バレ

ピヨンは俺の嫁

No.364 正体

いきなり雄々しいヘラクレスオオカブトが排気口より飛来し、ビンセントの喉をかっさばく。
世にも珍しい念が使えるカブトを、クラピカはリトルアイで自らの駒としたのだ。
しかしヘラクレスはベンジャミンの愛虫だった。彼は卑劣な洗脳に激昴。単身ワブル王子の部屋へと乗り込む。
クラピカにより操作され主を攻撃するヘラクレスを、泣きながら手刀で粉々にするベンジャミン。
彼も人間を超越した念能力者の１人である。
それを見て何かを思いついたクラピカ。実はリトルアイはボール六回分も使えた。ボールのうち一つをベンジャミンに勢いよく投げつける。
見事に成功、ベンジャミンの中からカブトムシが這い出てくる。
ベンジャミンの正体は人間を操作しているカブトムシだった。
情報を吐かせると、実は王子全員が昆虫である事が判明。
この情報が明るみに出たことで継承戦は中止。代わりに虫相撲トーナメントで全てを決めることになった。
昆虫形態になった王子が全員集合する。なぜかサレサレだけが3m超のカマキリ。
当然のようにサレサレが全ての王子を粉々にして優勝。次期王が決定。守護霊獣は特に意味がなかった。
ふて腐れるクラピカだったが、虫の体液まみれな緋の目を持ち帰る事には成功。
そのおかげでクラピカは本来の姿であるゴリラに戻る事が出来たが、リトルアイの解除を忘れていたせいで、やせ細って死んだ。