9626594イーロン・マスクが描いたチューブ輸送の夢、ハイパーループ。その実現のためにつくられた企業Hyperloop Oneは、7月末に輸送用ポッドの試運転を実施した。



次世代交通システム「ハイパーループ」、真空チューブでの高速試運転に成功


そのポッドは、ネバダ州の砂漠地帯に設置された全長約490mのコンクリート製チューブ内で、3,000馬力を超える力を生み出す電気推進システムを使い、約5秒で時速310kmに到達した。

直径約3mのチューブ内でポッドが加速する過程で、16ある車輪は格納され、磁気浮上に切り替わった。
日本やその他各地で高速鉄道に活用されているこの磁気浮上技術は、超音速に近いスピードを達成するのに必要なエネルギーと抗力をカットする。


次世代交通システム「ハイパーループ」



また、Hyperloop Oneのエンジニアが、チューブ内をほぼ真空状態にして気圧を標高6,000mと同程度にまで下げたことも、高速走行を達成する一助となった。

「ハイパーループの商業運転の時代の幕開けです」と、Hyperloop Oneの共同設立者で会長のシャーヴィン・ピシェヴァーは述べた・・














Hyperloop's Next Successful Test Launch Brings It Closer Than Ever