夜中に見たら悪夢にうなされそう。
当たり前の話ですが、アナログ時計は時針と分針と秒針、3本の針の動きにより時間を知らせるガジェットですよね。とはいえ、我々は針の角度さえちゃんと表示されていれば、違う何かに代替されても時間がわかるかと思います。
たとえば針ではなく、人間の目が見る方向とか?
言っている意味がわからないかと思いますので、まずは斬新すぎる顔面時計「Patience」がどのように時を刻むかご覧ください。
これまたトンでもない時計ですよね。制作したのは、日本のコンテンポラリー・デザイン事務所のw+inc.。「Patience」では右目が時針で、左目が分針、口のパクパクが秒針の代わりを務めます。
針が8時44分や2時11分など同じ方向に重なる時間ならオチャメな表情に見えるかもしれませんが…2時45分のように針が双方背中合わせになる時間では目と目が明後日の方向を向いてしまい、顔面時計がトラウマ級にホラーな表情になってしまうのです。
口の動きもシュールですが、時々両目でまばたきをするのがまたリアルですよね。元々は人間なのに、わざわざ不気味の谷へ真っ逆さまに身投げしたかのような顔になっています。これで鳩時計のように「ボーン、ボーン」とか喋ったら輪をかけて恐ろしいですが、さすがにそれはないようです。
Image: w+inc.
Source: Fresh Gadgets、vimeo、w+inc.
(岡本玄介)