Microsoftが、今秋リリース予定のWindows 10 Fall Creators Updateで廃止もしくは非推奨とする機能のリストを公開しました。その中で、Windows標準のお絵かきソフト「ペイント」が非推奨アプリとなっています。
非推奨(Deprecated)は積極的な開発は行わず、将来的には廃止される可能性があるという位置づけ。ペイントは1985年のWindows 1.0リリース以来、ペイントブラシに名称が変わったこともありましたが、30年以上にわたり標準アプリとしてインストールされてきた歴史のあるアプリです。
そのペイントが消えゆく運命というのは一抹の寂しさを覚えますが、機能自体はペイント 3Dに継承されており、今後はこちらが標準アプリとなります。つまり、ペイントが完全になくなるわけではなく単なる世代交代とも言えます。
▲3Dも扱えるペイント 3D
ペイント 3Dは4月に配信されたCreators Updateで追加された新しいアプリ。ペイント同等以上の2D画像編集に加えて、3Dオブジェクトを扱うことが可能です。
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3Dオブジェクトを扱うことができるため、従来3Dオブジェクトを担っていた3D Builderは廃止されます。ただし、Windows Storeからのダウンロードは可能とのこと。ペイントもWindows Storeからダウンロード可能と記載されおり、直ちに利用できなくなるわけではなさそうです。このほか、Outlook Expressが廃止、テーマに含まれるスクリーンセーバー機能も廃止となります(スクリーンセーバー自体は引き続き利用可能)。