いけさんフロムエル : 「パラレルパラダイス」～天敵・カル逃亡！？死に至る毒と動き出すクインテット！！

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週刊ヤングマガジン連載・岡本倫「パラレルパラダイス」第１４回です。

ユウリたちの班がカルに襲われていると聞き、現場に急いだルーミ。
だが、時すでに遅くカルに襲われたユウリは絶命してしまう。
リリアが駆けつけるも、カルの増援に絶体絶命の危機に陥ってしまったルーミたち。
そんな中、剣を手にした陽太が身に付けた剣道の実力でカルを瞬殺するのだが…！？

「来いよ　お前ら全員生き胴に使ってやる」カルを一体瞬殺し、意気上がる陽太。
陽太にとって初めての殺戮になるはずだが、人型であってもモンスターという認識なのか、その動きに躊躇は無い様子。
そんな陽太を見て驚いた様な反応をしたカルたち。
「ヴィール！！！」
謎の奇声を上げたカルたちだが、何とみんなで逃げ出してしまった！？
まさかの結末に呆然となったリリア。
「カルが…逃げ出すところなんて初めて見たよ…」
どうやらあり得ない事が起きた様ですけど、それって陽太が男だからなのか？
もしそうだとすると女装をしてもカルたちには男か女か見分ける事が出来る事になります。

男の成れの果てとしか思えない形態のモンスターであるカルたち。
「ヴィール」という言葉にも何か意味がありそうですけど、もし彼等が本当に変化させられたこの世界の男で、同じ男である陽太のしかその呪縛が解けないのだとしたら、今は敵対する訳にはいかないと判断したのかも知れません。

死んでしまったユウリを前に涙する若き女の子たち。
股間以外に外傷が見当たらないユウリだが、何とカルは「毒」を出すのだという。
「だからカルに襲われるとボクたちは…必ず死んでしまう」
カルの天敵たる所以を口にしたリリア。
『…一体なんなんだ？　おれと交尾すれば長生き出来て…カルと交尾すると死ぬ…』
そんなふたつの異なる事象に陽太は何かを感じた様子。
何か関連性があるとしか思えませんが、だとするとカルの背後にも嫉妬深い神がいる事になります。

違いに責任は自分にあると言って涙するルーミたち。
「やめろ　そんなの関係あるか」
「悪いのはカルだ　絶対にお前たちじゃない」
やりきれない思いを感じたのか、そう言う陽太の表情は怒っている様に見えます。

クインテットも集結し、火を焚いて葬儀の様な儀式を行ったルーミたち。
その間も泣き続ける女の子たちですけど、誰もが成人で亡くなって行くという事は葬式は常に辛くて厳しいものになってしまうのか？
どこぞの一室にクインテットと共に集まり、ルーミやリリアを助けた事でミサキに礼を言われた陽太。
かつては声を聞いてカルの仲間だと激怒した事もあったミサキですけど、今回の件で彼女の陽太を見る目は多少変わったハズです。

「礼なんていらない　知らない場所へ吹っ飛ばされて右も左もわからないおれに部屋も食事も与えてくれたんだ　何でも働くさ」
ミサキの以前の態度を気にしていたのか、謙遜して何でも働くと口にした陽太。
「…そうか　では今後は遠慮なくこき使わせてもらうことにしよう」
そんな陽太の親切心につけ込むミサキですけど、何か今のうちにキツイ性格を見せつけておいて発情した際のギャップを作者が狙っている様な気がします（笑）。

「ところでルーミ　その首のアザはなんだ？」いきなりみんなの前でアザの説明を求められたルーミ。
笑って誤魔化したルーミですけど、明らかに態度がおかしいですし、みんなも何か隠していると感じたんじゃないのかな？
女ばかりの世界なら何処かの女と変なプレイをしたってケースも考えられますけど、陽太と接触したばかりでついたアザとなると陽太が絡んでいると思われてもおかしくありません。
その理由を知ってるリリアも口にするつもりはなさそうですが、これでリリアにもアザが出来たら残る３人もしつこく食い下がって来たかも知れません。

今回の事件の現場となった林はカルの生息地域ではなかったと言うもも。
カルの生息地がどんどん街に向かって延びているというハルですけど、もし陽太出現が関係しているとしたら陽太の責任はかなり重い事になります。

カルたちが陽太を見て逃げ出したと、興奮して語ったリリア。
だから陽太が街にいればカルに襲われなくなるのだという。
「男にそんな使い道があったなんて素敵♡」
「だったらカル除けのためにこの男を磔にして門の前に立てておきましょう♡」
そんな話にとんでもない事を嬉しそうに言い出したもも。
前にも男を独占できるとか言って喜んでましたけど、彼女が発情したらさらに危険な事になりそうな気がします（笑）。

カルの生息地域近辺を探索する必要がある時は陽太に同行してもらうのがいいと提案するミサキ。
「なら早速だが火燐石を取りに行くのはどうだ？もう残りがほとんどない　今日も使ったしな…」
火燐石という燃料になる燃える石を彼女たちは使っているのだが、採れる場所がカルの生息地近くである為手に入れるのが難しいらしい。

明朝、出発する事になり、武器を確認する陽太。
一通り揃ってはいるのだが、やたらと古く、どうやら鉄を作る技術は失われている様子。
『まあ仕方ない　２０歳で死ぬ世界じゃ世代を超えた技術の伝達は難しいだろう』
この世界の女たちを救う為「嫉妬深い神」打倒を改めて誓う陽太。
その一方で、情報不足を痛感する陽太ですけど、いつジーニアスに出会ってもいい様に質問事項はまとめておいた方がいいのかも知れません。

クインテット全員が街をあける訳にはいかない為、一人留守番をする事になったリリア。
自分の武器はどちらかといえば防衛向きだからと理解を示すリリアですけど、一人になったらまた図書室でビュルビュルやらかしてしまうのでは？（笑）
そんなリリアを置いて５人で出発する事になった陽太たち。
うっかり女の子に触れて発情させないようにと注意する陽太ですけど、戦闘に突入したらそんな事を言ってばかりはいられないハズです。

目的は火燐石でありながらそれだけでは終わりそうもないこの状況。
果たしてルーミ・リリアに続いて陽太の前で醜態を晒すのは誰なのか？
もし誰かが暴走してしまった場合、ルーミが「もちろん陽太はみんなのものだよ」と冷静に見守る事が出来るのかは気になるところですね（笑）。

アニメ公式サイト：極黒のブリュンヒルデ
ウイキペディア：岡本倫／極黒のブリュンヒルデ

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