうその辺にしておいてやれよカキ?」

カキ「サトシ……だが……」

アセロラ「ふぁーん!サトシィ」ダッ

サトシ「ははは…」ヨシヨシ

マツリカ「あー、あのさ…」

カキ、サトシ、アセロラ「!」

マツリカ「ほ、ほらー、その…アセロラから溢れ出る勇者オーラ?が隠しきれてなかったみたいでさ?」

マツリカ「なんと…あたしが見破っちゃったんだよねー?だからさ、許してあげなよー?」

アセロラ「マツリカちゃん……」

カキ「だ、だが…」

アセロラ「そー、そー!マツリカちゃんの言うとおりなのです!」

カキ「お前はまったく反省を……」

サッ

アセロラ「……………」カクレ

サトシ「…………………」

カキ「おい!サトシの後ろに隠れてないで……」

サトシ「まぁ、許してやれよカキ?」

カキ「ううむ……」




675: ◆REaanJQDzE 2017/05/09(火) 01:34:59.93 ID:3fNZ8KrkO

マツリカ「ははっ、何かサトシとアセロラってさ?」

アセロラ「ふぁ?お、お似合いかな?」ドキドキ

マツリカ「兄妹みたいだね」

アセロラ「ふぁ……」ガクッ

マツリカ「……まー、でもさ?アセロラが勇者様なら街が混乱に陥ったら是非助けてよ?」

アセロラ「とーぜん!」

マツリカ「…………そっか……」パタン

マツリカ「期待してるよ〜」

マツリカ「それじゃー、あたしはこれで」ヒラヒラ

アセロラ、サトシ、カキ「?」


翌日

サトシ「街が混乱だのなんだのって話だったけど、結局なんもなかったなー?」

マーマネ「やっぱ、あのゲーチスって奴インチキなんじゃない?」

カキ「まぁ、平和に越した事はないだろ」

ザワザワ

サトシ「ん?」

カキ「なんだ?騒がしいな…」

ザワザワ

ヒデエナ… コレデナンケンメダ… カワイソウニ

マーマネ「?」ヒョコッ

サトシ「なぁ、いったい何が……」ヒョコッ

カキ「!?」

サトシ「……これは…」

マーマネ「オエー」ゲロゲロ

町民A「また少女の惨殺死体か……」

町民B「酷い…まだ小さいのに……ああ…アルセウス様……」

町民C「血を全部抜かれてやがる…可哀想に……」

ザワザワ

サトシ、カキ、マーマネ「……………」

「おーい!」

サトシ「!」

マオ「おいてくなんて酷いぞー!」

スイレン「ま、待ってサトシ…」ハァハァ

アセロラ「ふぁ?人だかりだ!」

リーリエ「何かあったのですか?」

サトシ「……何にもないよ…なぁ?マーマネ?」チラッ

マーマネ「え?あ、うん!そうだね!」

マーマネ「さ、早く朝食食べに行こうよ!」

リーリエ「?」

マノン「ん?何かあったのかな?」ピョンピョン

カキ「マノン」スッ

カキ「見るな」

マノン「………え?」




676: ◆REaanJQDzE 2017/05/09(火) 01:48:37.69 ID:3fNZ8KrkO

アセロラ「……………?」

「…………」スッ

アセロラ「!」

サトシ「どうしたんだアセロラ?行こうぜ?」

アセロラ「あ、うん……」

アセロラ「(今のフードの人…アセロラ達を見てた……?)」

アセロラ「(顔は見えなかったけど…長い綺麗な金髪の髪……)」



マオ「でさー?今日はどうする?」

スイレン「アルセウスや天界の笛の事もあるし、やっぱりもう一回ゲーチスって奴の所に行く?」

マノン「あのゲーチスって奴、絶対に怪しいよね!」

リーリエ「んー、そうですねぇ…」

アセロラ「………………」

マーマネ「ねぇ…」ヒソッ

カキ「ああ……」

サトシ「……さっきの血を抜かれてた女の子……アセロラ達と同じくらいの歳の女の子だった……」ヒソッ

カキ「……どう思う……?」ヒソッ

マーマネ「どうって……"また"とか言ってたし……」ヒソッ

サトシ「……きっと今までに何回も同じ事があったんだな…」ヒソッ

サトシ「正直……俺はこの事件にアセロラ達を関わらせたくない」ヒソッ

カキ「………同感だ」ヒソッ

マーマネ「……決まりだね」ヒソッ

マオ「ちょっと!男子!なんなのよさっきからヒソヒソと!」ガタッ

サトシ、カキ、マーマネ「!」

リーリエ「そうです!ちゃんと真面目に話に参加してください!」

カキ「>>安価」



安価 近いレスの中








677: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/09(火) 01:55:02.16 ID:ea4Wp2V+0

すまないちょっと用事が




678: ◆REaanJQDzE 2017/05/09(火) 09:28:26.35 ID:3fNZ8KrkO

カキ「すまん。ちょっと用事が」

サトシ「あ、あ〜俺も…」

マーマネ「僕も!」

マオ「はぁ?」

マノン「男だけの用事って……」

スイレン「怪しい……」ジトー

アセロラ「ふぁ……」

サトシ「ごめんな!昼には戻るからさ」

マーマネ「みんなは宿で待っててよ!」

カキ「くれぐれも、お前らだけでゲーチスに会いに行こうとかするなよ?」

カキ「て、いうか、俺達が帰ってくるまでは宿で大人しく待っててくれ」

マオ「ちょ、ちょっと!」

リーリエ「もう放っておきましょう!こんな勝手な人達!」

カキ「よし、行くぞサトシ、マーマネ!」ガタッ

サトシ「じゃあ、悪いな!」ダッ

マーマネ「ごめんね!」

スイレン「あ、サトシ!」

アセロラ「ふぁ…行っちゃった……」


デセル 市街

マーマネ「マオやリーリエ怒ってたね…」

カキ「仕方ないさ。あいつらを巻き込む訳には行かない」

カキ「ましてや…今回狙われてるのがあいつらと同い年くらいの少女ならば尚更な…」

サトシ「とりあえず、昨日の事件の聞き込みからしようぜ?」

サトシ「あの、すみません!」

町民「なにかしら?」

サトシ「昨日、血を抜かれてたコロされた女の子の事件について聞きたいんだけど……」

町民「昨日の事件について!?」

カキ「噂じゃ、近頃はこの街では、あのくらいの女の子がコロされる事件が頻発しているらしい……」

マーマネ「昨日の事件について、何か心当たりとかはありませんか?」

町民「>>安価」



安価 近いレスの中




679: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/09(火) 09:38:24.05 ID:tcHhGQ/v0

夜中に一人で出歩いた子が狙われるとかいう噂を聞いたことがある




681: ◆REaanJQDzE 2017/05/09(火) 12:34:14.27 ID:3fNZ8KrkO

町民「心当たりと言っても……」

町民「あ!そういえば!」

サトシ「!」

町民「確か……事件が頻発しているのは夜中…夜中に外を出歩いている女の子が狙われてるらしいわ!」

マーマネ「夜中か…」

町民「それと……」

サトシ、カキ、マーマネ「?」



サトシ「それで……聞き込みをした結果わかった事といえば…」

カキ「被害者は6人。いずれも10〜19歳の少女…」

カキ「そして事件が起こっているのは夜中。中には教団の信徒もいる…か…」

サトシ「う〜ん……一応被害者の女の子達も調べてみたけどさ…」

サトシ「犯人の目的はなんなんだ?」

カキ「さぁな…どうやら女の子達は血を抜かれる以外には特に外傷や暴行の痕も無いらしいしな……」

マーマネ「………………」

マーマネ「(この被害者の女の子達……みんな真面目そうな娘ばっかりだ…)」ピラッ

マーマネ「(………まさか…)」

」サトシ「被害者の女の子達は特にみんな知り合いって訳でも無さそうだしな…」

カキ「教団の子にも手を出してるって事はやはり10〜19くらいの女の子なら無差別って事か……」

カキ「だが、どのみち夜中ってのは都合がいいな」ニヤッ

マーマネ、サトシ「?」

カキ「俺に策がある!」

マーマネ「え!?」

サトシ「本当かカキ!?」

カキ「ああ!これを見ろ!」バーン

サトシ「……?それは…」

カキ「クノエでマーシュさんから貰ったふりふり袖服だ」

マーマネ「うわぁ…まさか……」


デセルタワー

フードの女「ゲーチス、アルセウスと天界の笛の捜索の方は進んでるの?」

ゲーチス「ええ…今部下達に僅かな情報を頼りに捜索させているところです」

ゲーチス「何せ町民は皆協力的ですからねぇ…」

ゲーチス「これもワタクシに"神の声を聞ける男"としての地位を授けてくれた貴女のお陰……」

フードの女「………………」

ゲーチス「つきましては…アルセウスを手に入れたさいに、貴女の創る世界でのワタクシの地位も……」ニコニコ

フードの女「………好きにしなよ」

フードの女「私は…アルセウスと天界の笛を手に入れ、あの女をコロせれば後はどうでもいいからね…」スクッ

ゲーチス「……どちらへ?」

フードの女「……ちょっと外の空気を吸いに行ってくるよ」




682: ◆REaanJQDzE 2017/05/09(火) 12:44:13.47 ID:3fNZ8KrkO

デセル カフェ

リーリエ「もう!今朝のダグトリオのあの態度はなんなのですか!」プンプン

マオ「まぁまぁリーリエ」

マノン「でもさぁ……やっぱり男達だけの秘密って言ったら……」

マオ「やっぱ……アッチな感じ?」

リーリエ「さ、最低です!」

ガタッ

マオ、マノン、リーリエ「!」

スイレン「さ、サトシはそんな事しないよ!」ガーッ

アセロラ「そうだよ!何言ってるの!」ガーッ

マオ「ご、ごめん…冗談だって……」アセアセ

リーリエ「アセロラがアングリーです…」

マノン「(いや、マーマネとカキのフォローもしてやんなよ)」

アセロラ「まったく〜!」チラッ

アセロラ「!」

「…………」コソコソ

アセロラ「(今朝のフードの人…)」

アセロラ「(またアセロラ達を見てる……?)」

アセロラ「…………………」ダッ

スイレン「アセロラ!?」

リーリエ「何処へ行くのですか!?」




アセロラ「はぁはぁ………」ダッ

アセロラ「…………ふぁ?」キョロキョロ

アセロラ「いない……」

スイレン「ちょっとアセロラ!」

マオ「勝手に出ていかないでよね?」

アセロラ「ふぁ、ごめん……」

リーリエ「急にどうしたのですか?アセロラ」

アセロラ「………………」

「あれ〜?」

全員「!」

マツリカ「アセロラ達だ〜!奇遇だね〜」ヒラヒラ

アセロラ「……マツリカちゃん」




683: ◆REaanJQDzE 2017/05/09(火) 12:57:03.82 ID:3fNZ8KrkO

マツリカの家

アセロラ「ふぁー、ここがマツリカちゃんの家…」

スイレン「お洒落な家……」

マツリカ「あはは?そっかな?」

ガチャガチャ

マオ「急に来ちゃってごめんね?」

マツリカ「いーよいーよ。さぁ、汚いとこですが……」

ガチャッ

ゴチャゴチャ

マノン「うわっ、本当に汚い」


マツリカ「さぁ、マラサダとロズレイティーをどうぞ」コトッ

アセロラ「ふぁー!おいしそー!」

マノン「いっただっきまーす!」

スイレン「これおいしー!」

リーリエ「本当ですね!」

マオ「ロズレイティーは淑女の嗜み」ゴクゴク

マツリカ「ふふっ」

アセロラ「にしても……絵がいっぱーい」キョロキョロ

リーリエ「(下着はっと……)」キョロキョロ

マツリカ「あたし独り暮らしだからさぁ…片づける暇なくって……」

マオ「お父さんとお母さんは?」

マツリカ「コガネに居るよ?あたしだけデセルで独り暮らししてるんだ」

リーリエ「成る程……それでコガネに行くと」

マツリカ「そ!あたし絵を描く為にフラフラしてるからねー。たまには両親に顔見せないと」

マノン「ん?あっちの部屋はなに?」

マツリカ「!」

マツリカ「そこはダメ!」

全員「!」ビクッ

マツリカ「そ、そこはあたしのアトリエでさー」

スイレン「マツリカさん!?」

マノン「(心臓が飛び出るかと思った…!)」ドキドキ

マツリカ「未完成の作品とかがあるから人は入れられないんだよ〜」

リーリエ「そ、そうですか…」

マツリカ「あはは、ごめんね?」

マノン「いや、こっちこそ……」

アセロラ「>>安価」


安価 近いレスの中




684: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/09(火) 13:03:24.21 ID:2RX6CZXdO

突撃〜




685: ◆REaanJQDzE 2017/05/09(火) 15:38:43.29 ID:3fNZ8KrkO

アセロラ「そっかぁ…それじゃ仕方ないねマツリカちゃん」

マツリカ「ははは、ごめんね?アセロラ。お詫びに……」

アセロラ「と〜!見せかけてか〜ら〜の〜」

アセロラ「とっつげきー!」ダッ

マツリカ「ちょ、ちょっと!」ダッ

マオ「たくっ、アセロラは……」

マノン「ハァ……」

スイレン「(と、言いつつも…)」

リーリエ「(実はとても気になりますあの部屋)」

アセロラ「うわぁーい!」ガチャッ

マツリカ「!」

アセロラ「ふ………ぁ……?」

スイレン「どうしたのアセロラ!」

リーリエ「何があったのですか?」

マツリカ「………………」

アセロラ「………綺麗なお部屋に何枚か絵が飾ってあるだけだ……」

マノン「え?」

マオ「……本当だ…ここだけ凄く綺麗に整ってる…」

アセロラ「何で隠してたのマツリカちゃん?」

マツリカ「んー、ここはね、トクベツなんだよ」

アセロラ「トクベツ?」

マツリカ「そ、あたしの作品の中で特に気に入った物を描いて、そして飾る部屋」

マオ「トクベツな作品ねぇ…」

スイレン「(トクベツって…この趣味は……)」

リーリエ「素晴らしいです!マツリカさん!」キラキラ

マツリカ「あははー、ありがとリーリエ」

アセロラ「ふぁー、ごめんね?マツリカちゃん」

マツリカ「あー、いーよいーよ、見られたら仕方ないしさ」ストン

アセロラ「ふぁ?どーしたのマツリカちゃん」

マツリカ「ねぇ、良かったらみんなを書かせてくれないかな?」

マオ「え?……でも……ここって、マツリカさんが気に入ったトクベツな物を描く部屋じゃあ……」

マツリカ「あははー、だからだよ?」

マツリカ「あたし、君らの事気に入っちゃったからさぁ」

アセロラ「ふぁー!本当?」

マオ「そういう事なら是非お願い!」

マノン「可愛く描いてね!」

マツリカ「あははー、当然!」チャキッ

スイレン「……じゃあ、私も……」

リーリエ「脱ぎますか?」フンス

マツリカ「脱がなくていいよ」

マツリカ「……おっと、その前に…」ゴソゴソ

アセロラ「?」

マツリカ「お祈りしなきゃ……」スッ




686: ◆REaanJQDzE 2017/05/09(火) 17:40:16.82 ID:3fNZ8KrkO

夜 宿

カキ「よし!そろそろ行くぞ!サトシ、マーマネ」

マーマネ「うん」

サトシ「な、なぁカキ…あの作戦本当にやんのか?」

カキ「ああ、やる!」

カキ「幸い事件が起きてるのは夜中だ!顔がよく見えないハズ、きっと上手くいく!」

サトシ「えー、でもなぁ…」

カキ「サトシ…街の為だ!一時の恥なんかすてろ!」

サトシ「わかったよ…」

カキ「それに…お前は素質があるぞ?」

サトシ「そんな素質いらないよ…」

マオ「ねぇ、こんな夜中にどこ行く気?」

カキ「……ちょっとな」

マオ「ちょっとじゃわかんないよ!」

マオ「今日のあんたら、少しおかしいよ!」

カキ「……別にいいだろ?それよりも、今夜は外に出るなよ?」

マオ「はぁ?何それ!自分達は勝手にどっか行く癖に、私達には外に出るな?」

マオ「勝手すぎだよ!」

カキ「………仕方ないだろ!だいたい昼間も宿に帰れと言ったのにマツリカの家に行ったらしいな!」

マオ「悪い?あんた何様?」

カキ「なんだと!?」

ギャー ギャー

マノン「二人共!ケンカはやめてよ!」

スイレン「サトシ」

サトシ「!」

スイレン「サトシが何しようとしてるかはわからないけど、私はそれを止めないよ」

スイレン「だって…サトシを信じてるから…」

サトシ「スイレン…」

アセロラ「アセロラもだよ!」

アセロラ「……でも、約束してサトシ」

アセロラ「無茶はしないで……」

サトシ「……ああ、わかってるさ…大丈夫だ。ピカチュウもいるしな?」

ピカチュウ「ピカ!」

スイレン「サトシ……」

サトシ「……ごめんな?スイレン、アセロラ…俺、もう行くよ」スッ

アセロラ「………………」

マーマネ「…………(こんな状況なのに羨ましいと思ってしまう自分が情けない…)」

リーリエ「マーマネ!」

マーマネ「!」

マーマネ「リーリエ…」

リーリエ「>>安価」



安価 近いレスの中




687: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/09(火) 18:01:59.28 ID:9LnMiY/Z0

…皆さんを頼みましたよ




688: ◆REaanJQDzE 2017/05/09(火) 20:03:28.45 ID:u3X4gg5NO

リーリエ「今朝の勝手な行動…私、まだ怒ってますからね!」

マーマネ「……うぅ…」

リーリエ「………3人でコソコソ何をしているのかはわかりませんが……」

リーリエ「サトシとカキは突っ走ってしまう傾向にあります」

リーリエ「………二人を……街の皆さんを頼みましたよ?」

マーマネ「え?街の皆さんって……」

リーリエ「………………くれぐれも怪我はしないように…」ヒソッ

マーマネ「リーリエ……」

リーリエ「…………」ニコッ

カキ「行くぞ!二人共!」

サトシ「おう!」

マーマネ「うん!」

マオ「カキ」

カキ「なんだマオ…まだ何か……」

マオ「………帰ってきたら…またケンカの続きするからね!」プイッ

カキ「………ああ、わかったよ」フッ



カキ「よし!じゃあ、この辺で着替えるとするか……」

サトシ「ああ!」ヌギヌギ

カキ「……なんだサトシ?さっきまであんなに女装を嫌がってたのに?」

サトシ「……カキの言うとおりだよ」スルッ

カキ「?」

サトシ「……街のみんなの………いや、あいつらの為なら恥なんかいくらでも捨ててやるさ!」

カキ「……ふっ…」

マーマネ「……僕もだ!」ヌギヌギ

マーマネ「リーリエを…皆を守る為なら怖いものなんてないよ!」

カキ「……そうだな…」ヌギヌギ

カキ「……早く犯人を捕まえて、さっきのケンカの続きをしなきゃな……」





689: ◆REaanJQDzE 2017/05/09(火) 20:18:02.43 ID:u3X4gg5NO

夜中 デセル路地裏通り

サトシ「うわぁ…このふりふり袖動きにくいなぁ……」フリッ フリッ

カキ「似合ってるぞ?サトコ!」フリッ

サトシ「サトコ!?」

マーマネ「(カキの女装……気持ち悪っ)」オエッ

サトシ「てゆーか…この女装して犯人を誘きだそう作戦上手くいくのか?」

カキ「ああ!いく!」

カキ「幸い夜中だ!犯人も近くまでこなければ顔が良く見えないだろ!俺達が男だとはわからないハズだ!」

カキ「そして俺達を少女だと勘違いした犯人を捕まえる!完璧な作戦だ!」

サトシ「すっげー!何か上手くいく気がしてきたぜ!な?ピカチュウ?」

ピカチュウ「ピー……」

マーマネ「本当に上手くいくかな…」


宿

スイレン「……サトシ達……本当に大丈夫かな……何してるんだろ……」オロオロ

マオ「少し落ち着きなよスイレン」

スイレン「だ、だって……」

マノン「さっき信じてるーなんて言ってた癖に」

スイレン「で、でも……私達に外に出るなって言ったって事は何かあるんじゃ…」

リーリエ「…………………」

アセロラ「(確かに…あのフードの人の事も気になるし……)」

コンコン

アセロラ「!」

リーリエ「……こんな夜中に誰でしょう?」

マオ「私が出るよ」

マオ「はーい」ガチャッ

マツリカ「あろ〜ら〜」

アセロラ「ふぁ?マツリカちゃん?」

マノン「どうしたの?」

マツリカ「これ」スッ

スイレン「あ、あの時の似顔絵…」

マツリカ「完成したから渡そうと思って…」

マオ「わざわざこんな夜に…明日でもいいのに……」

リーリエ「>>安価」



安価 近いレスの中




690: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/09(火) 20:20:24.70 ID:MV15gSNB0

来る途中ダグトリオ共をみかけませんでしたか?




