957921810日午前、愛知県新城市の東名高速道路の上り線で、47人が乗った観光バスに乗用車が衝突し、乗用車を運転していた浜松市の62歳の医師が死亡しました。また、大けがの6人を含め、バスに乗っていた45人がけがをしました。



東名高速の衝突事故 1人死亡 45人けが


警察によりますと、この事故で、乗用車を運転していた浜松市の医師、伊熊正光さん(62)が死亡しました。

伊熊さんは、自分の車が修理中のため、借りていた代車を運転して、勤務する愛知県岡崎市内の医療機関に向かっていたということです。

また、バスに乗っていた47人のうち45人がけがをし、6人が腕の骨やろっ骨を折る大けがで、ほかの39人のけがの程度は比較的軽いということです。


話題となっている 東名高速の衝突事故



バスのいちばん後ろに座っていた76歳の女性は、

「衝撃の瞬間、バスが浮いたような感じがしました。当時はみんなでさくらんぼ狩りについて楽しく話をしていたのですが、何の前触れもなくすごい衝撃があり、一体何が起きたのだろうかと、意識がどこかにいったような感じでした。

私はいちばん後ろの通路側の席に座っていて頭や右ひざを痛めましたが、周りには血だらけの人もいて怖かったです」と話していました。




バスの前から5列目に乗っていた豊川市の42歳の女性は、病院で手当てを受けたあと、取材に応じました。
事故の際の車内の様子について、

「突然ドーンという音がして、ガラスの破片が顔や腕に降りかかってきました。バスはすぐにはとまらず、どうなるのか不安でしたが、運転手の方がしっかりとハンドルを握っていました。

バスが止まってから、自分も血が流れているのがわかりましたが、どこにけがをしているのか、自分でもわからず、パニックになりました」と話していました。






















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