>>1の続き
■データベースで調べてみたら
烏賀陽氏は、両者の密接な関係を示すには、たとえば、次のような事実を示す必要がある、と指摘する。
「(A)安倍内閣が実行した政策の決定過程で、日本会議の人物Pまたはその周辺Qが、安倍内閣または自民党の関係者RとY年M月D日に場所Xで会って(あるいは電話やメールをやりとりして)Vを話し合い、その結果が政策Zになって姿を現した。
(B)安倍内閣の関係者Pに日本会議の人物Qが資金を提供した。選挙でYという形の応援をした。あるいは何らかの便宜や利益を提供した」
ところが、6冊の本にはそういう事実は出てこない。
そこで、烏賀陽氏は「最小限の労力でできる公開情報の調査」として、「首相動静」に「日本会議」がどのくらい出てくるかを朝日新聞のデータベースをもとに検索してみた
すると、驚くべきことに、過去10年間でたったの2回だけだった。
(中略)
念のため読売新聞でクロスチェックをしても同じ。安倍総理が日本会議のために使った時間は最大に見積もっても合計49分だったのだ。
その感想を烏賀陽氏はこう述べている。
「拍子抜けした。日本会議は『安倍政権を支える極右組織』(『日本会議の全貌』)らしいのだが、それにしては10年間で49分しか(しかも1回は第一次安倍内閣時代)時間を割かないというのは解せない。『聖マウリツィオ・ラザロ騎士団の受勲式』のほうが割いた時間が長い。この騎士団が安倍内閣や自民党に深い影響力があるという話は聞かない」
もちろん、首相動静だけで首相の交友関係を推し量ることはできないし、そこに現れない秘密の会合だってないとはいえない。しかし、少なくともこのような検証すら、多くの論者が行なった形跡がない点は問題ではないだろうか。
(以下略)
日本会議の影響力をデータベースで検証してわかった意外なこと 「フェイクニュース」をどう見破るか | デイリー新潮
https://www.dailyshincho.jp/article/2017/06260610/
きちんと精査した上で要点をしぼり質問するなら兎も角、自分で調べられる公開されているデータすら
見ないで国会の時間つぶしてるんだからわかってやってるんだよ。 メディアも一緒 劇場なんだよアレ
驚いたり怒ったりしてるのも全部芝居だから。 皆、自分の立場がそうさせてるんだろう
メディアテラシーとか公平性、恥なんてのはみんな捨ててるの。