691: ◆REaanJQDzE 2017/05/09(火) 20:33:17.04 ID:u3X4gg5NO

リーリエ「あ、あの!マツリカさん!来る途中にダグトリオ共を見かけませんでしたか?」

マツリカ「ダグトリオ?」

マオ「あ、カキ達の事だよ!」

マツリカ「んー、見てないけど?こんな夜中にどっか行ったの?」

マツリカ「(何故ダグトリオ?)」

スイレン「サトシ……」オロオロ

マツリカ「?」

マツリカ「じゃー、とりあえずあたしはこれで……」

リーリエ「ちょっと待って下さい!」

マツリカ「え?」

マノン「カキ達が、あたし達に外に出るなって釘指していったんだよ」

リーリエ「それに…こんな夜中にマツリカさんのような女性が一人歩きは危険です!危険すぎます!」

アセロラ「良かったらさぁ、寄ってきなよマツリカちゃん!」

マツリカ「ん〜……そうだね…じゃあ…」

マツリカ「お言葉に甘えて」スッ


宿の外

フード「………………」


デセル路地裏通り

サトシ「なぁ…本当に犯人は来るのか?」

カキ「来る!絶対に来る!」

マーマネ「(その自信はいったいどこから……)」

ピカチュウ「ピカ……」

「君たち、女の子がこんな所でなにやってるんだい?」

サトシ、カキ、マーマネ「!」



サトシ達に話しかけてきた人
前回、今回未登場の名前ありトレーナー
親族以外でサトシ達より年上
安価下




692: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/09(火) 20:34:51.01 ID:MV15gSNB0

ヒガナ




693: ◆REaanJQDzE 2017/05/09(火) 23:11:16.19 ID:POoM/U6LO

ヒガナ「女の子がこんな遅くに出歩いてたらどうなるかわからない?」

ヒガナ「想像力が足りないよ?」ニター

ヒガナ【アルセウス教、副団長】

カキ「如何にも怪しげな奴だな…」

サトシ「あれは…アルセウス教のシンボル!」

マーマネ「(綺麗だけど危なそうなお姉さんだ…)」

ヒガナ「まったく、最近はこの辺で少女が殺害される事件が起きてるというのに……」

ヒガナ「……ん〜?少……女?」ジーッ

カキ、サトシ、マーマネ「…………」

ヒガナ「あはは!いや、君ら男じゃん!何やってんの?変態?」ギャハハハハ

カキ「くそっ!バレたか!」

マーマネ「そりゃね」

サトシ「変態………」ガーン

ヒガナ「まーいーや。ここはアルセウス教の副団長として……」

ヒガナ「……迷える子羊達をお家まで送ってあげよう」

ヒガナ「よかったね少年達?あたしがイイヒトで」ニター

カキ「…………」

マーマネ「>>安価」


安価 近いレスの中




694: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/09(火) 23:42:26.36 ID:2hUMRZ4C0

遠慮しておきます




695: ◆REaanJQDzE 2017/05/10(水) 00:35:57.08 ID:SvN8DDzdO

マーマネ「え、遠慮しておきます…」

ヒガナ「……え?何で?」

マーマネ「いや…その…」

カキ「おい、マーマネ」ヒソッ

マーマネ「!」

カキ「この女…如何にも怪しい…ついていけば何かあるかもしれない」ヒソッ

マーマネ「でも……」

ヒガナ「何コソコソ話してんの?」

カキ、マーマネ「!?」ビクッ

サトシ「あのさ」スッ

ヒガナ「!」

サトシ「俺達…さっきあんたの言ってた少女殺害事件の事調べてんだ」

サトシ「何か知らないか?」

ヒガナ「…………………」

カキ「お、おい!サトシ!」アセアセ

ヒガナ「……なーるほどね」ニター

サトシ、マーマネ、カキ「!?」

ヒガナ「………あたしはさぁ…その"事件の真相"については知れないけど……」

ヒガナ「君たち知ってる?アルセウス教に伝わる噂話を」

サトシ「……噂話?」

ヒガナ「……アルセウスを目覚めさせる方法は天界の笛でアルセウスを呼び出す事」

ヒガナ「これが世間一般でもメジャーで確実な方法だ」

マーマネ「……世間一般?」

ヒガナ「……アルセウス教にはもうひとつ…真実かどうかは定かではないけど、アルセウスを呼び出す方法があると言われている」

カキ「もうひとつの方法だと…?」

ヒガナ「……穢れを知らない清らかな少女の血をアルセウスに供物として捧げる事……」ニタッ

サトシ「穢れを知らない清らかな少女の血……?」

カキ「どういう事だ?」

マーマネ「………やっぱりか…」

ヒガナ「あたしはそいつの事は知らないけどさ?」

ヒガナ「……きっと、そいつにとってその少女達は"必要な犠牲"だったんじゃないかな?」ニター

カキ「必要な犠牲だと!?」

サトシ「………お前……何言ってんだよ!」

ヒガナ「君ら……」

ヒガナ「………ついてきなよ?」ニタ




696: ◆REaanJQDzE 2017/05/10(水) 00:37:17.82 ID:SvN8DDzdO

デセルタワー

ヒガナ「戻ったよゲーチス」

ゲーチス「ご苦労様、ヒガナ。成果はどうでした?」

ヒガナ「…………」クイッ

サトシ、カキ、マーマネ「…………」

ゲーチス「彼らは?」

ヒガナ「………勇者の……」

ヒガナ「仲間だ」ニタッ

サトシ「!?」

カキ「何故俺達が勇者の仲間だと!?」

マーマネ「やっぱりこの人達……」ガタガタ

ゲーチス「>>安価」


安価 近いレスの中




697: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/10(水) 00:41:17.05 ID:qVTh/AOC0

ヒガナ、勇者に伝えてきてください、仲間に会いたければポケモンを持たずにデゼルタワーに来いと




698: ◆REaanJQDzE 2017/05/10(水) 00:58:05.87 ID:SvN8DDzdO

ゲーチス「くくっ…でかしましたよヒガナ」

ゲーチス「勇者にはアルセウスについて聞きたい事もあったのだ」

ゲーチス「ヒガナ。勇者に伝えて下さい。"仲間に会いたければポケモンを持たずデセルタワーに来い"と」

ヒガナ「りょーかい」

サトシ「ふざけるな!」

ゲーチス「!」

カキ「やっぱり少女殺害の犯人はお前らだったんだな!」

マーマネ「さ、させない!」

サトシ「……アセロラ達には指一本触れさせないぜ!」

ゲーチス「………少女殺害?」

カキ「……今更しらばっくれる気か?」

ゲーチス「………いったい彼らは何の話をしているのですか?」

サトシ「!?」

ヒガナ「だから言ったでしょ?事件の真相は知らないって」

カキ「……いったいどういう事だ?」

ヒガナ「ゲーチス。こいつらどうやら最近頻発している少女殺害の犯人をあたしらと勘違いしてるみたいだよ?」

ゲーチス「………ああ、あの噂話ですか馬鹿馬鹿しい…」

マーマネ「………え?」

ゲーチス「私は現実主義でしてねぇ…あんな下らん噂話を信じるくらいならばより確実な方法を取る」

ゲーチス「確実にアルセウスを手に入れ世界を支配する為にね」

カキ「なんだと!?」

ゲーチス「こちらには彼女もついている。天界の笛を見つけるのも時間の問題でしょう」ニヤリ

サトシ「……彼女?」

カキ「……じゃあ、いったいこの街で少女殺害をしている犯人は……」

ゲーチス「……そんな事は今はどうでもよい…」スッ

ヒガナ「ははっ!早くこいつらを潰して勇者を誘き寄せよう!」スッ

ヒガナ「あの女を怒らすと大変だしね!」

マーマネ「うぅ……」ジリッ

カキ「ちっ!」スッ

サトシ「……来るぞ!カキ、マーマネ!」




699: ◆REaanJQDzE 2017/05/10(水) 01:17:53.62 ID:SvN8DDzdO

宿

マツリカ「……………」カキカキ

スイレン「この絵…サトシに見せたら可愛いって言ってくれるかな?///」

マノン「おーおー」ニヤニヤ

マオ「さっきとはうって変わってご機嫌だねぇ?スイレン」ニヤニヤ

スイレン「/////」

アセロラ「ふぁー」

リーリエ「ふふっ、アセロラの似顔絵も可愛いですよ?」

アセロラ「えへへ////」

マオ「それにしても、ごめんねマツリカさん?わざわざ届けて貰っちゃって」

マツリカ「んーん、いいよー」カキカキ

リーリエ「ふふっ、そのままマツリカさんのアトリエに飾っておいていただいても良かったのですよ?」

アセロラ「そうだよー?だって、あんな綺麗な部屋に」

アセロラ「女の子の絵6枚ぽっちじゃ寂しいでしょ?」

マツリカ「………………」ピタッ

マツリカ「…………ねぇ…アセロラはさ?サトシの事好きなの?」

アセロラ「ふぁ!?/////」

スイレン、リーリエ「!?」

アセロラ「な、なんで!?」

マツリカ「いや、レストランで会った時に兄妹みたいって言ったらショック受けてたからなんとなく……」

スイレン「あ、ああああアセロラ!ななななな………」

リーリエ「あ、アセロラがあんなディグダごときを好きなわけけけけ……」

マオ「動揺しすぎだろ」

アセロラ「あ、アセロラは!サトシの事好きとかじゃなくて、友達として…////」

マツリカ「………そっか…その様子じゃキスもまだってカンジだね?」

アセロラ「ふぁ!?き、きききキス!?/////」

マツリカ「………良かったよ」パタン

アセロラ「?」

マツリカ「………あたしはさ、花や景色…綺麗な物が大好きなんだ」

アセロラ「ふぁ?」

マツリカ「……良かったよ。穢れる前の君たちに会えて」

全員「?」

マツリカ「マシェード」

マツリカ「キノコの胞子」

マシェード「マシェー」

キラキラ キラキラ

アセロラ「ふぁ………」クラッ

リーリエ「ね、眠く………」クラッ

マオ「…………うっ…」クラッ

スイレン「……………ぁ…」クラッ

マノン「………………」パタリ

z z z

マツリカ「………………」




700: ◆REaanJQDzE 2017/05/10(水) 01:30:03.93 ID:SvN8DDzdO

マツリカのアトリエ

アセロラ「ふぁ?」パチ

アセロラ「ここは……?」

マツリカ「おー、起きた?アセロラ?」

アセロラ「うっ、縛られてる…」ググッ

アセロラ「マツリカちゃん…何でこんな事を……」

マツリカ「…………」スト スト スト

アセロラ「……アセロラ達の絵を飾ってる?」

マツリカ「……言ったでしょアセロラ?ここはトクベツだって」

アセロラ「………その絵の女の子達は…どうしたの……?」

マツリカ「………アルセウス教には噂話があるんだ」

アセロラ「……噂話…?」

マツリカ「"穢れなき清らかな少女の血を供物として捧げる事によりアルセウスが復活する"」

アセロラ「……まさか……」ゾクッ

マツリカ「……あたしはさ、綺麗なものが大好き」

マツリカ「その子達は…最後に綺麗な姿を残す為のあたしなりの罪滅ぼしだよ」

マツリカ「血を抜く前のね」

アセロラ「………血……?」ガタガタ

アセロラ「ふ、ふぁ…みんなー!起きてよー!」

スイレン、リーリエ、マノン、マオ「zzz」

アセロラ「マツリカちゃん!目を覚まして!」

アセロラ「こんな事しちゃいけないんだよ!」

マツリカ「………ごめんねアセロラ?わかってよ」

マツリカ「あたし…どうしてもカミサマに会いたいんだ」

アセロラ「い、いや……」グスッ

アセロラ「助けてよぉ…おじさん…」グスッ

アセロラ「助けて…」

アセロラ「サトシ………」グスッ

マツリカ「…………………」

アセロラ「……マツリカちゃん…何でこんな事………」グスッ

マツリカ「>>安価」



安価 近いレスの中




701: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/10(水) 01:48:47.13 ID:GbD18HXQ0

ごめんね…本当にごめんね…




702: ◆REaanJQDzE 2017/05/10(水) 09:23:13.37 ID:SvN8DDzdO

マツリカ「ごめんねアセロラ」ボソッ

アセロラ「!?」

マツリカ「本当に…ごめんね…」

アセロラ「……マツリカちゃん……」

マツリカ「勇者の清らかな血……アルセウスもきっと復活してくれるんだろうなー」

マツリカ「……おっと、その前に……」ゴソゴソ

マツリカ「………お祈りしなきゃ」スッ

アセロラ「……うぅっ…えっぐ…おじさん…サトシィ………」グスッ

コンコン

アセロラ「!」

アセロラ「(え!?)」

フード「……………」ガラッ

アセロラ「(フードの人…?)」

マツリカ「………………」ブツブツブツブツ

フード「白い霧」ボソッ

シュウウ

マツリカ「!?」

マツリカ「何で霧が!?」

モヤッ

アセロラ「ふぁ!?」

フード「アセロラ、早く皆をつれてこちらへ!」チョイチョイ

アセロラ「助けてくれるの……?」

アセロラ「それに…その声…」

リーリエ、スイレン、マノン、マオ「zzz」

シュウウ


デセルタワー

ヒガナ「さーてと、勇者の仲間とのバトルかぁ…」

ヒガナ「楽しくなってきた!メガボーマンダ!」ボンッ

メガボーマンダ「マンダァ!」

カキ「……あいつらが少女殺害犯じゃないとしたら、犯人はまだ他にいるハズだ」

カキ「サトシ、ここは俺とマーマネに任せて、一旦アセロラ達の元へ戻れ!」

マーマネ「サトシ!リーリエ達の事は頼んだよ!」

サトシ「カキ、マーマネ……」

サトシ「……ああ、わかった!頼んだぜ、カキ、マーマネ!」ダッ

サトシ「行くぞ!ピカチュウ!」

ピカチュウ「ピカ!」

ゲーチス「させるか!」



ゲーチスのポケモン
前回、今回未登場の準伝ポケモン
安価下




704: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/10(水) 11:01:10.93 ID:/JTtvMcCO

アグノム




705: ◆REaanJQDzE 2017/05/10(水) 12:27:26.54 ID:SvN8DDzdO

ゲーチス「行きなさい!アグノム!」ボンッ

アグノム「……………」スゥッ

カキ「アグノム!?」

マーマネ「あのポケモンは!?」

ゲーチス「アグノムは意思のポケモン…」

ゲーチス「神の意思を感じとるワタクシにはぴったりのポケモンでしょう?」ニヤリ

アグノム「………………」

マーマネ「意思!?」

カキ「ふんっ、そんなのは関係ない!」

カキ「さっさと片をつけるぞマーマネ!」

カキ「ミュウツー!」ボンッ

ミュウツー「(ふんっ!)」

マーマネ「ゼクロム!」ボンッ

ゼクロム「ゼクロー!」バリバリ

ゲーチス「……あれが噂に聞く選ばれし伝説のポケモン…すばらしい……」ゴクリ

アグノム「…………」

ヒガナ「ははは……」ダラー

ヒガナ「面白くなってきたね……!」ステップ ステップ

メガボーマンダ「マンダァ!」

マーマネ「あ、あの人の動きなに!?気味悪いよ!」ヒエー

カキ「怯むなマーマネ!いくぞ!」

カキ「ダブルバトルだ!」




706: ◆REaanJQDzE 2017/05/10(水) 12:43:59.59 ID:SvN8DDzdO

デセルタワー付近

アセロラ「ハァハァ…もうここまでくれば大丈夫だね!」

スイレン「……何で私達走ってるの??」

マノン「確か宿に居たハズ……」

マオ「いったい何がどうなってんの?」

リーリエ「と、言いますか……」チラッ

リーリエ「あちらのフードを被った方は誰でしょう?」

フード「………………」

アセロラ「……その人はね、アセロラ達を助けてくれたの!」

スイレン「助けた??」

マノン「何から??」

マオ「てか、本当に誰?」

アセロラ「………今朝からアセロラ達を見てたのも貴女なんでしょ?」

フード「……ええ…そうです…」

フード「私は…この街で起こる出来事を知っていましたから……」

スイレン「……知ってた?」

マオ「てゆーか…その声………」

フード「…………」ファサッ

全員「!?」

アセロラ「…………」

スイレン「は………?え……?」

マノン「どうなってるの……?」

マオ「な………」オクチアングリ

リーリエ「…………私?」

リーリエ?「………………」

リーリエ「え?え?何で?フードの人の中身が私……?」

リーリエ「あわわわ……」グルグル

アセロラ「ふぁ!落ち着いてリーリエ!」

マオ「いや、落ち着けって……この状況じゃあ……」

リーリエ「わ、私が私を見つめてますぅ………」アワワ

リーリエ?「………………」

スイレン「……なんで?」

マオ「なんで?」

マノン「リーリエがふたリーリエ……」

リーリエ?「…………アセロラ!」ダキッ

アセロラ「ふぁ!?」ドサッ

リーリエ「ちょ、ちょっと!私!アセロラは私の嫁で………あれ?でも抱きついているのは、もう1人の私で……??」

リーリエ?「あ、アセロラー!会いたかったです!」ギュッ

アセロラ「ちょ、リーリエ…苦し…」

マオ「困りますねぇ…同じ趣味だ…」

リーリエ「>>安価」


安価 近いレスの中




707: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/10(水) 18:55:41.47 ID:734Mpodc0

未来から来たんですか?




709: ◆REaanJQDzE 2017/05/10(水) 22:59:08.54 ID:84C766zgO

リーリエ「……あなた…もしかして…」

リーリエ?「………………」グイグイ

アセロラ「はなせー!」ポカポカ

リーリエ「未来から来たのでは!?」

リーリエ?「…………………」

アセロラ「ふぁ?」ポカッ

マオ「え?」

スイレン「は?」

マノン「……未来?」

リーリエ?「………ええそうです…」

リーリエ?「信じて貰えないかもしれませんが…」

未来リーリエ「私は……今より少し先の時代の未来から来ました……」

リーリエ「……やはり…」

マオ「そ、そんな馬鹿な……」

スイレン「でも、言われてみたら…このリーリエ、私達より歳上に見える…」

マノン「でも…どうやって…」

マオ「てゆーか…何の為に?」

未来リーリエ「………………」

スイレン「ね、ねえ!リーリエ!リーリエは未来から来たんでしょ!?」

未来リーリエ「!」ビクッ

スイレン「み、未来の私とかどうなってるのかな?」

スイレン「例えば…サトシノオヨメサンとかになってる?」ドキドキ

マオ「スイレン!今はそんな場合じゃないでしょ!」

アセロラ「そ、そうだよ!サトシノオヨメサンハアセロラダヨー」ボソッ

マノン「(でも……)」

リーリエ「(ちょっと気になリーリエ…)」ゴクリ

未来リーリエ「…………………」

スイレン「ん?」ドキドキ

未来リーリエ「しにましたよ」

スイレン「………は?」

未来リーリエ「サトシも……スイレンもカキもマオもマーマネもマノンも……」

未来リーリエ「アセロラも…みんなしにました」

未来リーリエ「私の未来では、仲間の中で私だけが生き残り…アルセウスが支配する世界」

未来リーリエ「未来は…地獄です!」

マオ「………な?」

マノン「うそっ……」

リーリエ「………そんな事って……」

アセロラ「………ふぁ……」

スイレン「……ははっ………」ガクッ

スイレン「………う、嘘だ………」

スイレン「……それじゃあ……私達はいったい何の為に戦ってるの……?」グスッ

未来リーリエ「>>安価」


安価 近いレスの中




711: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/10(水) 23:33:20.36 ID:WzNf1WJuO

その未来を回避してもらう為に来たんです




712: ◆REaanJQDzE 2017/05/10(水) 23:41:41.76 ID:84C766zgO

未来リーリエ「安心して下さいスイレン」ポンッ

スイレン「………え?」グスッ

未来リーリエ「未来とは…枝分かれするもの…私はあくまで"そうなる可能性がある未来"から来たにすぎません」

未来リーリエ「…でなければ、あの時、貴女達を助けたりはしませんから…」

スイレン「………どういう事…?」

マノン「あの時?」

アセロラ「……リーリエ」

未来リーリエ「……そうですね…まずはマツリカさんの事から話さなくてはなりませんね…」

リーリエ、スイレン、マノン、マオ「?」

・・・・

・・



スイレン「そんな…マツリカさんが……」

マノン「……信じられないよ…」

マオ「街でそんな事件が起きてたなんて……」

未来リーリエ「……………」チラッ

リーリエ「……………」コクッ

リーリエ「皆さん……すみません…実は私…知ってました……」

スイレン「え!?」

アセロラ「ふぁ?どういう事?リーリエ」

リーリエ「……マツリカさんの事は知りませんでしたが…事件の事は、カフェの帰りにたまたま耳に…」

リーリエ「………ですが…サトシ達が私達に心配をかけぬようと、何からしようまとしてたので、敢えて黙っていました…」

リーリエ「ごめんなさい」ペコリ

スイレン「リーリエ……」

アセロラ「リーリエのせいじゃないよ」

リーリエ「アセロラ…」

マオ「……今日のあいつらの変な態度も納得いったよ」

スイレン「……サトシ…私達の為に…」キュン

アセロラ「えへへ////こんな事言ったらあれだけどさ?ちょっと嬉しいね!」

リーリエ「ふふっ」

マノン「……マオ」ポンッ

マオ「……うん、わかってるよ…」

マオ「帰ってきたら…カキに謝んなきゃね?」クスッ

未来リーリエ「ふふっ」

未来リーリエ「さて、皆さん」

全員「!」

未来リーリエ「論理的結論から言いますと……ここからが本題です!」




713: ◆REaanJQDzE 2017/05/11(木) 00:02:08.84 ID:cC8ECc7wO

アセロラ「本題?」

未来リーリエ「私がこの時間に来た理由…それは……」

未来リーリエ「貴女達に地獄の未来を回避してもらう為……」

未来リーリエ「謂わば、ここが私達の未来へと繋がる分岐点なのです!」

スイレン「回避?」

マオ「分岐…点?」

未来リーリエ「……先程言ったように未来とは様々な道に枝分かれしているもの…」

未来リーリエ「本の少しの要因により、未来が大きく変わる事もありえます」

リーリエ「……タイムパラドックスというやつですか?」

未来「はい、そうです!流石私!」

リーリエ「は、はぁ…どうも…」

リーリエ「(自分に褒められるのって複雑な気分ですね……)」

アセロラ「ふ、ふぁ?タイ…ファ?」

マノン「なに?パラサイト?」

リーリエ、未来リーリエ「お馬鹿なアセロラ可愛い!///」キュン

アセロラ「ば、馬鹿じゃないもん!」プクー

リーリエ、未来リーリエ「萌えー!」

スイレン「……こいつらは…」

マオ「いいから本題にどーぞ」

未来リーリエ「コホン、そうですね…」

未来リーリエ「論理的結論から言いますと…私のいた時間では…」

未来リーリエ「マツリカさんから皆さんを助けたのは私ではなく、サトシです」

スイレン「さ、サトシが!?」キュン

アセロラ「ふ、ふぁー!サトシィ!////」

マオ「落ち着け」

未来リーリエ「そして、ゲーチスとヒガナという方を倒したカキとマーマネと合流しデセルを出て……」

未来リーリエ「そして…首都ミアレにて魔王軍と対峙し…」

未来リーリエ「私以外、皆全滅します」

アセロラ「ぜ、全滅!?」

スイレン「そんな……」

マオ「じゃあ、いったいどうしたら…」

マノン「(……アランはどうなったんだろう…?)」

リーリエ「えーと、未来の私」

未来リーリエ「!」

リーリエ「貴女の時間に未来の私は来なかった」

リーリエ「そうですよね?」

未来リーリエ「さすが私……」

マオ「!」

スイレン「まさか!」

アセロラ、マノン「?」

未来リーリエ「言いましたよね?私は未来を変える為に来たと」

未来リーリエ「……私がこの時間に介入した事により、既に…私のいた時間とはズレが生まれている」

リーリエ「と、いう事は……」




714: ◆REaanJQDzE 2017/05/11(木) 00:15:41.12 ID:cC8ECc7wO

未来リーリエ「未来を変える鍵は、論理的結論から言いますと"邪神フーパ"」

アセロラ「ふぁ!?」

マオ「邪神フーパ!?」

未来リーリエ「……恐らく、そろそろカキとマーマネがゲーチス達を倒している頃です!」

未来リーリエ「詳しい話は皆揃ってから…」

未来リーリエ「デセルタワーへ向かいましょう!」


デセルタワー

カキ「ミュウツー!サイコカッター!」

ミュウツー「(ふんっ!)」スパスパ

アグノム「っ…………!」バキッ

ゲーチス「アグノム!」

マーマネ「ゼクロム!クロスサンダー!」

ゼクロム「ゼクロー!」バリバリバリ

メガボーマンダ「マンダァ!」バリバリ

ヒガナ「あ、ああ……!」

カキ「さぁ、このバトルは俺達の勝ちだ!」ドンッ

マーマネ「観念してよね!」ドンッ

ヒガナ「うぅ……」

ゲーチス「くっ………」

ゲーチス「(ふ、ふざけるな…ワタクシはアルセウスを使い世界の王となるのです!)」

ゲーチス「(こ、こんな奴等に…)」ワナワナ

ゲーチス「おのれー!」

「何やってんの?」コツコツ

ゲーチス、ヒガナ「!?」ビクッ

カキ「?」

マーマネ「……誰?」

フードの女「………あーあ、折角チャンスをあげたのに役に立たないね、ゲーチスもヒガナも」

ゲーチス「ま、待って下さい!今から…」

ヒガナ「あ…あぁ……」ガタガタ

カキ「何だあいつは?教団の信徒か?」

マーマネ「(あのゲーチスや変な女の人が震えてる?)」

フードの女「……もういい、カキとマーマネは私がやるよ」

カキ「何で俺達の名前を!?」

マーマネ「誰なの!君!」

フードの女「……いけっ」

フードの女「ディアルガ!パルキア!」ボンッ

ディアルガ「ディアアア!」

パルキア「パルァァァ!」

カキ「な!?」

マーマネ「>>安価」


安価 近いレスの中




715: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/11(木) 00:17:31.95 ID:q3QdMIlu0

伝説を2体も従えてるなんて、この状況はかなりマズいよ!




