振って楽しいIoTガジェット、Moffバンド が超高齢化社会に向けた自立支援ツールに。介護の現場にモフトレ
Moffバンドを手軽に使えるセンサーデバイスに利用
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モフトレは、高齢者の自立支援を促すためのトレーニングプログラムです。これまで実証実験を続けており、今回サービス化されました。
その特徴は、大がかりな特別な器具を用意することなく、介護度の高い高齢者や認知症のシニアが無理なく運動を続けられる点としています。腕の上げ下ろし、もも上げ、マタの開閉、ひざの伸ばしなど、Moffバンドを装着して行い、歩行や入浴、トイレといった自立目的に合わせてトレーニングします。
サービスは介護施設や老人ホーム向けに提供し、初期費用は30万円、利用料は月額2万円。この中にiPadのセルラーモデル、iPadアプリ、LTEの通信費用(2年分)が含まれ、このほかに、Moffバンド5本、外部ディスプレイ出力用のHDMIケーブルや変換アダプタが付きます。
Moffバンドといえば、3Dモーションを読み取り、動きに合わせてさまざまな音が出せる、というものでした。発売当時、イベントなどで製品を見かけると、シンプルで単純な仕掛けを子どもが興奮して遊んでいたと記憶しています。
そうした製品が役割を変え、社会の課題を解決するデバイスになろうとしています。実証実験は18カ所で行い、データが視覚化されるために運動効果を実感しやすいとの評価を得たそうです。Moffでは介護施設職員の業務負担などが軽減できるとアピールしています。