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16コアRyzen/Core i9搭載PCからネイティブ240Hz対応モニタまで、エイリアンウェアが米国で新製品群発表 - Engadget 日本版

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16コアRyzen/Core i9搭載PCからネイティブ240Hz対応モニタまで、エイリアンウェアが米国で新製品群発表

ゲーマー用としてコストパフォーマンスに優れるマウスやキーボードも

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デルが擁するゲーム用PCブランド、Alienware(エイリアンウェア)が、米国ロサンゼルスで開催中のゲーム関連トレードショーE3 2017にに合わせて、米国向けに多数の新製品を発表しました。

中でも注目は、最上位デスクトップPCとなる『Area-51』のモデルチェンジ。ユニークな三角形の外装は引き継ぎつつも、AMDのパワーユーザー向けCPU『Ryzen Threadripper』(Ryzen TR)、またはインテルのCore i9をはじめとする「Xシリーズ」CPUを採用することで、最大16コア/32スレッド同時処理の強力なPCとして登場します。

Gallery: エイリアンウェア Ryzen TR搭載機と周辺機器 | 21 Photos



またディスプレイにも、NVIDIA G-SYNC対応ながらリフレッシュレートが240Hz(内部補間、倍速化などなしでの値)と、非常に高速なモデルを発売。サイドボタンがモジュール式で交換可能なマウスや新デザインのメカニカルキーボードなど、入力機器にも注目モデルを用意します。



最注目となるArea-51(エリア・フィフティワン)ですが、Ryzen TR搭載機は7月27日から注文開始予定。AMD側はRyzen TRの発売を「今夏」と表現していますが、まさにジャストなタイミングで登場します。
ただし今回はモデル構成やカスタマイズ、価格といった情報はまだ非公開。「近日中に発表される」というステータスです。



またIntel Core Xシリーズ搭載モデルは、2017年8月22日から注文開始予定。こちらも価格やパーツ構成に関しては未定です。

なお参考までに、現行世代機の価格は28万9980円から。ただし内部はインテルCore i7-6800KとRAM 16GB、GPUはGeForce GTX 1060、ストレージは128GB SSD+2TB HDDと、価格なりに強力な構成です。



さて、Ryzen TRとは、Threadripper(スレッドリッパー:より糸をほどく器具)の名を冠する強力なCPU。いわゆるHEDT(High End Desktop)向けとして投入されるシリーズで、最高でRyzen 7の2倍となる16コア/32スレッドの同時処理能力を特徴とします。詳細は下記記事を参照ください。

AMDがノートPC用Ryzenと搭載2-in-1、デスクトップ向け16コア版をプレビュー。今回も準備は順調か



一方のインテルCPU版に搭載されるインテルの「Xシリーズ」CPUは、インテル版のHEDT級CPU。上位シリーズが話題のCore i9となります。インテル側から発表されている構成では、最上位となる『Core i9-7980XE』では18コア/36スレッドの同時処理が可能です。

しかしインテル版Area-51では、コア数よりも動作クロックを重視した構成となるようで、デルはリリースで「Intel Core i9プロセッサーは、ブースト時に最大4.5GHzを発揮するクロックスピード重視のアプリケーションを用いるゲーマーに適しています」と、同時処理数よりもクロックの速さをアピールしています。
こちらも詳細に関しては、発表時記事を参照ください。

噂のCore i9シリーズ5モデルをインテルが発表。12から18コアを備えるデスクトップ向け最上位CPU



本体ケースは従来と同様、三角形の『トライアドシャーシ』。マザーボードをはじめとする内部パーツを斜めに配置することで、冷却性能やメンテナンス時の作業効率などのバランスを計った設計です。
内部の写真も公開されており、CPUの冷却には、エイリアンウェアロゴ入りの簡易(一体型)水冷ユニットを装備します。

この水冷ユニットの冷却能力は高いようで、リリースにはRyzen TRの16コアモデルにおいて、全コア動作時でファクトリーでのオーバークロックが施される(=AMD側の規定より高いクロックの動作をデルが保証する)点をアピールします。