716: ◆REaanJQDzE 2017/05/11(木) 00:43:14.02 ID:cC8ECc7wO

マーマネ「あ、あれはディアルガとパルキア…」

マーマネ「ミュウツーやゼクロムと同じ禁伝クラスのポケモン…」

マーマネ「で、伝説のポケモンを2体も従えてるなんて…かなりマズイよ!」

カキ「……面白いじゃないか…!」

マーマネ「カキ!」

フードの女「ふふっ、相変わらずマーマネは怖がりなんだね?」クスッ

マーマネ「……え?」

フードの女「逆にカキは怖いもの知らず…だからやられちゃうんだよ」ハァ

カキ「…いったい何の話だ!」

カキ「お前、俺達を知ってるのか!?誰なんだ!」

フードの女「!」

フードの女「あー!そーかそーか、私達が会うのはミアレ…この時間じゃあまだ知り合いじゃなかったもんね…」ポンッ

カキ「ミアレ?この時間…?」

マーマネ「な、何の事?」

フードの女「パルキア」

パルキア「パルァァァ!!」

グニャリ

カキ、マーマネ「!?」

マーマネ「な、なに!?」

カキ「空間が!」

ゲーチス「わ、ワタクシ達まで!?」

ヒガナ「う…うぅ……」ガタガタ

ミュウツー「(パルキアが空間をねじ曲げたんだ…)」

カキ「!」

ミュウツー「(どうやら逃げ場はないようだな…)」

フードの女「……私はもうあの頃の戦えない"小さな私"じゃないんだ」

フードの女「ねぇ、私とバトルしようよ?カキ、マーマネ」ニヤッ

ディアルガ「ディアアア!」

パルキア「パルァァァ!」

カキ「……いくぞ!」

ミュウツー「(………………)」スッ

マーマネ「………ゼクロム!」

ゼクロム「ゼクロー!」





718: ◆REaanJQDzE 2017/05/11(木) 01:02:11.13 ID:cC8ECc7wO

デセルタワー 内部

リーリエ「ここにカキ達が!?」

未来リーリエ「はい!今頃ゲーチスとヒガナを倒しているハズです!」

スイレン「……あのゲーチスって奴…やっぱインチキだったんだ…!」

マノン「そうだよ!神の声だかなんだか知らないけどさ?」

マノン「勇者一行がこの街を救うーっとかって如何にもな嘘預言までしちゃって!

未来リーリエ「…………え?」ピタッ

アセロラ「ふぁ?リーリエ?」

未来リーリエ「……勇者一行が街を救う預言…?どういう事ですか……?」

アセロラ「……え?」

未来リーリエ「………私達の時間ではそのような預言は無かったハズ…」

未来リーリエ「……いったい何故…」

ユラーッ

アセロラ「!」

アセロラ「リーリエー!後ろ!」

未来リーリエ「……え?」

ゴツン

未来リーリエ「………うっ…」ドサッ

リーリエ「未来の私ー!」

「まったく酷いよ……」ブツブツブツブツ

リーリエ「!」

マツリカ「あたしの儀式を邪魔するなんてさー……」

アセロラ「……マツリカちゃん…」

マオ「リーリエ(未来)!しっかりしてー!」

スイレン「マツリカさん……」

マノン「そんな……」

マツリカ「カミサマー!カミサマを呼ぶ儀式を邪魔した不届き者は退治したよー!」

マツリカ「さー、儀式の続きしよっ!アセロラ?」ニコッ

アセロラ「………………」

マツリカ「えーと、清らかな少女の血が5人分、内1人は勇者……」

マツリカ「あー、ついでに……って、何でリーリエが2人?」

マツリカ「まー、いーや。あのリーリエ(?)も処女っぽいし、ついでに血をもらっちゃお」

スイレン「何でこんな事に…」

マオ「本当に私達が知ってるマツリカさんじゃないんだね……」

リーリエ「っ…………!」

マノン「……昼間まであたし達と一緒に笑ってたのは演技だったの……?」ジワッ

マノン「答えてよー!」グスッ

マツリカ「………………」

アセロラ「……マノン…」

マツリカ「>>安価」



安価 近いレスの中




719: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/11(木) 01:35:01.45 ID:+I3f5tFo0

魔王より先にアルセウスを手に入れなきゃいけないんだ




720: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/11(木) 06:24:15.23 ID:/z3xv3h30

そしてAZにゃんをもう一度魔王の座に戻すんだ!




721: ◆REaanJQDzE 2017/05/11(木) 09:22:22.37 ID:cC8ECc7wO

マツリカ「……嘘なんじゃないよ」ボソッ

マノン「……え!?」

マツリカ「……ごめんね?あたしはどうしても魔王より先にカミサマを手に入れなきゃダメなんだ」

アセロラ「………どういう事?……」

マツリカ「あたしの力じゃは魔王は倒せない…でも、カミサマを呼ぶ天界の笛の場所なんか知らない…」

マツリカ「こうするしかなかったんだよ」

リーリエ「魔王を倒す?」

マツリカ「魔王を倒して…戻すんだ」

マツリカ「AZにゃんをカロスの王の座に!」

リーリエ「AZにゃんがカロスの王!?」

スイレン「で、でも……AZにゃんは実在するかわからないって……」

マオ「……砂漠のシンボラー…まさか…」

マツリカ「……………」

アセロラ「…………マツリカちゃん、例えどんな理由があろうと…」スクッ

マツリカ「!」

アセロラ「貴女が罪の無い少女達をコロして…」

アセロラ「アセロラの友達を傷つけた事実は変わらないんだ」

マツリカ「…………」

マノン「アセロラ…」

未来リーリエ「うぅっ……」

リーリエ「未来の私!しっかりして下さい!」

アセロラ「おしおきだよ!マツリカちゃん!」

アセロラ「ギラちゃん!」ボンッ

ギラティナ「ギラー!」

マツリカ「……もうきっと言葉で言ってもわかりあえないね…」

マツリカ「マシェード!」ボンッ

マシェード「マシェー!」

リーリエ「アセロラ…マツリカさん…」

マツリカ「マシェード!もう一度キノコの胞子で眠らせて!」

マシェード「マシェ〜!」

キラキラ

アセロラ「……ギラちゃん!妖しい風!」

ギラティナ「ギラー!」

ブオン!

マツリカ「!?」




722: ◆REaanJQDzE 2017/05/11(木) 09:35:37.83 ID:cC8ECc7wO

マシェード「ま、マシェ!?」

マオ「キノコの胞子を妖しい風でぶっ飛ばした!」

マツリカ「くっ、マシェ…」

アセロラ「ギラちゃん!凍える風!」

ギラティナ「ギラー!」ヒュオオ

マツリカ「!?」

マシェード「ま、マシェ…」ピキピキピキ

マシェード「」カチン

スイレン「やった!マシェードがカチンコチンだ!」

リーリエ「さすが私の嫁です!アセロラ!」

マツリカ「マシェード!」ダッ

アセロラ「マツリカちゃん」ドンッ

マツリカ「!」

アセロラ「マツリカちゃん…アセロラの勝ちだ」

アセロラ「罪を償ってよマツリカちゃん」

アセロラ「そして…また優しいマツリカちゃんに戻ってよ…」

マツリカ「…………アセロラ…」

マツリカ「……あたし……」

グサッ

全員「!?」

マツリカ「………え……?」ゴホッ

マツリカ「う…ぁ……」ドサッ

スイレン「………え?」

マノン「……嘘…」

アセロラ「マツリカちゃん!」ダッ

「アルセウスが処女の血で復活するって?」

未来リーリエ「!」

フードの女「そんなもので復活するくらいなら誰も苦労しないよ」

フードの女「馬鹿な女」

マツリカ「………………」ダラダラ

スイレン「……?」

マオ「……誰?」

未来リーリエ「………何で貴女がこの時代に……」


マツリカは生きるかしぬか
安価下




723: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/11(木) 10:17:18.02 ID:lYJ8m9fy0

生きる




726: ◆REaanJQDzE 2017/05/11(木) 12:29:07.35 ID:cC8ECc7wO

マツリカ「うぅ……」ダラダラ

アセロラ「マツリカちゃん!」

アセロラ「……よくもマツリカちゃんを…!」キッ

フードの女「そう睨まないでよアセロラ」

アセロラ「……え?」

フードの女「スイレンにマオ……それにちっちゃいリーリエかぁ…そっちの子はマノンかな?」

スイレン「え?」

マオ「何で私達の名前を?」

リーリエ「ちっちゃい…私…?」

マノン「…………?」

未来リーリエ「……………」

マツリカ「ゴホッ……」

アセロラ「マツリカちゃん!しっかりして!」

マツリカ「………あたしはもうダメだ…」ゴホッ

アセロラ「何言って……」

マツリカ「……はは…仕方ないね……」

マツリカ「あたし……いっぱい…悪い事したからさぁ……カミサマから罰があたったんだよ……」

アセロラ「………………」

マツリカ「……せめて…最…期に…コガネの両親に…顔、見せたかった…な…ぁ…ゴホッ」ジワッ

アセロラ「……マオ、マツリカちゃんを助けてあげて」

マオ「………わかった…」

マオ「ゼルネアス!」ボンッ

ゼルネアス「うん!」

マツリカ「………!?」

マオ「ゼルネアス、この人助けられる!?」

ゼルネアス「……かなり致命傷みたいだけど…大丈夫だよお姉ちゃん!」

マツリカ「な、なんで…あたしなんかを……」

アセロラ「……死んじゃダメだよマツリカちゃん」

マツリカ「!」

アセロラ「……生きて……今までしてきた事の罪を償って…」

アセロラ「そして……胸を張ってお父さんとお母さんに会いに行ってよ!」

マツリカ「………アセロラ…」グスッ

フードの女「相変わらず甘いねアセロラは…」クスッ

アセロラ「……貴女…誰なの?」キッ

フードの女「………………」

スイレン「それに…私達を知ってるって事は……」

マノン「まさか……」

未来リーリエ「…………何故貴女がこの時間にいるのです?」

リーリエ「……この"時間"…?」

未来リーリエ「ユリーカ!」




727: ◆REaanJQDzE 2017/05/11(木) 12:41:33.90 ID:cC8ECc7wO

「久しぶりだねリーリエ」ファサッ

スイレン「ユリーカ?」

リーリエ「知り合いなのですか!?未来の私?」

未来リーリエ「……シトロンを覚えてますか?」

マノン「シトロン?」

スイレン「シトロンって確か、セレナの側近の……」

マオ「私達の服を溶かした変態メガネ!?」

未来リーリエ「そうです、そしてユリーカはそのシトロンの妹です」

ユリーカ「………………」

アセロラ「で、でも妹って……あの子、アセロラ達と同じくらいの歳に……」

リーリエ「……どうやら私達の事も知っている様子ですはし…」

未来リーリエ「……正確には、この時間で私達がユリーカに会うのは少し後の事…」

未来リーリエ「あのユリーカは私と同じ…地獄の未来から来たユリーカです!」

リーリエ「………未来から…?」

未来リーリエ「先程のゲーチスの預言の話を聞いた時…何者か未来の人間が干渉しているのではないかと思いましたが…」

未来リーリエ「貴女だったのですね…?ユリーカ」

未来ユリーカ「………その言い方は酷いよリーリエ…」

未来ユリーカ「私達…あの地獄の未来をずっと一緒に手を取り合って生き抜いた仲でしょ?」クスッ

未来ユリーカ「リーリエは…ずっとユリーカがキープしてたんだから」

未来リーリエ「…………………」

未来リーリエ「ユリーカ…何故貴女までこの時間に……」

未来ユリーカ「>>安価」


安価 近いレスの中




728: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/11(木) 12:52:05.35 ID:t9clJmof0

運命を変えさせないため




730: ◆REaanJQDzE 2017/05/11(木) 15:01:39.11 ID:cC8ECc7wO

未来ユリーカ「アセロラ達がしぬという運命を変えさせない為だよリーリエ」

未来リーリエ「!?」

未来ユリーカ「……私の目的はアルセウスをあの女が復活させる前に奪還し、地獄の未来を変える事だ…」

未来ユリーカ「……その為には…アセロラ達は邪魔なんだよ」

未来リーリエ「どういう事ですか!」

アセロラ「アセロラ達が邪魔…?」

リーリエ「……あの女…?」

未来ユリーカ「……そういえば…さっき、カキとマーマネに会ったよ?」クスッ

未来リーリエ「!」

マノン「カキとマーマネに何を!?」

未来ユリーカ「ディアルガ、パルキア」ボンッ

ディアルガ「ディアァア!」

パルキア「パルァァァ!」

リーリエ「あれは!?」

未来リーリエ「ディアルガとパルキア!?何故ユリーカが……」

未来ユリーカ「パルキア」

パルキア「パルキアァァ!!」

グニャリ

全員「!?」

スイレン「な、何ここ!?」

アセロラ「ふぁ……空間が……」

未来ユリーカ「これはパルキアの覚醒の力…」

未来ユリーカ「アセロラ。あんたがただ胸にぶら下げてるだけのその玉とは違うんだよ」

アセロラ「ふぁ!?」

スイレン「!」

スイレン「皆!見て!」

マノン「カキ、マーマネ!」


カキとマーマネの状態
安価 近いレスの中




732: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/11(木) 15:17:31.09 ID:4j4IsAqD0

無傷




733: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/11(木) 17:23:11.03 ID:YjUhhADrO

ディアルガの力で時を止められてカッチコチとか?




735: ◆REaanJQDzE 2017/05/11(木) 18:44:55.21 ID:cC8ECc7wO

マオ「カキ!マーマネ!」

マノン「返事してよ!」

カキ「」

マーマネ「」

スイレン「どうしちゃったの?二人共!」

未来ユリーカ「安心してよ。二人共無傷、健康そのものだ」

未来ユリーカ「ただ…ディアルガの力でカキとマーマネの中の時を止めさせてもらったけどね?」

マオ「時を…?」

リーリエ「時を支配するポケモンディアルガ…確かお爺様が昔戦った事があると……」

スイレン「ヤナギ国王が!?」

未来リーリエ「ユリーカ…貴女が時間を遡ってきたのはまさか……」

未来ユリーカ「そう、ディアルガの覚醒の能力だよ」

マオ「伝説のポケモンを2匹も従えてる上に、2匹共覚醒させてるなんて…」

スイレン「……あの子…無茶苦茶すぎだよ…」タラー

未来ユリーカ「アセロラ、この玉が何かわかる?」スッ

アセロラ「!」

リーリエ「あの玉…アセロラが首からぶらさげてる玉にそっくりです…」

未来ユリーカ「この玉は"宝玉ダイヤモンド"と"宝玉パール"」

未来ユリーカ「ディアルガとパルキアを覚醒させるキーだ」

未来ユリーカ「……あんたみたく…」

未来ユリーカ「首からぶらさげてるだけじゃ何にもならないんだよ」

アセロラ「………………」ギュッ

未来ユリーカ「さぁ、お話は終わりだよ!」

未来ユリーカ「ディアルガ!パルキア!」

ディアルガ「ディアアア!」

パルキア「パルゥゥゥ!」

スイレン「くっ、カイオー……」

アセロラ「待ってスイレン!」バッ

スイレン「!」

アセロラ「あの子は…あのポケモン達はアセロラが戦わなきゃいけない…」

アセロラ「そんな気がするんだ…」

スイレン「アセロラ…」

未来ユリーカ「………………」

スイレン「………わかったよ」

スイレン「でも、危なくなったら参戦するからね?」

アセロラ「ありがと!」ニコッ

アセロラ「………………」キッ

未来ユリーカ「………来なよアセロラ」ニッ

アセロラ「ギラちゃん!」

ギラティナ「ギラー!」




738: ◆REaanJQDzE 2017/05/11(木) 19:52:28.74 ID:cC8ECc7wO

アセロラ「ギラちゃん!シャドーボール!」

ギラティナ「ギラー!」シュオオ

ボンッ!

マノン「超巨大なシャドーボールだ!」

未来ユリーカ「……………ディアルガ」

ディアルガ「ディアアア!」

カチン

アセロラ「!?」

リーリエ「シャドーボールが止まった!?」

未来リーリエ「シロン!冷凍ビームです!」ボンッ

未来シロン「コン!」

ヒュオオ

スイレン「アローラキュウコン!?」

未来ユリーカ「……パルキア」

パルキア「パルゥゥゥ!」

グニャリ

未来リーリエ「な!?」

未来シロン「コン!?」

リーリエ「冷凍ビームを空間ごとねじ曲げた!?」

マオ「チートすぎでしょ…」タラー

未来ユリーカ「パルキア。亜空切断!ディアルガ。時の咆哮!」

パルキア「パルゥゥゥ!」スパッ

ディアルガ「ディアァァ!」オオオ

ギラティナ「ギラー!」ドカッ

アセロラ「ギラちゃん!」ダッ

未来ユリーカ「わかったでしょ?」ザッ

アセロラ「!」

未来ユリーカ「これが私とアセロラの実力の差だよ」

アセロラ「………………」

未来ユリーカ「………ユリーカはね?あの地獄の未来を防ぐ為なら何でもする」

未来ユリーカ「邪魔する奴は容赦しない」

未来ユリーカ「………だって、甘さじゃ世界を救えない事を教えてくれたのはアセロラ。あんただから」

アセロラ「……………」

未来ユリーカ「……何もかもを失い…同じ地獄の未来を生き抜いてたリーリエならわかるでしょ?」

未来リーリエ「>>安価」



安価 近いレスの中




739: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/11(木) 19:57:51.56 ID:/z3xv3h30

・・・だからといってアセロラを傷つけるあなたを認めません




740: ◆REaanJQDzE 2017/05/11(木) 20:13:31.50 ID:cC8ECc7wO

未来リーリエ「だからと言って…アセロラを傷つけるようなやり方、私は認めません!」

未来ユリーカ「………こいつの味方をするんだねリーリエ…」

未来リーリエ「思い出して下さい!ユリーカ!貴女だって出会った頃はあんなにアセロラを慕っていたではありませんか!」

未来ユリーカ「…………………」

アセロラ「……リーリエ…」

未来ユリーカ「……そうだね…思い出したよ…」

未来ユリーカ「……世界を救うなんてこいつの戯れ言に騙されて……そして……」

未来ユリーカ「勝手に先にしんで……地獄の未来を見せられた事を……!」ジワッ

アセロラ「ユリーカ……」

未来ユリーカ「ユリーカはこの世界でアルセウスを手に入れて、あの女をコロしてやるんだ!」

未来ユリーカ「邪魔する奴は……誰だろうと許さない……!」

未来リーリエ「ユリーカ…」グスッ

アセロラ「……ユリーカも辛い思いをしてきたんだね…」ヨロッ

未来ユリーカ「!」

アセロラ「……でもごめんね…そんな話を聞かされたら……」

アセロラ「尚更負ける訳にはいかないよ!」ピカー

リーリエ「アセロラの紋章が!」

アセロラ「ギラちゃん!」ピカー

ギラティナ「ギラー!」

アセロラ「無限暗夜への誘い!」ピカー

ギラティナ「ギラー!」

ズオオオ

スイレン「あれは……!」

リーリエ「無限暗夜への誘いです!」

アセロラ「少し反省してもらうよ!ユリーカ!」ピカー

ズオオオ

未来ユリーカ「………ディアルガ、パルキア」

ディアルガ「ディアアア!」

ズオオオ カチカチ

アセロラ「!?」

リーリエ「影の手が固まった…!?」

パルキア「パルゥゥゥ!」

グニャリ

パリン

アセロラ「ふぁ…そ、そんな…」

アセロラ「無限暗夜が……」




741: ◆REaanJQDzE 2017/05/11(木) 20:26:55.14 ID:cC8ECc7wO

未来ユリーカ「その程度で魔王を倒す、世界を救う……だっけ?」

未来ユリーカ「もう一度その冗談を言ってみなよアセロラ」ニヤッ

アセロラ「っ…………!」

スイレン「アセロラー!」

スイレン「カイオー……」カチカチ

スイレン「!?」カチカチ

マオ「な、なに…これ…」カチカチ

マノン「か、身体が固まって……」カチカチ

リーリエ「あ、アセロラー!」カチカチ

マツリカ「………………」カチカチ

アセロラ「ふ…ふぁ……」カチカチ

未来ユリーカ「安心してよ?もうすぐで皆の時は永遠に止まる…」

未来ユリーカ「楽にしねるよ?」

アセロラ「……………!」カチカチ

未来リーリエ「ユリーカ!」

未来ユリーカ「……リーリエ…この時間の世界はユリーカが救うよ」

未来ユリーカ「今度は…二人で幸せな未来を過ごそう…」

未来リーリエ「そ、そんな……」

未来ユリーカ「……アセロラ、世界を救う役目は私に任せてもう眠りなよ?」

アセロラ「…………………」カチカチ

アセロラ「……べーっ!」カチカチ

未来ユリーカ「………ディアルガ、パルキア。アセロラに止めを」

ディアルガ「ディアアア!」シュウウ

パルキア「パルゥゥゥ!」シュウウ

アセロラ「!?」


デセルタワー

サトシ「………宿に行ったら誰もいなかったから戻ってきたけど……」

ゲーチス「うぅ………」カチカチ

ヒガナ「ああ……」カチカチ

サトシ「…………どうなってんだこりゃ…」

ピカチュウ「ピカー?」

サトシ「何でゲーチス達の下半身が氷ついたみたくなってんだ?」

サトシ「……それに…カキとマーマネは何処に…」

ゲーチス「た、助けてくれ……」カチカチ

サトシ「え?」

サトシ「いや…助けてと言われても…」

ゲーチス「>>安価」


安価 近いレスの中




742: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/11(木) 20:31:58.32 ID:yB06A/Ak0

助けてくれれば私のできることならなんでもしてやろう




743: ◆REaanJQDzE 2017/05/11(木) 23:27:33.82 ID:l40ZqtiAO

サトシ「でもお前ら敵だしなぁ…」

ゲーチス「た、助けてくれるならワタクシのできる事ならばなんでもする…だから…」カチカチ

ヒガナ「うぅ……」カチカチ

サトシ「じゃあ…アセロラ達の居場所を教えろ!」

ゲーチス「ゆ、勇者の居場所!?そんなものは知らん!」カチカチ

サトシ「じゃあ、助けてやるから探すの手伝え!」

サトシ「それと、カキとマーマネは何処に行ったんだ?」

ゲーチス「あの少年達ならばあの女が連れていった!」カチカチ

サトシ「あの女?」

ゲーチス「は、早く!助けてくれ!しんでしまう!」カチカチ

サトシ「わ、わかったよ…でも助けるって言ってもどうやって…」

ピカチュウ「ピカー?」

ゲーチス「!」カチカチ

ゲーチス「しょ、少年!その紋章…ひょっとして、ホウオウのトレーナーか!?」カチカチ

サトシ「え?」

ゲーチス「……あの女は対象の"時"を氷結させている…氷とはまた違うかもしれないが…ホウオウの炎ならば……」カチカチ

ゲーチス「……試す価値はある…!」カチカチ

サトシ「え?」

ゲーチス「……頼む少年!ワタクシと彼女にホウオウの炎を……!」カチカチ

ヒガナ「…………」カチカチ

サトシ「………わかったよ!」


ジュウウ


ゲーチス「こ、氷が溶けた……」

ヒガナ「……あたし…生きてる……?」

サトシ「よし、助かったな!」

サトシ「早くみんなを探すの手伝え…」

ゲーチス「あ、ありがとう少年よ!」ガッ

サトシ「うぇ!?」ギョッ

ゲーチス「わ、ワタクシは今の今まで死を覚悟していました…」

ゲーチス「……神に……いや、サトシ少年に心より感謝を……」スッ

サトシ「え…あ、ああ……」

ヒガナ「>>安価」


安価 近いレスの中




744: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/11(木) 23:29:08.74 ID:/z3xv3h30

ゲーチスより頼りになるね、仲間になっていい?




