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絶対に"統合失調症"の前でやってはいけないこと・・・
2: :2015/07/26(日) 17:43:12.92 ID:
そう言うとオレは、机に出しっぱなしになっていた経済原論の教科書を鞄に仕舞った。
外からは他の学生たちの声が聞こえる。
なんだかいつもより騒がしいな、と思った。
男「じゃあオレはこれで」
女「待ってください」
男「?」
女「あの・・・初対面の人にいきなりこんなこと言うの失礼かもしれませんが、もしよかったらあなたがいつも外を見ている理由を教えてください」
男「・・・」
女「誰かに話すことで、少しは気持ちが晴れることだってあると思います」
男「あなたには・・関係のないことですから」
女「そうかもしれません・・・でもあなたの尋常じゃない様子が気になって私も講義に集中できないんです。服が乾くまででいいですから」
男「・・・」
確かに初対面の人間にしては、他人の領域に踏み込みすぎだと思った。
だが、その真剣な表情は、言葉とは裏腹に、見ず知らずの人間を本当に心配しているようにも見えた。
・・・人の好意は素直に受けるべきだと思った。
そういう訳でオレは、本当に気まぐれに、名前も知らない女に、おそらくは面白くもない話をすることにした。
男「長くなるけどいいですか?」
女「はい」
3: :2015/07/26(日) 17:43:48.32 ID:
***
***
ピンポンパンポーン
校内放送『2年C組の男君、昼休みに生徒会室に来てください』
「おーい、お前呼ばれてるぞ」
男「はぁー・・なんだよ。飯食う時間無くなるじゃん」
「じゃあオレら今日は先購買行ってるからな」
男「あー・・じゃあさなんかついでに買っといてくんねー?」
「しょうがねーな。何がいいんだ?」
男「甘くないのなら何でもいい」
「オッケー」
コンコン
男「しつれいしまーす」
ガラガラ
「ん?君誰?」
男「なんか校内放送でここに来いって言われたんですけど」
「?誰か呼んだの?」
***
***
ピンポンパンポーン
校内放送『2年C組の男君、昼休みに生徒会室に来てください』
「おーい、お前呼ばれてるぞ」
男「はぁー・・なんだよ。飯食う時間無くなるじゃん」
「じゃあオレら今日は先購買行ってるからな」
男「あー・・じゃあさなんかついでに買っといてくんねー?」
「しょうがねーな。何がいいんだ?」
男「甘くないのなら何でもいい」
「オッケー」
コンコン
男「しつれいしまーす」
ガラガラ
「ん?君誰?」
男「なんか校内放送でここに来いって言われたんですけど」
「?誰か呼んだの?」
4: :2015/07/26(日) 17:44:18.27 ID:
女「あ、会長。私が呼びました」
「あ、女さん。どうしたの?」
女「彼のノートを拾ったので」
「そうだったんだ。あ、3年生午後プールだから僕たちもう行くけど、任せていい?」
女「はい。お疲れ様です」
ガラガラ・・・バタン
男「あ、ノート拾ってくれたんですか。すいません」
女「・・ええ。コレ、返します」
男「どーも。じゃあオレもう行くんで」
女「ちょっと待ちなさい」
男「?」
女「あなたに言っておきたいことが3つあります」
男「は?」
女「あ、会長。私が呼びました」
「あ、女さん。どうしたの?」
女「彼のノートを拾ったので」
「そうだったんだ。あ、3年生午後プールだから僕たちもう行くけど、任せていい?」
女「はい。お疲れ様です」
ガラガラ・・・バタン
男「あ、ノート拾ってくれたんですか。すいません」
女「・・ええ。コレ、返します」
男「どーも。じゃあオレもう行くんで」
女「ちょっと待ちなさい」
男「?」
女「あなたに言っておきたいことが3つあります」
男「は?」
5: :2015/07/26(日) 17:44:51.98 ID:
女「まず、名前はノートの表面に書きなさい。中に書いたら内容を確認しなければ誰のだかわかりません」
女「次に、ノートに落書きをするのはやめなさい。ノートは勉強のためにあるものです」
女「最後に、もっときれいな字で書きなさい。復習するとき自分で書いた字が読めないんじゃないのかしら?」
男「・・・・は?余計なお世話だし」
女「それともう一個。部屋に入る時のノックは3回、あるいは4回です。2回は“入っていますか?”ですから」
男「・・・・うるせーな」
女「あなたの将来のために言っているんだけど?」
男「ッチ」
ガラガラ・・・バタン!
