第11回「企画工場長みくのしん
  

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ざけんか。

 

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嫌いなもの苦手なものでも、思い切ってやってみると逆に好きになったりする。

例えば、ちょっと前まで僕は「水風呂」がどうしてもダメだったけど、最近苦手を克服して入れるようになった。水風呂はいいぞ、めちゃ気持ちいいし銭湯も長く楽しめるし。入れない奴は馬鹿だよ、人生の半分損してると思う。マジで。

 

ただそんな僕でも、人生で「もう克服しない」と決めているものが3つある。

ホラー、観覧車、そして卵かけごはんだ。

 

この3つに関しては、もう好きになる努力もしないし歩みよる気もない。これらが好きだという人がいるなら、その人はおそらく自我を持っていない木偶人形だと思うようにしている。自分の頭でちゃんと考えようよ、これら3つの悪玉菌を野放しにすんなって。こんなものをありがたがってるお前らは既存の価値体系の奴隷、意思持たぬ哀れなマリオネット。俺にはお前らの肩から伸びる常識という名の釣り糸が見えるよ。

 

ホラー好きはバカ

ホラーに関しては、人口の97%が嫌いだという統計も出ている(僕の高度な計算の結果で)ことだし、まあ今さら説明解説を入れることもない。結局、ホラー産業は残り3%の変態どものおかげでなんとか成り立っているニッチなジャンルだということになるし、ここまで論理の破綻も一切ない。スカルファック好きとほぼ同程度の人口比。マジで理解できないし、その世界を試しに見てみようという気すら起こらない。

 

そもそも、数あるエンタメの中でホラーだけが「人を怖がらせよう」を旨としている。マジ馬鹿。不愉快になるために金を払ってありがたがってるホラー好きもマジ馬鹿。

ホラーの何が一番タチ悪いって、予期せぬところで出くわす可能性があるってこと。僕は君子なので、危うきホラーには絶対に近づかない。アホヅラで心霊スポットにもいかないし、テレビの心霊特集も大人げないスピードでチャンネルを変えるようにしている。ただ、そこまでしておいてもホラーには接触する機会があるから腹立たしい。映画館のCMで急にホラー映画の宣伝始まったりするでしょ。あれとかマジで最悪。ホラー好きの奴なんて悲鳴とか不穏な金属音聞きすぎて頭がバカになってるから、映画館には来ないよ。CMなんか流さなくていいって。

大スクリーンでホラー映画のCMが始まると、僕は決まって目をつぶり耳を塞いで座席にうずくまり、時が過ぎるのを待つようにしている。もちろんこれは公共のマナーに即しているし、何も恥じることはない、人として当たり前の行動。それなのに、隣にいる友人が「大丈夫? 具合悪いの?」とか言ってくんのね。こっちは耳を塞いでいるから、そいつの言葉にも気づかないでいると、いよいよやべえと誤解して肩を触ってきたりする。ああいう時って突然肩触られるから毎回ビクッてなるよね。あるあるだね、これ。

その昔、実家にあったパソコンは家族共有のもので、個人的なネット巡回が難しかった学生時代。放課後に、自由に触れる個人用のパソコンを持ってる同級生の家に集まって、おもしろフラッシュ見て手を叩いて笑ったり、エロサイトの詐欺に引っかかって絶望してたりしていた。そんな中、「この写真…通路の奥をよく見ると…?」みたいな注釈のついた画像を見つけ、「はて…これは…?」とみんなで覗いていると、まんまと突然切り替わった画像で、えぐい顔したホラー女とご対面したことがあった。初めてのホラードッキリGIF。

その瞬間の俺は、友達の中でも8オクターブくらい高い悲鳴をあげたし、パニクって壁にぶつかったし、その拍子に自分で部屋の電気を消してしまったし、視界が暗くなったことで「世界が終わった」と思ってへたり込んだ。あと、そこそこの勢いで失禁もしてた。もちろんこれはホラーに出くわした時の人間の正常な反応だし、危機的状況に対する管理能力が正しく機能していると言って良い。その時は機嫌悪くなったふりして「マジくだらねーわ」と言って帰ったので、小便を漏らしていたのも、きっと誰にもバレてない。自転車立ち漕ぎしながら、股間を乾かす俺を誰も追いかけてこなかったし。

ホラー好きのパープリンどもがこういう僕を「ビビリ乙wwwwww」みたいに煽ってくるのも心底ムカつく。「ホラーとか所詮作りものなんだからビビることないっしょwww」とかいうやつもいる。頭おかしくない? じゃあお前、俺が今から「絶対寸止めするから」と言って顔面にグーパン決めてやるから、絶対に目つぶったり避けたりすんなよ。

 

 

 

観覧車に乗るやつはバカ

観覧車もほぼ同じ理屈で頭がおかしい。便宜上、観覧車と名前はついてはいるけど、あんなのテイのいい拷問器具。

観覧車なんて「遊園地に不要なアトラクションランキング」で堂々の1位だし(僕の脳内スーパーコンピュータ演算の結果)、『メリーゴーランド「この中に要らないアトラクションがいまーすwww」』みたいなスレタイの2chまとめ記事があったら、>>2以降は全部観覧車ディス。「観覧車は高い→落ちたら死ぬ→死は怖い」はい、証明終了。QED。

僕が観覧車に最後に乗ったのは多分高校生のデートでのことだったと思う。当時の僕は観覧車の怖さがいまいち分かっておらず、「遊園地デートの最後は観覧車でしめるべし!」みたいなことが男性ファッション誌に書いてあったので、とりあえずその通りにした。恨むぜ、Samurai ELO。エロいページには具体的にお世話になったけど、お前んとこのデート情報はマジでカスだわ。

二人で観覧車に乗り込んで、ピザでいう1ピース分くらい回転した段階でもう様子がおかしかったもんね。ゴンドラが固定されてないことにマジでパニックになった。みんな知ってる? 観覧車のゴンドラって揺れるんだよ。

前の夜の天才かまちゃんの完璧シミュレーションでは「わーきれい! ほらあんなに遠くまで景色が広がってるよ!」「そうだね、でもこんな広い世界で君に会えるなんてぼかぁ幸せ者だな」「かまちゃん…」みたいな感じだと思っていたし、なんなら頂上付近になったらファーストキスかます算//