745: ◆REaanJQDzE 2017/05/11(木) 23:43:27.11 ID:l40ZqtiAO

ヒガナ「ねえねえ!」

サトシ「え?」

ヒガナ「君ー、サトシだっけ?ゲーチスより頼りになるね!」

ヒガナ「あたしを仲間にしてよ!」

サトシ「え、えー…」

ピカチュウ「ピカピカ!」

ゲーチス「ヒガナ!」

ヒガナ「な、なに…?ゲーチス…」

ゲーチス「仲間などと恐れおおい!」

ゲーチス「……サトシくん…これより、ワタクシゲーチスとアルセウス教団、サトシくんの従属となりましょう…」スッ

ゲーチス「我ら…サトシくんの為ならば、犬馬の労も惜しまぬ所存…」

サトシ「い、いや、そこまでしなくてもいいからさ…」アセアセ

サトシ「とにかく、みんなを探すのを手伝ってくれ…」

サトシ「あと、もう悪さすんなよ?」

ゲーチス「御意に!」

ヒガナ「おっけー☆」キャピッ

サトシ「んじゃあ、とりあえずみんなを……」

ゲーチス「……勇者の居場所はわかりませんが……」

ゲーチス「あの少年達の居場所なら心当たりがあります」

サトシ「本当か!?」

ピカチュウ「ピカー!」

ゲーチス「……恐らく彼らは……」


パルキアの亜空間

シュウウ

アセロラ「ふ………ぁ……」カチカチ

アセロラ「……あれ…生きてる…?」カチカチ

アセロラ「アセロラ…ディアルガとパルキアの技をまともに受けたハズなのに…」

「良かった……アセロラ…無事で……」

ドサッ

未来ユリーカ「…………な……?」

アセロラ「ふぁ……何で……」

アセロラ「リーリエ……」

未来リーリエ「…………………」




746: ◆REaanJQDzE 2017/05/12(金) 00:00:39.79 ID:mzlf4T5/O

未来ユリーカ「な、なんでリーリエがそんな奴の盾に……」

リーリエ「……………」カチカチ

マオ「そ、そんな…リーリエ…」カチカチ

スイレン「う、嘘だ…」カチカチ

マノン「リーリエー!」カチカチ

アセロラ「り、リーリエ…何でアセロラなんかの為に……」カチカチ

未来リーリエ「………アセロラ…昔から言ってましたよね?」

未来リーリエ「妻を守るのは…妻の…役目だっ……て……」

アセロラ「ふぁ……リーリエ…!い、意味わかんないっ…よ!」グスッ

未来リーリエ「ふふっ……」

キラキラ

リーリエ「!」カチカチ

スイレン「未来のリーリエ体が…」カチカチ

マオ「……光になって消えてく…?」カチカチ

未来リーリエ「……私は元よりこの時間の人間ではありません……」

未来リーリエ「……論理的結論から言いますと…体が死した事により、この時間から排除されているのでしょう……」

アセロラ「い、いやだよリーリエ…」ウルッ

アセロラ「しなないでよ…」グスッ

未来リーリエ「ふふっ、アセロラ、貴女に泣き顔は似合いません…」ナデ

アセロラ「ふぁ……」カチカチ

未来リーリエ「……貴女は…いつもニコニコ元気を与えてくれる…」

未来リーリエ「世界を救う勇者様なんですから」ニコッ

アセロラ「……勇……者…」グスッ

未来リーリエ「……はい、そうです!私はそう信じています!」

未来リーリエ「貴女ならこの世界を…」

未来ユリーカ「………………」

未来リーリエ「……あの娘を…救えると…」

アセロラ「……………」

未来リーリエ「もう…体がほとんど消えちゃってますね……」キラキラ

未来リーリエ「………大丈夫…私はちゃんと見てますから…」

未来リーリエ「私の時間の仲間達と…いっ……しょ……」

「に……」

キラキラ キラキラ

アセロラ「リーリエー!」カチカチ

スイレン「……リーリエ……」カチカチ

マオ「消え…ちゃった……」カチカチ

マノン「う、うぇ…ぐすっ」カチカチ

リーリエ「(未来の私……)」カチカチ

未来ユリーカ「……またあんたのせいか…」

未来ユリーカ「アセロラ!あんたのせいでリーリエが!」

未来ユリーカ「絶対に…許さない…!」

アセロラ「>>安価」

安価 近いレスの中




747: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/12(金) 00:01:56.40 ID:sPLcHpML0

うるさい・・・お前も消えるか?




749: ◆REaanJQDzE 2017/05/12(金) 00:23:15.02 ID:mzlf4T5/O

アセロラ「………うるさいよ…」ボソッ

未来ユリーカ「!?」

アセロラ「貴女も…消える…?」ギロッ

未来ユリーカ「……な!?」ゾクッ

リーリエ「……アセロラ…?」


ピカー

マオ「アセロラの首からぶらさげてる玉が!」カチカチ

スイレン「光輝いてる……」カチカチ

未来ユリーカ「プラチナが……まさか!?」

アセロラ「ギラちゃん!」ピカー

ギラティナ「ギラー!!!」ピカー

メキメキメキ

マノン「ギラティナの形が変化していく!」カチカチ

ギラティナ「ギ…ギ……」

メキメキメキ

スイレン「あれは………アセロラの額の紋章と同じ……」カチカチ

リーリエ「……覚醒……」カチカチ

未来ユリーカ「………まさか…あれが……」

未来ユリーカ「ギラティナ…オリジンフォルム…」

アセロラ「………いくよギラちゃん……」

アセロラ「リーリエの仇をとるんだ」

ギラティナOF「ギラァァァ!!」

オオオオオオ

未来ユリーカ「!?」

パリン パリン パリン

スイレン「氷が溶けた…」

マオ「これが…ギラティナの覚醒…」

マノン「す、凄い……」

リーリエ「アセロラ……」

未来ユリーカ「だ、たからなに?」タラー

未来ユリーカ「いくらギラティナが覚醒したとしてもこっちは2匹!」

未来ユリーカ「私の有利に変わりはない!」

未来ユリーカ「ディアルガ!時の咆哮!パルキア!亜空切断!」

ディアルガ「ディアアア!」オオオ

パルキア「パルゥゥゥ!!」スパスパ

アセロラ「ギラちゃん」

ギラティナOF「ギラー!」

スウッ

ディアルガ、パルキア「!?」

未来ユリーカ「時の咆哮と亜空切断が消えた!?」

アセロラ「誘ったんだよ」

アセロラ「破れた世界に」




750: ◆REaanJQDzE 2017/05/12(金) 00:35:23.52 ID:mzlf4T5/O

未来ユリーカ「や、破れた世界…」タラー

アセロラ「ギラちゃん!シャドーボール!」

ギラティナOF「ギラァァァ!!」

シュウウ

マノン「さっきより巨大なシャドーボールだ!」

ボンッ!!

未来ユリーカ「くっ!パルキア!」

パルキア「パルゥゥゥ!」

グニ……

シュオオ

未来ユリーカ「空間が曲がらない!?」

ドカーン!!

パルキア「パルァァァ!」ドサッ

未来ユリーカ「パルキア!」

未来ユリーカ「な、何で空間が…」

アセロラ「……ここはもうパルキアが支配する亜空間じゃない……」

未来ユリーカ「!?」

アセロラ「……ギラちゃんが支配する破れた世界だ」

未来ユリーカ「……な…」ジリッ

アセロラ「ギラちゃん!シャドークロー!」

ギラティナOF「ギラァァァ!!」

メキメキメキ

リーリエ「無数の黒い手が!」

アセロラ「切り裂け」

ギラティナOF「ギラァァァ!!」

シュルシュルシュル

未来ユリーカ「ディアルガ!」

ディアルガ「ディアアア!」

カチカチ

シュルシュルシュル

未来ユリーカ「くっ……止めきれない…」

シュルシュルシュル

未来ユリーカ「くそっ!止まれ!止まってよ!」

シュルシュルシュル

アセロラ「………………」

ズバッ ズバッ ズバッ ズバッ ズバッ

未来ユリーカ「ああぁああぁ!」ズハッ ズハッ

ディアルガ「ディアアア!」ズハッ ズハッ

スイレン「うっ……これって…」

マノン「…………………」ボーゼン

マオ「あ、アセロラ…」ガタガタ

リーリエ「……………」




751: ◆REaanJQDzE 2017/05/12(金) 00:36:46.18 ID:mzlf4T5/O

未来ユリーカ「……うっ…」ドサッ

ディアルガ「ディ……」ヨロッ

ザッ

未来ユリーカ「!」

アセロラ「…………………」

未来ユリーカ「っ……………!」

アセロラ「>>安価」


安価 近いレスの中




752: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/12(金) 00:51:00.41 ID:sPLcHpML0

(目を血走らせながら)「あはは・・・最後に言い残すことはある?」




753: ◆REaanJQDzE 2017/05/12(金) 01:33:58.17 ID:mzlf4T5/O

アセロラ「ははっ…」

未来ユリーカ「………?」

アセロラ「ねぇ……?最期に何か言い残す事はある?」

未来ユリーカ「……………」

アセロラ「ユリーカ…痛い?でもね…」

アセロラ「………リーリエは…もっと痛かったんだ……!」ギリッ

未来ユリーカ「……何が世界を救う勇者…お前なんかあの女と変わんないよ…」ボソッ

アセロラ「!?」

未来ユリーカ「……お前なんか…くたばっちまえ!」

アセロラ「…………」

スイレン「アセロラ!もうやめて!」

マオ「もういい!充分だよ!」

マノン「うぅ…ひっぐ…もぅ…やめでよぉ…」」グスッ

アセロラ「……ギラちゃん」

ギラティナOF「ギラァァァ!!」

未来ユリーカ「(これで終わり……か…)」

未来ユリーカ「(ま、いっか……もう…疲れたしね……)」

スイレン「アセロラー!」

リーリエ「もうやめて下さいアセロラ!」ギュッ

未来ユリーカ「!?」

アセロラ「……リーリエ…」

リーリエ「アセロラ…もう充分です…この方はもう戦えません…」

アセロラ「………でも……」

リーリエ「……未来の私は言ってました…世界を救ってくれ…そして……」

リーリエ「この娘も救ってくれ、と…」

アセロラ「……………………」

リーリエ「……私…もうこんなアセロラは見たくありません!」グスッ

リーリエ「いつもの…優しくて…可愛くて…暖かいアセロラに戻って!」ギュッ

アセロラ「ふぁ……」

リーリエ「!」

アセロラ「………痛いよ、リーリエ」ニコッ

リーリエ「……アセロラ…!」

未来ユリーカ「………………」

スイレン「ふ、ふぅ…何とかなったみたいだね…」ヘター

マオ「……心臓に悪いよ……」

マノン「ふぇ…よ、よがっだぁ……」グスッ

マオ「ほらっ、マノン。もう泣かないで」ヨシヨシ

マノン「うぇーん!マオー!」ダキッ

スイレン「ははっ…」

アセロラ「………ユリーカ…」

未来ユリーカ「………………」

未来ユリーカ「>>安価」


安価 近いレスの中




756: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/12(金) 06:30:22.15 ID:sPLcHpML0

アセロラ・・・魔の力の影響がもうこんなに・・・




757: ◆REaanJQDzE 2017/05/12(金) 09:29:23.16 ID:mzlf4T5/O

未来ユリーカ「ははっ、ザマァないねアセロラ…」

未来ユリーカ「今のあんたはギラティナの力が覚醒した事により、魔の力が色濃く出てる」

未来ユリーカ「このままじゃあ、例え魔王を倒したとしてもあんたが……」

アセロラ「大丈夫だよ!」

未来ユリーカ「何を根拠に…」

アセロラ「だってね、ギラちゃんはアセロラの大切なお友達だし、それに……」

アセロラ「さっきみたく暴走しちゃった時に、止めてくれる仲間もいるから」ニコッ

リーリエ「任せて下さい!アセロラ!」

未来ユリーカ「(友達…か…)」

未来ユリーカ「(そういえば…私の未来でもセレナが行方不明だったけ…ちゃんと生きててくれてるかな……)」

未来ユリーカ「(探してみよう…)」

キラキラキラ

アセロラ「!」

リーリエ「ユリーカの体が!」

マオ「リーリエみたく光になって消えてく!」

スイレン「…なんで!?」

未来ユリーカ「……さっきのバトルでギラティナの力の影響を受けてディアルガの能力になんらかの異常気象をきたしたのか……」キラキラ

未来ユリーカ「未来に強制送還されていく……」キラキラ

アセロラ「ユリーカ…」

未来ユリーカ「……アセロラ…ギラティナオリジンフォルムの力は私が居た時間ではアセロラが目覚めさせる事のできなかった力…」キラキラ

未来ユリーカ「……未来は確実に変わってる…」キラキラ

未来ユリーカ「あんたに世界を救えるの?」キラキラ

アセロラ「………任せてよユリーカ!」

アセロラ「だって、アセロラは勇者ですから!」

アセロラ「アローラもカロスも世界も全部救ってあげるよ!」

未来ユリーカ「………そのセリフを聞くのは2度目だな…」クスッ

未来ユリーカ「……今度は…期待してるよアセロラ…

キラキラ

シュゥ

スイレン「…ユリーカが消えた…」

マオ「未来に帰ったんだ…」

マノン「ほえ〜……」

アセロラ「……約束するよ…ユリーカ…」

リーリエ「(ユリーカ…貴女の未来でも…どうか貴女に幸せが訪れますよう……)」






760: ◆REaanJQDzE 2017/05/12(金) 12:32:19.13 ID:mzlf4T5/O

シトロン「ん?」

セレナ「どうしたのシトロン?」

シトロン「………いや、何故か急に妹に会いたくなりまして…」

セレナ「ああ、ユリーカ可愛いもんねぇ…わからないでもないわ」

セレナ「でも…兄妹じゃ結婚できないのよシトロン」ポンッ

シトロン「そ、そんなんじゃないですよ!」

セレナ「あー、はいはい。ほらっ、さっさと行くわよ。アサメの村まで後少しなんだから」

シトロン「(何故僕まで……)」


アサメの村

セレナ「な、何コレ………」

シトロン「…………街がメチャメチャだ…」

「セレナ?」

セレナ、シトロン「!」

サナ「セレナ…戻ってきてくれたんだ…」ジワッ

セレナ「サナ………」

セレナ「……何があったの?」

サナの家

セレナ「…………魔王軍が村を……」

サナ「………うん、幸い死人は出なかったけど…村は壊滅状態……」

サナ「……今は…皆近くの村に移り住んでるの……」

シトロン「………成る程…」

シトロン「勇者達に負けた事で僕達は裏切り者扱い…」

シトロン「更には、僕は元、四天王側近クラス、セレナは元、四天王…向こうも本気で消しにかかってるって事ですかね……」

セレナ「…………………」

セレナ「ごめん、サナ…私のせいだ…」

サナ「セレナ!?」

サナ「ち、違うよ!セレナのせいじゃないよ!」

サナ「それよりも…セレナが戻ってきてくれて良かった…」グスッ

サナ「セレナのママもセレナの事心配してるよ?一緒に帰ろ?」

セレナ「…………………」



パタン

セレナ「…………行くわよシトロン」

シトロン「………何処へですか?」

セレナ「……決まってるわ!ミアレへよ!」

シトロン「……はぁ……まったく、貴女はいつもいつも……」

セレナ「……シトロン…あんたが行かないって言っても、私は一人で行くから…」

シトロン「………仕方ないですね…」ヨット

シトロン「丁度ミアレのユリーカにも会いたいと思ってたとこですし、それに…」

シトロン「セレナのワガママは今に始まった事じゃないですからね…」

セレナ「……なにソレ?」クスッ

セレナ「よし!そうと決まったら早速出発するわよ!待っててね!サトシ!スイレン!」オー

シトロン「そっちが目的じゃないでしょ」ハァ




761: ◆REaanJQDzE 2017/05/12(金) 12:53:21.40 ID:mzlf4T5/O

翌日 デセル

カキ「何か目が覚めたら全部終わってた」

マーマネ「同じく」

サトシ「………俺なんか女装してただけだぜ?」

スイレン「そ、そんな事ないよ!」アセアセ

アセロラ「そ、そうだよー!カキとマーマネはゲーチスのおじさん達をやっつけたでしょ!」アセアセ

サトシ「俺は?」

スイレン「さ、サトシは居るだけで元気をくれるよ!」

アセロラ「そ、そうだよ!サトシが見ててくれるだけでカッコいいとこ見せようって気持ちになるもん!」

サトシ「それって…俺は何もしなくてもいいって事じゃ……」ガクッ

スイレン「あわわわわ…」アセアセ

アセロラ「ち、違くて……」アセアセ

リーリエ「いえ、サトシやカキやマーマネにはとても感謝していますよ?」ニコッ

マノン「私達が怖がらない為に頑張ってくれたんでしょ?ありがとう!」

マーマネ「……みんな…」

マオ「カキ……」

カキ「!」

マオ「あの……その…私……ごめん……」

マオ「それと…ありがと…」

カキ「………気にするな」フッ

スイレン「マツリカさんは罪を償う為に自首…か…」

アセロラ「………きっと…次会うときはまた仲良くなれるよ…」

サトシ「にしても、未来のリーリエかあぁ……」

マーマネ「世のか中には、常識じゃ考えられない事もたくさんあるんだねぇ…」

リーリエ「……………」

カキ「(あの女相手にゼクロムとミュウツーで勝てなかった……)」

カキ「(仮に…マーマネのゼクロムが覚醒していたとしても、俺のミュウツーが覚醒していなければ勝てないだろう……)」

カキ「(覚醒…か……)」

マーマネ「次はいよいよミアレかぁ…」

サトシ「魔王軍の本拠地…燃えてくるぜ!」

アセロラ「………その事なんだけど…」

サトシ、カキ、マーマネ「?」

アセロラ「未来のリーリエが言ってた事……」

アセロラ「未来を変える鍵は邪神フーパにあるって」

マーマネ「邪神フーパ?」

アセロラ「……ミアレに行く前に…会いに行こうと思うんだ」

アセロラ「邪神フーパに!」



フーパのいる場所
未登場で街以外の場所 安価一番近いレス




762: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/12(金) 13:03:37.31 ID:eMcKv2VTO

テンガンざん




763: ◆REaanJQDzE 2017/05/12(金) 19:03:41.64 ID:mzlf4T5/O

「邪神フーパならばこの先の山、テンガン山に居るとの言い伝えがあります」

アセロラ「ふぁ!?」

サトシ「ゲーチス!」

ゲーチス「これは我らアルセウス教が集めた情報…信憑性は高いと思いますよ」

カキ「おい、こいつを信用していいのか?」

アセロラ「うーん……」

ゲーチス「勇者一行殿、どうかこの街での我らの御無礼をお許し下され」スッ

アセロラ「ふぁ!?」

ゲーチス「……ワタクシはあの女に時を凍らされ、一度は生を諦めました…」

ゲーチス「しかし、サトシくんに救われ、またもう一度生を与えられたのです」

ゲーチス「ワタクシは…いや、アルセウス教団は今生まれ変わったのです!」

ゲーチス「これからは我ら、アルセウス教団はサトシくんと勇者御一行の為に尽くしましょう…何かありましたのならば、遠慮なく頼って下され!」

アセロラ「え、えと……」

サトシ「ははっ、まぁ、信用してもいいんじゃないかな?」

スイレン「だね!」

スイレン「(サトシとの結婚式を教会であげる事になったらこいつに頼もう)」

カキ「うーむ……」

マノン「まぁまぁ、サトシもああ言ってるんだし、信用してあげようよカキ?」

カキ「もちろんだよマノン!」グッ

ゲーチス「つきましては…今後の勇者御一行殿の旅の御武運を祈りまして、僭越ながら、我ら教団で宴の用意をさせて頂きました!」

ヒガナ「てか、もう準備できてるよー!」

リーリエ「本当ですか!?」

サトシ「マジ!?宴?」

スイレン「やったー!」

マーマネ「美味しい料理出るかな!?」

マオ「ははっ!」

カキ「…たくっ」フッ

マノン「楽しみ〜!」

ゲーチス「今度は…食事の誘いにのって下さいますか?勇者様?」

アセロラ「………………」

アセロラ「もちろんだよ!」ニコッ




764: ◆REaanJQDzE 2017/05/12(金) 19:20:54.30 ID:mzlf4T5/O

翌日

アセロラ「みんな!出発の準備できた?」

マノン「後はリーリエだけだよ!」

サトシ「いやぁ…昨日の宴楽しかったな!」

スイレン「うん!最近戦い続きだったから尚更!」

カキ「だからと言って気を抜いては…」

マオ「あんたが一番ハジけてた癖に」ニシシ

カキ「うっ…///」

マーマネ「にしても、リーリエまだかなぁ……」

「みなさーん!」

マーマネ「!」

リーリエ「すみません、準備に手間取ってしまいまして……」タッタッタ

マーマネ「リーリエ、やっと来たね!」

カキ「遅いぞ!リーリエ!」

マオ「仕方ないでしょ、女の子はあんたらと違って準備に時間がかかるの!」

スイレン「そーそー!」

サトシ「ははっ、じゃあ、みんな揃ったし、行こうぜ?リーリエ」

リーリエ「はい!」ツー

リーリエ「……え!?」ポロポロ

アセロラ「ふぁ!?リーリエ?」

サトシ「ど、どうしたんだ?」

スイレン「なんで泣いてるの!?」

マオ「あんたらが言い過ぎるから…」ジー

カキ「いや、その…」アセアセ

マーマネ「ご、ごめんね!リーリエ!」アセアセ

リーリエ「……違うんです…」ポロポロ

カキ、マーマネ「え?」

リーリエ「……私にもよくわからないのですが……」

リーリエ「涙が勝手に……」ポロポロ

全員「?」

アセロラ「……………」

アセロラ「…………そっか……」

アセロラ「……みんなに…会えたんだね…リーリエ……」

リーリエ「…………はい…」ポロポロ

リーリエ「……そうかもしれませんね…」ポロポロ

サトシ、カキ、マーマネ、スイレン、マオ、マノン「?」



…こうして未来を変える事を決意したアセロラ達勇者一行は
神の訪れた街デセルを後にし
邪神フーパに会うべく、最後のダンジョン"テンガン山"へ向かうのであった…




765: ◆REaanJQDzE 2017/05/12(金) 19:39:34.80 ID:mzlf4T5/O

クノエの村

リラ「はぁ…また入れ違いか……」ガクッ

カレン「ははっ、残念だったねリラ…」

リラ「次はデセルかぁ…でもなぁ…このままだと一生入れ違いになりそうな予感だよ…」ハァ

リラ「もういっそミアレに先回りした方がいいかな?」

カレン「まぁまぁ、久しぶりに会ったんだしさ、少し休んできなよリラ?

