映画『スター・ウォーズ』シリーズの名脇役、いや陰の主役とも言えるドロイドでこぼこコンビの小さいほうことR2-D2。世界一愛されるこのロボットがアメリア、カリフォルニア州のオークションハウス「Profiles in History」で競売にかけられました。気になる落札価格はなんと276万ドル(約3.1億円)!
とは言っても落札されたのはオリジナルのR2-D2ではありません。『スター・ウォーズ』旧三部作(エピソード4・5・6)と、新三部作の最初の2本(エピソード1・2)で使用されたオリジナルのパーツを使って再構成されたもの。なんだかテセウスの船みたいで、本物のR2-D2とも言えるような気もしますが、映画に出てきたR2-D2から作り上げたフランケンシュタインモンスターのような気も……どうなんだろ。
とはいえ、R2-D2は映画のためにたくさん作られました。『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』では中に人が入って演じるものが2台と、リモコンのものが2台。『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』ではダゴバで水に落ちるものなどを含め8台が制作されています。新三部作ではR2がCGで描かれるシーンも多かったですが、それでも『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』のころには15台も作られたそうです。
こういったオークションは今までにも開催されており、2008年にはマーク・ハミルが撮影時に実際に使用したライトセイバー(一般的に「ルークのライトセイバー」として知られる、アナキンの作ったもの)が24万ドルで落札されたのが記憶に新しいです。またHollywood.comによれば、今回オークションが行なわれたProfiles in Historyでは過去に、エピソード4・5でプロデューサーを務めたゲイリー・カーツが所有していた「ルークのライトセイバー」がRipley's Believe It or Not!により45万ドルで落札されていま