7月5日、ドイツ・ハンブルクの街中に、全身に粘土を塗りたくった灰色の人々が突然現れた。その数、なんと1000人。亡霊のような、ゾンビのような集団がぞろぞろ・・・ちょっとコンビニ行ってくるわ的な気軽さで出掛けてこれに出くわしたら100％ビビる。
しかし、彼らだって目的なしにそんなことをしていたわけではない。7月7・8日の2日間、ハンブルクで開催された主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に“無言の抗議”をするためのアートパフォーマンスだったのだ。
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「1000ゲシュタルト」により組織された集団
このアートパフォーマンスは、今年2月に結成された地元グループ「1000ゲシュタルト」によるものだ。
100人以上のボランティアの協力のもと、数週間かけて計画されたという。ドイツと世界がよりよい関係を築き、よりよく団結できるように、とのメッセージを強烈にインパクトのある方法で発信したのである。
imege credit:Andrea Ruester
imege credit:Christian Angl
image credit：Willem Thomsen
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「変容と成長」を表現したパフォーマンス
当日、亡霊集団は約2時間も街中を歩いた。だが、ただ歩いただけではなく、「変容と成長」を軸にしたストーリーが設定されていた。まず、人々は髪や顔、服、体などに粘土を塗りたくって全身灰色状態で登場。この姿は連帯感を失った社会を表現しており、最終的には利己主義と拒絶の色に染まるイメージだ。
imege credit:Christian Angl
imege credit:Christian Angl
imege credit:Christian Angl
imege credit:Christian Angl
しばらくすると、それが劇的に変化する。粘土を塗りたくった服を脱ぎ捨てて、その下に着ていたカラフルなファッションに早変わりするのだ。これは、硬直したイデオロギー的構造から解放された姿を象徴しており、政治的な混乱を乗り越えてよりオープンで建設的なサミットを求めて集まった人々を表現しているそうだ。
imege credit:Christian Angl
imege credit:Andrea Ruester
image credit：1000 GESTALTEN
image credit：1000 GESTALTEN
「1000ゲシュタルト」の広報担当者は、
私たちは最高にパワフルな何かが起こって世界が変わる、なんてことを待っているわけにはいかないんだ。政治的に、そして社会的に責任を示さなくてはならない。私たちみんなが、今すぐに！
私たちのアートパフォーマンスは、もうこれ以上、資本主義の破壊的な影響を受け止められない人も多いんだ、という事実を表している。最後に私たちを救うのは預金通帳の残高ではなく、手を差し伸べる人の存在だ
と語っている。
海外の抗議デモってけっこうデンジャラスな印象だけど、これはぜんぜん危険じゃないな。ただ亡霊集団の人数が人数なだけに、完全にホラーだしある意味これはこれで怖いっちゃあ怖い。粘土って洗濯でちゃんと落ちるのかなとか、風呂入った後の掃除大変だったろうなとか、そんなことを考えてしまう私には真似できそうにないんだけども。
1000 GESTALTEN / G 20 Hamburg Summit
via:Design boom / Andrea Ruester / Christian Anglなど / translated by usagi / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
メデューサコスの人が一人だけ紛れてそう
2. 匿名処理班
何をつたえたいのかよくわからんな
3. 匿名処理班
この中に一つだけ本物の石像があります
4. 匿名処理班
粘土の人たち、あちこち触って汚してないでしょうね
やめてくださいよ
このパフォーマンス何か意味があるの？
5. 匿名処理班
サーフェイサーかな？
6. 匿名処理班
正直楽しそうだなと思った
7.
8. 匿名処理班
救われることを望んでも、救うという発想には至らなかったわけか。
9. 匿名処理班
資本主義が気に入らないなら、なんならいいの？
社会主義？共産主義？
それが良くなかったからこその、資本主義の世界的台頭なんじゃないの？
10.
11. 匿名処理班
※現地集合です
12. 匿名処理班
終わったあとの掃除も
もちろんみんなでされたんですよね？
13. 匿名処理班
日本で言う祭りの代わりにしか見えないです
14. 匿名処理班
EU作って資本主義に則って他のEU諸国から大儲けしたの君らドイツ人くらいやん
15. 匿名処理班
ウルトラマンのジャミラのインパクトは超えられないな。
アレはもう二度と誰にも超えられない。
16. 匿名処理班
カラフルな服来て混ざりたい
17. 匿名処理班
なんかショーシャンクの空にのような感動がほしかったのに...
帰りながら粘土振り撒くなよｗ
18. 匿名処理班
意識お高いですねー