これからは、もっと手首に優しい世界を。
エルゴノミクス○○なんてフレーズも珍しくない時代になりましたが、マウスにしろキーボードにしろ椅子にしろ、人間工学に基づいた製品というのは数多あります。しかし、私たちが長らく使ってきたマウスはまだ改善の余地があるようです。
普通のマウスは手の甲を天に向けて握りますが、Indiegogoで資金調達中の「Delux Vertical Mouse」はレバーを持つように垂直にマウスを握ります。このかたちこそが、もっとも手首に負担をかけないスタイルだとか。
従来のマウスの握り方は一見自然なように見えて、肘から手首につながる骨(尺骨と橈骨)を内側にひねるかたちになっています。それが負担となり手首を痛めてしまうのです。そこで考えられたのが、手首を捻らずマウスを操作できるこの垂直グリップスタイル。
ボタン類は人差し指の位置に左クリック、中指の位置に右クリック、その間にホイールというなじみある配置。親指はサイドボタンにあたる2つのボタンを担当し、合計で5ボタンという具合です。カラフルに輝くLEDも既製品では得られない攻め感でしょう。
すでに目標額には到達済みで、56ドル(約6,300円)の投資で有線モデルを、63ドル(約7,100円)の投資でワイヤレスモデルをゲットできます。縦型マウスはたまーに新製品を見かけますが、どうしてマウスが生まれた時にこのかたちにならなかったのか、興味深い話です。レバーとかは縦なのに。