人類が夢見る「地球外生命体」。生きてるうちにお目にかかりたいものですが、もしそんな夢の生命体が人類にとって大きな脅威となる存在だったら……?
火星から持ち帰った「凶悪」な地球外生命体とそれを地球に持ち込まないよう食い止める宇宙飛行士の攻防を描いた映画『ライフ』。いわゆる「エイリアンもの」の映画ですが、舞台となる国際宇宙ステーション(ISS)の描写や、地球外生命体の表現がかなり現実味のある世界観の作品です。だからこそ、その恐怖もひとしお。
今回は『ライフ』の特別映像から、本作がどのように作られたのかをのぞいてみましょう。
動画はSonyPicturesJapanより。
監督のダニエル・エスピノーサが「我々が重視したのは、描かれる生命体の科学的な裏付けだ」と語る通り、地球外生命体を作り上げるにあたって微生物学者のアダム・ラザフォード博士に協力を仰いだとのこと。
例えば作品で描かれる地球外生命体、動画では少ししか出てきませんが単細胞っぽいデザインをしていませんか? それもそのはず、映像では語られていませんが『ライフ』に登場する地球外生命体は現実の「粘菌」をモチーフにしています。ラザフォード博士は粘菌について以下のように語っています。
(粘菌は)ライフサイクルのある時点になると、一つ一つの細胞が集まって、まるでキノコのような立体的な構造物を作り上げるんだ。
これはまさにトップ画の描写その