女「まず、名前はノートの表面に書きなさい。中に書いたら内容を確認しなければ誰のだかわかりません」
女「次に、ノートに落書きをするのはやめなさい。ノートは勉強のためにあるものです」
女「最後に、もっときれいな字で書きなさい。復習するとき自分で書いた字が読めないんじゃないのかしら?」
男「・・・・は?余計なお世話だし」
女「それともう一個。部屋に入る時のノックは3回、あるいは4回です。2回は“入っていますか?”ですから」
男「・・・・うるせーな」
女「あなたの将来のために言っているんだけど?」
男「ッチ」
ガラガラ・・・バタン!
6: :2015/07/26(日) 17:45:24.50 ID:
男「・・・」
「お、早かったな」
男「あーすまん」
「ほれ、サンドイッチ」
男「サンキュー・・・・はぁムカつくなー」
「なんかあったのか?」
男「あー・・・生徒会の女が超うざかった」
「マジ?3年?」
男「いや、リボン緑だから2年だな」
「2年で生徒会の女ってA組の女さんか?」
男「知らねーよ。名前なんて」
「眼鏡かけてて髪長い奴」
男「あー・・たぶんそれだわ」
「ウザいってどんな感じだったんだ?」
男「良く知りもしねーオレのノートの書き方に文句言いやがった」
「意味わからん」
男「いや、オレも分かんねーよ」
男「・・・」
「お、早かったな」
男「あーすまん」
「ほれ、サンドイッチ」
男「サンキュー・・・・はぁムカつくなー」
「なんかあったのか?」
男「あー・・・生徒会の女が超うざかった」
「マジ?3年?」
男「いや、リボン緑だから2年だな」
「2年で生徒会の女ってA組の女さんか?」
男「知らねーよ。名前なんて」
「眼鏡かけてて髪長い奴」
男「あー・・たぶんそれだわ」
「ウザいってどんな感じだったんだ?」
男「良く知りもしねーオレのノートの書き方に文句言いやがった」
「意味わからん」
男「いや、オレも分かんねーよ」
7: :2015/07/26(日) 17:45:57.71 ID:
「あれじゃね?セーリで機嫌悪かったとか」
男「はー、キモイわ」
「はは・・相当イラついてんなー」
男「・・・」
「ま、女さんって車椅子だし、虫の居所悪いこともあるんだろ」
男「ん?車椅子?」
「あれ?車椅子乗ってなかった?」
男「いや、普通に椅子座ってたけど」
「そうか?まあいいや。俺食いおわったからちょっとフットサルしてくるわ」
男「ああ、俺も食いおわったら行く」
「おー」
サンドイッチを齧りながら、さっきの生徒会室の様子を思い出した。
そう言えば、部屋の隅に車椅子あったな。
車椅子に乗ってる人にさっきの言い方は無かったかな、とも思った。
が、あれだけ初対面の人間に悪態つける奴に、同情はいらないと、オレはなんとなく納得した。
「あれじゃね?セーリで機嫌悪かったとか」
男「はー、キモイわ」
「はは・・相当イラついてんなー」
男「・・・」
「ま、女さんって車椅子だし、虫の居所悪いこともあるんだろ」
男「ん?車椅子?」
「あれ?車椅子乗ってなかった?」
男「いや、普通に椅子座ってたけど」
「そうか?まあいいや。俺食いおわったからちょっとフットサルしてくるわ」
男「ああ、俺も食いおわったら行く」
「おー」
サンドイッチを齧りながら、さっきの生徒会室の様子を思い出した。
そう言えば、部屋の隅に車椅子あったな。
車椅子に乗ってる人にさっきの言い方は無かったかな、とも思った。
が、あれだけ初対面の人間に悪態つける奴に、同情はいらないと、オレはなんとなく納得した。
12: :2015/07/26(日) 20:43:56.55 ID:
―――――ある日の朝。
男「朝から集会ウゼー」
「ねみーよな」
男「せめて椅子用意しろよな。そしたら眠れるのに」
「そうだな、てかお前立ったまま寝てることあるだろ」
男「マジ?ばれてた?」
