冨樫コメント「春が過ぎ夏が来た！冬を超えればもう春だ！」

No.364『室内』
■休む間もなく…―

うつぶせに倒れる侍女

ビル「王妃！早く寝室へ！」「…！」
オイト足が震えて動けない　ワブルは泣き続けてる
ビンセント「権力者が弱者を弄（いたぶ）るのは気持ちいいでしょうなぁ…」
「私は一介の軍人なのでその経験はありません…」
「しかし」
「権力者（ベンジャミン）に付いて弱者を弄るのもなかなかどうして気持ちいいものです…」
「経験値がまた一つ上がってしまいますねぇ…ええ」
クラピカ（ベンジャミンの私設軍隊兵…！鍛え上げられた軍人が口を割るとは思えない…）
（が！それでも捕えて情報を絞り出すのがベスト！）
ズッ　オーラを出すクラピカ
（絶対時間はまだ続行中！）
ビンセントもオーラを出す
クラピカ凝でビンセントを視る
（右手の小瓶…若干オーラが多い　何かあるな）
左手で素早く出した銃を撃つビンセント
クラピカ「！」
右にかわすクラピカ　瞬時に追って右手の小瓶をクラピカに近づけるビンセント
左手でガードしようとするがビンセントのフェイントで左足の蹴りを腹に喰らうクラピカ
ニヤリと笑うビンセント
ビンセント「！」
平然として銃を持っているクラピカ　奪われたことに気付くビンセント
「チッ！」
ビンセントの体術での攻撃が始まるがかわしたりガードしたりする
オイトの前に立ち二人を守るビル（ヤツの戦闘能力は決して低くないがあの状態のクラピカのほうが上だ…！）
（しかし攻めあぐねてる…小瓶を気にしているのか？
確かにもしカウンター型の能力なら厄介…！一気に形勢逆転ということもあり得る…！）
そのときクラピカの死角に倒れていた侍女が起き上がる

ビル「！」「クラピカ！」
クラピカ「！」
ビンセント「死者の舞（ウォーキング・デッド）！」
心臓に刺さっていたナイフを抜き投げる侍女
ビンセント「小ビンはただのフェイクです…ええ」
クラピカ（ダウジングチェーン！）
ヨークシンで銃弾を受けとめたときのように鎖でナイフを受け止めるクラピカ
ドッ！
クラピカ「！」
ビンセント「そのナイフもフェイクです…ええ」
隠し持っていたもう一本のナイフでクラピカの心臓を突き刺すビンセント
タン！
またしても平然としたまま銃でビンセントの脇腹を撃ったクラピカ
クラピカ「だろうな」
ビンセント「な…」
クラピカ、シャツの下は鎖でグルグル巻きにしていた　弾も鎖の輪が受け止めてる
ビル「軍人で好戦的そうだから強化系かと思いきや操作系だったんだな」
クラピカ「イメージや見た目で判断しては足元をすくわれるぞ」
クラピカ（ベンジャミンは武闘派で知られる王子！奴の指示か？）
（あのアナウンスを聞いた直後に？それともこいつの独断？）
（この継承戦は長丁場になるだろう…出来ることならオーラは極力温存しておきたい…）
（しかし好機は一つとして逃せないことも事実！）
（今ここで全て吐かせる必要がある！）（ジャッジメントチェーン！）
「お前の心臓に私の鎖を巻き付けた　質問に対して嘘を言った瞬間潰す仕組みだ」
「答えろ」「お前は…」

（ブチッ）
クラピカ・ビル「！」
口から血を流し死んでるビンセント　床に千切れた舌が落ちる
ビル「舌を噛み切りやがった…何の躊躇もなく…」
クラピカ（私は『嘘を言った瞬間』と前置きした　つまり黙秘すれば生きられたことはこいつもわかっていたはずだ）
（精鋭ならば拷問もさほど怖くはなかったはず）
「徹底的に教育されているようだな」
ビル「どうする？コイツがベンジャミンの私設兵である以上定期的に隊長に連絡をすることになっているはずだ」
「１０分…いや５分に一度は専用回線で報告するシステムだったかも…」
「連絡が来なければ怪しく思った他の兵達がやってくるだろう…どうする？」
クラピカ（…）
オイト「う…うう…」
しゃがんでる王妃ともう一人の侍女
クラピカ・ビル「！」
ビル「王妃！」
駆け寄る二人
オイト「どうして…わかってはいるの…でも…どうしてと言わずにはいられないの…！！」
クラピカ「ビル」
ビル「あぁ」「王妃　もう大丈夫です　我々が必ず貴女方を守り抜きますのでご安心を」
王妃達を寝室へ通すビル
クラピカ（どうして…か　どうして…俺は…）（…）（いや…今は…）（５分…！）

バレ 今日くるのか

それっぽいのきた