リラ「ボクもそうしたいんだけどさ?アセロラに会ったらこれを渡してくれってシロナさんに頼まれてるんだよ…」ピラッ

カレン「……何コレ?」

リラ「シロナさんのLINEのID」

カレン「何故?」


コガネの街

シロナ「(何をやってるのリラ!?いつまでも待っても勇者ちゃんからLINEが来ないじゃない!)」ジーッ

アオギリ「なぁ、何であの女はケータイと睨めっこしてんだ?」

マツブサ「……放っておけ…八つ当たりされたらしぬぞ」

アオギリ「?」

ライチ「シロナー!何時までもケータイと睨めっこしてないで、さっさと本部行くよ?」

シロナ「わ、わかっています!」

「あーっ!シロナさんいたいたー!」

シロナ「!」

ライチ「お!迎えが来たわね!」

アカネ「久しぶりやなー!シロナさん!ライチさん!」

アカネ【解放軍、幹部】

ライチ「久しぶり!アカネ!元気してた?」

アカネ「とーぜん!」ブイッ

アオギリ「なんだあの女?」

マツブサ「幹部だ、一応な」

アカネ「お!マツブサのおっさんもおったんか!相変わらず悪そうな顔してんね!」

マツブサ「黙れ!」

アカネ「この髭だれ?」

アオギリ「髭!?」

アカネ「シロナさん!うち、シロナさんにずっと会いたかったんや!」

アカネ「さ、早よ、コガネ本部行こっ!ハンサムさんも待っとるでー!」グイグイ

シロナ「>>安価」


安価 近いレスの中




766: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/12(金) 19:42:25.81 ID:sPLcHpML0

その前にミルタンクのメイドカフェに寄ってからね




768: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/12(金) 20:56:50.07 ID:UYh3sbwU0

ちょっとリラとお話する




769: ◆REaanJQDzE 2017/05/12(金) 22:34:34.45 ID:mzlf4T5/O

シロナ「ま、待って!その前にリラに連絡を取ってから…」

アカネ「リラに?」

シロナ「そ、そうよ!超重要任務で勇者とコンタクトを取ってもらってるの!」

アカネ「勇者ー!すごっ!うちも会いたいわぁ!」キラキラ

シロナ「……………」ゴクリ

シロナ「……アカネちゃんのミルタンク…順調に育ってるわね……」

アカネ「え?」

シロナ「………アカネちゃん、メイドカフェミルタンクで働いてるんだっけ?」

シロナ「そこ寄ってから本部に行きましょう」

アカネ「え……でも……」

シロナ「あ、マツブサと髭は来なくてもいいわよ」

アオギリ「はぁ?」

マツブサ「(帰りたい)」

ライチ「いいから早く本部に行くわよ」

シロナ「えー」


コガネの街 解放軍カロス本部

ハンサム「シロナ君、ライチ君わざわざ来てもらってすまないね」

ライチ「いーえ」

シロナ「………………」

ハンサム「アカネ、ご苦労だった」

アカネ「はーい」

シロナ「……で、居るの?」

ハンサム「ああ、イベルタル共々厳重に拘束している」

ハンサム「……なんせ…彼女は危険人物にして、超重要参考人だからね…」


拘束室

ガチャリ

「あ、おっさん!やっと来たかぁ」

カスミ「丁度暇してたとこなのよ!」

ハンサム「………今日は君にわざわざ会いに来た方がいる」

カスミ「……あたしに会いに?」

シロナ「……初めまして」ガチャリ

カスミ「!」

シロナ「解放軍のリーダーのシロナです」

シロナ「よろしくね?」ニコッ

カスミ「………ふーん…アンタが解放軍のリーダーなわけ……」

カスミ「世界の美少女カスミちゃんよ。よろしくね?」

カスミ「おばさん」ニコッ

マツブサ「(ひぇっ…シロナをババア呼ばわりしやがったこのガキ……)」

シロナ「………………」

シロナ「>>安価」


安価 近いレスの中




770: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/12(金) 22:37:45.93 ID:TZ5E3g5F0

うーん、ギリギリ対象外ね(そんなこと言えなくしてやろうか?)




771: ◆REaanJQDzE 2017/05/12(金) 22:56:05.63 ID:mzlf4T5/O

シロナ「うーん…ギリギリ対象外ね…(生意気な口をきけなくしてあげましょうか?)」

カスミ「は?」

ライチ「え?」

アカネ「?」

アオギリ「ん?」

マツブサ「(うわぁ…)」

シロナ「……何でもない…(本音と建前間違えた…)」

カスミ「きもっ」

カスミ「!」

カスミ「あっれ〜?アオギリじゃん!」

アオギリ「!」

カスミ「な〜んでアンタがそっち側にいんのかなぁ?」ニヤニヤ

アオギリ「………………」

カスミ「え?答えなさいよ?」ギロッ

アオギリ「……俺ァ…もうアンタらの下につくのはやめたんだ……」

アオギリ「……かといって、こいつらの味方でもねェ…」

シロナ「………………」

アオギリ「これからは、俺ァ、俺の好きなように生きる」

アオギリ「その方が俺らしいからな!」

カスミ「…………」

ライチ「……ふんっ、やるじゃん髭!」

アカネ「見直したで!髭のおっちゃん!」

シロナ「マツブサァ!あなたも少しは髭を見習いなさい!」

マツブサ「は、はい……」

アオギリ「俺の名前アオギリなんだけど」

カスミ「……つまんねーの」チッ

シロナ「………ねぇ、貴女。自分の立場をわかってる?」

カスミ「!」

シロナ「今の貴女は捕虜なの」

シロナ「魔王軍四天王の貴女が魔王軍の実情について何も知らないって事は無いわよね?」




772: ◆REaanJQDzE 2017/05/12(金) 22:58:18.75 ID:mzlf4T5/O

カスミ「…………」

シロナ「さぁ、知ってる事全部吐きなさい?」ニコッ

カスミ「………………」

カスミ「やーだよ!ババー!」ペッ

シロナ「…………………」ビチャッ

ライチ「あーあ……」

アカネ「やってもうた…」アワワ

マツブサ「ひ、ひいぃぃ!し、しぬ!コガネが消えるぅ!」ガタガタ

アオギリ「?」

シロナ「………おい」ガシッ

ドサッ

カスミ「イタっ!ちょっと何すん……」

シロナ「……あんまり調子に乗らないでねクソガキ?」ニコッ

カスミ「!?」

シロナ「……私は好みのロリ以外には甘くないわよ?」ギロッ

マツブサ「ひ、ひいぃぃ……!」ガタガタ

カスミ「>>安価」


安価 近いレスの中




773: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/12(金) 23:01:29.81 ID:sPLcHpML0

な、何でも話します!




774: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/12(金) 23:08:59.23 ID:UYh3sbwU0

私は別に殺されてもいいのよもう生きてても意味無いし




775: ◆REaanJQDzE 2017/05/12(金) 23:57:22.49 ID:mzlf4T5/O

カスミ「コロすんならコロせば?」

シロナ「………………」

カスミ「別にいいのよ?あたし、もう生きてても意味ないし」クスッ

カスミ「あたしにとっては破壊が全てだったの!それ以外には何も無い、残されてないのよ!」

カスミ「こんな狭い檻に閉じ込められて何にもできないくらいならさぁ…いっそコロしなさいよ!」

カスミ「アハハハハハ!」

ライチ「……こいつ…」

アカネ「こわっ」

アオギリ「(相変わらず狂ってやがる……)」タラー

シロナ「………なら生きる意味をこれから探せばいい……」

カスミ「?」

カスミ「はぁ?何言って……」

シロナ「何て言うと思った?」クスッ

カスミ「………は?」

ライチ「………………」

アカネ「あわわ…」

マツブサ「ひ、ひいぃぃ…」ガタガタ

シロナ「やっぱり貴女は対象外ね」

カスミ「……何言って……」

シロナ「ハンサム。少しの衝撃くらいなら壊れないような部屋空いてる?」

カスミ「!?」

ハンサム「ああ…地下の部屋ならば…」

シロナ「さ、行きましょう」グイッ

カスミ「ちょ、ちょっと!何して…」

カスミ「拷問でもする気!?」

シロナ「拷問?そんな事しないわよ」

カスミ「……は?」

シロナ「これから貴女にするのは今まで貴女が犯してきた罪への制裁と更正」

カスミ「せ、制裁……?」

シロナ「別に何も話したくなければ話さなくて結構。それとこれとは話が別だから」

カスミ「……な?」

シロナ「大丈夫。うんと後悔させてあげるから」

シロナ「今までの貴女の"生き甲斐"を」ニコッ

カスミ「!?」ゾクッ

アオギリ「(な、何だこの女……)」

シロナ「さぁ、早く来なさい。生きてる意味がないならそんな命どうでもいいでしょ?」

カスミ「っ……………!」

カスミ「わ、わかったよ…」

カスミ「は、話せばいいんでしょ……」

シロナ「……………」

ライチ「だとさ」




776: ◆REaanJQDzE 2017/05/13(土) 00:13:47.09 ID:z55IGe3qO

アカネ「し、シロナさん…あ、あいつ魔王軍の事話すみたいやし、勘弁してやったらどうやろか……」

シロナ「………………」

シロナ「もぅ!アカネちゃんが言うなら仕方ないわね♪」ドサッ

カスミ「……つっ……!」

アカネ「……ははっ…」

・・・・

・・



カスミ「……ここまでがあたしの知ってる現状…」

カスミ「あとは…あたしも好き勝手やってきたからね…知らないわ」

ライチ「魔王軍ではNもセレナも裏切り者扱い…実質四天王を3人欠いた状態ね…」

ライチ「シロナ…やっぱ攻めるなら今ね!」

シロナ「……そうねぇ……」

カスミ「ははっ、アンタらもう勝った気でいる?」

全員「?」

カスミ「魔王様に姫様…そして側近のカリン…この人達は別格よ?」

カスミ「特に……魔王様はアンタよりも強い」

シロナ「……………」

カスミ「そして……残された四天王アラン」

カスミ「こいつは……気にくわないし、何考えてるかわからないけど、私達四天王の中では間違いなく最強……」

カスミ「ま、認めたくはないけどね…」

シロナ「アラン…ね…」

カスミ「………それと…どうやら、あたしが捕まった日に、ミアレに侵入したコラッタが2匹捕まったらしいわよ?」クスッ

アカネ「コラッタ…?」

ライチ「まさか!」

シロナ「ライチ…貴女は先にミアレに行ってグラジオ君とヒカリちゃんと合流してくれる?」

ライチ「………わかった!」

シロナ「ハンサムは引き続きこいつを見張って」

ハンサム「了解だ」

カスミ「……………」

シロナ「アカネちゃん、マツブサ、髭。あなた達は私ときなさい」

マツブサ「は、はいー!」ビクッ

アカネ「任せとき!」

アオギリ「(逆らったらコロされる…)」

シロナ「私達は戦闘準備を始める」

シロナ「準備が整い次第、ミアレの王宮を攻めるわ」

シロナ「魔王軍を潰すわよ!」




777: ◆REaanJQDzE 2017/05/13(土) 00:36:50.09 ID:z55IGe3qO

アセロラ達勇者一行は邪神フーパに会うべく、テンガン山を目指していた…

パカラ パカラ

スイクン「クーン!」パカラ

スイレン「あのさ…」

アセロラ「勇者だから」パカラ

リーリエ「姫ですから」パカラ

マノン「別にいいじゃん」パカラ

スイレン「……わかったよ…」

マオ「ははっ……」

マーマネ「ん?」

カキ「どうした?マーマネ」

マーマネ「向こうに誰か倒れてる…」

サトシ「え?」



カトレア「ZZZ」

アセロラ「ふ、ふぁー!この人は!」

スイレン「誰だったっけ?」

アセロラ「ニートの人!」

サトシ「ニート?」

カトレア「ふがっ!?」パチッ

カトレア「あ、あれ?アタクシ何でこんなところに??」

マオ「それはこっちのセリフだよ」

カトレア「あ、貴女は確かロリ勇者!」

アセロラ「ロリとか言わないで」

アセロラ「てゆーか…何でニートの人がカロスに……」

カトレア「じ、実は…シキミとか言う鬼に、今回カロスに戦争に行くロケット団?とかいう人達に無理矢理同行させられて……」

スイレン「軍隊に無理矢理同行だなんて…」

サトシ「そのシキミって奴酷い奴だな!」ダンッ

アセロラ「……ちなみに何をするために同行させられたの?」




778: ◆REaanJQDzE 2017/05/13(土) 00:38:04.59 ID:z55IGe3qO

カトレア「清掃係です」

カキ「清掃係?」

リーリエ「何ですかそれは?」

カトレア「その名の通りです」

リーリエ「そ、そうですか……」

アセロラ「……で、何でそのロケット団清掃係のニートの人がここにいるの?」

カトレア「………それは…逃げ出したからです」

スイレン「逃げ出した!?」

サトシ「…ロケット団め…まさかこの人に酷い仕打ちを……」

カトレア「いえ、皆さん意外とイイ人達でしたよ?」

サトシ「え?」

マーマネ「……じゃあ、何で逃げ出したの?」

カトレア「働きたくないからです」

マオ「は?」

カトレア「アタクシ…お布団でポテチ食べながらコーラ飲んで、ネットかゲームかアニメを見るのが趣味でして……」

全員「………………」

カトレア「わかりやすく言えば、働いたら負けだと思ってます!」フンス

アセロラ「>>安価」



安価 近いレスの中




779: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/13(土) 00:38:49.17 ID:yF6UCDgs0

じゃあ無限暗夜の中で暮らす?




780: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/13(土) 01:17:30.52 ID:VTPXUfFU0

快適だよ!




781: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/13(土) 04:41:23.18 ID:vKqTaMlB0

昇竜拳!




782: ◆REaanJQDzE 2017/05/13(土) 12:41:25.20 ID:z55IGe3qO

アセロラ「しょ〜りゅ〜けん!」

ドカッ

カトレア「ごふっ!?」

リーリエ「あ、アセロラ!?ぼ、暴力は…」オドオド

カトレア「な、何するの!」

アセロラ「ふぁー!貴女が今こうやって逃げ出してる間にも、みんなは世界の為に一生懸命戦ってるんだよ!」

アセロラ「そ、それなのに貴女は…」ワナワナ

サトシ「あ、アセロラ!?」

アセロラ「アセロラはね!いつもゼンリョクで頑張ってる真っ直ぐな人が好きなの!」

リーリエ「(きっと私の事だ////)」

アセロラ「貴女みたいな人、大っ嫌い!」

カトレア「べ、別にいいもん!アタクシだって、ロリ勇者なんかキョーミないし!」

カトレア「だいたい!アタクシ、ニートじゃありませーん!」

カトレア「アタクシ、別の国でいっぱい別荘とか施設とか持ってるもん!貴女達ビンボー人とは違いまーす!」ベー

マノン「じゃあ、そこで働けば…」

カトレア「働きたくないないでゴザル」

アセロラ「ふぁ〜!!」ブチッ

アセロラ「ギラちゃん!」ボン

マオ「アセロラ!?」

リーリエ「アセロラから魔のオーラが漏れだしてます…」

アセロラ「ギラちゃん!あのダメ人間を無限暗夜で反省させてあげて!」

ギラティナ「ギラー!」

カトレア「ちょ、やめ……」

アセロラ「貴女みたいな人にはきっと快適な場所だよ!」

サトシ「ちょ、やめろアセロラ!」ガシッ

アセロラ「ふぁ!?サトシ!」

カトレア「…………許さない…ロリ勇者…」

アセロラ、サトシ「!」

カトレア「低学歴ビンボー人の癖にアタクシにお説教を!許さない!」

メキメキメキ

カキ「な、なんだ!?」

マオ「急にあたりが震え出した!?」

マーマネ「ま、まさか!超能力って奴!?」

アセロラ「ふぁ!?超能力?」

カトレア「うぉぉぉぉ!」

アセロラ「………くっ…!」サッ

カトレア「……………」パシャッ パシャッ

アセロラ「……………ふぁ?」

アセロラ「………何やってるの?」

カトレア「あ、貴女の事をネットで晒して地獄を見せてあげるわ!」パシャッ パシャッ

カトレア「……えっと…"JSで勇者やってるんだけど質問ある?"っと…」ピコピコ

アセロラ「>>安価」

安価 近いレスの中




783: ◆REaanJQDzE 2017/05/13(土) 12:45:03.69 ID:z55IGe3qO

JCじゃなくてJSでした




784: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/13(土) 12:45:47.54 ID:VTPXUfFU0

ネット……?




785: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/13(土) 13:49:43.95 ID:vKqTaMlB0

えっ!?私大人の友達ののオカズにされちゃうの!?




786: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/13(土) 13:50:00.44 ID:1HYg+zwhO

JC......?




788: ◆REaanJQDzE 2017/05/13(土) 14:51:58.38 ID:z55IGe3qO

アセロラ「ふぁ?ネット…?JC…?」

カトレア「そんな事も知らないの?これだからビンボー人は…」プッ

アセロラ「ふぁー!」ブチッ

マーマネ「あ、アセロラちゃん!ネットってのはインターネットの事だよ!」

リーリエ「JCとは、この世で一番愛らしいものの事です」

アセロラ「ふぁ?」

カトレア「ロリ勇者!貴女、大きなお友達にウケが良さそうね!きっといいオカズになるわ!」ビシッ

カトレア「せいぜい、大きなお友達の頭の中で、そのあんぐりしたお口に色々突っ込まれるがいいわ!」クックック

アセロラ「ふぁ!?アセロラ、その大きなお友達のオカズになって食べられちゃうの!?」

スイレン「まぁ、ある意味」

アセロラ「いやだよぉ!」ウエーン

カトレア「ふふふ、せいぜいアタクシを怒らせた事を後悔なさい!」

マーマネ「あー、でもこれはちょっとマズイかも……」

サトシ「なんだって!?」

サトシ「おい、やめ………」

パシン

サトシ「!?」

カトレア「………な…!?」ヒリヒリ

リーリエ「………………」

マオ「リーリエ!?」

カトレア「な、な……」ヒリヒリ

リーリエ「ニートさん……いくら貴女が可愛くとも……」

リーリエ「アセロラを泣かす人は許しません!」キリッ

カトレア「うぅ……」

リーリエ「(決まった…さぁ、アセロラ。私の胸に飛び込んで………)」

アセロラ「サトシィ!」ウエーン

サトシ「よしよし、もう大丈夫だからな?アセロラ」ナデナデ

スイレン「ちょ、離れ……」

リーリエ「………………」


リーリエ「……で、お家に帰りたい…と…」

カトレア「うん」

マオ「でも、家に帰ると言っても…」

カキ「カロスからアローラではウルトラホールを通らなくては……」

カトレア「じゃあ、貴女方が魔王を倒したら教えて下さい。アタクシ、後ろでモン○ンやって待ってますので」ヨッショ

マノン「何コレ?棺桶?」

スイレン「これを引きずって旅をしろと?」

カトレア「だって…歩くのダルい」

アセロラ「ここに捨ててこうよ。この棺桶ごと」




789: ◆REaanJQDzE 2017/05/13(土) 14:53:38.49 ID:z55IGe3qO

またJCって書いてしまいました

訂正
JC→JS




790: ◆REaanJQDzE 2017/05/13(土) 15:01:42.28 ID:z55IGe3qO

スイクン「クーン……」ズルズル

カトレア「あーあ…超特クエストは人が集まらないわぁ……」

カトレア「あっ!入ってきた!………ちっ、王冠無し…寄生ね……」

カトレア「とりあえず…ハ・チ・ミ・ツ・く・だ・さ・い、っとww」

ズルズル

スイレン「はぁ…」

マノン「いい気なもんだねぇ…」

アセロラ「もぅ!やっぱ捨ててこうよ!」

サトシ「まぁまぁ、アセロラ…そんな事言うなよ?」

アセロラ「だ、だって…」

カトレア「あ、ロリ勇者!アタクシ、今からお昼寝するので、静かに運んでね」

アセロラ「歩きなよ!ニート!」

カトレア「いやです」

カトレア「だいたい、アタクシだって本当はロリ勇者なんかより、イケメン勇者と…」ブツブツ

アセロラ「ふぁー!」ブチッ

カトレア「>>安価」



安価 近いレスの中




791: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/13(土) 15:18:07.56 ID:RjGHpQFIo

連れていってくださったら別荘ひとつくらいあげますよ?