「はははっ」
『・・・これで生徒集会を終わります』
「おい、教室行こうぜ」
男「ああ・・・・」
「ん?どうした?・・・・ああ。ほら、あれだろ。A組の。な、車椅子だろ?」
男「ああ・・・行こうぜ」
「おう」
壇上の生徒会役員たちの中に、一人だけ覚束ない足取りの女生徒がいた。
しかしその女生徒は、誰の手も借りず、しかしゆっくりと壇下に置いてある車椅子まで歩を進めていた。
長い黒髪が、しっかりと伸びた背筋を覆いながら静かに揺れ動いていた。
凛としていた。
―――――ある日の朝。
男「朝から集会ウゼー」
「ねみーよな」
男「せめて椅子用意しろよな。そしたら眠れるのに」
「そうだな、てかお前立ったまま寝てることあるだろ」
男「マジ?ばれてた?」
「はははっ」
『・・・これで生徒集会を終わります』
「おい、教室行こうぜ」
男「ああ・・・・」
「ん?どうした?・・・・ああ。ほら、あれだろ。A組の。な、車椅子だろ?」
男「ああ・・・行こうぜ」
「おう」
壇上の生徒会役員たちの中に、一人だけ覚束ない足取りの女生徒がいた。
しかしその女生徒は、誰の手も借りず、しかしゆっくりと壇下に置いてある車椅子まで歩を進めていた。
長い黒髪が、しっかりと伸びた背筋を覆いながら静かに揺れ動いていた。
凛としていた。
13: :2015/07/26(日) 20:44:43.15 ID:
「おーい男」
男「なんすかキャプテン」
「明日の放課後予算会議あるんだけどさ、悪いんだけどお前行ってくれない?」
男「えーマジっすか?オレ何していいか分かんないすよ」
「ただ座ってるだけでいいから。行かないと予算減らされるんだよ」
男「はー了解っす」
「ワリィな」
***
「それでは、予算会議を始めます。まず昨年度の資料をご覧ください・・」
男(はー・・眠ぃ)
男「・・・ZZZ」
「では、次は会計から今年度予算配分の報告です」
女「はい、会計の女です・・・報告の前に。サッカー部の男さん、起きなさい!」
男「おわっ?!」
女「会議中は寝ないように。では、報告です」
「くすくす」
男「・・・チッ」
「それでは、これで予算会議を終わります。お疲れ様でした」
「おーい男」
男「なんすかキャプテン」
「明日の放課後予算会議あるんだけどさ、悪いんだけどお前行ってくれない?」
男「えーマジっすか?オレ何していいか分かんないすよ」
「ただ座ってるだけでいいから。行かないと予算減らされるんだよ」
男「はー了解っす」
「ワリィな」
***
「それでは、予算会議を始めます。まず昨年度の資料をご覧ください・・」
男(はー・・眠ぃ)
男「・・・ZZZ」
「では、次は会計から今年度予算配分の報告です」
女「はい、会計の女です・・・報告の前に。サッカー部の男さん、起きなさい!」
男「おわっ?!」
女「会議中は寝ないように。では、報告です」
「くすくす」
男「・・・チッ」
「それでは、これで予算会議を終わります。お疲れ様でした」
14: :2015/07/26(日) 20:45:18.97 ID:
男「・・・おい」
女「何?私に用?」
男「何?じゃねーよ。お前さ、オレに恨みでもあんの?」
女「は?何言ってるの?さっきのはあなたが悪いんでしょ」
男「だからってあの場で怒鳴ることねーだろ」
女「あそこで起きなければ、あの後の会議聞いてなかったでしょ?」
男「チッ・・・うるせー奴」
女「あなたね、もうちょっと真面目になりなさい」
男「だから、そういうとこがウゼーんだよ」
女「・・いい加減にそこ退いてくれない?あなたがそこにいると、私手をつくところが無くて立ち上がれないの」
男「・・・チッ」
すっ
女「あなたの生活態度を見てると、いくらでも文句を言いたくなってしまうから、私はこれで戻ります。さようなら」
男「・・・」
男「・・・おい」
女「何?私に用?」
