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息が止まる程の緊張感!最高のエンタメ映画「イングロリアス・バスターズ」 » | がらくたGallery

6月

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息が止まる程の緊張感!最高のエンタメ映画「イングロリアス・バスターズ」

By ono   2017年6月10日



イングロリアス・バスターズ
 週一くらいで色々と映画を観ている訳ですが、前回紹介した「アノマリサ」だとか、「さざなみ(今度紹介したい)」など、良い映画なんだけど観ていてちょっとモヤモヤするのが多かったのです。天気もスカッとしませんし。そんな中、緊張感からの爆発、久しぶりに心の底から楽しめた映画だったのでオススメ。例によってタランティーノ節前回の素敵映画、「イングロリアス・バスターズ」です。本当に気持ちの良い映画!

 ↑もうね、一番最初の尋問シーンから緊張感がハンパ無いのです。時代は第二次世界大戦末期。ナチス・ドイツの占領下にあるフランスへ、「ユダヤ人ハンター」で有名なランダ大佐(クリストフ・ヴァルツ:写真右)が身を隠していると思われるユダヤ人一家を捜しにとある農場へとやってくるのですね。で、非常に上品で優雅な笑顔と物言い、これがまた緊張感を加速させるのです。動揺を気取られないようにしながらもなす術のない農家の主人ラパディット(写真左)とランダ大佐の図が↑なのです。冒頭から息が止まるかと思いましたよ。
 そうそう、あらすじです。

あらすじ
 1944年春、レイン米陸軍中尉はユダヤ系アメリカ人8名からなる秘密特殊部隊を組織していた。レインが部下に説明する任務とは、市民にまぎれて敵地奥深くに潜入し、ナチスを血祭りにあげること。そんな中、パリの映画館でプロパガンダ映画『国家の誇り』のプレミア上映会が開催されることに。ナチの高官が一堂に会するというこのイベントにかのヒトラー総統も出席するという情報が入り、にわかに水面下でとある作戦が発動する・・・

 で、ナチスを血祭りに上げる特殊部隊のリーダー、レイン中尉がブラッド・ピットなの。「ナチスの奴らの頭の皮を剥いでこい!」と檄を飛ばすレイン中尉の部隊はなんかろくでもないヤツばっかりで大丈夫かなって感じなんですけど、この頼りない感じがまた良い。レイン中尉のやり方がクズ過ぎるもんだから、ちょっぴりナチスの連中に同情しそうになったりね。ブラッド・ピットがやたら生き生きしてるのも良い。この人、「バーンアフターリーディング」とかでもそうだけど、2枚目主人公よりこういう役の方がはまるよね。「スナッチ」とかもそう。

 冒頭のシーンもそうなんですけど、バレるの?バレないの?それともすでにバレてるの?っていうサスペンスがあまりの緊張で観ている方もこわばってしまう、そんなシーンがとっても多い訳。例えばレイン中尉の特殊部隊がフランス内の酒場で内通者と落ち合おうとする場面があるんですけど、運悪くバーにはその日に限って子供が生まれたドイツ兵とそれ祝う仲間が集っているのです。ドイツ人将校のふりをしているレイン中尉の仲間は自分たちがアメリカ人だとバレないように必死に笑顔で応じるんですけど・・・ああハラハラするー!!
 ネタバレはしませんので、興味のある人は是非観てみてほしいなと思います。ちょっとえエグい暴力的描写がありますが、基本的にはエンターテイメントに徹した作品なので、楽しんでみるのが吉です。8年も前の映画ですけど、公開当時観とくんだったな、と後悔しております。ほんとオススメ。そうそう、ショシャナ役のメラニー・ロラン様がとっても綺麗で素敵。映画館の女支配人エマニュエルという役所なんですが、ひょんなことから「プレミア上映会」にも関わっていくことになるのでした。なんだか観たことある顔だなーと思ったら、この映画の後に「複製された男(2013年)」に出演されてましたね。全くオススメできない映画ですけどね・・・

 


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