新しい本に出会える魅力。Amazonの実質4980円タブレット「Fire 7 /HD 8」ミニレビュー
コンテンツ消費マシンとしては十分
連載
注目記事
「好きな2次元キャラと現実世界で過ごしたい」を叶えるAR、auが開発。仙台で体験イベント
マリオカートもVRで楽しめる「VR ZONE SHINJUKU」、歌舞伎町に7月14日オープン
購入レポ、Galaxy S8を買ったワケ。手にした瞬間ハッとしてグッときてやってきた未来感
人気記事
新しい本に出会える魅力。Amazonの実質4980円タブレット「Fire 7 /HD 8」ミニレビュー
ポケモンGO一周年で「サトシの帽子のピカチュウ」、7月7日から出現。レイドパス入り記念セールも
USBタイプCの互換性問題を解決した15型モバイルモニタをASUSが発表。USBビデオチップ内蔵、縦置きにも対応
「価格が最大のイノベーション」ーー。Amazonの独自タブレットFireシリーズについて、同社の担当者はそのように語ります。確かに、Amazonプライム会員なら最新モデルでも4980円(税込、以下同)から購入できる安さは大きな魅力ですが、実際の使用感はどうなのか、試してみました。
6月7日に発売されたばかりの新ラインナップは「Fire HD 8」と「Fire 7」の2つ。Fire HDは8980円、Fire 7は実質4980円と価格差があるように、この2機種のハードウェア仕様には優劣があります。(※価格はプライム会員向け。会員以外は4000円高くなります)
このうちFire HD 8が上位モデルとの位置づけ。ディスプレイは8インチと大きく、液晶も○○と高精細。そしてステレオスピーカーも搭載しています。一方のFire 7は、ディスプレイは7インチ。解像度は1024 x 600とHD 8に比べると表示が粗目。スピーカーもモノラルに留まります。
製品の詳細な仕様はこちらの記事もご覧ください
「価格が最大のイノベーション」-- Amazon、実質4980円タブレット新Fire 7 / HD 8発表
こちらがFire 7 / Fire HD 8です。プラスチック製の筐体であり、フルアルミボディのiPadのような高級感はありません。特段所有欲を満たすデザインではありませんが、別売りのカバーを付けると一気に見栄えが良くなります。カラーは複数あり、本体をカラフルに彩ることができます。自宅だけでなく外でも使うのなら、ぜひカバーを付けて持ち歩きたいところです。
ディスプレイ品質は、「価格相応」といったところ。iPadなどの上位タブレットに比べると、精細感も色味も劣りますが、しばらく使っていると目が慣れて気にならないレベルです。蛍光灯が天井にずらっと並ぶオフィスなどでは、画面の反射の多さが気になりますが、自宅なら特に気にはなりません。
他の廉価タブレットとの大きな差別化要素だと感じるのが、OSがAndroidではないこと。正確にはAndroidなのですが、AndroidをベースにカスタムしたUIを搭載しています。
これ端的に表現するなら「ホーム画面で新しい本に出会える」魅力があります。UIがAmazonに最適化しており、ホーム画面を左右にスワイプするだけで、電子書籍や映像コンテンツ、音楽ライブラリに直でアクセスできます。標準のAndroid OSでは、ホーム画面を左右にスワイプしても、アプリアイコンや、せいぜい限られた情報を表示するウィジェットしか表示されないのとは対照的です。
Amazonといえば、今やオンラインショッピングのみならず、電子書籍や映像、音楽配信など、コンテンツのプラットフォームと化しています。普段からAmazonを活用しているユーザーなら、Fireタブレットを便利に使いこなせることでしょう。