792: ◆REaanJQDzE 2017/05/13(土) 17:35:11.15 ID:z55IGe3qO

カトレア「アタクシをお家まで連れていってくれたら、別荘の一つくらいはあげるわよ?」

アセロラ「ふぁー!いらないよそんなの!」

カトレア「あらあら、ロリ勇者はさっきから怒ってばっかりね?あの日なの?」

アセロラ「ふぁ!?////」

リーリエ「え?アセロラはまだアレは来てな……」

マオ「リーリエ」

アセロラ「な、何で知ってるの!?」ゾクッ

サトシ「なぁ、あの日って?」ハテ

スイレン「な、何でもないよ…」

カキ「はぁ…とりあえず今日は宿でもとらないか?」

マノン「だね……」

マーマネ「じゃあ、テンガン山に登るのは明日にしようか…」

カトレア「宿についたら起こしてね」オヤスミー

アセロラ「歩け!」


テンガン山梺の宿

マーマネ「よし!罠だ!」ピコピコ

マノン「ナイス!マーマネ!」ピコピコ

カトレア「サトシ!ジンオウガの尻尾切ってよ!役目でしょ!」ピコピコ

サトシ「す、すまん……」ピコピコ

マオ「ははっ、明日は邪神フーパに会いに行くって言うのにゲームか…」

カキ「まぁ、たまにはいいんじゃないか?」

マオ「おや?カキが珍しい事を…」

カキ「一生懸命ゲームやってるマノン可愛い」デレー

マオ「だろうね」

マーマネ「サトシ!ジンオウガが罠にかかったよ!」ピコピコ

サトシ「よし!いっけー!捕獲玉!」ピコピコ

カトレア「あ、乱入してきたイビルジョーにやられた」ズーン

サトシ、マーマネ「……………」

マノン「カトレア…一人で3死しないでよ……」

カトレア「し、仕方ないでしょ!今日はちょっと調子が悪かったの!」

スイレン「さ、サトシ!次、私サトシとヤりたい!」

カキ「お兄ちゃんもマノンとヤりたいな♪」

リーリエ「アセロラ!私達もヤりませんか?」

アセロラ「………………」




793: ◆REaanJQDzE 2017/05/13(土) 17:50:49.33 ID:z55IGe3qO

アセロラ「た、たるんど〜る!」ガーッ

全員「!?」ビクッ

アセロラ「もう!みんな!アセロラ達は明日フーパに会いに行くんだよ!」

アセロラ「明日の計画とか……」

マオ「アセロラが珍しい事を……」

マノン「いつもなら、どちらかと言うとあたし達と一緒にゲームをする方なのに」

スイレン「カキと中身が入れ替わったとか?」

カキ「そんな訳あるか!」

リーリエ「(アングリーなアセロラも可愛いです)」

アセロラ「もう!もうすぐ魔王との決戦も控えてるんだよ?少しは自覚を…」

サトシ「な、なぁアセロラ?アセロラの言うこともわかるけどさ?」

サトシ「ずっと気を張ってても仕方ないぜ?気を抜ける時は抜いとこうぜ?」

アセロラ「で、でも……」

カトレア「あー、もう!ガミガミうるさいわねぇ、ロリ勇者は」

アセロラ「!」

カトレア「そんな短気だったらモテませんよ?」

アセロラ「ずっとスーさんに引きずって貰ってた癖にぃ!」ワナワナ

カトレア「まぁ、どうせ彼氏いない歴=年齢でしょ?」

アセロラ「ふぁ!?////」

アセロラ「じ、自分はどうなの!?」

カトレア「あ、アタクシの事は別にいいじゃない!」

カトレア「あ、アタクシ!3次元とかキョーミないし!作ろうと思えばすぐ作れるし!」

アセロラ「ふぁ〜?ヒッキーニートがぁ?」

カトレア「う、うっさい!LO勇者!」

ギャー ギャー

サトシ「お、おいケンカは……」

リーリエ「そ、そうですよ?アセロラ」

カキ「やれやれ……」

マーマネ「>>安価」


安価 近いレスの中




794: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/13(土) 19:04:53.26 ID:yF6UCDgs0

やっぱりアセロラに闇の影響が出始めてるのかな・・・




795: ◆REaanJQDzE 2017/05/14(日) 11:56:15.65 ID:7vjxVYImO

マーマネ「(アセロラちゃん、カトレアさんには冷たいよなぁ…)」

マーマネ「(リーリエが言ってた、魔の力とかってやつの影響が出てるのかな?)」

アセロラ「ふぁー!とにかく、歩くくらいは自分でしなきゃ置いてくからね!」

カトレア「いや。疲れるもん」

アセロラ「むかー!」プンプン

カキ「こんなんで本当に大丈夫なんだろうか……」


翌日

テンガン山

ヒュオオー

マオ「ここが邪神フーパのいるテンガン山か」

マーマネ「すっごい吹雪!寒っ!」ブルブル

マノン「もうちょっと厚着してくれば良かった…」ブルブル

カキ「だ、大丈夫だマノン!お兄ちゃんがついてる!」ブルブル

マノン「上着なよ」

スイレン「……サトシ…寒い…」ギュッ

サトシ「大丈夫か?スイレン?上着貸すか?」

スイレン「大丈夫だよ!こうやってサトシにくっついていれば暖かいから」ポッ

アセロラ「スイレン、それじゃサトシが歩きにくいでしょ?」

カトレア「ふあ〜あ………」

カトレア「あ、暖かい所に着いたら起こしてね」パカッ

マオ「またマイベッド(棺桶)に…」

アセロラ「やっぱ捨ててこうよ」

リーリエ「(アセロラのあのゴミを見るような目……イイ…////)ジュンッ」




796: ◆REaanJQDzE 2017/05/14(日) 12:17:30.25 ID:7vjxVYImO

テンガン山 洞窟内

アセロラ「とっておきー♪ふくーつのーこーころーもって♪」ルンルン

リーリエ「高いテンガン山こーえてーゆーこぉー♪」ルンルン

ズルズル

カキ「まったく、歌とか呑気だな…」

サトシ「いいじゃん!どうせなら楽しく行こうぜ?」

カキ「だ、だが野生のポケモンが寄ってきたら……」

マノン「あーたらしいまーち♪ぼーくらはすーすむ♪」ルンルン

カキ「マノンは歌が上手だなぁ」デレー

マオ「おい」

マーマネ「で、フーパがいるのは確か"やりの柱"ってところだっけ?」

サトシ「ああ、ゲーチスが確かそう言ってたな」

サトシ「テンガン山の洞窟を抜けた先のやりの柱 そこにフーパが住んでるって噂があるって」

スイレン「やりの柱かぁ…」

ズルズル

マノン「ねぇ!ちょっと休憩にしない?」

マオ「うーん、そうだね。結構歩いたしね!」

サトシ「腹も空いてきたしな!」グー

リーリエ「どうします?アセロラ?」

アセロラ「うーん…そうだね!」

アセロラ「結構来たし、ここで一旦お昼休憩にしようか!」

マーマネ「やったー!」

カトレア「あ、お昼?」パカッ

アセロラ「!」

カトレア「アタクシ、お腹空いたわ〜!お昼ご飯はな〜にかな♪」

アセロラ「>>安価」



安価 近いレスの中




798: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/14(日) 12:50:14.36 ID:xvM38VDhO

あなたには外にいくらでもかき氷があるよ?




799: ◆REaanJQDzE 2017/05/14(日) 18:34:32.77 ID:cxr2DO9VO

マオ「お昼はなんとー!マオちゃんスペシャルお弁当(カロス風)でーす!」ジャーン

マノン「うわぁ!」キラキラ

マーマネ「おいしそー!」キラキラ

サトシ「早く食べようぜー!」キラキラ

マオ「はいはい、ちゃんと人数分あるからね?慌てない慌てない」

カトレア「あ、アタクシ、お野菜は嫌いなのでお野菜抜きで……」

アセロラ「……………」スッ

カトレア「な、なに?ロリ勇者」

アセロラ「世の中にはこんな素晴らしい言葉があります」

アセロラ「働かざる者食うべからず」

カトレア「!?」

アセロラ「自分の足で歩かないでみんなに連れてきて貰った上に、折角マオが作ったお弁当に文句をつける人は、外の雪でかき氷でも作って食べてて下さい」

カトレア「はぁ?」

スイレン「ちょ、ちょっとアセロラ…」

リーリエ「ほらっ、アセロラ、意地悪しないで…ね?」

マオ「わ、私なら全然気にしてないからさ?」

アセロラ「………………」

カトレア「な、なに!?この性悪ロリ?気分悪いんですけど!」イラッ

アセロラ「ふんっ!アセロラ、間違った事は言ってないもん!」

カトレア「う、うっわー!性格悪っ!何コイツ?」

マノン「ま、まぁまぁ…アセロラもカトレアもそれぐらいでさ?」

マーマネ「そ、そうだよ!みんなで楽しくお昼ご飯食べようよ!」

リーリエ「そ、そうですよぉ?怒ったら可愛いお顔が台無しですよぉ?」

リーリエ「い、いや…怒ってても、それはそれでプリティですけどね?」

スイレン「リーリエ……」

カトレア「ふんっ!アタクシ、こんな性悪ロリとは楽しくご飯を食べれないわ!」

アセロラ「じゃあ、外でかき氷でも食べてなよ!ダメ人間!」

カトレア「はぁ?」

マオ「ちょ、ちょっと二人共……」

カキ「はぁ……」

アセロラ、カトレア「ふんっ!」



アセロラ「………………」モグモグ

カトレア「………………」モグモグ

マーマネ「(うわっ…この空気…)」モグモグ

マノン「(気まずい…)」モグモグ

スイレン「(………マオちゃんには悪いけど…折角の美味しいお弁当が喉を通らない…)」モグモグ

サトシ「……なぁ、カトレア?カトレアも一緒にこっちきて食べようぜ?」

カトレア「いや!」プイッ

アセロラ「サトシ!そんなニート誘わなくてもいいよ!」プンプン

サトシ「………………」




800: ◆REaanJQDzE 2017/05/14(日) 19:05:33.14 ID:cxr2DO9VO

カキ「しかし…二人がこんな調子じゃあな……」

サトシ「ははっ」

カキ「サトシ…笑い事じゃあ…」

サトシ「まぁ、いいんじゃないか?旅にケンカはつきものだしな?」

カキ「とは言っても…」

カトレア「……まったく…何故アタクシがこんな仕打ちを…」ムスッ

カトレア「やっぱり、お部屋でゲームしたり、アニメを見てるのが一番ね!」ブツブツ

サトシ「………なぁ、カトレア」

カトレア「……?」

サトシ「……俺はさ、あの日、アセロラについて、ハウオリの村から冒険に出て良かったと思ってるよ」

カトレア「は?」

サトシ「確かにさ、この旅では命の危険もあるし、酷い奴らもたくさん見てきた…でもさ?」

サトシ「その分…色んな人や色んなポケモンと出会って…色んな場所に行って…」

サトシ「色んな経験や熱いバトルもしてさ」

サトシ「普段見れない友達のいい面や悪い面、色んな表情も見れた!」

サトシ「だからさ、世界の命運をかけた旅だしこんな事を言うのもあれだけどさ……」

サトシ「俺はさ!今がすっげー楽しい!」

サトシ「みんなとケンカして…騒いで…一緒にバトルして……」

サトシ「それで…次の街には何が待ってるんだろ?次はどんな新しい事があるんだろ?そう考えるとさ?」

サトシ「すっげーワクワクするよ!」

サトシ「これはさ、やっぱあの日ハウオリの村から一歩踏み出して外に出たからだと思うんだ」

カトレア「………………」

サトシ「カトレアだってそうだろ?無理矢理だとしても、自分の部屋から外に出たから、今こうやってアセロラとケンカだってしてられる…」

カトレア「!」

サトシ「そして…きっと何年後かには笑い話になるんだ」

サトシ「これはさ、ただずっと部屋に引き込もって、テレビの画面を眺めてるだけじゃできない事だと思うぜ?」

カトレア「……………」

アセロラ「サトシ……」

スイレン「私もサトシと一緒だ!」

スイレン「みんなと冒険してる今がすっげー楽しいよ!」

リーリエ「私もです!あの日、勇気を出してお城の祖とから一歩出て良かったと思ってます!」

カキ「旅に出なかったらマノンともっと出会えなかったしなぁ」

マノン「ふふっ、まぁ、そうかもね?」

マーマネ「ねぇ!カトレアさん!」

カトレア「!」

マーマネ「僕達、カトレアさんの事よく知らないからさ!カトレアさんの事も教えてよ!」

カトレア「………え?」

マーマネ「カトレアさんの好きなゲームとかアニメとかさ!」

マオ「そうだね!それに、私達の今までの冒険の話もしたいしさ!」




801: ◆REaanJQDzE 2017/05/14(日) 19:10:44.37 ID:cxr2DO9VO

リーリエ「私!カトレアさんの好みの女性のタイプが気になります!」キラキラ

スイレン「なんで女性……」

アセロラ「……………」

アセロラ「……あのさ…ごめん…」

カトレア「!」

アセロラ「……ちょっと、言いすぎちゃったかも……」

アセロラ「だから、ニート………カトレアもこっちに来て一緒にご飯を食べてお話ししようよ?」

カトレア「……ロリ勇者…」

サトシ「へへっ、ほらっ!カトレアもこっちに来いよ!」

サトシ「カトレアの話も聞かせてくれよ!」

カトレア「………………」

カトレア「>>安価」


安価 近いレスの中




802: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/14(日) 19:12:57.86 ID:s/3xB/Oh0

ワタクシは昔、不思議が力を使う少女として恐れられていました




803: ◆REaanJQDzE 2017/05/15(月) 00:04:58.75 ID:TdJOq0gLO

カトレア「………昨日の力…見たでしょ?」

アセロラ「さっきの…?」

マーマネ「まさか、あの超能力みたいな奴?」

カトレア「そうよ」

カトレア「アタクシ…昔はその力を制御できなくて、周りの人達から恐がられてたの…」

カトレア「そんなんだから…遊ぶお友達も居なくて、次第にお部屋に引きこもるようになったの……」

カトレア「アニメやゲームやネットの中で理想の自分を妄想して……のめり込んで…」

カトレア「それがアタクシの中の全てだったわ」

カトレア「アニメやゲームなら、アタクシを裏切らない。こんなに楽しい事があるならもう、お外に出る必要も無いって思ってたら、何もやる気が起きなくなっていって…」

カトレア「シキミの酒場でお世話になっていたのも、両親がシキミの両親と知り合いで」

カトレア「アタクシの引きこもり更正の為に、半ば無理矢理預けられていたようなものなの……」

アセロラ「ふぁー、それでシキミさんの酒場に居たんだ……」

カトレア「アタクシ…もうどうしようもない子で……」

サトシ「ん?何で?」

カトレア「だ、だって…昨日みたいに変な力はあるし…お外に出ても人とどう接していいかわからないし……」

アセロラ「な〜んだ、そんな事か」

カトレア「……え?」

サトシ「さっき言っただろ?俺達は色んな街で色んな人達と出会ってきたんだ」

スイレン「まず、旅に出て一番最初に出会ったのが喋るポケモン!」

マーマネ「人をポケモンに変える女の子にも会ったしね」

マオ「ポケモンが作った街にも行った事があるんだよ?」

カトレア「喋るポケモンに、人をポケモンに変える女の子?ポケモンが作った街?」

リーリエ「それに……女神様や平行世界…未来人にも会いました!」

カトレア「え?え?」

カキ「街から一歩外に出たら驚きの連続だったな!」

マノン「事実は小説より奇なり…だっけ?まさにその通りっ!」

マオ「それに……空気の読めなさなら、3馬鹿トリオも負けてないしね?」ニヤニヤ

アセロラ「な」

サトシ「ん」

マノン「だと!」




804: ◆REaanJQDzE 2017/05/15(月) 00:17:41.85 ID:TdJOq0gLO

リーリエ「ふふっ、お馬鹿なアセロラも可愛いですよ?」

アセロラ「ふぁー!リーリエ!」

スイレン「サ,サトシモネ…」ボソボソ

カトレア「……………」ポカーン

サトシ「カトレア!俺達がしてきた冒険はアニメやゲームなんかよりずっと不思議な事ばっかだったよ!」

マーマネ「自分の中の常識がちっぽけだったなって気分だったね…」ハハッ

カトレア「…………」

アセロラ「だかさぁ!カトレアもこれがいいきっかけだよ!」

カトレア「!」

アセロラ「カトレアもさ!アセロラ達と一緒にしてみようよ!」

アセロラ「お部屋の中に居るだけじゃ始まらない」

アセロラ「太陽も月もポケモンもみーんな振り向いちゃうような素敵な冒険を!」

カトレア「冒険………」



アセロラ「ふぁー!みんな!準備はできたぁ?」

マーマネ「うん!バッチリ!」

リーリエ「マオのお弁当のお陰で充電完了です!」

マオ「ふふっ、ありがと?」

カキ「よし!このままフーパのところまで一気に行くぞ!」

マノン「おーっ!」

カトレア「………………」パカッ

カトレア「………………………」スッ

アセロラ「棺桶の中には入らなくていいの?」

カトレア「………いいのよ…」スクッ

カトレア「………今は…自分の足で歩きたい気分だから…」プイッ

アセロラ「ふふっ」ニコッ




805: ◆REaanJQDzE 2017/05/15(月) 01:05:08.02 ID:TdJOq0gLO

ヒュオオー

マーマネ「カトレアさん!宿についたらまたジンオウガ狩りに行こうよ!」

カトレア「マーマネ、まずはHRを解放して!話はそれからよ!」

マノン「カトレアはまず、一人で3死しないようにしてね?」

カトレア「うっ……」

リーリエ「カトレアさんから薦めて頂いた漫画…けい○んにごち○さ…どれも素晴らしいです!」

カトレア「リーリエはなんとなく、そっちの匂いがしたから……」

リーリエ「ゆいあずにココチノ……まるで私とアセロラを見ているようです…」ウットリ

カトレア「(どこが?)」

スイレン「カトレア、すっかり打ち解けたみたいだね?」クスッ

サトシ「ああ!」ニッ

カキ「……おっと、雑談はそこまでだ」

カキ「ついたみたいだぞ?」

アセロラ「……ふぁ……ここが……」


〜テンガン山 やりの柱〜

キイー

マオ「誰かでてきたよ!」

「ようこそ勇者御一行様」

アセロラ「ふぁ!?」

カキ「……俺達が勇者一行だと知ってる!?」

フウ「僕達」

ラン「私達は」

フウ「邪神フーパ様に仕える者」

ラン「お待ちしておりました。勇者御一行様」

フウ【フーパの使者】

ラン【フーパの使者】

アセロラ「ふぁ…人間の男の子と女の子?」

カキ「フーパに仕える者だって?」

スイレン「…おんなじ顔だ…」

リーリエ「>>安価」


安価 近いレスの中




806: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/15(月) 02:15:47.73 ID:C7Iy+3WF0

ふふ私には騙せませんよ…そっちの髪を伸ばしてる子は女の子みたいですが実はディグダなのでしょ?そして髪を切ってるあなたはディグダのふりして実は女の子ですよね?




808: ◆REaanJQDzE 2017/05/15(月) 12:38:28.40 ID:TdJOq0gLO

リーリエ「ふふふ…私は騙せませんよ…?」

リーリエ「そっちの髪を伸ばしてる子は女の子みたいですが実はディグダなのでしょ?そして髪を切ってるあなたはディグダのふりして実は女の子ですよね?」

ラン「え?」

フウ「ディグダ?」

リーリエ「さぁ!どうですか?その通りでしょ!」ビシッ

フウ「(何だこの人…)」

ラン「えと、あの……私、双子の姉のランです」

リーリエ「………まだ言いますか……これは身体検査の必要があリーリエですね」ニヤリ

リーリエ「ランちゃん。ちょっとトイレへ」グイッ

ラン「え!?」

フウ「ラン!」

アセロラ「やめなさいリーリエ」


カキ「成る程…俺達の事はフーパから聞いたと…」

フウ「はい。僕達は」

ラン「フーパ様に拾われて以来」

フウ、ラン「ずっとフーパ様に仕えていますから」

スイレン「本当そっくり…影分身みたい…」

マオ「(スイレンのとこもね)」

リーリエ「(ランちゃん可愛い)」

ラン「勇者様」

アセロラ「ふぁ?」

フウ「疑う訳ではありませんが、フーパ様が勇者様の実力がみたいとの仰せです」

アセロラ「実力?」

フウ「僕達」

ラン「私達と」

フウ、ラン「ダブルバトルして下さい!」

アセロラ「ふぁ!?ダブルバトル?」

フウ「パートナーは勇者様がお選び下さい」

ラン「準備が整い次第、バトル開始です」

アセロラ「………パートナー…」

マオ「ダブルバトルか……」

マーマネ「やっぱここはサトシかな?」

サトシ「俺はいつでもいいぜ!アセロラ!」

リーリエ「(わかってますよアセロラ。ここは人生のパートナーである私ですよね?)」

アセロラ「………………」

アセロラ「カトレア!」

カトレア「え?」

アセロラ「アセロラと一緒にダブルバトルしようよ!」

スイレン「カトレアと!?」

マノン「でも、アセロラとカトレアって仲が……」

カトレア「………………」

アセロラ「もちろん、無理にとは言わないよ?カトレアが嫌なら、他の人と組むよ」

カトレア「……アタクシは……」




809: ◆REaanJQDzE 2017/05/15(月) 12:54:15.89 ID:TdJOq0gLO

カトレア「(………昔、バトルで力が暴走して以来………)」

アセロラ「カトレア……?」

カトレア「アタクシ……」

カトレア「(…………いや、このままじゃダメだ……)」

カトレア「(……それにきっと……)」チラッ

アセロラ「?」

カトレア「…………わかったわアセロラ。アタクシ、やります」

アセロラ「カトレア!」

サトシ「へへっ、楽しみだな!」


フウ「準備は整いましたね?勇者様」

アセロラ「うん!」

カトレア「どうぞ」

ラン「では、バトル開始です!」

フウ「ソルロック!」ボンッ

ラン「ルナトーン!」ボンッ

ソルロック「ソル」

ルナトーン「ルナ」

アセロラ「ギラちゃん!」ボンッ

ギラティナ「ギラー!」

カトレア「ゴチルゼル!」ボンッ

ゴチルゼル「ゴチー!」

フウ「あれが伝説のポケモンギラティナ」

ラン「ルナトーン!岩雪崩!」

ルナトーン「ルナ!」

ドドド

アセロラ「ふぁ!?岩雪崩!」

カトレア「ゴチルゼル!サイコキネシス!」

ゴチルゼル「ゴチー!」

ウイーン

バババ

フウ「!?」

ラン「サイコキネシスで岩雪崩を押し返した!?」

サトシ「カトレア、すっげー!」キラキラ

カトレア「アセロラ!サポートはアタクシに任せて、思う存分攻めて!」

アセロラ「カトレア……」

アセロラ「うん!」ニッ

カキ「ふふっ、あいつら、なかなかいいコンビネーションじゃないか」

マオ「うん、それにさ…」

サトシ「……ああ、カトレアの奴、すっげー楽しそうだ!」

マノン「二人共ー!頑張れー!」




810: ◆REaanJQDzE 2017/05/15(月) 15:21:12.47 ID:TdJOq0gLO

カトレア「(こうしていると思い出す…)」

カトレア「(バトルをするのが凄く楽しかったあの頃を……!)」

ラン「フウ!」

フウ「………」コクッ

フウ「ソルロック!フレアドライブ!」

ラン「ルナトーン!ムーンフォース!」

ソルロック「ソルー!」ダダダ

ルナトーン「ルナー!」ビー

スイレン「フレアドライブとムーンフォース!」

カキ「あいつら、決める気だな…」

アセロラ「ギラ…」

カトレア「アタクシに任せて!」

アセロラ「!」

カトレア「ゴチルゼル!光の壁!」

ゴチルゼル「ゴチー!」ピカーン

ババババババ!

