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AI搭載でここまでかわいい。手のひらロボット『COZMO』がロボット玩具の概念を変える - Engadget 日本版

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AI搭載でここまでかわいい。手のひらロボット『COZMO』がロボット玩具の概念を変える

行動のプログラミングもできる優れモノです

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AIがロボットに宿ると、とたんに人間味を帯びて、愛着がわいてくる――それを実感させたのが、タカラトミーが今秋に発売するロボット『COZMO(コズモ)』です。発売日は9月23日。価格は2万6980円(税別)です。

一見高価にも見えますが、環境を認識し、適切な感情を表現して行動できるという、比較的高度なAIを搭載する点が特徴。その実力、とくに感情表現の豊かさは、後ほどの動画を見れば納得できるでしょう。


▲COZMOには専用の充電ドックのほか、COZMOが持ち上げて遊べる『パワーキューブ』3個を同梱します


一見高価にも見えますが、環境を認識し、適切な感情を表現して行動できるという、おもちゃとしては高度なAIを搭載する点が特徴。その実力は、後ほどの動画を見れば納得できるでしょう。

このCOZMOは、アメリカのスタートアップ企業であるAnkiが開発した手のひらサイズのロボット。全長約7cm、重さ151.5gというコンパクトなサイズながら、そのボディには最先端の技術が詰まっています。

AIだけじゃないCOZMOのこだわり



▲こんなふうにグルグルと振った後に置くと......目が回って不機嫌に。「繰り返していると、性格の悪いCOZMOになります(笑)」とのこと


まずはAI。COZMOにはAIが搭載されており、その場の状況などに応じて、喜んだり苛立ったり、あるいは適切なアプローチを試みます。たとえば、ユーザーとのゲームに勝つと喜ぶ、負けると悔しがる。
そして、目の前の積まれたブロックが動かせないとわかると、別の角度から突進し、ブロックを崩して落とすといったこともやってのけます。

そうした柔軟な動きを支えるのが、各種のセンサーです。まず顔部分にはカメラセンサーを備え、COZMO視点で撮影したり、人間の顔を見分けたりすることが可能。
さらに底の部分には赤外線センサーがあり、障害物を感知しルートを変更したりといった様々な動作を可能にしています。また、チルトセンサーも内蔵しており、例えばさかさまにすると嫌がります。


▲眼の部分がアニメーションし、ご機嫌の時は細目に。怒ったりイライラしたりすると、ジタバタもします。これがまたかわいいのです


COZMOの感情を表現しているのは、目や本体全体の動き、音声など。まさに"全身"で感情を表現するロボットです。

その表現を実現させているのが、アニマトロニクス。映画などにも採用されているアニマトロニクスは、こちらの記事で紹介した、『カーズ』に登場するレーシングカーのロボット玩具『アルティメット・ライトニング・マックィーン』でも使われていた技術です。COZMOもこれを応用することで、無機物であるロボットに、イキイキとした表情をあたえています。

COZMOのキャッチフレーズは「やんちゃでかしこい、あいぼう。」というもので、発表会場でもこの「やんちゃ」という性格付けに関する説明がなされました。実際に見ていると、その自由奔放ぶりはまさに「やんちゃな男の子」そのものです。


ゲームやプログラミング......遊び方はいろいろ


では、COZMOで何かできるのでしょうか? 代表的なものを紹介しましょう。

その1. 一緒にゲームをして遊ぶ
COZMOには、いくつかのゲームが用意されています。
COZMOと反射神経を競う「クイックタップ」や、キューブの光るパターンを記憶し競う「メモリーマッチ」など、一緒に対戦で楽しめるゲームがあり、今後もアップデートで追加されていくとのこと。
COZMOは意外と負けず嫌いで、ゲームに負けると悔しがる様子も見られます。


▲対象年齢は8歳以上。「一緒に遊べる」というのが大きなポイントです


その2. COZMOの視点を体験してみる
タブレットやスマホの専用アプリからCOZMOを操作し、COZMOの顔部分に搭載されているカメラを通して、COZMO目線から探検をすることができます。いつもの部屋も、ロボット視点で見ると新鮮かも!?

その3. プログラミングしてみる
専用アプリの「コード ラボ」ではCOZMOの行動をプログラミングできます。ブロックタイプの命令をつなげていくものなので、子どもでも簡単にプログラミングを組むことが可能です。



その4. 見守ってニヤニヤする
COZMOの動きを見ているだけでも十分楽しめます。例えば付属のパワーキューブを使って、COZMOに持ち上げさせるといったこともできます。

ここで楽しいのは、キューブを3個重ねてみた状態のCOZMOの動き。COZMOはキューブを持ち上げるのが得意ですが、実は同時に2個までしか持てません。
ということで、3個積み重ねて目の前に置いてみると......。COZMOの驚きの行動は、以下の動画でご確認ください。


▲こんなお茶目で感情豊かな動きも、AI搭載ロボットならでは。次はどんなことをするのか......!? 眺めているだけでも飽きません。

COZMOがこれからのロボットを変える!?


実はCOZMOは、米国では、すでに人気のロボット。2016年10月から発売されており、昨年のクリスマス商戦では75ドル以上の高級玩具部門において2番目に売れた商品だったとのこと。その人気を受けて、日本のほか、カナダやヨーロッパでの発売が決定したというわけです。

日本での発売は上述のように9月23日。お値段は2万6980円(税別)と、おもちゃとしては高価です。しかしAI搭載のロボットとしては、かなり買いやすい価格になっています。動画を見た後であれば、この価格にも納得できる、という方は多いのではないでしょうか。



COZMOは、充電が完了すると、自分から充電ドックを出てきて動き回ります。充電時間も比較的早く、20分ほど充電すれば約80分遊べます。

さて、タカラトミーではこれまでも犬型ロボット『Hello! Zoomer』をはじめとしたロボットトイを発売してきた、ロボットトイに多大なノウハウを持ったメーカー。

同社の代表取締役社長であるH.G.メイ氏は、従来のロボットトイとの違いを「今までものとは次元が違う新しい玩具。同じ動作を繰り返すものと違い、環境や刺激によって、ユーザーとともに育っていくのが大きな特徴」と、発表会で熱く語りました。

さらに「今後は玩具だけでなく、遊びの範囲をこえて、社会に役立つ『第二第三のCOZMO』が生まれるだろう。看護やセキュリティといった分野でも活用できると思う」と今後の展望についても話しています。

おもちゃといった身近な存在にAIが搭載されることにより、その技術や知見が活用され、さらに様々な分野に広がっていく――COZMOの存在は、ひとつのブレイクスルーを予感させます。

(C)TOMY (C)2017 Anki, Inc. All rights reserved.

Source: COZMO
関連キーワード: ai, anki, cozmo, programming, robot, smarttoy, toy
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