グルグルグルグル…永遠に見ていられますね!
帯の片側だけを180度ヒネって繋いだメビウスの帯 。表裏が地続きで帯をなぞると終わりがなく、永遠の象徴のように考えられている形状です。
ニューヨーク州にあるIthaca College(イサカ・カレッジ)では低温物理学を専攻する学生らがこれに目をつけ、メビウスの帯の表裏に1,000枚の磁石を貼りつけたレーストラックを制作。そこにキンキンに冷やした超伝導体を走らせ、浮いているうえにトラックで逆さまになっても落ちない不思議でクールなオブジェを完成させました。
こちらはIthaca College Physicsの動画です。メビウスの帯の端は1回ヒネると1π(180度)ですが、動画の帯は3回ヒネっているので「3π(540度)メビウスの帯」となります。
そこに液体窒素で冷やした超伝導体をのせると、アラ不思議! フワッと浮かんだままツルーっとトラックを滑っていきます。このトラックは高さに緩急がついており、坂を下るときに加速した勢いのまま坂を登るため、超伝導体が常温に戻るまで永遠に表裏をグルグルと走ることができるのです。
では、同じくIthaca College Physicsよりメイキング映像をどうぞ。