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アメリカの人工肉業界に穏やかならぬ雰囲気? 非難するのはまだ早い|ギズモード・ジャパン

アメリカの人工肉業界に穏やかならぬ雰囲気? 非難するのはまだ早い
image: Kondor83 / Shutterstock.com

肉の生産が動物にも環境にも良くないことは分かってる…でもやっぱりベジタリアンにもビーガンにもなれない…なんて、肩を落とす前に。

動物を殺すことなく、環境にもベター。さらにジューシーで美味しく、健康的な肉を…そんな理想を掲げて研究が進む人工肉の世界。植物性食品のみを材料とするハンバーガーや、幹細胞から動物組織を培養する研究室育ちの肉まで、アメリカを中心にさまざまなスタートアップ企業があります。

先日、そんな業界をどよめかせる意見を放ったのは、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコにレストランを展開するImpossible Foods(インポッシブル・フーズ)のCEO、Pat Brown氏。TechCrunchのインタビューで、植物由来の材料でつくったインポッシブル・バーガーを扱う同社に「なぜ動物の細胞を使用した研究室育ちの人工肉はやらないのか」という質問を投げかけたところ、次のような回答がありました。

単純に馬鹿げたアイデアだと思うからだよ。まず、それがマシだと思ったら間違いだ。いくら良さそうに思えてやってみたとしても、牛が抱えるのと同じ限界はやってくるんだから。経済的に完全に拡大しないね。

無理ないコストで幹細胞から動物細胞の有用な組織のレプリカを育てられるとしたら、医療革命だ。でも見てごらんよ、革命は起きてないだろう。

もちろん、幹細胞を医療目的で使用するのと食用のタンパク源として使用するのとでは明らかに異なるのですが、そんなことは本人も承知のはず。なんといってもBrown氏はスタンフォード大学の生物化学教授であり、科学雑誌Public Library of Scienceを出版するPLoS Oneの共同創立者でもあるのですから。

そんなBrown氏にとって、同じ業界にありながら異なるアプローチで人工肉を培養する競合は、日々研究開発に取り組む若いスタートアップ企業たち。2013年に初めて人工肉バーガーを生産したMosa Meat(モサ・ミート)や、今年初めて人工家禽肉を生産した

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