またビデオカードは(今回も)3枚までを装着可能など、エイリアンウェアの最上位デスクトップだけあり、カスタマイズの柔軟性は非常に高いものとなっています。
なおAMD側が用意したRyzen関連のTwitterアカウント(Twitter認証マークは付いていませんが、AMD公式アカウントがRTしている点などから、こちらも公式と思われます)も、Area-51発売に関してツイート。

これに関して「Ryzen Threadripperはデルのみへの供給となるのか?」という、気になる質問が寄せられています。
これは従来、いくつかの高級PCパーツで「単体発売されるよりもエイリアンウェアPCへの搭載を優先する」というパターンがあったことからの質問ですが、これに対するRyzenアカウントの回答は「デルはThreadripper搭載PCの独占パートナーだが、自作PC用は別。CPU単体で販売する」とのこと。



さて、ともすれば本体以上に凄いのが、米国向けに同時発表されたエイリアンウェアブランドの周辺機器群。

とくに注目は、25インチフルHDディスプレイ『ALIENWARE 25インチ ゲーミングモニタ』の2モデル。米国価格は499ドル(AMD FreeSync対応版)と699ドル(NVIDIA G-SYNC対応版)と、一見して付け間違いかと思うほど高価です。



しかしもちろんこの価格だけの理由があり、リフレッシュレートはネイティブで(つまり入力段から表示までが)240Hzに対応。パネル応答時間は1msで、入力遅延も「実質的にない」と称するほど低減した、とアピールします。

また左右と天面側はデル得意のナローベゼル設計など、スタンドはダイキャスト製で、調整軸は左右・上下角度、高さ、画面回転(ピボット)とフル稼働。



ディスプレイのコストパフォーマンスでは定評あるデルが約500ドルからを付けるだけのことはあり、当然ながら並の25インチ、並のフルHDディスプレイとは一線を画するほどの装備。昨今競争が激しくなっているゲーム用ディスプレイにあって、非常に注目できるモデルと呼べそうです。



さらに入力機器として、単体のキーボードとマウスも発売。49.99ドルで発売された『ALIENWAREアドバンスド・ゲーミングマウス』(上写真手前)は、解像度(DPI)切り替え機能を備えた9ボタンマウス。サイドボタンは右手親指で操作するタイプです。

上位機となる『ALIENWARE エリート・ゲーミングマウス』(上写真奥)は、89.99ドル。左右グリップの形状(左側はサイドボタン含む)やウェイトが調整可能と、幅広いカスタマイズに対応する点が特徴。また本格的なカスタマイズ対応のモデルとしては、比較的安価な点もポイントです。

プログラマブルボタンはサイドボタンの数により増減しますが、最大13個まで搭載可能。ストラテジーゲームの、コマンド設定として多数のキーを使うタイトルでのプレイを助けます。



またキーボードには、メカニカルキー(Cherry、またはKaihuaの茶軸)を搭載した2モデルを用意。

『ALIENWARE アドバンスド・ゲーミングキーボード』(上写真手前)は89.99ドルで、ゲーム用メカニカルキーボードとしては安価なのが特徴。左側にはマクロコマンド専用の5つのキーを搭載し、脱着式のパームレストも付属します(写真は一見パームレスト付きに見えますが、これはなしの状態。付けるとレスト部がさらに伸びます)。

上位機となる『ALIENWARE Proゲーミング キーボード』(上写真奥)は、119.99ドル。テンキー部上側にボリュームローラーを搭載し、さらにキーにはPC本体と共通の制御アプリで設定可能な「AlienFX」バックライトを備えます。



このように、今回のエイリアンウェア新製品群は、中身を一新した最上位PCシリーズをはじめ、シリアスゲーマーに注目度の高い低遅延+高リフレッシュレートなディスプレイなど、非常に力の入ったラインアップ。

昨今ライバルが多いゲーマー向けPCにあっていまだにトップブランドとして認知されるだけあり、PCパワーユーザー志向を持ったゲーマーのツボを押さえた製品たちと呼べそうです。


 
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