男「何?じゃねーよ。お前さ、オレに恨みでもあんの?」
女「は?何言ってるの?さっきのはあなたが悪いんでしょ」
男「だからってあの場で怒鳴ることねーだろ」
女「あそこで起きなければ、あの後の会議聞いてなかったでしょ?」
男「チッ・・・うるせー奴」
女「あなたね、もうちょっと真面目になりなさい」
男「だから、そういうとこがウゼーんだよ」
女「・・いい加減にそこ退いてくれない?あなたがそこにいると、私手をつくところが無くて立ち上がれないの」
男「・・・チッ」
すっ
女「あなたの生活態度を見てると、いくらでも文句を言いたくなってしまうから、私はこれで戻ります。さようなら」
男「・・・」
15: :2015/07/26(日) 20:46:00.56 ID:
「男ーこの前は予算会議出てくれてありがとな」
男「キャプテン・・オレ、今後あの会議には出たくないです」
「ん?何かあった?予算別に減ってないと思うけど」
男「なんかスゲームカつく奴いるんで」
「??まあいいや。てか予算会議は年に2回しかないから。次回は俺が行くよ」
【笑ったら心臓麻痺】デスノートコラクッソわろたwwwwwこれはやっぱレジェンドだわ・・・・
122: :2015/07/31(金) 23:43:48.68 ID:
男「大丈夫か?」
女「え?何が?」
男「最近、ちょっと階段降りてくるの遅い気がして」
女「最近寒くなってきたから、ちょっと調子悪いのよ」
男「おい、大丈夫か?」
女「ふふっ・・心配?」
男「・・当たり前だろ」
女「毎冬のことだから大丈夫。あなただって、寒くなったら体動かすの面倒になるでしょ?私も冬は少し筋肉が動かしづらいの」
男「ああ・・なんだ、そういうことか」
女「うん」
オレたちは、昇降口に向かって進む。
女「男君、部活は?」
男「ああ、オレ文実だから免除」
女「そうなの」
男「・・大変だろ、会計」
女「あなたに心配されるほど大変ではないわ。むしろいい勉強になるの」
男「ははっ・・さすがだな」
「男ーこの前は予算会議出てくれてありがとな」
男「キャプテン・・オレ、今後あの会議には出たくないです」
「ん?何かあった?予算別に減ってないと思うけど」
男「なんかスゲームカつく奴いるんで」
「??まあいいや。てか予算会議は年に2回しかないから。次回は俺が行くよ」
【笑ったら心臓麻痺】デスノートコラクッソわろたwwwwwこれはやっぱレジェンドだわ・・・・
122: :2015/07/31(金) 23:43:48.68 ID:
男「大丈夫か?」
女「え?何が?」
男「最近、ちょっと階段降りてくるの遅い気がして」
女「最近寒くなってきたから、ちょっと調子悪いのよ」
男「おい、大丈夫か?」
女「ふふっ・・心配?」
男「・・当たり前だろ」
女「毎冬のことだから大丈夫。あなただって、寒くなったら体動かすの面倒になるでしょ?私も冬は少し筋肉が動かしづらいの」
男「ああ・・なんだ、そういうことか」
女「うん」
オレたちは、昇降口に向かって進む。
女「男君、部活は?」
男「ああ、オレ文実だから免除」
女「そうなの」
男「・・大変だろ、会計」
女「あなたに心配されるほど大変ではないわ。むしろいい勉強になるの」
男「ははっ・・さすがだな」
123: :2015/07/31(金) 23:44:31.25 ID:
女「あ」
男「ん?」
女「会議のとき、私の方ジロジロ見るのやめてもらえますか」
男「えー」
女「・・・約束、忘れたんですか?」
男「・・・わかったよ」
女「それに、ちゃんとあなたの仕事をしなさい」
男「うっせーな・・・まったくお前は全然変わんねーのな」
女「当たり前でしょ。人間がそんなに急に変わるものではないわ」
男「へいへい」
ブロロロロ・・
男「あー・・迎え来たみたいだし、オレは帰るわ」
女「あ・・待って」
男「ん?」
女「えっと・・・明日、ヒマかしら?」
