The Investorは18日(現地時間)、「Bixby」を搭載する新型スマートスピーカーの登場は、しばらく先のことになる見込みと報じています。
消息筋が語ったところによると、韓国サムスンは現在、スマートスピーカーという新しい分野に対してあまり積極的な姿勢ではなく、Bixbyを搭載するスマートスピーカーも、しばらくは市場に投入されない見込みとのことです。
また、スマートスピーカー市場は、既に70%以上のシェアとともに米Amazonの「Amazon Echo」シリーズが独占しているほか、サムスンが未知の市場に身を投じるための橋頭保としては、韓国市場の規模が小さいことも、同社が消極的な姿勢をとる理由の1つとなっている模様。
さらには、より現実的な問題として、現在の同社は、AI開発の限られた人員をBixbyの開発以外に回せるだけの余裕はない状態にあると指摘されています。
なお、先月上旬には、Bixby搭載スマートスピーカーの開発が進行中であることが報じられましたが(過去記事)、その計画自体はキャンセルされてはいないとのこと。
Amazon Echoに「Google Home」、「HomePod」に「Invoke」など、既に米国を代表する大企業がこぞって自社製AIを搭載するスマートスピーカーを投入しており、群雄割拠の “戦場” に名乗りを上げるには、相当のインパクトが求められることとなりそうです。
[The Investor via SamMobile]
ソーシャルシェア
著者