396 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:04/05/24(月) 10:07 ID:2TJeW8CT
高校の時、クラスに非情に浮いてる女子がいた。Nさん。
とても勉強ができるが
(平均点が70~80点位になるように作られる高校のテストなのに100点が当たり前)
地味で少数の女子としか会話をしない人。
話し方もつっけんどんで冷たく、無表情で、
男子からは影でコソコソ陰口を言われ、
特定の仲良くしていた女子以外からも敬遠されていた。

ある時席替えで隣になり、
正直嫌だと思っていたが、英語の授業中お互いが
ピーターとマイケル(仮称)になり音読する時、
読めない単語やアクセントの覚え方を細かくさりげなく教えてくれた。

向こうから話し掛ける事は一切なかったが、
こっちから聞くと地学や数学の関数の問題も色々と教えてくれた。
先生より分かりやすくて、赤点、留年ギリギリの俺はとても助かった。

「留年ギリギリ」の表現で分かる通り、
俺と雰囲気が違う地味なNさんと親しくなるのはなんとなく気恥ずかしくて、
まともにお礼も言えなかった。

ここでお礼を言わせてください。
俺が留年しなかったのは、Nさんのお陰です。ありがとう。