男「・・・おう」
女「・・・会計で買出しに行きたいので、一緒に来てもらえますか」
男「・・・おう」
女「じゃあ詳細はメールします」
男「了解」
女「では、さようなら」
男「ん」
女「あ」
男「ん?」
女「会議のとき、私の方ジロジロ見るのやめてもらえますか」
男「えー」
女「・・・約束、忘れたんですか?」
男「・・・わかったよ」
女「それに、ちゃんとあなたの仕事をしなさい」
男「うっせーな・・・まったくお前は全然変わんねーのな」
女「当たり前でしょ。人間がそんなに急に変わるものではないわ」
男「へいへい」
ブロロロロ・・
男「あー・・迎え来たみたいだし、オレは帰るわ」
女「あ・・待って」
男「ん?」
女「えっと・・・明日、ヒマかしら?」
男「・・・おう」
女「・・・会計で買出しに行きたいので、一緒に来てもらえますか」
男「・・・おう」
女「じゃあ詳細はメールします」
男「了解」
女「では、さようなら」
男「ん」
124: :2015/07/31(金) 23:45:22.38 ID:
**
ピンポーン
ガチャ
女「はい、鍵開いてます」
男「あ、おう」
ガチャ
女「おはよう。上がって」
男「おじゃまします」
ガチャン
男「あれ?おばさんは?」
女「今日は、私以外で買い物に行ってます」
男「え、お前ひとり残して?大丈夫なのかよ」
女「・・・あなたが来るからです」
男「あ・・・うん」
女「と・・・とりあえず、お茶でも飲みますか?」
男「あ、おう」
トポトポ・・
男「何時くらいに出発するんだ?」
女「お昼ご飯を食べてからにしましょう?」
男「いいけど・・お前が作るの?」
**
ピンポーン
ガチャ
女「はい、鍵開いてます」
男「あ、おう」
ガチャ
女「おはよう。上がって」
男「おじゃまします」
ガチャン
男「あれ?おばさんは?」
女「今日は、私以外で買い物に行ってます」
男「え、お前ひとり残して?大丈夫なのかよ」
女「・・・あなたが来るからです」
男「あ・・・うん」
女「と・・・とりあえず、お茶でも飲みますか?」
男「あ、おう」
トポトポ・・
男「何時くらいに出発するんだ?」
女「お昼ご飯を食べてからにしましょう?」
男「いいけど・・お前が作るの?」
125: :2015/07/31(金) 23:46:06.32 ID:
女「いえ、お母さんが用意してくれています。私もまったく作れないわけではないけど、時間かかってしまうから」
男「あ、あー・・・・お礼言っといてくんない?」
女「はい」
男「あとさ・・・その、オレも作れるぞ。そんなに上手くはないけどよ」
女「え?あなたが作るの?」
男「まあ・・その、なんだ・・・ちょっと練習してる。最近」
女「え?あなたが料理?・・・なんで?」
男「あー・・・・オレも作れた方がいいだろ。後々の事考えると」
女「?・・・・・あっ・・//」
男「・・・//」
女「と・・・とりあえず、今日買いに行く場所の計画を立てましょう!」
男「あ・・おう、そうだな」
女「えっと・・・パソコンでショッピングセンターのフロアガイド見ながら決めましょう」
男「うん。えっとソファ座るぞ」
女「ええ、どうぞ」
女「いえ、お母さんが用意してくれています。私もまったく作れないわけではないけど、時間かかってしまうから」
男「あ、あー・・・・お礼言っといてくんない?」
女「はい」
男「あとさ・・・その、オレも作れるぞ。そんなに上手くはないけどよ」
女「え?あなたが作るの?」
男「まあ・・その、なんだ・・・ちょっと練習してる。最近」
女「え?あなたが料理?・・・なんで?」
男「あー・・・・オレも作れた方がいいだろ。後々の事考えると」
女「?・・・・・あっ・・//」
男「・・・//」
女「と・・・とりあえず、今日買いに行く場所の計画を立てましょう!」
男「あ・・おう、そうだな」
