みんな今までで一番感動したミュージックって…もしかしてドライブ中だったりしませんか?
長い長い坂を登り切ったらいきなり巨大な夕陽が現れてまるでそれを待っていたかのように音が鳴り出してくる。真っ暗な闇をどこまでも走っていたら一陣の光が空に現れてまるでそれを知っていたかのように音が舞い降りてくる。そんな車があったら絶対買うのにな。
Tesla(テスラ)が音楽ストリーミングサービスを始めるとかで、いろんな大手レーベルに著作権を買い付けまわっているそうです。ReCodeが先週報じました。
別にテスラに頼るまでもなく音楽ストリーミングなんて世に腐るほどあるわけで「なんでわざわざ?」「意味ねーし」という声が多いようですが、ごめん、ちょっと欲しいって思ってしまった…。だって車のことを誰よりもよく知っている自動車メーカーさんが選んだドライブに一番合う音を積んだクルマなんでしょ? いや絶対乗るでしょ、ね?
というぐらい車と音楽は相性がいいと思うのです。
CMでも風景、音楽、車、すべてがマッチしている完成度の高いものつくるのは自動車メーカーさん。なんだかんだ言っても一番夢のあるところを走り続けているわけでありまして。車をつくる人は「乗る人にはこういう体験を味わってほしい」というイメージがものすごく強くあると思うので、曲の趣味もよいのではないかと想像するのであります。
せっかくどんな車にもWi-Fiが乗ってタッチパネルが乗って、思い通りにアプリやら作ろうと思えばできるのに、カーメーカーの聖域に何が悲しくてCarPlayやらAndroid Autoやらを入れなければならないんだ。世の中全部IoTとかでつながって、ネット大手がなんもしてないのに3割カットを続けてったら資本主義どうなるんや。これは社会主義と変わらないじゃんという壮大な意思表示かもしれないし、単に車に合うミュージックが欲しいと思っただけかもしれないし、もっと卑近に「儲かるから」の5文字かもしれない