フウ、ラン「!?」

リーリエ「フレアドライブとムーンフォースを防いだ!?」

サトシ「ははっ、すっげー…」タラー

ラン「そんな!私達のゼンリョクを防ぐなんて!?」

フウ「ラン!」

ラン「!」

アセロラ「ギラちゃん!シャドーボール!」

ギラティナ「ギラー!」シュオオオ

ボンッ

ソルロック「ソルー!」ドンッ

ルナトーン「ルナ…!」ドンッ

フウ「ソルロック!」

ラン「ルナトーン!」

マノン「やったー!アセロラとカトレアの勝ちだ!」

カトレア「…………」

アセロラ「カトレア!」スッ

カトレア「!」

カトレア「ま、まぁ……退屈は…しなかったわ…////」プイッ

アセロラ「えへへ」

フウ「……僕達が相手にならなかった…」

ラン「さすがは勇者様達だね……」

「二人とのバトル見せてもらったよ?」

全員「!」

フーパ「初めまし!オイラがフーパだ!」


フーパがアセロラにつけたニックネーム
安価 近いレスの中




812: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/15(月) 16:57:26.27 ID:C7Iy+3WF0

ウパエモン




815: ◆REaanJQDzE 2017/05/16(火) 00:15:56.88 ID:rpdkJtwZO

アセロラ「ふぁ!あのポケモンが邪神フーパなの!?」

スイレン「思ったより小さい…」

リーリエ「(ディアンシー様のようにロリっ娘の擬態を期待していましたのに……)」ガクッ

マーマネ「(リーリエ…またロクでもないことを考えてるね?)」

フーパ「よろしくね。勇者ウパエモンとその仲間たち」

アセロラ「うぱ?」

フーパ「なんかキミうぱーって感じでしょ?」

アセロラ「うぱー!」プンプン

マオ「おいおい相手は神様…」

リーリエ「(可愛い)」

ラン「フーパ様」

フーパ「うん、今のバトル見せて貰ったよ。この二人が相手にならないとはね」

フーパ「さすがだね。勇者ウパエモンとニートン」

アセロラ「えへへ///そっかなぁ?」テレッ

カトレア「ニートンてまさかアタクシの事じゃないわよね?」

フーパ「君たちがカロスに来てからの魔王軍との戦いは全て見せてもらったよ?」

カキ「何!?」

サトシ「全部だって!?」

マノン「さすが神様……」

フーパ「ウパエモンとその仲間たち、あの魔王軍を相手に伝説のポケモン達を覚醒させ、勝ち抜いてきたのは流石と言わざるをえない」

アセロラ「いやぁ、それほどでも///」テレッ

マーマネ「ま、まーね?////」テレッ

スイレン「所謂……実力ってやつ?///」テレッ

フウ「凄い……フーパ様がここまで褒めるなんて…」

ラン「さすがは勇者様です!」

フーパ「………でもね?ウパエモン」

フーパ「キミは今のままではフラダリには勝てない」

アセロラ「ふぁ!?」

フーパ「今のキミは、ギラティナを覚醒させた事により、その強大なる力に振り回されつつある」

リーリエ「強大なる力……まさか……」

フーパ「…………思い当たる事があるんだね?レーズン」

リーリエ「………魔の力のことですか?(レーズン?)」

サトシ「魔の力?」

カトレア「(魔の力…なんか厨二っぽくてカッコいい…)」

フーパ「ウパエモン、キミ…たまに感情が高ぶって自分を制御できなくなる事がないかい?」

アセロラ「ふぁ!?」

フーパ「………心当たりがあるみたいだね?」

スイレン「……そういえば…ラニュイやユリーカとのバトルの時のアセロラ…いつものアセロラじゃないみたいだった…」

アセロラ「……………」




816: ◆REaanJQDzE 2017/05/16(火) 00:33:24.36 ID:rpdkJtwZO

フーパ「オイラもそのバトルは見ていたよ」

フーパ「まさにそれが魔の力を制御できずに振り回された状態さ」

フーパ「はっきり言うよ?魔の力を制御できない限りはフラダリには勝てない」

アセロラ「魔の力……」

カキ「勇者のアセロラに魔の力とは……」

マノン「真逆の力だよね…」

カトレア「(アニメみたいな事が現実に起きてる…)」ドキドキ

フーパ「それもそうさ…だって元はギラティナはオイラが、ネクロズマはディアンシーが持っていた物だからね?」

全員「!?」

マオ「うそ!?どういう事!?」

マーマネ「ギラティナがカロス側の伝説のポケモンって……」

リーリエ「……つまり……本来ならば、ギラティナは魔王が…ネクロズマはアセロラが持つハズのポケモンだったという事ですか?」

フーパ「鋭いね!レーズン!」

スイレン「いや…そんな軽いノリで言われても…」

アセロラ「ギラちゃんが魔王の……」

フーパ「……ま、今はこの話はいっか」

サトシ「え!?」

マノン「結構重要な話じゃないの!?」

スイレン「(なんなんだろこの神様のノリ……)」

アセロラ「……教えて…フーパ」

フーパ「!」

アセロラ「魔の力を制御する方法を!」

アセロラ「アセロラ、どうしても魔王のおじさんに勝ちたいの!」

フーパ「……………」

サトシ「アセロラ……」

フーパ「魔の力を制御する方法…それは……」

アセロラ「………それは?」ゴクリ

フーパ「"愛"だよ」

サトシ「え?」

スイレン「は?」

カキ「ん?」

アセロラ「ふぁぁぁぁ!ああああ愛〜!////」

フーパ「yes」

カトレア「(愛……アニメでは王道!)」ドキドキ

リーリエ「(論理的結論から言いますと、私とアセロラが大人な関係になればいいと言う事ですね?////)」ポッ

マノン「リーリエは何で赤くなってるの?」

マオ「気にしない気にしない」

アセロラ「で、でも…あああぁ愛って…」

アセロラ「そ、そんな事急に言われても…///」

フーパ「>>安価」


安価 近いレスの中




817: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/16(火) 00:35:44.95 ID:ox8iQjmz0

この世界やポケモンが好きかって意味なんだけど・・・




818: ◆REaanJQDzE 2017/05/16(火) 00:49:52.97 ID:rpdkJtwZO

アセロラ「(ふぁぁぁ!愛が魔の力を制御する方法とかぁ…/////)」

アセロラ「(で、でも…それで世界を救えるなら…)」チラッ

サトシ「!」

アセロラ「(勇気を出して!勇者アセロラ!どのみちいつかは言おうと思ってた事だもん!)」フンス

アセロラ「あの………サトシ…?///」モジモジ

サトシ「ん?どうしたんだ?」

スイレン「(まさか…アセロラのやつ!?)」

マオ「おやおや」ニヤニヤ

マノン「これは?」ニヤニヤ

カキ「?」

カトレア「リア充爆発しろ」ペッ

アセロラ「あの…その…アセロラね?///」モジモジ

サトシ「?」

フーパ「盛り上がってるとこ悪いんだけどさ?」

アセロラ「?」

フーパ「愛ってのは、ようはキミが勇者として、世界や仲間やポケモンを愛してるかって事だからね?」

フーパ「別に男女愛に限った話じゃないよ?」

アセロラ「…………………」

アセロラ「////」ボフン

マオ「あ」

マノン「恥ずかしさでショートした」

サトシ「で、何か話があるのか?アセロラ」

アセロラ「ナ,ナンデモナイノ…////」

サトシ「?」

スイレン「(ほっ……良かった…)」

フーパ「ふふふ、ウパエモン、キミは面白い娘だね?」ケラケラ

フーパ「さすがはディアンシーが愛した少女だ」

アセロラ「>>安価」



安価 近いレスの中




820: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/16(火) 06:20:25.26 ID:ox8iQjmz0

ああ・・・なんだかまた魔の力がみなぎってきたよ・・・コロしていい?




822: ◆REaanJQDzE 2017/05/16(火) 12:35:11.91 ID:rpdkJtwZO

アセロラ「ふ、ふぁぁ…乙女の純情を…」プルプル

アセロラ「なんだかっ!魔の力が湧いてきたよ!」

フーパ「ん?」

アセロラ「アセロラは!アセロラより強い人に会いに行くっ!はどー……」

フーパ「はいストップ」ペシッ

アセロラ「ふぁー!」

フーパ「……ウパエモン。君がその首から下げているプラチナ」

アセロラ「ふぁ?」

フーパ「それはオイラがディアンシーにプレゼントしたものなんだ」

アセロラ「……え?」

スイレン「フーパがディアンシーに?」

フーパ「……………ミュウにセレビィ…ジラーチ、シェイミ、ビクティニ…そしてディアンシー」

フーパ「みんなアルセウスに仕えていた時の仲間さ…もう何1000年も会ってないよ」

サトシ「ミュウって確か…」

マオ「イエローさんが言ってたカントー国の神様だ!」

フーパ「オイラは仲間の中でも問題児でね?よく悪さをしてアルセウスに罰を受けてたよ」

フーパ「でも、そんな時にいつもオイラを庇ってくれたのはディアンシーだった」

フーパ「まったく、お節介なポケモンだよ」フッ

アセロラ「ふぁ…ディアンシーが…」

スイレン「お節介とかなんとか言ってぇ?」ニヤニヤ

マノン「なんだか嬉しそうですけど?」ニヤニヤ

フーパ「そ、そんな事ないさ!」

カキ「おいおい相手は神様…」

マーマネ「本当に女子はこの手の話が好きだね」

フーパ「……一度悪さがすぎて、壺に封じられた時も、オイラが出てくるまで待っててくれて、その後にお説教してくれたのもディアンシーだっけね」クスッ

フーパ「そのプラチナはそんなディアンシーへのオイラからの細やかな感謝の気持ちさ」

アセロラ「このプラチナが……」

リーリエ「邪神から女神への愛を込めた宝石のプレゼント…素敵です…」ウットリ

スイレン「何だかロマンチックだね…」

マオ「うん…」

カトレア「(神々の歴史の真実が今ここに…アニメ顔負けの展開ね!)」ゴクリ

カトレア「(カロスに来て良かったぁ!)」






823: ◆REaanJQDzE 2017/05/16(火) 12:50:16.28 ID:rpdkJtwZO

フーパ「ま、今はそんな話はいいか」

マオ「え〜?」

スイレン「私、ディアンシーとフーパのコイバナをもっと聞きたい!」

マノン「あたしも!」

カトレア「あ、アタクシも、神々の神話を是非!」

カキ「まったく、そこが本題じゃないだろ」ハァ

マーマネ「女子はコイバナとか好きだよねぇ…」

カキ「一人違うけどな」

サトシ「ははっ」

アセロラ「ね、ねぇフーパ!」

フーパ「?」

アセロラ「確かアルセウスは突然消えちゃったんだよね?」

フーパ「……………」

アセロラ「アルセウスや天界の笛の場所はディアンシーでもわからないって言ってたの!」

アセロラ「カロスの全部を見渡せるフーパなら、天界の笛の場所がわからないの?」

サトシ「……確かに…」

フーパ「……残念ながら天界の笛の場所はオイラにもわからない…」

アセロラ「ふぁ…そんな……」

フーパ「……でも、逆に言えば、オイラが干渉できない場所という点から、ある程度の予測はついてるよ」

カキ「予測だと!?」

フーパ「……恐らく…天界の笛を盗んだ者は、天界の笛の力を使い、独自の世界を創っている」

全員「!?」

サトシ「独自の世界だって!?」

マーマネ「なにそれ……」

アセロラ「(世界を……創る……?)」

アセロラ「(………まさか…ニューキンセツの時のあのおばさん……)」

アセロラ「………………」

マオ「アセロラ?どうしたの?」

アセロラ「ふぁっ!?いや……」

リーリエ「>>安価」


安価 近いレスの中




824: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/16(火) 13:49:38.63 ID:DQBrWTNj0

(やっぱアセロラは可愛いなぁ)




825: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/16(火) 14:46:06.65 ID:T75urip5O

そういえばリラ...ひょっとしたらあのおじさんも...なぜフーパを探していたのでしょう?




826: ◆REaanJQDzE 2017/05/16(火) 16:26:00.84 ID:rpdkJtwZO

アセロラ「う〜ん…いや、でもなぁ…」ムーン

リーリエ「(ああ…アセロラ…やっぱり可愛いです…)」ポッ

リーリエ「(見よカロス!この可愛い勇者様こそが私の将来の嫁だ!)」ドヤッ

アセロラ「ふぁ?リーリエ、どうしたの?」キョトン

リーリエ「え!?ああ…いや、その…」

リーリエ「ほらっ!フーパと聞いたらリラさんの事を思い出しまして!」アセアセ

アセロラ「ふぁー!そういえばリラちゃんもフーパを探してたね!」

フーパ「リラ?」

リーリエ「(……自分で言っておいてなんですが、そういえば何故あの時リラさんはフーパを探していたのでしょう…?)」ハテ

リーリエ「(……ひょっとしたら…あのおじさんもフーパを………)」

カキ「……なぁ、フーパ。お前はカロスの……俺達のバトルを見てきたんだろ?」

フーパ「!」

カキ「だったらあの女と俺達のバトルも見てたんだよな?」

フーパ「ああ、見てたよ?それがどうかしたかい?」

カキ「……教えてくれ!ミュウツーの覚醒の仕方を……!」

カキ「倒したい男がいるんだ…!」

フーパ「……………」

マノン「カキ…」

フーパ「…ミュウツーは元々、ミュウの遺伝子を継ぐポケモンだ」

カキ「ミュウ!?」

マーマネ「あのカントーの神様の!?」

リーリエ「最強の遺伝子を継ぐというのはそういう意味だったのですか……」

フーパ「オイラが言うのもなんだけど…ミュウツーは昔は狂暴なポケモンでね」

フーパ「ディアンシーがそれを引き取って諭し、来るべき日の為に伝説の7匹の1匹に選んでアローラに眠らせたのさ」

カキ「ミュウツーにそんな経緯が…」

カトレア「(ミュウツーかっけー!)」キラキラ

フーパ「ミュウツーの覚醒の鍵は"X"と"Y"」

カキ「XとY?」

フーパ「……あとは…君ら次第さ、カーキン、ミュウツー」

カキ「………………(カーキン?)」




827: ◆REaanJQDzE 2017/05/16(火) 18:44:24.42 ID:rpdkJtwZO

〜やりの柱内〜

マオ「ねぇねぇ!それでディアンシーとはどうなったの?」

スイレン「気になる!」

ラン「(フーパ様の昔話…私も気になります!)」ゴクリ

フーパ「だ、たからディアンシーとはそんなんじゃないって言ってるじゃないか…」ハァ


カトレア「フウ!尻尾切ってよ!役目でしょ!」ピコピコ

フウ「ご、ごめんなさい……」ピコピコ

サトシ「よっしゃー!今度こそジンオウガゲットだぜ!」ピコピコ

カトレア「あっ」ズーン

マーマネ「(カトレアさん…また3死か…)」ハァ


アセロラ「………………」

リーリエ「……どうしたのですか?アセロラ?」ストン

アセロラ「ふぁ…リーリエ…」

アセロラ「……魔の力を制御するのが愛とか言われてもさ、よくわかんないよぉ…」

アセロラ「アセロラ達、こんなんで本当に魔王のおじさんに勝てるのかなぁ?」

リーリエ「………………」

リーリエ「……未来の私が言っていました…未来を変える鍵は邪神フーパだと」

リーリエ「……ですから、きっと今日この日、私達がフーパに会った事は何か意味があると思います」

リーリエ「ですから…あまり一人で悩まないで下さい、アセロラ」

リーリエ「何かあったら、遠慮なく私達に相談してください」ニコッ

アセロラ「リーリエ……」


〜やりの柱 外〜

ヒュオオー

カキ「……………」

マノン「うわ〜やっぱ外は寒いね?」ザクザク

カキ「マノン…」

カキ「ダメじゃないか!中に居なきゃ!風邪でもひいたらどうするんだ!」アセアセ

マノン「カキに言われたくないよ」ジョーハンシンハダカノクセニ

マノン「………ごめんね」

カキ「え?」

マノン「……あたし、カキに甘えすぎてたよ……」

マノン「アランの事……本当はあたしが何とかするべきなのに、カキにばっか頼っちゃって……」

マノン「……かえって、それがカキの重荷になってたんだね……」

カキ「…………………」

マノン「カキ、アランの事はあたしが自分で何とかする!だからさ……」

マノン「もう…そんなに気負うのはやめてよ…」

カキ「………………」

カキ「安価」



安価 近いレスの中




828: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/16(火) 19:04:05.32 ID:ox8iQjmz0

何を言ってるんだ、兄貴として・・・男として当然のことだ




829: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/16(火) 20:55:57.20 ID:T75urip5O

重荷、か。俺はむしろマノンがいてくれたからこそここまでやってこれたと思ってるぞ




830: ◆REaanJQDzE 2017/05/16(火) 23:33:52.49 ID:cS9vD4dVO

カキ「何を言ってるんだ?」

マノン「え?」

カキ「マノンの悲しむ顔を見たくない。これは兄貴として、男として当然の事だ」

カキ「それに……重荷どころか、俺はマノンが居てくれたからここまでやってこれたとも思ってる!」グッ

マノン「カキ……」

カキ「アランは強い男だ!俺は…個人的にも、トレーナーとしてアイツを越えたいとも思ってる!」

カキ「だから…マノンの方こそあまり気負わないでくれ」

カキ「むしろ、もっと遠慮なくお兄ちゃんに甘えてもいいんだぞ?」

マノン「……ノンノン、誰がお兄ちゃんだよ」クスッ

マノン「……ありがと」ニカッ

カキ「ふっ、やっぱりマノンは笑顔が一番可愛いな」デレー

マノン「ふふっ、カキはいっつも最後はしまらないね?」クスッ


〜やりの柱 内〜

マオ「ねーフーパ!実際ディアンシーとはどうなのー?教えてよ〜!」ユサユサ

フーパ「だ、だから……」

マーマネ「(マオ…相手は神様なんだけど……)」

フーパ「まったく、しつこいよマーオン……」

フーパ「………ん?」ピクッ

マオ「あれ?」

スイレン「どうしたの?フーパ」

フーパ「………誰かがオイラの結界を破って入ってきた…」

アセロラ「ふぁ!?」

サトシ「何だって!?」

カトレア「(結界キター!)」

フウ「フーパ様の結界を破るなんて…」

ラン「相当な手練れでは……」

フーパ「…………………」

〜やりの柱 外〜

ヒュオオー

バサッ バサッ

リザードン「リザー!」ゴオオ

カキ「何故こんな所にリザードンが?」

マノン「………誰かが上に乗ってる…?」

バサッ バサッ

カキ「………あれは……」

マノン「………アラン…」

アラン「……………」




831: ◆REaanJQDzE 2017/05/16(火) 23:46:04.33 ID:cS9vD4dVO

リザードン「リザー!」

アラン「……………」シュタッ

マノン「アラン!」ダッ

カキ「待て!マノン!」

マノン「アラン!心配したんだよ!」

アラン「……………」

マノン「あ、それとさ!ライモンでは助けてくれてありがと!」

マノン「ずっと会いたかったんだよ!ずっとずっと心配で…お話したい事もいっぱいあって…」グスッ

アラン「………………」

カキ「マノン……」

マノン「アランが何でここにいるか何てどうでもいいよ!」

マノン「アラン、あたしさ、カキやみんなのお陰でこんな所までこれるようにもなったんだ!」

マノン「……怖い事とかもいっぱいあったけどさ、アランに会いたくて…お話したくて頑張ったんだよ!」グスッ

マノン「……もう離れたくないよ……ねぇ?一緒に帰ろう?」ギュッ

アラン「…………………」

アラン「…………どいてくれ」バッ

マノン「……あっ…」ドサッ

カキ「マノン!」

アラン「おい」

カキ「!」

アラン「お前は確か勇者の仲間だったな?」

カキ「………………」

アラン「魔王様からの命で、邪神フーパをミアレの居城にお迎えしろとの事だ」

アラン「フーパは何処にいる?」

カキ「………………」

マノン「……アラン……」グスッ

アラン「早くフーパを差し出せ。俺もなるべく手荒な事はしたくない」

カキ「>>安価」


安価 近いレスの中




832: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/17(水) 00:02:14.29 ID:xPeiDu2R0

女の子を傷つけておいて何が手荒なことはしたくないだ!




833: ◆REaanJQDzE 2017/05/17(水) 00:30:21.23 ID:0Up8yFy+O

カキ「おい!」

カキ「女の子を傷つけておいて、何が手荒な事はしたくない、だ!」

アラン「………見た所、マノンには傷ひとつ無いようだが?」

カキ「違う!」

カキ「"身体の傷"の事じゃない」

アラン「……………」

マノン「カキ………」

カキ「アラン、お前…フーパの居場所を聞く前にやる事があるんじゃないか?」

アラン「なんだと?」

カキ「マノンに謝れ」

アラン「……………」

カキ「今回の事だけじゃないぞ?」

カキ「マノンは…お前を連れ戻す為に頑張ってきたんだ」

カキ「伝説のポケモンも持っていない、本当は怖いハズなのに」

カキ「その小さな身体で…どんな過酷な状況にだって必死になって俺達についてきたんだ!」

カキ「お前に会うためだけに……!」

アラン「………………」

カキ「俺達と居る時も…マノンは笑顔で笑っていても何処か寂しそうだった…」

カキ「俺にはわかる、なんせ…」

カキ「ずっと見てきたからな……」

マノン「……カキ……」グスッ

カキ「(そして、これもわかってるんだマノン…)」

カキ「(俺じゃあ、アランの代わりにはなれない……)」

カキ「これが最後の忠告だぞアラン!」

カキ「マノンと一緒に居てやれ!もう二度とマノンの側から離れるな!」

アラン「…………」

マノン「アラン…カキ……」グスッ

アラン「………そんな事はどうでもいい」

マノン「!?」

アラン「早くフーパを差し出せ!」

カキ「………アラン、お前……!」ギリッ

マノン「>>安価」


安価 近いレスの中




834: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/17(水) 00:39:41.28 ID:MvdoozM20

どうしてこんなことに…




835: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/17(水) 00:45:47.95 ID:xPeiDu2R0

カキ・・・もういいよ・・・もう・・・こんな奴(泣きながら)




836: ◆REaanJQDzE 2017/05/17(水) 01:04:38.21 ID:0Up8yFy+O

マノン「……どうしてこんな事に…」ボソッ

マノン「……カキ…うぅっ…えっぐ…もぅ…いいよ、ごんなやづぅ!」グスッ

マノン「もぅ…顔もっ…ひっぐ、みたぐない!」グスッ

アラン「……マノン…」

カキ「……いや、よくないな」

マノン「……え?」グスッ

カキ「……言っただろ?俺はずっとお前を見てきたんだマノン」

カキ「……お兄ちゃんに嘘は通じないぞ?」ナデ

マノン「……カキ…」グスッ

カキ「……そうだろ?アラン!」

アラン「………………」

カキ「ミュウツー!」ボンッ

アラン「ジガルデ!」ボンッ

ミュウツー「(ふんっ!やっと出番か…!)」

ジガルデ100「ウオオオオー!!」

メキメキメキ

カキ「くそっ!叫び声だけで大地が!」

アラン「……前回のように様子見はしないぞカキ?」

アラン「今回は最初からゼンリョクだ!」

ミュウツー「(また会ったな秩序の神…)」

ミュウツー「(決着をつけよう!)」

ジガルデ100「ウオオオオー!!」

カキ「ミュウツー!サイコカッター!」

アラン「ジガルデ!気合い玉!」

ミュウツー「(いくぞー!)」ダッ

シュパシュパ

ジガルデ100「ウオオオオー!!」ゴオオ

メキメキメキ

ミュウツー「!?」

カキ「なに!?サイコカッターを押し潰しているだと!?」

アラン「ジガルデ!サイコカッターごとミュウツーをぶっ飛ばせ!」

ジガルデ「ウオオオオー!!」

メキメキメキ

ミュウツー「(ぐうぅ……)」ミシミシ

ドッ

ミュウツー「(ぐあぁぁぁ!)」

ドカーン!!

