9606729ヒアリは国際自然保護連合(ICUN)によって、「世界の侵略的外来種ワースト100」に選ばれている。これは、外来種のなかでも特に生態系や社会への悪影響が大きい生物のリストである。同リストには、逆に日本から世界中へ広がっている悪玉外来生物が掲載されている・・



侵略的外来種「ヒアリ」より恐ろしいのは「ワカメ」?


それはなんと、味噌汁に欠かせない「ワカメ」だ。
ICUNによれば、ワカメは日本、韓国、北朝鮮の近海が原産地で、アメリカ、フランス、イタリア、オーストラリア、ニュージーランド、黒海、地中海など世界中で繁殖が確認されている。

実害として、ワカメがカキ、ホタテ、ムール貝などの養殖魚介類の成長を阻害したり、漁業用の機械が詰まったりするなど、重大な影響を及ぼしているという。


最近話題のヒアリ騒動



ワカメ



ワカメが世界へ拡散したのは、タンカーのバラスト水が原因だと言われている。海水の中に含まれたワカメの胞子が、日本から世界へ広がってしまった。

実際のところ、ヒアリに刺される可能性は低く、重症化するケースは少ないとされる。それに比べたら、ワカメ被害のほうがはるかに大きいと言えそうだ・・












侵略的外来種 ヌートリア (京都・賀茂川)