ウェアラブルでファッショナブルなキャップ帽が登場です。
もちろん、ただの帽子じゃありません。ゲーム会社アタリとAudiowearのコラボで誕生したスピーカーハットです。スペックは、Bluetoothでスマホと連動可能なマイクと、2つのスピーカー内蔵。今秋には限定版で「ブレードランナー2049」のスピーカーハットのリリースも予定されています。
そもそもどうして創業45年の老舗ゲーム会社アタリから突然、若者ウケの良さそうなスピーカーハットが登場したのでしょうか?
VentureBeatによると、これも同社の戦略シフトのひとつなのだとか。
COOのMichael Arzt氏によると、同社が「エンタメ、テクノロジー、社会的な繋がりの交差点に位置する個人デバイスすべて」の開発を視野に入れているなかで、スピーカーハットはその第1号であるとのこと。
同社については先月、新たなゲームコンソール「Ataribox」が"近日"登場することが明らかになりました。具体的な情報が開示されていないことから懐疑的な意見もありましたが、米Gizmodo記者は「頭に乗せるブームボックス(ラジカセ)よりもAtariboxのほうが楽しみだよね」なんて言っています。たしかに。
ちなみに、Arzt氏によると「私たちの新製品は、アタリファンのあらゆる新世代の方々に向けたもの」としていて、具体的なスピーカーハットのターゲット層は、音楽関係者、スポーツファン、スケーター、そしてジム通いに熱心な人々。
...あれ、ゲーム好きな人はターゲット外? と思いきや、少しは念頭に置いてあるようです。「マルチプレイヤーモード」によって複数人のあいだで同じオーディオストリームから再生可能なのだとか。...といっても、こうした機能は今後、アタリからどんなデバイスが登場するのかによって楽しみ方が変わってくるような。いつか「ああ、スピーカーハット買っておけば良かった」なんて思うく