【米中激戦!】背後に中国?幻となった「ロシア・ゲート」疑惑 内戦を戦うトランプ氏
米上院情報特別委員会で8日、FBI(米連邦捜査局)のジェームズ・コミー前長官が証言した。
米大手メディアは、コミー氏が「ロシア・ゲート」疑惑で、ドナルド・トランプ米大統領の捜査妨害を証言するのではないかと色めき立った。
結果は「大山鳴動して鼠一匹」出なかった。コミー氏は、トランプ氏の捜査妨害があったかどうかという質問に、「なかった」と明言したのだ。
こんなやり取りもあった。
「ニューヨーク・タイムズが『トランプ氏とロシア政府が共謀した』という記事を掲載したが、記事は間違いだと思うか?」との質問に対し、コミー氏は「その通りだ」と答えたのである。
「ロシア・ゲート」疑惑は実体がなかったのだ。コミー氏は「ロシア・ゲート」疑惑で、トランプ氏から捜査中止などの命令を受けることはなかったと、明確に証言した。
コミー氏は、トランプ氏に解任された件については、「大統領の判断は間違っている」と指摘した。これは保身のために当然だろう。
トランプ氏は、ヒラリー・クリントン氏の国務長官時代のメール問題などで、コミー氏が訴追を断念したことを、「FBI長官としての不当な行為である」と判断した。それが解任の大きな理由であった。
(略)
日本では、いわゆる「加計学園」問題がマスコミをにぎわしたが、これも実体のない疑惑と感じる。
安倍晋三首相が文科省の役人に「法令に従って獣医学部の認可を速やかに出すように」と指示しても、それは首相の統治行為の一環であり、違法ではない。
「ロシア・ゲート」も「加計問題」も、政権のトップを引きずり下ろすために、火のない所に煙を立てた「えせスキャンダル」だと思う。
筆者はこの背後に、中国共産党の暗躍があったのではないかと推論している。
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170628/soc1706280004-n1.html 関連