仕事速い!
先週のApple(アップル)の開発者向けイベントWWDC 2017で、最大の話題のひとつはAR(拡張現実)開発プラットフォーム「ARKit」のローンチでした。
特殊なハードウェアがなくても、iPhoneのカメラだけで周りの空間を把握してリアルリティの高いARを実現するという触れ込みのARKitですが、どれだけ使えるの?ってことで、いろんな開発者やコンテンツクリエイターの人たちがARKitで遊んで、YouTubeに動画をアップしています。
たとえば映像作家のCody Brownさんによる動画は、ゲームエンジンのUnityとARKitを使い、ゲーム『オーバーウォッチ』のキャラクターを実在の空間にARで作り出したもの。
カメラが回り込んでも立体感に不自然さがないし、動画中盤でカメラを大きく上に向けた後同じ部屋に戻ると、ちゃんと同じ場所に立っています。部屋の空間をきっちり認識してるってことですね。
一方こちらはAR・VRソフトウェア制作会社の8ninthsによるもの。
現実のガレージのシャッターには何もないのに、動画の中の男性が持ったiPhoneの中ではシャッターが焼き切られて、その向こうに熱帯雨林が広がってます。iPhoneがシャッターの平面を認識してその部分だけきれいにくり抜かれてるし、その向こうにあるバーチャルな空間と現実の空間がきれいにつながってて、不思議な感覚になります。