いけさんフロムエル : 「腹ペコのマリー」～香炉の魔女ロゼ出現！２００年目の再会ととびきり強力な恋の魔法！！

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週刊少年ジャンプ連載「腹ペコのマリー」第２２回です。

マリーの頭に乗るという非常手段をもってアンナとデートに出かけたタイガ。
自分の意思に反して勝手に手をつなぐマリーに動揺するタイガだったが、予想に反してアンナの好印象を得る事に。
告白に出ようとする中、マリーが展示物を持ち出している事に気付いたタイガ。
大騒ぎに発展する中、小人の様な謎の女性・ロゼが現れるのだが…！？

突然目の前に現れた小人の魔法使いロゼに衝撃を受けたタイガ。
会って早々悪い顔をするロゼだが、いきなり建物の屋上に飛び出す事に。
先程の場所では少々目立つからと２人を移動させたロゼ。
ならば瞬間移動したのかと思いきや、普通に歩いて移動した後、記憶を「シュッ」と消してしまったらしい。

これまでの経緯を聞く上で多少不都合な事まで話したからと、消した理由を説明したロゼ。
何か引っかかる事を口にしたロゼですけど、当然知っていると思って話したら知らない様だったから慌てて消したという事なのかな？
そんなロゼの存在をマリーは快く思っていない様ですし、もしかするとマリーの重要な秘密を明かしているのかも知れません。

タイガとアンナの状況を把握し、特にタイガは大概にしとけよってくらいにこんががっていると言うロゼ。
「顔は本人で体はぬいぐるみですかー」
「クッソキッモ！！！そうとは知らず丸一日デートとかしたら死ぬわ」
言葉に悪意しかないロゼですけど、話し方とかすると現代の事をよく知っているのかな？
「別に…もっとひどいの覚悟してたから問題ありません」
犬顔とデートになる事を想定していたからと、ロゼの悪意に真っ向から対抗したアンナ。
タイガを擁護するアンナですけど、それだったら最初から犬顔で出かけても良かったのかも知れません。

ロゼに会えた事からもマリーを連れて来たのは正解だったと言うアンナ。
そんなアンナに同意するロゼだが、彼女は香炉の魔女であり、主であるマリー・テレーズが触れなければ顕現する事もなかったのだという。
そんな会話をする一方で、１人滅にいるマリー。
「消えうせろ！！この幽霊がっ！！」
存在を完全否定するマリーですけど、ここまで否定するという事はそれだけその存在が重要だという事になります。

「テレーズ様は２００年前私にすっごい魔法を」
そう説明しようとした途端、子供みたいに大声を出したマリー。
完全に黒歴史のそれですけど、ここで改めて騒ぐという事はロゼに消された記憶の方はもっとヤバイ内容だったのでしょうか？

マリーが幽霊になったのは自分の魔法のせいだと言うロゼ。
「とびきり強力な恋の魔法…」
それを聞いた途端、顔を真っ赤にしてタイガとチェンジして眠りに入ったマリーですけど、これだけは言われたくなかったのかな？
思えば「学院で運命の相手を見つける」事がタイガが元に戻る条件とされてましたけど、「マリーの恋」が重要な要素だと言うのならその話が肯定された事になります。
問題はその相手ですけど、もしそれに該当するのがタイガだとすると本人を前にして動揺したのも理解出来ます。

ロゼの魔法で完全復活する事になったタイガ。
服がマリーのままというのはこれまでになかったパターンですけど、結局この服も自由に変えられるものであって、特別な意味がある訳でもなかったのか？
「こんがらがった呪いを少し解きましたからね」
そう言って服も男物にチェンジしたロゼ。
タイガが自分の姿で復活したのは第一話以来でしょうか？

元々「魔法」と「呪い」は同じ物であり、マリーにかけた恋の魔法は２００年の時を経て「呪い」に変わったというロゼ。
しかも、自分の魔法にあとからアレコレ足した者がおり、自分一人で解く事は出来ないのだという。
「マリー復活が世界を改変するトリガーになるってきいたんだけど…それもお前の魔法か！？」
そんな中、重要な事をロゼに質問したタイガ。
それを聞いてすぐに「テンプル騎士団」の話だと理解したロゼですけど、だとすると２００年前の段階でマリーを守るはずの「テンプル騎士団」は不審な動きをしていた事になります。

そもそも死者を甦らせるというのは呪い以上の禁忌であり、自分の魔法にもそんな力はないと言うロゼ。
そんな話に表情が変わったアンナだが、アンナの黒魔術程度ではままごとであり、影響はゼロなのだという。
そう断定されて思わず落ち込んだらしいアンナ。
「問題はその落雷とぬいぐるみですよね　やはり」
タイガの件にアンナの影響力はなかったと言い切るロゼですけど、そうなると落雷の時に失った「告白の記憶」を取り戻す事も重要なのかも知れません。

状況を整理し、テンプル騎士団に鷺宮家、さらに美女木家の思惑がマリーにかけた恋の魔法にくっついて現状があると理解したロゼ。
美女木家も関係していると言われて疑問を感じたタイガだが、そもそも香炉を作ったのはタイガの先祖なのだという。
何やらロゼ誕生にタイガの先祖が関わっている様ですけど、だとしたらそんなものを提示したタイガの先祖はテンプル騎士団等にどう思われていたのか気になりますね。

自分はマリーの僕であり、言うなと言われた以上、これ以上は言えないといって香炉に戻ったロゼ。
展示品だからこっそり返したと言うアンナだが、これ以上は犯罪なのだという。
何やらすでに持ち出して警備に追われた事は無かった事になっているらしいタイガたち。
ロゼにはまたおいでと言われたそうですけど、そもそもマリーアントワネット展はその日までですし、下手したら海を渡っもう会えなくなる可能性もあったハズです。

あの方の幸せを望む者として一言言わせてもらえば　あなた達はもっと自分の気持ちと　素直に向き合うべきですね」
そう言われたせいもあったのか、マリーを介さずに今度はちゃんと手をつないだタイガとアンナ。
そんな２人を邪魔する様にタイガと入れ替わったマリーですけど、今後２人の入れ替わりは互いの体になるとは限らないのかな？

家に戻り、いつの間にか先回りしてくつろいでいたロゼと再会したタイガたち。
どうやらこれで入れ替わりがさらに自在になった様ですけど、そうなると普通にタイガがタイガとして人前に出る事になるのかも知れません。
その一方で、マリーには自分たちに言えない恋の秘密がある事を理解したタイガたちですけど、ロゼと一緒に暮らすのならその秘密が発覚するのも時間の問題なのかも知れませんね。

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