女「えっと・・・パソコンでショッピングセンターのフロアガイド見ながら決めましょう」
男「うん。えっとソファ座るぞ」
女「ええ、どうぞ」
126: :2015/07/31(金) 23:46:43.37 ID:
男「お前も、ソファ座れよ」
女「・・・じゃあ、立ち上がるので・・その」
男「ん・・ホラ、つかまれ」
女「うん」
ぎゅっ
男「自分で座れるか?」
女「あ、当り前でしょう!」
とす
男「じゃあ隣座るな」
とす
女「・・・」
ぎゅっ
男「・・・パソコン起動してくれ。オレ、パスワード知らねーし」
女「うん」
ぱちぱち・・
**
男「じゃあ、こんな感じで店をまわるか」
女「うん」
男「・・・昼飯食うか?」
女「待って」
男「ん?」
女「・・・もう少し」
ぎゅっ
男「・・おう」
男「お前も、ソファ座れよ」
女「・・・じゃあ、立ち上がるので・・その」
男「ん・・ホラ、つかまれ」
女「うん」
ぎゅっ
男「自分で座れるか?」
女「あ、当り前でしょう!」
とす
男「じゃあ隣座るな」
とす
女「・・・」
ぎゅっ
男「・・・パソコン起動してくれ。オレ、パスワード知らねーし」
女「うん」
ぱちぱち・・
**
男「じゃあ、こんな感じで店をまわるか」
女「うん」
男「・・・昼飯食うか?」
女「待って」
男「ん?」
女「・・・もう少し」
ぎゅっ
男「・・おう」
127: :2015/07/31(金) 23:47:29.06 ID:
女「・・・あたま・・撫でてほしいです」
男「・・ん」
なでなで
女「ん//」
男「あのさ」
女「うん」
男「いつもの事だけど・・お前・・・その・・キャラ変わりすぎだろ」
女「だって・・外ではこういう事出来ないから・・・//」
男「ん」
女「男君」
男「ん?」
女「ありがとう。あなたが文化祭実行委員になってくれたおかげで・・こうやって一緒にいる時間を作る口実ができてます」
男「・・・オレだって・・その・・お前とこうしてたいし」
女「うん・・・大好きです」
男「・・オレだってお前の事大好きだ」
女「うんっ//」
男「・・・眼鏡、外すぞ」
かちゃ
男「・・・」
ぐいっ
女「あっ・・・その・・・おでこに・・」
男「・・・ん」
ちゅ
女「・・・あたま・・撫でてほしいです」
男「・・ん」
なでなで
女「ん//」
男「あのさ」
女「うん」
男「いつもの事だけど・・お前・・・その・・キャラ変わりすぎだろ」
女「だって・・外ではこういう事出来ないから・・・//」
男「ん」
女「男君」
男「ん?」
女「ありがとう。あなたが文化祭実行委員になってくれたおかげで・・こうやって一緒にいる時間を作る口実ができてます」
男「・・・オレだって・・その・・お前とこうしてたいし」
女「うん・・・大好きです」
男「・・オレだってお前の事大好きだ」
女「うんっ//」
男「・・・眼鏡、外すぞ」
かちゃ
男「・・・」
ぐいっ
女「あっ・・・その・・・おでこに・・」
男「・・・ん」
ちゅ
128: :2015/07/31(金) 23:48:23.82 ID:
男「・・・キス嫌か?」
女「だめ・・・あなたが・・私じゃない誰かを好きになれるように・・ファーストキスはとっておいてください」
男「オレ・・・お前じゃない他の誰かなんて好きにならねーよ」
女「・・・それでもだめです」
男「ん・・そうか」
女「・・ごめんなさい」
男「・・・抱きしめるのはいいか?」
女「・・・・//」こくっ
男「・・・」
ぎゅっ
女「ーーーっ」
ぎゅっ
男「・・・なあ」
女「・・・うん」
男「・・文化祭もいっしょにまわったりはダメなのか?」
女「・・・・・・ダメです」
男「・・そっか」
女「・・・ばれちゃうから・・」
男「・・・キス嫌か?」
女「だめ・・・あなたが・・私じゃない誰かを好きになれるように・・ファーストキスはとっておいてください」