カキ「ミュウツー!」




837: ◆REaanJQDzE 2017/05/17(水) 01:23:50.93 ID:0Up8yFy+O

ミュウツー「(うぅっ……)」ヨロッ

カキ「大丈夫か!ミュウツー!」ダッ

ミュウツー「(来るな…カキ……)」ヨロッ

アラン「止めをさせ!ジガルデ!」

ジガルデ100「………………」

アラン「逆鱗!」

ジガルデ「ウオオオオー!!」

ドドド!

カキ「!」

ミュウツー「(………くっ……!)」ヨロッ

マノン「カキー!ミュウツー!」


ドッカーン!!


〜やりの柱 内〜

サトシ「おい!フーパ!侵入者っていったいどういう事なんだよ!」

フーパ「………静かにして、サートン」

サトシ「………?」

フーパ「……………この反応は恐らく、秩序の神ジガルデ……」

スイレン「ジガルデ!?」

マオ「ジガルデって確か、フキヨセに居た四天王が使ってた……」

サトシ「何だって!?」

マーマネ「何で四天王がここに!?」

カトレア「(秩序の神様に四天王…何やら魅力的な響きが…)」ゴクリ

フーパ「……ミュウツーの反応もある…これは恐らく、ミュウツーがジガルデと交戦しているね……」

リーリエ「ミュウツー!?まさかカキが……!?」

スイレン「……確か、さっきマノンが外に出てったカキを追っていったハズ…」

マオ「……じゃあ、外にはカキとマノンが!?」

マーマネ「大変だ!」

サトシ「くそっ!すぐに助けに行こうぜ!」

リーリエ「アセロラ!」

アセロラ「………………」

アセロラ「>>安価」


安価 近いレスの中




838: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/17(水) 02:39:16.70 ID:X3PjCZrm0

カキに任せよう




839: ◆REaanJQDzE 2017/05/17(水) 12:28:34.68 ID:0Up8yFy+O

アセロラ「……ちょっと待って!」

リーリエ「!」

サトシ「何言ってんだアセロラ!早く行かないとカキとマノンが……」

アセロラ「……カキに任せてみようよ」

サトシ「え!?」

スイレン「……でも、マノンも一緒にいるんなら危ないよ!」

マオ「そうだよ!相手は四天王なんだ、早く加勢に……」

アセロラ「……本当に危なくなったら加勢に行こうよ…でも、今はまだカキに任せてみよう!」

リーリエ「アセロラ…」

フーパ「………何か…カーキンに勝算があるのかい?ウパエモン」

アセロラ「あるよ」

全員「!」

アセロラ「だって今のカキには………」

「勝利の女神がついてるから!」


〜やりの柱 外〜

ヒュオオー

ミュウツー「(ぐうぅ……)」ヨロッ

カキ「くっ…………」ドサッ

アラン「……とっさにバリアーを張って防いだのは流石だな……たが………」

ミュウツー「(くっ………そ…)」ドサッ

カキ「…………………」

カキ「(くそっ……すまんマノン……)」

カキ「(こいつは……強すぎる……)」

カキ「(……俺はダメな兄貴だ………お前の笑顔一つ守れない……)」

カキ「(やはり俺じゃぁ、アランの代わりには……)」

アラン「……今度こそ止めだ」

ジガルデ100「…………………」チャキッ

カキ「……………」

ザッ

カキ「!」

アラン「……何をしている、そこをどけろ」

アラン「マノン」

マノン「………………」

マノン「………カキ!」クルッ

カキ「……マノン…」

マノン「……カキは、あたしをずっと見ててくれたんだよね?」

カキ「………え?」

マノン「じゃあさ、今からあたしが言う事は嘘じゃないってわかるよね?」

カキ「…?」

アラン「………………」




840: ◆REaanJQDzE 2017/05/17(水) 12:42:45.58 ID:0Up8yFy+O

マノン「カキ!」

マノン「頑張れ!」

マノン「アランに…勝って!」ニコッ

カキ「………マノン…」

アラン「………ジガルデ……!」

ジガルデ100「ウオオオオー!!」

ブンッ

カキ「なぁ、ミュウツー…」

ミュウツー「!」

カキ「……勝利の女神に微笑みかけられたんだ」

カキ「負ける訳にはいかないな?」ニッ

ミュウツー「(……ふっ、ああ……そうだな…)」スクッ


ピカー!!


アラン「っ………!この光は!?」

マノン「大丈夫だよ…あたしはカキとミュウツーが勝つって信じてるから…!」

ジガルデ100「ウオオオオー!!」

ドーン!!

フシュー!!

ジガルデ100「!?」

「(こんなものか秩序の神よ……)」グググッ

アラン「ジガルデの拳を片手で受け止めただと!?」

マノン「……ミュウツーの形が……!」

メガミュウツーX「(次はこちらからいくぞ?)」グググッ

カキ「……フキヨセの拠点でGSボールに変化したXとYの石ころ…そしてフーパの言葉…やっと謎が解けたぜ!」

カキ「マノン!やっぱりお前は勝利の女神だ!」

アラン「くっ、ジガルデ!気合い……」

カキ「メガミュウツー!瓦割り!」

メガミュウツーX「(ふんっ!)」シュンッ

アラン「(速い!?)」

メガミュウツーX「(ウオオオオー!)」バキッ

ジガルデ100「グウ……」メキメキメキ

ドカーン!!

アラン「な、なんだと!?」

マノン「凄い!ジガルデをぶっ飛ばした!」




841: ◆REaanJQDzE 2017/05/17(水) 12:51:01.35 ID:0Up8yFy+O

カキ「メガミュウツー!」

メガミュウツーX「(ああっ!)」ブンッ

アラン「ジガルデ!」

ジガルデ「ウオオオオー!」ブンッ

メキメキメキ

マノン「凄い……ミュウツーとジガルデの拳がぶつかりあった衝撃で大地が…」

メガミュウツーX「(ふんっ、流石は秩序の神…この姿でようやく互角か…)」

カキ「たが」

メガミュウツーX「(ああ!)」

カキ、メガミュウツーX「俺達は負けない!」

ジガルデ「ウウウ………!」

アラン「……………」

アラン「(メガミュウツーX…これ程までとは……)」タラーッ

アラン「(恐らく……格闘戦に優れたミュウツーってとこか……)」

マノン「凄いよカキ!ミュウツー!カッコいいよ!」

カキ「そ、そっかな?」デレー

メガミュウツーX「(ふっ、まったくお前は…)」

アラン「………………」

アラン「>>安価」


安価 近いレスの中




842: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/17(水) 14:31:18.12 ID:r2z4Y1oeO

俺の負けだ……




843: ◆REaanJQDzE 2017/05/17(水) 21:07:26.28 ID:0Up8yFy+O

アラン「(……ミュウツー…まだ何か奥の手でも隠し持っているのか!?)」

アラン「(……くっ……)」

アラン「俺の負け………」

カキ「アラン!」

アラン「!」

カキ「諦めるのか?」

アラン「……なんだと?」

カキ「ガッカリだよ、俺が越えたいと思った男がこの程度で諦めるような奴だったとはな……」

アラン「………………」

マノン「カキ……」

アラン「……ふっ」

カキ、マノン「!」

アラン「……この程度で諦める?そんな訳ないだろ?」

アラン「勝負はまだこれからだ!」ニッ

カキ「……それでこそ俺が目標にした男だ!」

マノン「アランのあの目……」ジワッ

マノン「……いつもの…優しいアランだ!」

アラン「ジガルデ!ゼンリョクで撃つぞ!パワーを集中しろ!」

ジガルデ100「ウオオオオー!」

パアアア

メガミュウツーX「(カキ!奴ら!)」

カキ「ああ、ゼンリョクをぶつけて来る気だ!」

カキ「なら、こっちもゼンリョクで答えなきゃな!」

メガミュウツーX「(ああ!)」

パアアア

アラン「!」

マノン「ミュウツーの形がまた変化していく!?」

メガミュウツーY「………………」スゥ

アラン「……あの姿はまるで……」

カキ「ミュウツー!サイコブレイク!」

メガミュウツーY「(はぁぁぁ!)」

パアアア

アラン「ジガルデ!コアパニッシャー!」

ジガルデ100「ウオオオオー!」

パアアア

マノン「カキ……アラン……」


ドカーン!!!




844: ◆REaanJQDzE 2017/05/17(水) 21:16:30.08 ID:0Up8yFy+O

プシュウウ

マノン「……どうなったの…?」

ミュウツー「……………」ヨロッ

ミュウツー「……………」ドサッ

マノン「ミュウツー!」

カキ「………力を使い果たしたのかミュウツー…」

カキ「……よくやった…ありがとう…」

マノン「カキ…ミュウツー……」

アラン「………………」ザッ

マノン「アラン…」

アラン「ふっ……見事だな、カキ………」

ジガルデコア「ふきゅ……」ヨロッ

マノン「ジガルデがちっちゃく…?」

カキ「……………」

アラン「……お前の…勝ち…だ……」ヨロッ

アラン「………………」ドサッ

マノン「アラン!」ダッ

・・・

・・



〜やりの柱内〜

アラン「……………」パチッ

アラン「!」バッ

アラン「ここは!?」

アセロラ「ふぁ?気がついた?」

アラン「……貴様は…勇者……」

リーリエ「ずっと目を覚まさないから心配したんですよ?」

アラン「……何で俺なんかを……」

マノン「アラン!」ダッ

アラン「マノン…」




845: ◆REaanJQDzE 2017/05/17(水) 21:24:47.37 ID:0Up8yFy+O

マノン「アラン!もう何処にも行かないで!」グスッ

マノン「……ずっと……一緒にいてよ…」ギュッ

アラン「……………」

リーリエ「アランさん、マノンに感謝した方がいいですよ?」

アラン「…………」

リーリエ「なんせ…吹雪の中倒れた貴方とカキをここまで運んできたのはマノンなんですから」

アラン「マノン……」

マノン「うぇっ、アラン……」ギュッ

アラン「……ああ…今まですまなかった!」ギュッ

リーリエ「ふふっ」

アセロラ「よかった よかった」ニコッ

カキ「……………」

マオ「カキ!」

カキ「!」

マオ「ミュウツーを覚醒させて四天王に勝ったんだって?凄いじゃん!」

カキ「ん、いや…まぁ…」

マオ「?」

マオ「どうしたの?」

カキ「………………」

カキ「(やっぱり俺じゃあ、アランの代わりはできないみたいだな)」フッ

マオ「………………」

マオ「>>安価」


安価 近いレスの中




846: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/17(水) 21:27:59.94 ID:xPeiDu2R0

何?ホシの事思い出しちゃった?




847: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/17(水) 21:28:23.06 ID:bXyJ2+oV0

私がカキを支えちゃダメかな?




848: ◆REaanJQDzE 2017/05/17(水) 23:07:34.30 ID:1Kzzip52O

マオ「なぁに?ホシちゃんの事でも思いだしちゃった?」

カキ「……そんなんじゃない!」

マオ「………らしくないんじゃない?」

カキ「!」

マオ「あ〜あ、情けないお兄ちゃんだ」

マオ「………私がアンタの事を支えてあげよっか…?」

カキ「え?いや、いいよ」フリフリ

マオ「ちょっと!」ウガー

ギャー ギャー

スイレン「ねえ、サトシ!あの二人お似合いだと思わない?」

サトシ「ん?」

スイレン「わ、私達も……その……///」モジモジ

アセロラ「サトシー!お外行って雪だるまつくろーよー!」

サトシ「おっ!いいぜ!」ダッ

スイレン「…………………」

スイレン「………私もいこ…」

スイレン「待って!サトシー!」ダッ

カトレア「リア充爆発しろっ!」ペッ



フーパ「……それで?君が魔王軍に入った経緯はなんなんだい?」

カキ「………それそろ教えてくれてもいいんじゃないか?アラン」

アラン「…………」

マノン「アラン、お願い」ギュッ

アラン「………あの日…フキヨセの村に魔王軍が押し寄せてきた時……俺は真っ先に魔王軍と交戦した…」

マノン「……………」

カキ「フウロさんが言っていた話か…」

アラン「……魔王軍の幹部共を薙ぎ倒し、Nと戦っている時だった…」

アラン「……魔王フラダリが現れたのは」

マノン「!」

アセロラ「ふぁ……魔王のおじさんが……」

アラン「……結果は惨敗……だが、俺の腕を見込んだ魔王フラダリは条件を出してきた」

リーリエ「条件……?」

アラン「"私の部下となれ、さすればこの村は助けてやる"」

全員「!」

マノン「そんな……」

アラン「……当然俺はこの条件を呑んださ。俺では魔王には勝てない。村を助けるにはこうするしかないからな」

カキ「……………」

アラン「………俺は…心を鬼にして魔王の手先となった。村を救う為に……」

マノン「……それであの日、フウロお姉ちゃんやあたしにあんな態度を……」

アラン「……たが、あの日村に帰った時は唖然としたよ……」

アラン「あの村を支配下にする代わりに村人には手を出さないと約束した、領主のNは村の支配権を放棄し、部下の者達は好き勝手やっていた……」

マノン「………………」




849: ◆REaanJQDzE 2017/05/17(水) 23:15:34.47 ID:1Kzzip52O

アラン「……だが、そんな絶望の中会ったのがお前達勇者一行だ」

カキ「!」

アラン「だが、もしお前達に手を貸し、裏切りがバレたものならば、俺だけではなく、マノンやフウロまで危害が及んでしまう……」

マノン「……アラン……」

アラン「……とは言っても今更だな…」

アラン「どのみち、俺はお前達に負けた…」

アラン「他の四天王のように、邪魔な危険人物として、すぐに追っ手がくるだろうな」

アラン「……下手したらカリンクラスが来るかもしれない……」スクッ

リーリエ「そんなお怪我で何処に!?」

マオ「ちゃんと寝てなきゃダメでしょ!」

アラン「……追っ手が来る前に俺は消えるよ」

アラン「……どのみち、今更マノンやフウロ…村の皆にも合わせる顔は無いしな…」クルッ

カキ「……アラン、お前は本当にそれでいいのか?」

アラン「………………」

マノン「>>安価」




安価 近いレスの中




851: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/18(木) 00:02:18.12 ID:+Y2EjLCB0

バーカ、何カッコつけてんの?




852: ◆REaanJQDzE 2017/05/18(木) 00:25:09.72 ID:0Ak0xPeJO

マノン「アランのばーか!」

アラン「ば、馬鹿!?」

マノン「何カッコつけてんの?今更合わす顔がない?そんなの知らないよ!」

マノン「さっき約束したばっかりでしょ?もう離れないって!」

アラン「マノン……」

マノン「だからさ、今度はあたし達もアランと一緒に戦う番だよ!あたし、カキ達と一緒に旅して強くなったんだ!」

マノン「だからさ……」

マノン「……今度はあたしも一緒に連れてってよ……」

アラン「マノン…」

アラン「……お前には敵わないな…」フッ

マノン「にしし!」ニカッ

カキ「……ふっ…」

アセロラ「ふふっ」

リーリエ「よかった よかった!ですね!」

カトレア「(イケメンとロリの二人旅とか……薄い本が厚くなるわね)」クックック

サトシ「カトレアは何で笑ってんだ?」

マーマネ「……さぁ…」


アセロラ「それじゃあフーパ、お世話になりました!」ビシッ

フーパ「……ちょっと待ってくれないかい?ウパエモン」

アセロラ「うぱ?」

フーパ「……これを」スッ

アセロラ「!?」

マオ「これは……!」

スイレン「未来のユリーカが持っていたのと同じ玉!」

サトシ「?」

アセロラ「宝玉…"ダイヤモンド"と"パール"……」

リーリエ「何故フーパがこの玉を…!?」

フーパ「……何故も何も、これはオイラがそのプラチナと一緒にここで保管していたものだからさ」

リーリエ「……では、未来のユリーカはいったい何処でこれを………」

フーパ「……さぁね?未来の出来事はオイラにもわからないよ」

フーパ「ディアンシーがプラチナを託したように、オイラもこのダイヤモンドとパールを君に託す」

フーパ「………君に……世界の命運を託してもいいかい?」

フーパ「"勇者アセロラ"」

アセロラ「………ふぁ!」

アセロラ「勇者アセロラちゃんに任せてよ!邪神フーパ!」

フーパ「ふふっ」




853: ◆REaanJQDzE 2017/05/18(木) 00:39:12.52 ID:0Ak0xPeJO

アセロラ「それじゃ、マノンはアランと行くの?」

マノン「うん…ごめんねみんな…最後まで一緒に旅を出来なくて……」

マーマネ「気にしないでよ!マノン!」

アセロラ「そうだよ!」

アセロラ「絶対にまた会おうね!マノン!」

マノン「アセロラ…」

アラン「勇者一行、フキヨセの村の事といい、マノンの事や今回の事…お前らには礼を言ってもいいきれない……」

アラン「本当にありがとう!」

アセロラ「いいっていいって!」

カキ「……アラン、もうマノンを泣かすなよ?」

アラン「……ああ!約束する!」グッ

サトシ「なぁ、マノン!元気でな!今まで楽しかったぜ!」

スイレン「マノン!世界が平和になったら、また一緒に遊ぼうね!」

リーリエ「マノン、お元気で!」

マオ「無茶な事したらダメだよ?」

カトレア「え、えっと………また一緒にモン○ンやりましょう!」

マノン「……みんな………」

マノン「ありがとう!今までとっても楽しかった!」

マノン「みんなも、無事でいてね!」

マノン「魔王軍なんかに負けないでね!」

アセロラ「当然!任せてよ!」

カキ「………………」

マノン「……………カキ……」

カキ「(ぐっ…泣くな俺!兄貴として情けない姿は見せられん!)」

カキ「(最後は…笑顔でマノンを見送ると決めたんだ……!)」グッ

カキ「………マノン…」

マノン「………………」

カキ「……元気でな」ニコッ

マオ「(あーあ、無理しちゃって…)」

マノン「……………」

マノン「………カキ!」

カキ「!」

マノン「>>安価」




安価 近いレスの中




854: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/18(木) 00:53:25.03 ID:Wio91M1R0

さよなら




855: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/18(木) 01:17:54.45 ID:ud1E0dx10

今度会ったら一緒にねてあげる




856: ◆REaanJQDzE 2017/05/18(木) 12:26:45.54 ID:0Ak0xPeJO

マノン「ねぇ、カキ!」

カキ「!」

マノン「今度会ったら一緒に寝てあげようか?」ニシシ

カキ「!?」

アラン「ま、マノン!?」

マノン「な〜んちゃってね?元気出た?」

カキ「マノン…」

マノン「……カキ、今まで本当にありがとう…」

マノン「………さよな……」グスッ

カキ「マノン!」

マノン「!」グスッ

カキ「お前に泣き顔は似合わないぞ?」

カキ「最後は…笑顔で別れよう!」ニッ

マノン「…………うん!」ゴシゴシ

マノン「またね!カキ!」ニコッ

カキ「ああ!またな!マノン!」

アセロラ「ふふっ」ニコッ

マオ「まったく、カッコつけちゃって」クスッ



フウ「行ってしまわれましたね…」

ラン「勇者様達……魔王やアルセウスを倒せるでしょうか……?」

フーパ「きっと大丈夫さ」

フウ、ラン「!」

フーパ「なんたって彼女は……」

フーパ「あのディアンシーが愛した少女だからね」


カキ「うぅっ…マノン…」グスッ

マオ「もう、いつまで泣いてるのよカキ!情けないぞ?」

カキ「……だって……」グスッ

アセロラ「!」

アセロラ「ふぁ…雪が止んだ……」

リーリエ「恐らく……テンガン山を越えたのでしょうね……」




857: ◆REaanJQDzE 2017/05/18(木) 12:42:48.98 ID:0Ak0xPeJO

マーマネ「この道を道なりに進めばカロスの首都"ミアレ"につくね」

スイレン「なんか、いよいよってカンジ!」

マオ「こっから先は完全に敵地か…ちょっとドキドキするよ…」

サトシ「そっか?」

サトシ「俺はワクワクしてきたぜ!」ニッ

ピカチュウ「ピカー!」

リーリエ「もう、まったくサトシは!」

アセロラ「ふふっ」

アセロラ「思えば…ハウオリから出てから色々あったね…」

リーリエ「アセロラ……」

アセロラ「紋章がおでこに浮かんだ日は…まさかこんな事になるなんて思いもしなかったよ……」

カキ「ふっ、だな」

カキ「だが…ここまで来た以上は必ず勝って帰るぞ!」

カキ「もうハウオリの敗戦の時のような思いはしたくない」

マオ「当然でしょ!」

カトレア「(凄い…なんか決戦前の雰囲気…アニメの主人公になったみたい…)」ドキドキ

マーマネ「こっから先は敵の本拠地」

サトシ「へへっ!燃えてきたな!」

スイレン「……うん!そうだね、サトシ!」

リーリエ「(ミヅキさん…待っていて下さい…)」

リーリエ「(必ず私が……!)」グッ

アセロラ「みんな?準備はいい?」

アセロラ「必ず……カロスもアローラも世界も全部救ってみせるんだ……!」

アセロラ「さぁ……!」

アセロラ「最後の冒険に出発だ!」


……こうしてデンガン山を後にした勇者アセロラ達は
世界を救うべく
決戦の地"首都ミアレ"へ向かうのであった……




858: ◆REaanJQDzE 2017/05/18(木) 12:57:35.43 ID:0Ak0xPeJO

〜ミアレ 魔王城〜

フラダリ「アランが負けた…か…」

ミヅキ「……いよいよ勇者達がくるね。パパ」

フラダリ「ああ、そうだな……」

フラダリ「ミヅキ。先日ミアレに侵入したコラッタ達はどうした?」

ミヅキ「牢につないであるよパパ」

フラダリ「そうか」フッ

フラダリ「まさか…行方不明だったグラジオ王子が解放軍に居たとはね」

フラダリ「……まるで…あの時とは逆だな」

ミヅキ「……………」

フラダリ「さぁ、ミヅキ。勇者達が来る。決戦の準備をしなさい」

フラダリ「アローラに…世界に復讐をするのだ!」

ミヅキ「>>安価」



安価 近いレスの中




859: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/18(木) 14:22:13.67 ID:iyuuKbIZ0

うん! (リーリエ……待ってるね)