男「オレ・・・お前じゃない他の誰かなんて好きにならねーよ」
女「・・・それでもだめです」
男「ん・・そうか」
女「・・ごめんなさい」
男「・・・抱きしめるのはいいか?」
女「・・・・//」こくっ
男「・・・」
ぎゅっ
女「ーーーっ」
ぎゅっ
男「・・・なあ」
女「・・・うん」
男「・・文化祭もいっしょにまわったりはダメなのか?」
女「・・・・・・ダメです」
男「・・そっか」
女「・・・ばれちゃうから・・」
129: :2015/07/31(金) 23:49:40.22 ID:
男「・・・高校卒業して」
女「え?」
男「その時もやっぱりお前しかいないって言えたら、外で手つないでくれるか?」
女「・・・」
男「・・ちゃんとキスしてもいいか?」
女「・・・・」
ぎゅううう
オレの背中にまわっている手が、少しだけ強くオレの服をつかんだ。
オレの胸の中で、彼女はちいさく頷いた。
男「・・・じゃあ我慢する」
女「うん・・・ごめんなさい・・・大好きです・・ごめんなさい」
彼女の頭を優しく撫でる。
オレたちが“恋人”でいられる時間は短い。
オレが何かの理由を見つけて、彼女の家に来るとき。
しかも、彼女しか家に居ないとき。
学校では、オレは彼女とは別のクラスで、オレはただのサッカー部員で、彼女は生徒会会計なんだ。
だからオレは、彼女を抱きしめていることが許されるほんの短い時間に、出来るだけ彼女のぬくもりを補給することにした。
男「・・・高校卒業して」
女「え?」
男「その時もやっぱりお前しかいないって言えたら、外で手つないでくれるか?」
女「・・・」
男「・・ちゃんとキスしてもいいか?」
女「・・・・」
ぎゅううう
オレの背中にまわっている手が、少しだけ強くオレの服をつかんだ。
オレの胸の中で、彼女はちいさく頷いた。
男「・・・じゃあ我慢する」
女「うん・・・ごめんなさい・・・大好きです・・ごめんなさい」
彼女の頭を優しく撫でる。
オレたちが“恋人”でいられる時間は短い。
オレが何かの理由を見つけて、彼女の家に来るとき。
しかも、彼女しか家に居ないとき。
学校では、オレは彼女とは別のクラスで、オレはただのサッカー部員で、彼女は生徒会会計なんだ。
だからオレは、彼女を抱きしめていることが許されるほんの短い時間に、出来るだけ彼女のぬくもりを補給することにした。
133: :2015/08/01(土) 01:23:20.46 ID:
なんでこんなにラブラブで別れるんだよ!
136: :2015/08/01(土) 06:07:49.72 ID:
今はこの幸せを噛みしめたい
137: :2015/08/02(日) 12:37:41.66 ID:
告白が成功して付き合うのは
ゴールじゃなくてスタート
ゴールじゃなくてスタート
この記事へのコメント
1. Posted by 名無し 投稿日:2017年08月11日 22:13
1: 名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/26(日) 17:42:14.90 ID:ABv1zFOB0
2年前の引っ張ってくるとか…ネタないの?
2. Posted by 名無し 投稿日:2017年08月11日 23:00
くっさ
3. Posted by 名無し 投稿日:2017年08月11日 23:38
嫌いではない
4. Posted by 名無しクオリティ 投稿日:2017年08月11日 23:47
なろうでやれカス
5. Posted by 名無し 投稿日:2017年08月11日 23:57
臭そうで読む気にもなれない
6. Posted by 名無しクオリティ 投稿日:2017年08月12日 00:01
※1
今更?
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